太田エリアMR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
太田エリアに、「B社」が出店。
スーパーセンター方式で、食品プラス衣住雑貨のワンフロア店舗。
このフォーマットを頑なに守りながら出店を重ねる企業。
更に一週間後には、約3K離れた地域に、同様のフォーマット店舗を出店。
“相変わらずのパワーだなぁ~”
そんな太田エリアをMRしてみた。
まずは、「B社」。
出店して約2週間だが、意外にお客様が入っているなぁ~と感じた。
周囲には、「Y社」や「T社」、そして競合の「B社」等が存在するのだが、
新興住宅街の敷地に先取りして出店し、交通の便も良さそうな立地故に
来店しやすいのかも知れない。
そして、相変わらずの価格志向。
りんごが68円で「サンふじ」「王林」「ジョナ」「シナノゴールド」等の展開。
出店後間もない為、生鮮各部もしっかりとした売場作りをしている。
しかし、この企業の弱点は、日を追うごとに「青果」「鮮魚」が落ちてくる事。
これが表れてくると、周囲の競合各社から突かれることになる。
また、レジ解放台数は7台と多かったが、それでも4人ほどはレジ前でお客
様に挨拶をしていた。予定台数に達していない為に、あえなくレジ前で接客
なのだろうか。シビアな企業なら、他部門援助なのだが、と思ってしまう。
次に、「T社」。
しっかり、戦っている。
りんごで、1円安い「67円」だ。
その他、青果品を中心に、徹底して、価格を合わせている。
この企業も、ここ数年で、価格に敏感な企業になってきた。
規模的に格上の相手には、徹底して合せてくるようになった。
しかし、青果の展開レベルは落とさない。
それでも、お客様は入っていない。
やはり、前出の「B社」からほんの1Kの距離ではいたしかたないのだろう。
“しかし、何かが足りないなぁ~”
売場がきれいすぎるのだろうか。
青果売場が整いすぎるというのも、なんか賑わい感が無いような感じがするが。
そして、「Y社」。
最新の店舗だろう。
最新のロゴと店内レイアウトだ。
特に、青果の主通路の広さは、私が記憶する最大の広さだ。
しかし、前出の「T社」同様に、店内は閑散としている。
やはり「B社」出店の影響か?。
意外に狭い店舗で、この企業としての600坪は狭い印象だ。
基本レベルは低く無いが、客数の減少に合せ、売場のボリュームの減少は
避けられないのだろう。桐生の新店のような青果での魅力は少なかった。
最後は、「B社」。
埼玉に本拠を置く食品スーパー。
北関東の各地に出店を重ねている。
この企業も、前出の「T社」同様に、本部主導での品揃えと陳列技術等で出店
を重ね、各台している。
しかし、この日の集客は無かった。
本来、火曜日はスーパーでも強い曜日なのだが、お客様は入っていない。
お惣菜の品揃えもそこそこなのだが、どうも突出した部分が無いのが要因なの
だろうと思われる。
価格とパワーの「B社」。
マネジメントと競争心の「T社」。
惣菜の力と提案力の「Y社」。
そんな中にあって、独自の魅力を出そうとするならば、どこに磨きをかければ
いいのかを真剣に考えていかないと、取り残されてしまうという結果だろう。
足利からわずかの距離のこのエリア。
ここでも、いろいろな競合が凌ぎを削っている。
PS
太田エリアMR②の写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/ootamrni/
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