« 競合店長との会話から | トップページ | ラーメン店のライブ感 »

2010年11月11日 (木)

今年の日本シリーズ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


過去最長の延長戦も交えた、今年のシリーズも終わった。

 終わってみれば、リーグ3位からの下剋上でのシリーズ制覇も過去初。
 かって、千葉ロッテマリンズが、2005年にボビー・バレンタイン監督の下、
 今回同様にスター選手不在での日本一になって以来の快挙だ。

 日本シリーズに関しては、以前のブログでも記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-b87d.html

 クライマックスシリーズに関しての記事だったが、そのクライマックスシリーズを
 経て、リーグ戦3位の千葉ロッテが、その勢いを日本シリーズまで維持し続け、
 とうとう中日ドラゴンズをも撃破してしまった。

 リーグ戦で順位が決まり、上位3チームによるクライマックスシリーズ。
 3位から這い上がってくれば、勢いがつくが、そこで喰いとめれば、リーグ1位
 の安定した実力がものを言う。

 しかし、今回の日本シリーズは、3位から這い上がった千葉ロッテの勢いを
 中日ドラゴンズが食い止められなかったというのが要因だろう。

  「延長戦に強い」、というのは、「最後まで諦めない」、とうチームの意欲であり、
  それは短期決戦に強いという自チームの自信の表れでもある。

 思えば、今年の千葉ロッテも、5年前と同様にヒーロー不在だった。
 成瀬という強力なエースはいるものの、リーグ戦から圧倒的なスター選手は
 不在であり、打線もホームランバッターは揃っていない。

 しかし、シリーズとは不思議なもので、そういうチームほど、シリーズの中で
 自らの役割を理解し、徹し、そこで貢献する人材がキラ星のごとく生まれてくる。

  スター不在と言うことは、誰にも頼れない、ということ。
  イチローのように、自ら活躍し、リーダーとなり、求心力を持った存在がいれば
  自ずと自らの役割を全うしながら、最後はリーダーの求心力に集中していくか
  ら、チームもまとまり、強くなる。

  しかし、スター不在と言うことは、そんな存在に頼れないと言うことである。
  そんな状況でいつも思うのは、必ずそんなチームには自らの役割をしっかり
  こなし、その連鎖で勝利を勝ち取っていく連鎖反応だ。

 日米リーグで活躍した井口もいて、心のよりどころにはなっていただろうが、
 絶対的な存在感では無い。
 そんな中で、ひとりひとりのここぞ言う場面での活躍は、千葉ロッテマリーンズ
 の選手のほうが、キラキラしていたように思う。

 最終戦で中継ぎに入った「内」の投球なども、“これで中継ぎ”と思えるほどの
 内容だった。
 このような選手が、シリーズに入ってどんどん成長してくる。
 強いチーム、強くなっていくチームとは、このように下からの成長が湯水の
 如く湧きあがり、それを伸ばしていける環境と雰囲気がみなぎっているのだろ
 う。

  個人的には、谷繁のいる中日に最後まで踏ん張ってほしかったと思っている
  が、いずれにしても、延長十五回引き分けは、今年のシリーズを物語る、語り 
  草になっていくだろう。



|

« 競合店長との会話から | トップページ | ラーメン店のライブ感 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今年の日本シリーズ:

« 競合店長との会話から | トップページ | ラーメン店のライブ感 »