表面上の数値
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
青果の数値が好調だ。
相場高。
これが全てだろう。
なぜなら、点数自体は、激減しているのだから。
ここに今から「手」を打っていかないと、今後、大きな落とし穴にハマることになる。
簡単に、「売上」と言うが、それはいろいろな要素が組み合わせって出てきた
「結果」に過ぎない。
それは、来店されたお客様一人一人を見ていかないと、その売上をどう評価し
ていいのか見えてこない。
お客様一人で何点でいくらの金額を購入されたのか。
そして、その日何人のお客様が来店されたのか。
青果は、明らかに客数も減少し、買い上げ点数も減少している。
地場野菜の健闘もあるが、昨年売上が厳しかった影響で、売上昨年比がクリアし
ている事が、青果好調の最大の要因と思われる。
いや、いろいろ「手」は打っているだろう。
果実の取り組みや、みかんのこだわりの取り組み等、昨年以上に進化している
部分もたくさんある。
しかし、相場高の折、利益重視の政策が「表面上の数値」は改善され、青果
だけとってみれば、好調をキープしているように見える。
しかし、・ ・ ・ 。
店舗として見た時に、「どうか」、と言う事だ。
お店は、各部の集合体として構成されており、それが一つにまとまり、ワンストッ
プショッピングを実現しているのであり、店舗を預かる店長の立場として、縦割り
の一部門が良ければ良い、と言うものではない。
店舗全体が良くなり、その集合体としての企業業績が上がらなければ、意味が
無い。
そして、私の持論は、「青果」「惣菜」「デイリー」で集客出来なくなったなら、
その店舗は終わりだ。
特に「青果」最重要部門として、未だに集客力の要として位置づけられる。
先日、本部に寄った折に、青果バイヤーと立ち話をした。
「部門業績の良い青果に対してはなかなか言いづらいことだが、最近、青果で
集客出来ていない。かっての、青果でお客様を呼ぶ価格が出ていない。なんか
魅力の無いチラシに終始しているのではないか。」
かっての店長仲間の彼も、気づいていたようだ。
「たしかになぁ~。相場高でなかなか価格が出せないが、魅力あるチラシ構成
をもう一度考えてみるよ。」
私としては、お客様が来てくれて初めて、「手」が打てる。
まず、お客様の来店を誘う動機付けも、私の仕事だが、集客してからの仕事も
重要だ。
集客 ~ 本部。
販売 ~ 店舗。
割り切る事ではない。
しかし、そのほうがより効果の高い、効率の良い仕事が出来る事は間違いない。
青果の点数拡大。
それは、青果だけの問題では無く、店舗の死活問題なのだ。
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