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2010年11月18日 (木)

アウトプット

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の世代になると、職位(店長職)で、一番問われるのは、「アウトプット」だ。

 “都合が悪くなると、いつも横文字になるんでないの?”

 そう、この職位になると、横文字で煙に巻く場面も多い。
 
  「アウトプット」?。

   “表現力?” “プレゼン?” “行動力?” “結果?” 

  その意味だけでも、いろいろある。
  しかし、それはいずれも、私の本心では無い。

  スーパーの店長という幹部社員が、本当に問われる責務とは、実は、公に公
  表たくない為に、煙に巻く為の表現としての言葉が、「アウトプット」だ。

 我々の本来の評価としての「アウトプット」とは、

  「他者に影響を与え、その行動を変え、組織としての結果を得る為の行為」

 なのである。

 単に、自らのパフォーマンスでもなく、表現力でも無く、ましてや自らの結果を
 出す行為でもない。

  他者に対して、影響力を持つ事である。

 その為には、自ら能力を有し、他者がそれを認識し、そこから出たアウトプット
 に対して影響を受ける事が、自らの結果を大きく左右するという信頼関係が大
 きな意義を持つ。

 そして、その前提を構築する事が、幹部社員の本来の仕事であり、上司として
 あるべき姿ではないか。

  “普段の、後ろ姿”

 普段は、あまり意識しない、上司が部下に見せる弱み。
 常に、見られているという「覚悟」と「潔さ」を、どう自らの強みに変換できるか?。

  「アウトプット」があるのだから、人間は、「インプット」もなければならない。

 我々の世代では「アウトプット」が重要なファクターだが、
 20代・30代は、とにかく「インプット」が数が大切だ。
 特に20代では、とにもかくにも、インプットの数が、その後を左右する。

  もっとも大切なインプットは、「失敗」の数。

 そして、インプットをより有効に自らの言葉という響きを加えて、他者に強力な
 影響を与えるアウトプットが出来てこそ、我々の世代の存在価値といえる。

 いろいろな人を見ていると、質の高い「アウトプット」を手際よく湧き出るように
 アウトプットする人と、そうでない人がいるが、何が違うのか?。

  「迷い」だろう。

 ある課題を与えられた時に、即断即決して解答するのか、迷って、とりあえず
 その場で解答を出さず引き延ばすのか。

 後で解答を出すとしても、時間に追われ、結局は質の低い解答しか出てこない。
 だから、いかにその場でその状況に応じた即決を、迷い無く引き出せるか。

  それも、日頃の訓練しかなだろう。

 常に、課題に直面して、精度の高い即断即決を繰り返し実践するか。
 結局それも、ノウハウやテクニックなど、何も無い。
 常日頃からの、アウトプットへの「姿勢」でしかないのだ。

  店長という職業は、常に過去に経験の無い、初めての経験に晒されているの
  だ。

  迷いもあるだろう、即決出来ない状況もあるだろう。
  それでも、即決する習慣をつけ、その為の行動を起こせば、それだけ
  解決への道は、高い確率で確保できると言う事だ。




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コメント

ふるたさん、コメントありがとうございます。
横文字・カタカナ文字を多用すれば仕事が出来ると言う錯覚を早急に取り払わねば、本当の進化は得られないと思っているところです。気をつけたいところですね。

投稿: てっちゃん | 2010年11月19日 (金) 00時07分

おはようございます。
横文字・カタカナ文字は、まさに、てっちゃんの書いている通りですよね。

投稿: ふるた | 2010年11月18日 (木) 08時47分

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