« お菓子売り場にて | トップページ | お客様との会話から »

2010年11月 6日 (土)

商圏の動向

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


どうも最近、部門別の勝ち負け(昨年比)が固定してきた。

 「果実」「鮮魚」「ベーカリー」の不振。
 
 おそらく、全国的な傾向なのだと思われる(勝手に推測してスミマセン)。

  そして、明らかに言えることは、「商圏が狭まってきた」と言うこと。

 くだもの、お刺身、手作りパン、いずれも嗜好品。
 常に、安定した需要に恵まれるわけではない。

  くだものは、みかんの相場がおおいに関係していて、打つ手はまだある。
  
  刺身に関しては、飲酒という行為が全国的に減退してきている。
  更には、飲酒という恒例行事、皆で集まるという日本人のDNAが抹消された。
  
  ベーカリーも、嗜好者は最終的には「手作りベーカリー」へ向かっていく。

 そして、この3カテゴリーに共通して言えることは、商圏の広がりだ。
 逆に言うと、この3カテゴリーが低下すると言う事は、商圏が狭まる。

  お客様の行動半径が狭くなったと言う事か?。

 人の暮らしが便利になっているにもかかわらず、行動半径が狭まっている?。

  上記商品群の果実、刺身、ベーカリーの購入動機は、何といっても「味」。

 価格と言うファクターもあるだろうが、上記商品群はなんといっても美味しさで
 購入するか、その信頼度で購入する店舗を決めていると思われる。
 そして、果実は今月に入り比較的好調に推移し始めた。

  バイヤーが「味」を優先したみかんの品揃えにこだわっているからだろう。

 他店よりも常時100円高い設定になっているが、それでも定番の品揃えに
 関しては、和歌山県産のみかんを常時品揃えして、味を訴求している。

 和歌山が良いのか?、と問われれば詳しくはわからないが、味比べをしてみる
 と、やはり美味しいし、果汁が豊富だ。
 だから今季のみかんの動向は思わしく無かったのだが、ようやく先週ぐらいか
 ら「みかん」の数値が伸び始めてきた。

  これは、バイヤーの考え方がブレなかったことが最大の要因だと思っている。

 当然、スポットで大袋や箱売り商品は他県産を販売もするが、基本的には美味
 しいみかんが常に品揃えされていることが、お客様に浸透されてきたことが要
 因だと思われる。

  「商圏が狭まる」と言う事は、普段の買物をして頂けるお客様が、嗜好品に関
  しても当店で購入していただく事を目指さなければならない。

 デパートとまではいかずとも、ロイヤリティーの高いGMSクラスの高品質なグレ
 -ドで美味しさも安定している商品の品揃えをし、尚且つそのグレード品を売り
 込める力を備えていかないと、徐々にグレードを下げてしまい、最後は元に戻っ
 てしまうといういつもの「道」を後戻りする事になってしまう。

  そして、それは、なにも珍しい品揃えの強化をする事ではない。
  ベーシックで主力的な商品群のスタンダードレベルの品揃えであり販売面の
  販売力を引き上げて、売り込んでいくレベルを高める事なのだ。

 今月にはいり、なんかそんな方向性が見えてきた11月初旬ではある。






 

|

« お菓子売り場にて | トップページ | お客様との会話から »

商売」カテゴリの記事

コメント

ばんなさん、コメントありがとうございます。
鮮魚の現場で起きている「今」の現実だと思います。
確かに定年間近の担当者が言われる通り、ばんなさんが提案する商品がどれだけの販売数量を記録するかと言えば、一日10~20パック程度かもしれません。
しかし、私のお店もそのような商品サンプルを提示して、従来の2切れ3切れやブロック等の売れ方が爆発的に増加しました。
お客様が、その売場から何を連想し発想し自分の家庭での喜ばれる食事を実現できるかが大切なのでしょう。
そこには、必ず家庭の主婦の方(パートの方)の現実の知恵が必要になってくる。
そして、その知恵が売場に反映された時に、その部門のパートさんの売場造りや商品化に大いなる意志が入り、それは必ずお客様に伝わる。具体的に「何が」とは言えませんが、女性に伝えたいことは、女性が、同じ立場の人が一番良く知っている。
是非、店長等がそのことを理解して、新しい提案を進めてほしいですね。
そう言う意味で、「ばんな」さんのこれからの活躍しだいで、現状をおおいに打破できる可能性は高いと思いますよ。がんばれ!。

投稿: てっちゃん | 2010年11月 9日 (火) 07時48分

はじめまして
スーパーの鮮魚でパートをしている者です。

「先日主婦も知恵が豊富だったから、特別食べ方提案をしなくても、家庭の味が姑を通して代々伝わっているから、スーパーも単に安価で商品を並べるだけで飛ぶように売れたのだ。」

このコメントすごく、身にしみます。
鮮魚部門にとって良き日を経験した
定年前の上司は、昔はおおみそかには鮮魚だけで一千万も売り上げたなどと、懐かしむ声を上げます。

しかし、今は時代が違う。
そういう人ほど、単に安価で商品を並べるだけで飛ぶように売れた事がしみついてるのかしら・・・

先日も、主婦の発想で
加熱出来る前の状態まで、
例えば、ホイル焼き、パン粉やき、フライ、
チーズのはさみ焼き・・・なんかを作ってみたらどうか・・・と提案したら

それで売れるんなら、他の店でとっくの前にしてるわ!!なんて言い方されてしまいました。

確かに、今の最低限の人数では難しのかもしれませんが。

主婦の発想の提案なんか、・・・って感じですか。

売り場も大幅縮小で、最近は早く帰る日もあるのに・・・

愚痴っぽくなってしまいましたね。

本当に、魚の旬も知らないし
この魚がおいしい!!という事も知らないし
例えば、わたり蟹の調理のゆで【蒸し】時間も知らない

それを、手書きでもいいから
ちよっとポップの横にでも書いて貼ってあればいいのに・・・などと
いつも思い、たまに言ってみるのですが

そういう余計なことは
したくないのか・・・

上からの、指導を守らないと又、言われるから。
と、若いチーフは忠実にやっています。

ちょっと かわいそうです。

投稿: ぱんな | 2010年11月 8日 (月) 23時17分

yukiさん、コメントありがとうございます。
お客様の評価基準、一人一人も違うから決めつけるのも難しいですね。
yukiさんの調査からみると、やはり「価格」という要素は少ないようですね。
しかし、価格を出したチラシをいれるとその場は集客する。しかし後が続かない。
そう考えると、原理原則は「鮮度」「品質」「価格」のバランスとその維持がスーパーの生命線なのでしょう。
町田エリア、一度足を伸ばしたいエリアですね。

投稿: てっちゃん | 2010年11月 7日 (日) 06時51分

こんにちわ。
ある店をオープンする時に、かなり大々的に、商圏内の居住者約15000世帯を対象に、アンケートを実施したことがあります。当然、競合(競合)が予想される店に対する評価も聞いたのですが、その中で、あらためて(常識なのかもしれませんが)気づかされたことがあります。その競合店は、駅前旧市街地に立つ400坪程度の標準SM。半径1km圏内の居住者の30%超が高齢者という店。この店のお客様評価がきわめて高いのが「寿司」「刺身」そして「干物」。(魚とまとめないで、刺身、切り身、干物、寿司」と分けて聞いたのです)。何を評価しているかと言えば、「鮮度がよい」という理由がダントツでした。ここでおもしろい(?)のが、実際に、その店の干物や寿司を食してみたところ、「鮮度がよい?これのどこが?」という事実。ここで分かったことが、①干物は、寿司や刺身と同様に、価格ではなく鮮度で評価される②ただし、その評価基準はエリアや居住者の特性によって違うということでした。以前、群馬にあるスーパーセンター指向のSMの社長さんに話を聞きに言ったことがあります。社長さん曰く「うちの店は鮮魚の鮮度で評価されているんだ」。売場を見ると。そこに1パイ100円で大量のいかが山積みに。さぞや黒光りした活きのいいのがと思いきや、見事に「真っ白」。それを見て怪訝な顔をしていると社長曰く。「これのどこが鮮度がいいのかと言いたいのだろう?私もそう思う。でもここの地域の人達は、黒=鮮度が悪いと思いこんでいる。鮮度の評価は地域で違う。これは理屈じゃないんだよね」。鮮魚は本当に難しいですよね。肉は、「柔らかい」「安い」を実感して貰えれば、相応の評価を得られる。青果は、安くて、冷蔵庫で日持ちすると「あそこの青果はいい」。惣菜は、味とボリューム(顧客に見合った量目)、それに見合った価格設定。鮮魚は、お客様が何を持って評価してくれるかをつかみにくいですよね。
ちなみに私は「漬け漁」が好きなのですが、買ってみて美味しくなかったら、その店の鮮魚は×と評価します。高齢者マーケットにおける鮮魚売場では、「干物」「漬魚」といったカテゴリーが、回答の「鍵」かもしれませんね。長々すみません。
(長くなったついでに・・・・)
MRの達人「てっちゃん」店長殿!
町田、相模原方面はチェックされてますか?
今、この界隈で、SMのディスカウント戦争が勃発してます。この眼で見てきましたが、結構、収穫ありました。

投稿: yuki | 2010年11月 6日 (土) 12時05分

おはようございます。
おと~まんさん、初めまして。
ベーカリーの話、面白く拝見しました。

ベーカリーは、個装するのがベストですよ。

翌日にもおいしさが、変わらないというのが、一番の切り口だと思います。

特に夕方とか夜うれるものは、当日に食べるものじゃない場合が、ほとんどだと思います。

山崎とかのパンは、2日くらいたってもそんなに味が変わらないですからね。

店内のベーカリーは、出来立てはおいしいけど翌日になったら??のつく商品が多いですものね。

投稿: ふるた | 2010年11月 6日 (土) 11時23分

おと~まんさん、コメントありがとうございます。
全ての現実は現場で起きている。
その現場を預かる店長としての使命を、自らどう理解しどう行動するか。
今回のコメントに全ての解答が盛り込まれているようですね。
「作」と「演」。それぞれの役割でリスクを負いながら、お客様の満足を得ながら競合と戦っていく。その戦いに勝っていくには、どうしても「作」と「演」の一致協力と連動が無ければ為せないことだと思います。

投稿: てっちゃん | 2010年11月 6日 (土) 07時11分

こんばんは。

毎日、開店後に青果BRへ立ち寄り?ます。

で、今の時期、担当チーフが勧めるのは「みかん」。

店長、これ食べてみて下さい。
皮を剥きながら「これ、美味いんだろ?」と言うと、
必ず「不味いです」の返答sweat01

先日は有機栽培の物を・・・
確かに酸味が強く、次の「もう一つ」に手がでませんでした。

バイヤーとしては「有機栽培」というプレミアで売り込みを目論んでいた様ですが・・・

去年、とある銘柄を研食した時は、
とても美味しくて、完売&リピートが多数。
この情報が正しくバイヤーへ伝わってませんでした。

毎日「不味い」みかんを私に食べさせるのは、
現場が、「上層へ伝えろ」との意味なのかもしれません・・・


話が変わって、ベーカリー。

私が店長になって、今回の店舗がベーカリーに携わる初めての店舗でした。

しかも
PL上、レジを設置出来ないとΣ( ̄ロ ̄lll)

私の知っているベーカリーって・・・

「トレーとトングを持って
並んでいるパンを選び、レジで会計と袋詰めをしてもらう」。

これが出来ない。

レーンレジで会計せよ!の指示。
プリセットキー配列に制限があるので
自ずと限界。
全て均一になってしまう。

では?
チェッカーでの商品識別
「お前がやってみろ!!」

とまでは言いませんが・・・
不可能。

結果、出た考えは

単品を袋詰めして、ラベルを貼る。
に行き着きました。

これなら、単品毎の売価設定も可能で、チェックアウトの際の価格違いも避けられる。

運用後に気づいたメリットとしては

「個包装なので翌日になっても柔らかい」

「通常商品同様、カゴにポイで1個から買える」。

確かに、今までのベーカリーでは
トレーに一つだけ商品を載せてのチェックアウトは心理的に無理です。

こんな感じで、結果オーライ?
ベーカリーは黒字となってます。

鮮魚は・・・


投稿: おと~まん | 2010年11月 6日 (土) 02時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/49882691

この記事へのトラックバック一覧です: 商圏の動向:

« お菓子売り場にて | トップページ | お客様との会話から »