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2010年11月 8日 (月)

足利エリアMR⑧

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先週の月曜の続きとなる。

 足利エリア。
 
 価格破壊が進む足利エリア。
 特に、市街地エリアは「M社」が火付け役となり、一気にヒートアップした。
 「Y社」がいち早く追随し、「T社」は実験店舗として改装した。

 そんなレポートをしたが、流石に郊外エリアは安泰だろう、と思っていた。

  しかし、・ ・ ・ 。

 更に、凄い事になっていた。
 競合3社が価格に振れない、「価値訴求型」で凌ぎを削っていた。

まずは、「M社」。

 女房と一緒に入店したのだが、私は15分程度で車に戻ったが、女房は小一時
 間も戻ってこなかった。

  「何やってんだお前は!。」

   「いやぁ~、珍しいものがたくさんあって、ついつい見とれてしまっていたわ。」

 それだけこだわった商品がおおいに品揃えされていた。
 特にグロサリーの品揃えは圧巻である。

 沖縄のお菓子やら、高級醤油やら、買物好きな方にはたまらないだろう。

  しかし、・ ・ ・ 。

 青果の鮮度を改善しなければならない。
 特に果実は、この店舗のコンセプトを考えると、お店の入口に位置する「顔」。
 この鮮度では、お客様の信頼は得られない。

 精肉、惣菜に関しては、地域一番の品揃えと展開方法を打ち出している。
 牛肉の価格と品揃え、惣菜のバイキングはファンを作っていくであろう。

  価格破壊が進む足利エリア(川向こう)にあって、こんなタイプの店舗が出現
  しているとは思わなかったが、女房が私に言った。

  「このお店、やっていけるのかしら。」

 後述の「T社」が賑わいを示しているのに対して、閑散だった。

次に「T社」。

 ほとんど隣(200メートル程度か)に上述の「M社」の出現により、影響必至の
 「T社」だが、結構レジ台数は開いていた(12時30分で6台稼働)。

 競合出店や諸々の事情により、店内の衣料品売場を「マツキヨ」の衣替えし
 改装中であり、ドラッグの入店により更に集客力を増そうという戦略。

 そして、生鮮を中心とした基本レベルは相変わらず地域一番を誇っている。
 更に、鮮魚も従来の平台から対面方式の「島型」展開に変更し、賑わい感を
 演出するなど、イメージ作りに余念が無い。

  “進化しているなぁ~”

 この店舗は、どんどん進化している。
 スーパーの在り方の、一つの見本型を見るようだ。

最後は「Y社」。

 前述の「T社」が基本を忠実に遂行する店舗であれば、このお店は楽しさを
 追求する店舗運営だ。

 単品量販のサイドには必ず関連陳列がされ、メニュー提案のサンプルが提示
 され、手書きの説明媒体がついている。

 品揃え、レイアウト、陳列技術、グロサリーのエンド展開等は申し分なく地域一
 番であり、ここも進化が止まらない。

同じ足利エリアでも、川向うに市街地はどんどん価格破壊が進んでいる。

 しかし、川を渡りこちらのエリアでは、「M社」の出店を契機に、売場や品揃えの
 魅力で競争する競合状況となっている。

 だから、MRしていて本当に勉強になることが多い。

 この二つの進化型を同時に見れる地域として、足利エリアはますます面白く
 なっていくと思われる。

足利エリアMR⑧を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikagamrhati/


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競合店」カテゴリの記事

コメント

yukiさん、コメントありがとうございます。
そうですか、撤退していましたか。
同業者として、残念ですね。「Y社」は絞られた既存店で再度基本を磨き、底力をつけていってほしいですね。
しかし、あの土地は入れ替わりが激しかったのですね。改めて「立地」の大切さがわかります。
しかし私は、「Y社」はもっと頑張るべきだっと思います。いや、頑張る姿勢を示すべきだった。それが必ずお客様に伝わるものであり、自社内のモチベーション管理にとっても重要だと考えます。ただ、経営とのバランスのなかでの判断でしょうから、是非既存店を活性化させて復活してほしいものです。

投稿: てっちゃん | 2010年11月 9日 (火) 08時12分

激化し、進化する競争の一方での厳しい現実。最初の足利エリアMRで触れられていたと記憶しています(違っていたらごめんなさい)田沼エリア。思うところあって、昨日、このエリアをMRしました。8月出店のB社の近くの地元スーパーY社。てっちゃん店長のコメントでも”対抗策見えず”とあったこの地元スーパー。
10/31をもって閉店していた・・・・・・。
限られた商圏の中で1対1の対決になった時には、どちらかひとつしか生き残ることを許されないという厳しい現実を目の当たりにしました。このスーパーY社のあった場所。私の記憶が確かであれば、撤退3社目です。

投稿: yuki | 2010年11月 8日 (月) 23時20分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
女房も私と一緒にいろいろなお店を見続けて買物していると、「勘」が働くのでしょうね。
子供が中学ぐらいまでは、食べざかりの子育てとして「量」を求めて買物に出かけていた。しかし高校以上になってきて、子供もある程度独立したりして外に出てしまうと、夫婦中心の食事がメインになり、「質」や「珍しさ」が選択肢になってくる。
しかし、そんなお店は存在が少ないか、お客様が少ない。そして撤退していく姿を結構見てきたのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2010年11月 8日 (月) 07時00分

こんばんは・・・・

価値訴求の店舗ですか。
見に行きたいものです。

奥様のおっしゃられていた『この店、やっていけるのかしら~』の意味と真意が知りたいです。
奥様は、どうしてそう感じたのかを。

投稿: ふるた | 2010年11月 8日 (月) 02時09分

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