SONGS「山口百恵」に想う
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
山口百恵が、引退して30周年だと言う。
それを記念して、NHKのSONGSで「山口百恵」特集を2週連続で放送した。
「山口百恵」。
紛れも無く、その当時の、「伝説のスーパースター」だった。
「伝説」。
なぜ、伝説なのか?。
特別なスタイルをしている訳でもない、決して美人の部類でも無い(失礼)。
しかし、こうやって当時の彼女の映像を見ていても、何とも言えない色香を
感じてしまう。
そして、あの時代、彼女は間違いなく歌謡会のトップに君臨した。
劇的な引退。当時の話題性、歌唱力、生い立ち、性格、等々。
なぜ、彼女は、人気絶頂期に、スパッと引退できたのか?。
なぜ、彼女は、宇崎夫妻の歌を歌いこなせたのか?。
なぜ、彼女は、急速に歌唱力を身につけていけたのか?。
デビューから7年。
彼女は、人気絶頂期を迎え、三浦友和と結婚し、芸能界から一切の足を洗う。
そして、二度と、この世界へ戻ってこなかった。
そのことだけを以ってしても、彼女は、「伝説」たり得る。
デビュー当時の映像は、まだ彼女の初々しさが匂っていたが、
紅白のトリを務めた「プレイバックパートⅡ」の頃の彼女は、冷めていた。
その後、人気が絶頂になればなるほど、彼女自身は、どんどん冷めていく。
なぜか?。
彼女の本名は、「山口百恵」。
そして、芸名も、「山口百恵」。
しかし、彼女は、歌手「山口百恵」と、プライベートの「山口百恵」を持っていた。
そして、歌手とプライベートの「山口百恵」を、自ら相容れない存在として、
しっかり分けて認識することを、自らに課していたのだろう。
プライベートの「山口百恵」は、絶対に、歌手「山口百恵」を相容れない。
どんなに、歌手「山口百恵」が絶大なる人気を得ようとも、プライベートの
「山口百恵」とは切り離して存在させ、相容れない存在として割り切っていた。
要は、ブレない自分をしっかり持っていた、ということだろう。
何があっても、「ブレない」自分を持つ。
自分の内面を大切にし、自覚し、自分を見失わないという「強さ」を、
彼女は持っていたのだろう。
芸能界という特殊な世界にあって、自らを見失わず、虚像という世界を
認識し、それに溺れず、自らの「分」を悟り、その「分」に徹する姿勢。
その姿勢が、彼女をして、「伝説のスーパースター」と言わしめたのだろう。
歌手「山口百恵」に振り回されず、実名の「山口百恵」としての幸せを
貫き通す姿勢。
それを、貫けると言う事は、人間としての「強さ」なのだろうと思う。
何にも振り回されない、個人の「強さ」。
“俺は、まだまだだなぁ~”
SONGSを見ていて、彼女の抜群の歌唱力を聴いていて、そう思った。
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