那須塩原エリアMR
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
那須塩原エリアに「T社」がオープンして数ヶ月。
前回のMRでは、生鮮売場がへたっており、客数もしりすぼみ状態だったが、
その後の状況をMRしてみた。
まずは、「D社」。
那須方面の行楽地に行くと、このお店は何かと便利な立地に位置する。
店舗面積で約400坪程度だが、この近隣には、いわゆるスーパーマーケット
が無い。
いや、以前は「S社」がもう少し離れた所に一昨年出店していたのだが、9月末
に店を閉じてしまっていた。
だから、この地域では独占状態になっていた。
そんな状況だったからだろうか、お店の陳列にも「勢い」があった。
特に入店してすぐの「青果」売場に、それが如実に表れている。
以前よりも、陳列ボリュームがある。
商品がしっかり積みこまれている。
定番の商品群に、欠品が無い。
そして、午後2時のアイドルタイムでもレジ3台稼働(この地域では多い)。
更に、風除室の内部から整然と整理された行楽用品が展開され、行楽地特有
の品揃えが提案されている。
店内も、同様の整理がされており、以前のような雑然とした雰囲気は無くなって
いた。
“進化しているなぁ~”
そんな印象をもった。
次に「J社」。
MRするたびに客数が減少しているようだ。
果実売場のトップは「梨」を売りたいのか、「柿」を売りたいのか。
更には、りんごの品揃えに「ふじ」が無いのも、問題だ。
この競合各店では、この段階で、市場に入荷し始めた「ふじりんご」をメインに
量販していたのだから。
“生鮮が「グロサリー化」しているなぁ~”
そんな印象だ。
そして、それは致命的な欠点として、競争力を左右する。
最後に「T社」。
入店してすぐに、
“あっ、何かが、変わった”
そう感じた。
果実の平台のレイアウトが変更されていた。
以前は、店舗レイアウト通りに、平台が組まれていたが、
この日は、入店したお客様に向かって、平台が流れるように組まれていた。
“お客様の直感を大切に工夫しているなぁ~”
訴求品も、大粒のピオーネぶどうを1房398円で打ち出すなど、市場感覚
が出てきている。
“担当者が変わったかな”
人が変わらなければ、ここまで大胆な変化は出せない。
しかし、それ以外の生鮮は、相変わらずの状態。
だから、一通りの流れでお客様は周るが、商品には手を出さない。
惣菜で安価なコロッケを買う人が少々と、安価なグロサリーに群がるお客様
を見るのみ。
那須塩原エリア。
那須の行楽地周辺のスーパーマーケットの現状でした。
「T社」の生鮮の今後は、もう少し見続けていかなければならない。
PS
那須塩原エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nasusiobaramr/
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