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2010年10月19日 (火)

個人のポジショニング

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ある職位で活き活きしていた人が、違う役職に異動すると衰えてしまう。

 特に、上位職に栄転した人ほど、そうのような事例が多い。
 そんな人間を、私はたくさん見てきた。

  優秀な担当者が、チーフなると突然周りが見えなくなる。
  優秀な副店長が店長になると、部下がついていかなくなる。
  優秀な店長がエリアマネージャーになると、体調を崩してしまう。

 もちろん、上位職に栄転しても、ますます活躍の場を広げていく人もいる。
 しかし、色あせていく人の割合が多いのは、何故だろう。

  それは、どんな人間にも、「限界」というものがあるからだろう。

 「人間の限界」。

  私は、以前から、「為せば、成る」 と言ってきた。
  しかし、今回は、「人間の限界」 と言う。

  人間とは、成長していく動物であることは、間違い無い。
  その成長は、止まることは無い、と思っている。

 しかし、・ ・ ・ 。

  企業が求める役職と役割。
  個人が考える役職と役割。
  
 それが一致して、個人がその役割を遂行していく力を有して、実行する。
 そこに、個人の成長があり、企業がそれを認める。

 それが一致しなければ、いつまでも個人は成長せず、企業も評価しない。
 そして、いずれ、企業が諦めるか、個人が諦める。

 その状態が、上記のように、上位職になって色あせていく過程なのだろう。
 だから、個人の能力を自ら認識し、その職位で留まる事を知れば、
 人間は、いつまでも活き活きと、その職を全うすることが出来るのだ。

  その「職位」に留まる事。

 これが難しい。

  自らが十分能力を発揮し、企業も評価してくれる最上位の役職に留まる事。
  そんな職位を自ら把握し、自ら留まることが出来る人間など、いるのか?。

 私は、「サラリーマンの究極の幸せ」とは、このような状態を言うのだと、思う。
 
  ならば、このような状態を続けていくには、どうすればいいのか?。

 出来ない事を、出来るように振る舞わない事。
 常に謙虚な姿勢で、素直になんでも吸収していく事。

  決して、「為せば、成る」の精神を放棄する事ではない。
  常に、自らの仕事を、一歩引いた状態で見つめる事が出来る視点を
  失わなければ、企業はその人を決して過大評価する事は無く、常に
  役職以上の能力で、その役職に潰されること無く、企業が期待する
  役職で仕事を続けていける評価を頂ける、と言う事ではないか?。




 

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コメント

海老名さん、お久しぶりです。
この分野は、コーチの本領発揮の分野なのでしょうね。
部門チーフまでは、同じ部門で下からのぞきこんだチーフの姿を見て育つから、チーフ職が何となくわかるし、不在時には自分が代行をするから違和感無く就けるもの。
しかし、バイヤーや本部スタッフ、地区長となると、普段はお目にかからない職位であり、どんな仕事が待っていて、どんな目標を持ち、具体的にはどこで評価されるのかが全然見えない。
そこには、コーチというフォローが必要なのでしょうね。外部からのコーチなのか内部のコーチングなのかは別にしても、心の整理をしてやる存在は不可欠。
最近、部下の栄転を素直に喜べないようになっています。

投稿: てっちゃん | 2010年10月23日 (土) 06時22分

お久しぶりです。

今回のテーマは、私のクライアントさん達の中でも多く取り上げらる問題ですね。

多くの人が、変化よりも安定を求めています。
昇進昇給の上下の変化、移動や担当替えの横への変化。
同じ会社、同じ職場であっても、当人にとっては新しい環境へのストレスがある訳です。

ましてや、昇進昇給等には責任の増加・増大も含まれるものですよね。

こういった変化への対応には、変化のスタート時点での準備が必要になります。

それを私たちコーチは、セットアップと言っています。

人を使う側と使われる者の目標・目的、意識・意見のすり合わせが不可欠です。

あいつもこの会社に長いんだから・・・、
等と、お互いに相手のことを分かっているつもりでいると、いつの間にか二人の進路がずれていたり、方向を見失ったりしています。

大事なことは、職場の異動や、仕事の内容が変わった場合に、相手や環境に応じて、オリエンテーションをやり直すことです。

出来ないのではなくて、何をすればいいのか分からない。今更人に聞けない。
と、云うところから、マイナスのスパイラルに落ち込んでゆくケースが非常に多いですね。

昔の私だったら、チーフから店長に昇格した人に、
「おめでとう、よかったね」と言いましたが、
今は、
「おめでとう、で、どんな店長を目指してるの?」
「店長になって、やりたいことは何?」
「店長になったんだから、次にやりたいことは何?」
なんて、風に声を掛けています。

人には、能力の限界が有りますね。
しかし、モチベーションの上がった人は、しばしば能力の限界を超えた行動をします。

私達コーチは、常にクライアントのモチベーションを上げ、共に限界に挑戦しています。

と、云うことですが、何かのご参考になれば幸いです。

では、また。

投稿: 海老名誠 | 2010年10月22日 (金) 22時59分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
一人の人間が評価するから難しくなる。
360度人事評価制度を確立すれば、その人の身の回りの人が全員で評価する為、かなりの確率で精度の高い評価を得られると思います。
企業として、そこまで実施する覚悟が必要かとは思いますが。

投稿: てっちゃん | 2010年10月22日 (金) 21時39分

なかなか、難しいところですね。
人が人を評価するって事は・・・・

投稿: ふるた | 2010年10月22日 (金) 17時20分

おと~まんさん、コメントありがとうございます。
職位が変わると、当然職務内容が変わる。
その変化に自らが気づき対応しようとするタイムラグが必ず発生する。
業績で人事を決める企業ほど、そのタイムラグを許さず、早々に個人の評価を決定してしまう。人間性で人事を決める企業はタイムラグを当然のこととして許すが、数値へのプレッシャーと具体的改善策も乏しくなる。
組織も個人も「あるきっかけ」で大きく成長するもの。そのきっかけを、どう活用し、そのチャンスをどう引き寄せるられるか?。それも企業の力なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2010年10月19日 (火) 06時49分

こんばんは

役職に潰される…

実際、潰されて行った人間を多数見ています。

適材適所との言葉がありますが
昇級の人事では、毎回本部の適材と適所の判断に疑問を持ってしまいます。
これって弊社だけかもしれませんがsweat01

本部は、業績の良いチーフを、直ぐにバイヤーや副店長に上げたがります。

売場作りが上手な者、商品作りが上手な者…
そして、マネジメントが上手な者。


上記のどれかが秀でていただけで、少しですが業績は良い方向へ変わって行き。

でも『どれか』だけでは、上に登っても潰れるか、潰されるかしかありません。
好評価で、上の職位に就かせたら『あれ?』みたいな…
そのせいで、昇級以前よりも評価が悪くなり、潰れて行く。

個人の思うタイミングと、本部が思ったタイミングのズレが、そんな結果に繋がってるのかな〜と。

私も未だに、ふと思う時があります。
『俺が店長?(^_^;)』

でも『この職位ならこう在るべきだ!』と、考え方を変えれば、潰されずにそうなってくるものなんでしょうね。

投稿: おと〜まん | 2010年10月19日 (火) 01時19分

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