年末への布石
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ10月に突入した。
そろそろ、年末を意識した商品展開を考えていかねば、と思う。
そして、この時期、私が意識して単品量販していくのが、「おせち商材」。
とは言っても、かまぼこや伊達巻を売り込む事ではない。
「黒豆」を意欲的に仕掛けていく。
何故か?。
年末に突然出現する商品とは違い、普段から品揃えされている商品だから。
この時期、黒豆を売り込んでいけば、当店の黒豆のイメージがつけられ、
年末に「黒豆」や「栗きんとん」等の「甘い系」のおせち料理への布石になる
からだ。
本当に、そうなのか?。
それは、本当にそうなのだ。
布石を打てば、必ず「道」が出来る。
「未知」が、「道」になり、お客様の通り道が出来る。
それが、結果に繋がっていくのだろう。
そして、この時期、以外に「黒豆」は売れるのだ。
この季節の変わり目の時期には、体が黒豆を欲するのだろう。
黒の日(9月6日)をきっかけに、9月月間で2000袋仕入て、
1300袋の販売(1単品)実績だった。
これは、かってのお店の月間記録を抜いている。
店舗規模や客数の大小ではなく、客層と展開で単品の売上は左右される。
と言う事は、年末のおせち商材も期待が持てると言う事か。
10月から11月へ向けては、年末商材の手応えを感じる時期でもあり、
更には、年末へ向けて「道」を造っていく時期でもある。
この時期、それを「意識」するか、しないか。
意識すれば、それだけ意図的に商品を選定して「道」を造ろうとする。
そして、その積み重ねが、11月を終えた段階で、お客様に刷り込まれる。
その結果が、年末商材を購入する店舗の選定に繋がり、
この時点で、年末商戦の半分は終了することになる。
更に、残り半分は、年末の実際のオペレーションになっていく。
いよいよ、そんな時期になってきた。
10月は、まだまだ温暖な気温が続くと言う。
しかし、11月に入り寒さが本番を迎え、ようやく年末商戦を意識していくの
では遅すぎる。
布石も、先手必勝が決め手だ。
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