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2010年10月17日 (日)

セクハラ?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


どの企業もそうだが、「セクハラ110番」なるものがある。

 特に最近の企業や営業所では、セクハラに対する感度が敏感で、いつでも
 従業員が、本部のレスキュー部署に連絡が出来るように、「ポスター」を掲示
 し店舗や営業所での「セクハラ」に対する監視機能を高めている。

  “本部では、月間で何件ぐらいの相談が来るのだろうか”

 普段は考えた事も無い事を、夢見てしまった。

 先日の休憩室での会話から。
 久しぶりに猛暑が戻ってきたか、と思えるほどの暑さだった。
 
 コスト管理にうるさい当社では、夏の冷房の温度設定が27度。
 この時期は、冷暖房はオフ、と決めていた。

 そこに、この猛暑(とはいっても、25度~26度前後だろう)のぶり返し。
 休憩室では、暑さを嘆く声が上がっていたが、私は聞こえないふりをしていた。

 そして、いつもの薬である「レンジ鍋」(本日の味付けはキムチ味)が出来上がり
 、私は、その美味しそうな湯気を浴びながら、キムチ味と豚バラと野菜からでる
 出汁の利いたスープをすすり、レンジ鍋をほうばり、たらふく食事を終えようとし
 ていた所に、急激な体温の上昇を押さえるべく、体内から汗が溢れてきた。

 私は、思わず、手にしていた書類をうちわ代わりに、あおいでしまった。
 それを見た、レジのパートさんが、すかさず、私にこんな言葉を浴びせてきた。

  「あっ、やっぱり店長も暑いんだ。ねぇ店長、冷房かけましょうか?(笑)。」

 私は、すかさず、返した。

  「暑かったら、脱いでいいんだぞ~。涼しいぞぉ~。」

   「えっ、店内で脱いで仕事をして、良いんですか?。」

  「バカッ。休憩室だけだ。」

   「なんだぁ~、休憩室だけですかぁ~。」

  「当然だろう。でも、感違いして全部脱ぐなよ、犯罪者になってしまうからな。」

 大笑いしながら、そのパートさんが、私に言った。

  「店長、それってセクハラですよぉ~(笑)。」

   「セクハラァ~。そうだ、セクハラだ。本部のセクハラ110番に電話して
   いいんだぞ。電話番号は、ここにあるだろう?。」

  そう言って、休憩室内の掲示板に貼ってある、本部電話番号を指した。
  そのパートさんは、更に大笑いしたが、続けてこう言った。

   「でも、この会社はそういうセクハラまがいの会話は無いですよね。以前
   勤めていた会社は、ひどかったですよ。」

  そうなのだろうか。以前の企業も同様だが、小売のチェーンストアとは
  このようなものではないかと思っているが、業界を広げれば、きわどい会話
  が横行しているらしい。

 そのような状況を受けて、冒頭にような空想が沸き起こった。

  “セクハラ110番には、月間でどのぐらいの相談があるのだろうか?”

 無いにこしたことはないが、無いのも寂しい気がする。
 H系の「下ネタ」を浴びせられるセクハラでは無く、職位を利用しての、パワハ
 ラに移行しているのではないかと思う(別に私に心当たりはありませんが!)。
 そのようなパワハラは、絶対に許せないが、多少の下ネタを利用してのコミュ
 ニケーションは、組織の潤滑油として利用したいと思っているのだが、如何で
 しょうか?。



  

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心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

紅まる子さん、コメントありがとうございます。
時代も変わるし、企業も変わる。
しかし従業員の心だけは変わってほしくないですね。
部下の姿、従業員の姿は、トップや店長の姿を映し出す「鏡」なのだと思って、自分の問題として直視していくしかないと思いますよ。
今後とも、よろしくお願い致します。

投稿: てっちゃん | 2010年10月22日 (金) 08時06分

一昔は下ネタでコミニュケがとれたよーだって他人の悪口や陰口じゃあないから馬鹿笑いしてさアルアルネタでね。でもね今は廻りで聞いてる第三者がねー店長が嫌らしい話しをしてた、セクハラですと福島の本部に呼び出される時代・・飲みニュケイションも難しい時代、ハラを割って話すとか、この上司の為ならとか男気に惚れ(ホモではない)念のため
なんてもう過去の遺物なんですかね?

投稿: 紅まる子 | 2010年10月21日 (木) 21時36分

moaさん、コメントありがとうございます。
その通りですよ。人間力磨きに尽きると思います。
しかし、この人間力がなかなか磨かれない。
磨こうと思っても、そう簡単には身に付かない。
身についたと思っても、それが錯覚だった。
その錯覚が「セクハラ」「パワハラ」へ無意識のうちに進化していく。
これも、コニュニケーション能力だと思っています。

投稿: てっちゃん | 2010年10月18日 (月) 00時16分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
下ネタも行き過ぎると「セクハラ」「パワハラ」に変貌してしまう。
本当に「人間」としての節度と常識が問われる時代ですね。

投稿: てっちゃん | 2010年10月18日 (月) 00時03分

Dの彼さん、コメントありがとうございます。
このバランス感覚が非常に難しい。
私も、バランスを取っているつもりでわかっていない場面が多々ありました。
セクハラに近づくのは、必ずそこにパワハラの影響が見え隠れするからなんですよね。
そこのバランス感覚が難しい。

投稿: てっちゃん | 2010年10月17日 (日) 23時56分

てっちゃんさん お久しぶりです

毎日興味深く拝見させていただいています!

セクハラ・・・
タイムリーなタイトルだったのでコメントします。

先日、従業員から相談がありました
「私だけではないのですが、同僚も含めて
店長からセクハラみたいなことを受けて困っている・・・」との内容でした。

みたいなこと?そうなんです
セクハラは不快に感じた時点でセクハラになり
そこまでいかなくても

なんか不快・・・で
セクハラみたい

になると思いました。

以前、該当店長にはコミニケーション取りについて話をした事があるのですが
良好な関係・フレンドリーな関係を構築するのに
性格的に内向的・口下手な彼は無意識のうちに
スキンシップの取りすぎに走ってしまったように思われました。

地区長と相談して店長にはコミニケーションの取り方について話をし
指導をしたのですが
どう克服するかは彼次第と思いました。

共に働く従業員からの信頼を回復するには時間がかかりそうです
難しい世の中になりましたね・・・

人間力磨きがセクハラ・パワハラ撲滅の特効薬と感じています

投稿: moa | 2010年10月17日 (日) 11時11分

恥ずかしいけどセクハラまがいの言動は、よく見受けられますね。
下ネタもエスプリとかユーモア交じりならそれほどには思わないけど、聞くに堪えない場合もありますね。
ただ、相手の年齢にもよりますね。
平気な方もいるしね。

投稿: ふるた | 2010年10月17日 (日) 10時55分

先日、さだまさし氏がテレビ番組で
「他人の悪口を言って盛り上がるほど
下衆なことは無い。下ネタで盛り上がるなら
誰も傷つけない」みたいな事を言って
ました。勿論節度と相手次第の発言であると
思いますが、バランスさえ取れていれば
てっちゃん店長の考えは良いと思います。

投稿: Dの彼 | 2010年10月17日 (日) 08時32分

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