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2010年10月26日 (火)

組織論partⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


けんたさんのブログを覗いたら、組織論と題して、記事が載っていた。

 先日の研修会後の懇親会。
 ブログ仲間と、仕事の話題に花が咲いた。

  けんたさんが、つぶやいた。
  「今、うちの組織は、会議が多くて。」

  私、
  「どうして、そんなに会議が多くなったの?。」

  けんたさん、
  「部署がやたら増えて、その摺り逢わせが多くなったのだと思います。」

 そこから、けんたさんのブログに記してある流れに移っていった。
 http://kenta824.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-4ea6-2.html

 組織の中に、新たな部署や役割が増える。
 当然、目的達成志向を強める為に、組織強化の一環として組織を変えていく。

 そこで、新たな部署が増えたり、消えたりしていく。
 そして、部署が増え役割が増えれば、その役割を担った担当者は仕事をする。
 役割を担った担当者は、その役割に准じて、一生懸命仕事をする事になる。

  個人にとっては、それは至極正しい事だ。

 しかし、・ ・ ・ 。

  大きな組織から見た時に、その個人の正しい仕事が、本当に目的達成に
  とって近道なのか?。

  それが足かせになって、目的達成が妨げられている場合も考えられる。
  そして、役割が増えれば増えるほど、その危険性が増していく事になる。

 その結果、組織の流れを保とうとして、会議が増え、稟議が増え、いずれ
 組織が死に向かって、誰も止められずに歩んでいく事となる。

  それが、大企業病ということではないのか?。

 組織の構成員は、常に、組織全体の目的達成能力を意識しなければならない。

  “この組織を、更に目的達成能力を増す為に、自らの役割は如何に?”

 組織の目的とは、何か?。
 今の組織においてその目的達成に不足している部分は何か?。
 その不足部分に、自分の役割とは何か?。

  そんな意識を持った、組織の構成員が存在し、その意識を行動に移し、
  目的を達成する為に組織内で活動する。

 そんな組織であれば、どんなに部署ができようが、目的達成能力は高まる。

  組織とは、成長すればするほど、細分化されていく運命にあるのだと思う。
 
 だから、成長段階でいろいろ首を突っ込んで守備範囲を広めてきた個人が
 その殻を破って役割を広げ、その役割を全うしていくのであれば、問題無い。

  しかし、いずれ組織の成長が止まり、役割だけが残ってしまったならば、
  それは、死に至る病に犯されていくのであろう。



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マネジメント」カテゴリの記事

コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
圧倒的優位に立つと、その後が楽になる。
個人も店舗も同様ですね。
地域一番店になれば、利益も圧倒的に優位に立てる。
その部署や役割で一番になれば、その人の一言で全て決定する。
そんな存在になって、より大きな視野から組織の最適な運営をしていきたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2010年10月27日 (水) 09時49分

けんたさん、コメントありがとうございます。
お客様からの「ありがとう!。」
全てはそこに集約されていくのだと思います。
しかし、大きな組織になればなるほど、本来の目的が抹殺されて、その為の手段が目的化してしまう。
だから、常に本来の目的(経営理念)に立ちかえる訓練が必要なのだと思います。
大きな組織、固い組織、そして強い組織。
目指すは、「固くて、強い組織」だと思います。

投稿: てっちゃん | 2010年10月27日 (水) 08時57分

かおるです。
部署が増えると当然そこに権限を持った所属長がいるわけで、いざ何か事を起こそうとしたとき合意形成を図らねばならない相手が増えることになり、僕のように社内人脈作りが苦手な人間には結構面倒なことが多いですね。特に自らのキャリアに傷がつくことを極度に恐れる人が相手だと尚更です。組織においてはこうした増えていく部署を有機的に動かし強みとしていけるコミュニケーション力の高い人が今後重用されていくのでしょうね。さしあたっては自分の担当する役割において少なくとも社内では圧倒的一番として自他共に認識されていると仕事がしやすいように思います。

投稿: かおる | 2010年10月27日 (水) 02時24分

こんばんわ

組織とは何か?
組織における個人とはどうあるべきか?
考えてしまいますね

むずかしいことはさておき
私はお客様に『ありがとう』と
言われたいと思って仕事をしていますよ

投稿: けんた | 2010年10月26日 (火) 21時19分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
全てを理解しないと、単純化には向かわない。そう言う事なのでしょうか。
商品部も、時間の都合もあるが毎月の棚割表を作れない。
棚割表が、バイヤーの想いの「単純化」であり「見える化」なのだが、それを作らず、複雑な仕組みや新商品を次々に開発し、全てお店の「見えない負担」になっていく。
毎月の棚割表で、企業の品揃えとしての「作」と、その「作」を、棚割表から読み解くお店の「演」。
結局、バイヤーが自らの「作」をまとめきれない結果が、自らの棚割表の不在を招いてしまう。それでお店に「演」を求めても、お店は衣装が重すぎて動けないと言う現状。
そんな関係が、ふるたさんの言う「棚割表」不在の現実なのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2010年10月26日 (火) 07時08分

おはようございます。

システムもそうだけど複雑にしたら凄いとか緻密なイメージでとらえがちなんだけど・・

組織もシステムも単純で簡潔に作り上げるのが、一番難しいんですよね。

簡単なシステム程、維持管理しやすいのは、システムも組織も同じだと思いますね。

けんたさんの言うように会議と報告書に追いまくられているスーパーマーケットは、多いらしいですよ。

投稿: ふるた | 2010年10月26日 (火) 06時34分

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