« 飲み会Ⅲ | トップページ | 「鍋つゆ」の本格展開 »

2010年9月17日 (金)

新米を売り込む

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、県内産の「新米」が入荷した。

 翌日より特売が入る為、問屋さんが事前計画から、大量に送り込んでくれた。
 バックヤードに放置された「新米」を見て、私は発注ミスでもしたのかと思った。

 ほどなく、チーフがやってきて、こう言った。

  「店長!、明日からの特売で新米が入荷しました!。どこか、良い展開場所
  ありますかね?。」

 私は、瞬間的に、“ここしかない” という場所が浮かんだ。

   「惣菜側入口前の、カップ麺が出ているところで全部積み込め。」

 そこは、某カップ麺メーカーが、史上最強の出来と称して力を入れて投入した
 カップ麺が展開されていた。

 そのメーカーの力の入れように、私も大胆な媒体を作り設置していた場所だが、
 どうも商品回転が良く無く、当初は追加対応しようと考えていたが、迷っていた。

 そこに、例の「新米」が突如入荷したのだ。
 
 チーフが言った。

  「えっ、でもここは、せっかくカップ麺を積んで、ダイナミックな売場を作った場
  所じゃないですか?。」

 私は、切り返した。

   「アホッ(決してそんな言葉使いはしていません、誤解の無いように)、
   どっちが売上を作るんだ。この一等地を泣かせるな。」

 米だけで、投入金額30万。

  元売場と、惣菜側入口に全て出し切った。
  そして、カップ麺同様に、「新米入荷しました。」の媒体をこれ見よがしに設置。

   “ここまでやれば、必ず売れる!”

  前日からの、このように見せて置く事が、絶対条件だ。
  今この売場を見て、購入を控えたお客様も、明日は必ず購入してくれる。

  そして、イマイチ不振なカップ麺で占拠させておくよりも、断然効率が良い。

 翌日。

  日曜だったが、なぜか開店から賑わい、新米売場を見ている余裕も無かった。
  そして、午後4時。

   ふと、新米売場を見ると、10k袋は品切れしていた。
   更に、5k袋も残り20袋程度。

   “あじゃぁ~、やられたか”

  チーフ不在のこの日、私は直接バイヤーに追加対応をお願いした。
  程なくして、問屋さんが新米を運んできてくれた。

   今回の新米は、この問屋さんの緻密な投入計画で、店舗毎に計算されてい
   た。

  そして、問屋さんは言った。

   「いやぁ~てっちゃん、このお店が品切れを起こすとは思いませんでした。」

  それだけ、投入金額が高く、“まさか”と思ったのだろう。
  しかし、結果は、ほぼ完売。

 翌日。

  事前にデータをチェックしたら、米の売上で全社1位だった。
  惣菜側とは言え、入口正面で、あれだけ積み込めば、当然の結果だろう。

 私は、そのデータに、こう書き込んで、チーフデスクに置いておいた。

  「しっかり売場を造れば、結果は必ず付いてくる!。」

 遅番で出社したチーフが、開口一番、私に言った。

  「いやぁ~店長、米の売上は凄かったですね。」

 私は、強がって、答えた。

  「いや、凄い事ではない。あの売場を造れば、全社1位は当然だろう。不思議
  な事では決してない。」

   でも、半分はそう思っている。

  しっかりした売場を造れば、店舗規模や客数の差をはねのけるだけの数値
  を作れるものだ。

 それを、現場で現実を目にして、伝えたかったのだ。



  

|

« 飲み会Ⅲ | トップページ | 「鍋つゆ」の本格展開 »

店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/49447118

この記事へのトラックバック一覧です: 新米を売り込む:

« 飲み会Ⅲ | トップページ | 「鍋つゆ」の本格展開 »