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2010年9月 9日 (木)

特売に頼らない商売

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「チラシ」

 各企業の個性を出し、当企業への集客を企画して毎週投入される「チラシ」。
 いま、集客と売上は、このチラシに左右されているのが現状だ。

  “チラシが無くなったら、お客様はどのような来店のされ方をするのだろうか”

 更に、

  “チラシが無いと、日々の販売計画や売り込み等をどう計画を立てていくのか”

 最近、そう思い始めた。

  新聞を定期購入しない家庭、チラシをあまり見ない家庭が急増している。
  昔ながらに、チラシを手に開店から入店してくるのは、ある程度年配の方々
  のみ。

  夕方になると、そのような方々を姿を消し、特売品の購入というよりは、お買い
  得な企画品や、お惣菜中心の簡便商材、更には明日の朝食材料に値下げ品
  の購入がほとんど。

  この時間帯のお客様は、数量限定の日替わり特売はすでに諦め、逆に値下げ
  というお買い得感に魅力を感じているのかも知れない。

  強烈な数量限定の特売品ほど、午前中での効果は高いが午後からはダウン
  する。

  逆に、アイス半額等は、午後からも継続されて効果を発揮する。
  しかし、どちらも大きな集客の効果になり、日々の売上を左右するのは事実。

   “チラシが無くなったら、今の集客と売上は維持出来るのか”

 チラシの無い企業もある。

  都内のデパートの生鮮のテナントなど、ほとんどチラシは無い。
  「日々、常にお買い得品を用意し、単品量販があり、売場が変化する。」

  そこまでのMD力があれば、可能なのだろうが、デパートという別の目的に
  よる集客力(都内の駅前立地や駅中立地)のある店舗の食品売場の戦略
  とは、当然違ってくるのだろう。

   “しかし、チラシに頼らず、売上を伸ばしていきたい”

  これが究極の、我々スーパーの「あるべき姿」として、目指していきたい。
  「黙っていても、日々お客様が当店に日々の食材に価値を来期待して来店
  して頂ける。」

  そんな、お客様との信頼関係が出来るには、相当の日々のレベルと企画力
  と展開技術が必要なことは、容易に想像がつく。

  しかし、そんな時代が本当に来るのだろうか。
  
   いや、もっと言うと、そこまでの実力を身につけられるのか?。
 
  我々スーパーマーケットマンは、所詮はアマチュア軍団。
  プロフェッショナルの数段手前で現場を離れてしまう。

  だから、現場は常にアマチュア集団の群れから進歩をしない。
  そんなレベルで、チラシに頼らず商売など出来るのか?。

   そう考えると、“チラシに頼らず” を意識するのは、私が現役を続ける
   限りは、永遠に近づかないのではないだろうか。

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コメント

けんたさん、コメントありがとうございます。
やはり『覚悟』と『執念』が最後にはものをいう。
販促費がダウンした分、店舗の利益率目標がダウンし、その分、店舗企画が増加し、店舗毎に日々企画商品をダイナミックに打ち出し、集客を落とさない(いや増加させる)という構想は、『覚悟』と『執念』を持たねば絶対に成功しない。
そういうことだと思います。
体調は戻りましたか?。

投稿: てっちゃん | 2010年9月11日 (土) 07時23分

こんばんわ

会社からの宿題である論文の
『競合店対策』に チラシ販促に頼らない
店舗運営などを書きました

会社的には賛否両論あるでしょうが
いずれにしても 挑戦していかないと
生き残って行けませんよね
今までと同じでは絶対にダメ
あとは『覚悟』と『執念』ですかね

投稿: けんた | 2010年9月10日 (金) 21時28分

おと~まんさん、初コメントありがとうございます。
チラシに頼る販促は、多くの企業が抱える現実だと思いますよ。
そして、それで集客に格差が現われ、更にチラシに頼っていく。そのスパイラルが加速していっているのも現実。
そして、現場は疲弊している。特売に振り回され、自ら考え自ら販促活動を起こす機会が失われていっているように思います。
しかし、チラシと言う販促活動は、どうしても本部機能に集約されるし、それが一番効率が良いのも事実で、現場では絶対に受け持てないことでもあります。
でも私は、「チラシに頼らないで業績を維持する実力を身につけていきたい」と思っています。それが本当の店舗力かと。
おと~まんさん、いつでも遠慮なくコメントください。待ってます。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: てっちゃん | 2010年9月10日 (金) 06時29分

初めまして。
同業、同役職の者です。

以前より拝見、参考にさせていただいておりました。

チラシ依存、弊社も同様です。
折り込みが無いのは休刊日のみ。

更に「手配り」も行っている店舗もございます。

常々思っている事ですが、チラシによって「お客様は振り回されている」のが現状ではないか?
現場も玉の多さに四苦八苦している状況です(物量の多さ、限られた売り場での展開)


弊社だけの問題かもしれませんが・・・


お客様のライフサイクルを無視したタイムサービス、メーカーが変わるだけの同じ品種での販促。
なんとかしたいwobbly

確かに1店舗だけなら、当日市場でのお薦め品を選定出来ますが、数店舗ならそれもままならず・・・


更にチラシでお約束している以上、欠品は許されず・・・

そんな状況で、日々Byも店舗も乗り切ってるのが現状です。


なんだか愚痴になってしまいましたがsweat01
これからもちょくちょく御邪魔させていただければ幸いです。


PS
先日の「鮮魚・ベーカリー」への取り組み、構想など、楽しみにしております。

投稿: おと~まん | 2010年9月 9日 (木) 23時59分

KOZOさん、コメントありがとうございます。
ノーチラシだったんですね。そして、影響はチラシ折り込み日のみに限定されていたというのは参考になります。
しかし、それは当然結果であって、そこに至るまでにいろいろなプロセスを踏んでいるのだと思います。
事前のプロセスが知りたいですね。

投稿: てっちゃん | 2010年9月 9日 (木) 22時14分

新聞折り込みチラシをやめて2年半。確かにチラシの折り込み日の売り上げは落ちましたが、その他の日は意外と落ちませんでした。また、週2回レジにて手配りチラシを行っていますが、以前だったら原稿の入稿が2週間前だったのが、1週間前でよくなり、それだけタイムリーなチラシを出せるようになりました。また、経費面では折り込み料、印刷代がかからなくなりその分を商品の価格へ転換というストーリーもできあがりつつあります。

投稿: KOZO | 2010年9月 9日 (木) 20時49分

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