ストーリーは続いていた
皆さん、こんにちは、
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
お盆商戦が終わった。
いや、年末商戦が始まった、と言う事だ。
そして、何を、年末へつなげるか?。
その前に、お盆商戦から、何を学んだか?。
このお盆。
高速道路の混雑が、過去最高を記録するという報道が連日のニュースを
賑わしていたが、いざ蓋を開けてみると、以外にスムーズだったという報道。
お盆商戦の結果は、その事に尽きるのではないだろうか。
そして、笑った地域、店舗、企業と、泣いた地域、企業、店舗に明暗が分かれた。
しかし、その結果だけから、年末商戦へは、何も繋がらない。
結果ではなく、この商戦から、何を学んだかが問題だ。
学べなければ、同じ失敗を繰り返し、
多くを学べば、成功の手順を知る。
そして私も、一つ、大きなことを学んだ。
それは、「果実」だ。
以前から、果実への取り組みを何回か記してきた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-cd29.html
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-4a9d.html
果実を通して、店舗ロイヤリティーを向上させる。
そして、それは「お盆」に必ず “花開く”。
なぜか?。
お盆ほど、果実の売上が槍ヶ岳のように拡大するタイミングは無いからだ。
そして、その果実ギフトやお供え用果実等を購入する店舗は、それ以前の
ロイヤリティーがものを言う。
だから、お盆へつなげる為に、半年間「果実」に取り組んできたとも言える。
その検証の機会が、お盆と言う事だった。
そして、それは想像を絶する形で、私の目の前に表れた。
“ここまで、伸びるのか?”
それには、いろいろな要因が重なったのも、好結果につながったのだが、
毎週の単品量販が大きなきっかけとなったのは、間違いないだろう。
それだけ、お客様の意識が、
「果実の美味しい店舗」
という、ロイヤリティーが大きく占められていたのだと思う。
その結果が、ここぞという場面の「お盆」というタイミングで、集中したのだ。
当然、それは店舗だけの要因ではなく、バイヤーとの連動がその効果を共鳴
させていった。
今までの取り組みから、私や店舗の意志疎通の絆が太くなっていったのだろう。
店舗の計画と仕入れ、売場造り。
更に、バイヤーの意志としての「送り込み」。
この送り込みも半端では無かった。
しかし、私は敢えて、文句を言わず、計画数量+送り込み数量、を売場に
出し切った。
そして、送り込まれた大玉(13玉サイズ)の「桃」「梨」から売れていく。
挑戦する店舗と、
更に、その背中を押す本部。
この組み合わせが、今年のお盆の最大の検証になった。
「お盆」という一大イベント。
それは、単発のイベントではなく、
半年前からのストーリーの、終着点だった。
いや、一通過点なのかもしれない。
本部バイヤーが、私のお店に来店して、言った。
「いやぁ~てっちゃん。来年この数値をクリアするのは難しいよ。」
「いや出来るさ。また3月から、更に取り組んでいけばいいだけだ。」
彼は、笑顔で答えた。
「その通りだ。」
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