ワンストップショッピングの限界
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログで、「ワンストップショッピングの進化」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-908a.html
あれから二カ月。
私は、現在、ワンストップショッピングの限界を感じている。
ワンストップショッピングの実現へ向けて、お客様が認知され、評価し、
当店を更にワンストップショッピングのキーステーションとして利用していただく
には、相当の時間を要する事はわかっている。
しかし、更に追求すべき項目を用意しないと、その時間は更に永久に続いて
いくのではないか、と思えてきた。
着実に、右肩上がりにはなってきているが、その事を更に加速させるには
どうするか?。
チラシに左右されない事だ。
チラシに左右される機会が多い。
競合激戦地区ともなれば、チラシ一枚で、集中分散が日常茶飯事になる。
だからこそ、チラシに左右されないお客様を、どうカスタマーにしていくか。
チラシに左右されずに来店していただく為には、
商売の基本原則を高レベルで実現していく事。
タイムリーにその瞬間に合せた、265日のジャスト・イン・タイムな展開。
そして、チラシ以上にお買い得な食材を、常に日々提案し量販していくか。
いずれも、まだまだ中途半端なのだろうが、とりわけ最後のチラシ以上に
お買い得な商品の量販計画を実現していく事が、最優先の取り組み事項だ。
“そんなに、なんでも出来るのか?”
そんな声が、各部から聞こえてきそうだが、
一つの事を完成させて、完璧だという評価をいつ頂けるのか?。
結局は、そのまま何もしないで、一年が過ぎ去っていくのが関の山だ。
だから、基本もやりながら、新たな取り組みも付加していく。
結局は、効果の無いものを捨て、新たな取り組みを付加していかなければ、
どんどん、後に置いていかれるだけ。
チラシに入れずとも、その部門がその日に、相場や流通過程で出た下落品
や企業としての打ち出し品を、チラシで来店していただいたお客様に、更に
お買い得な商品として、日々打ち出していけるか。
要は、毎日考え続けていけるか、と言う事だ。
特に、「鮮魚」は、企画コーナーとプロパーコーナーがはっきりと区別され、
企画コーナー ~ 毎日の変化と単品量販。
プロパーコーナー ~ アイテム品揃え型販売。
しかし、お客様は以外にも、プロパーでの購入も多い。
企画コーナーだけが売場では無いのだ。
如何にプロパーで、魅力ある商品展開が出来るかで、売上の上乗せが出来る。
しかし、これとて、プロパーが安定して維持されていることが前提。
普段から支持の無いプロパーでは、何をやってもお客様の信頼は勝ち得ない。
チラシに頼らないと言う事は、常に、「攻め」の仕掛けの繰り返しであり、
常に、仕掛けるというキーワードに、自分のアンテナを張り巡らせ、
商品とタイミングを逃さず仕入、展開するという事の繰り返し。
結局は、この能力を磨いていく事に他ならないのだ。
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