岩槻エリアMR
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
岩槻駅前のビル内に「M社」が入居し、俄然周辺スーパーとの競争が激化した。
この周辺には、惣菜を核に総合力のある「Y社」。価格志向とコスト管理で出店
攻勢をかける「M社」。更に着実に足場を固めつつある「B社」。そして、駅前立
地に出店した「M社」。
それぞれにレベルの高い店舗運営を実現し、集客を競い合っている。
そして、今回のMRで意外な事実を見た。それは後ほど。
まずは、新規出店の「M社」。
駅前立地を最大に利用し、この周辺に従来から住んでいる高齢者の取り込み
に成功している。午後1時30分でレジ7台稼働は立派。
生鮮各部とも鮮度、品揃え、価格とも意欲的に量販を意識している。
更に、惣菜を重視したライン構成と、鮮魚のまぐろへのこだわりや、焼肉への
こだわり等、高齢者のニーズを上手く捉え、取りこぼしの無い集客を図っている。
午後からピーク時後の集客が心配だが、この状況だと年商20億を目標とした
数値予測を突破していくだろう。
次に、「B社」。
前出の「M社」とは駅を挟んで逆サイドで、競合も少なく以外に集客していた
「B社」。
食品中心に「EDLP」に徹底を図りながらも、品揃えの豊富感をだそうとしている
ようだが、入口の特設で果実と土物が同居して展開されているところに、「感度」
の有無が問われるところだ。
若い企業だけあって、細かな商売の粋みたいなものが出てくると面白いのだが。
更に、「M社」
最近、足利エリアへの出店等、着実に北上を果たし大手競合にも挑んでいる
「M社」である。
そして、私はこんなに賑わっている「M社」を見るのは初めてだ。
駐車場の台数、裏側からでも入れるアクセスの良さと商圏に厚さ。
更には店舗規模に、価格訴求力の高い青果、鮮魚の展開等が関係して集客
力に磨きが掛ったのか?。
しかし、青果以外は、以外に値入をいれているなぁ~、という印象だった。
そして、最後に「Y社」。
上記競合店との比較の中でも、一番集客力が弱いのがこの「Y社」だった。
時間帯がピーク時前なのかもしれないが、以前MRした際も、「雑」な印象を
うけたのだが、今回は更に集客力が減少した分の粗(アラ)が目だった格好
だった。
惣菜を中心にしたまとまりのある店舗で、あまりスキは見せない企業だが、こ
こは乱れていた。
品揃えにも粗さがあり、ちょっとゴージャスな印象の店舗だが、売場は乱れて
おり、ロスを気にした店舗運営がわかりやすい。
それにしても、これだけ相手に水を空けられ、活気を失った「Y社」を初めて
見た。
それだけ、このエリアでの競争が激化してきているのだろう。
PS
岩槻エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/iiwatukimr/
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