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2010年8月

2010年8月31日 (火)

懐かしい顔Ⅷ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、懐かしい面々と会ってきた。

 以前にも記したが、以前の企業で一時所属していた「労働組合」。
 当時の幹部が企業を退職することになり、その送別会への出席だった。

  大変お世話になった方の退職であり、迷わず出席の意向を伝えた。

 私は、この労働組合に所属する事により、たくさんの事を学んだ。 
 
  特に、組織と個人の在り方に関しては、私の今の基礎を築いている。

 そして、このブログにも何度も記してきた事も、多く含まれる。

  「私の組織論」では、3つの組織について考えた。  
   『大きい組織』『強い組織』『固い組織』
   組合は、企業は、店舗は、どんな組織を目指すのか。

  「枯れた井戸から水は汲めない」では、企業の給与配分と原資獲得の原理。
   我々の給与を上げる為に、まずは企業の利益をどう獲得するか。
   まずは、利益創出を会社側と協力して叩き出し、その後に配分を要求する。

  「振り子の法則」も、労働組合から学んだマネジメント手法だ。
   『知の管理』と『情の管理』
   部下を率いるには、『知』だけでも『情』だけでも無い。
   そして、その振り幅が大きければ大きい程、マネジメント能力が高い。

 その他、まだまだあったと思うが、組織内で、個人がどう活動すれば、組織とし
 ての「結果」を出せるのか。

 個人の結果と組織の結果の因果関係など、組織内での個人の活動の仕方に
 関しては、いろいろと学んできた。

  それを主導してくれたのが、前出の今回退職される方だった。

 そして、我々は彼の下で、組織論を組合で会社で実践し、知識を知恵に変えた。

 また、その過程で、組織を運営していく中での、「金」の使い方も学んだ。
 エリア毎の組合活動を自主運営していく中で、自ら予算配分をし、自ら強弱を決
 め、そして組織運営し、その費用対効果を検証する。

  そのような活動を通して、「金」の有効な使い方の法則も分かってきた。

 そして、その「金」の限界も分かり、それを越えた「義理人情」の結びつきが、
 この組織(労働組合)の結びつきだ。

 東北の、すでに秋の気配を色濃く感じる駅前に降り立って、予定よりも早く着い
 た私は、早速昔の仲間に電話を入れた。

  数人が駅前に集まって、飲んでしまうというのも、昔ながらの結びつき。

 そして、送別会会場へ。

  そこには、更に懐かしい面々が、顔を連ねていた。




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2010年8月30日 (月)

ワンストップショッピングの限界

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで、「ワンストップショッピングの進化」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-908a.html

 あれから二カ月。
 私は、現在、ワンストップショッピングの限界を感じている。

 ワンストップショッピングの実現へ向けて、お客様が認知され、評価し、
 当店を更にワンストップショッピングのキーステーションとして利用していただく
 には、相当の時間を要する事はわかっている。

  しかし、更に追求すべき項目を用意しないと、その時間は更に永久に続いて
  いくのではないか、と思えてきた。

 着実に、右肩上がりにはなってきているが、その事を更に加速させるには
 どうするか?。

  チラシに左右されない事だ。

 チラシに左右される機会が多い。
 競合激戦地区ともなれば、チラシ一枚で、集中分散が日常茶飯事になる。

  だからこそ、チラシに左右されないお客様を、どうカスタマーにしていくか。

 チラシに左右されずに来店していただく為には、

  商売の基本原則を高レベルで実現していく事。
  タイムリーにその瞬間に合せた、265日のジャスト・イン・タイムな展開。
  そして、チラシ以上にお買い得な食材を、常に日々提案し量販していくか。

 いずれも、まだまだ中途半端なのだろうが、とりわけ最後のチラシ以上に
 お買い得な商品の量販計画を実現していく事が、最優先の取り組み事項だ。

  “そんなに、なんでも出来るのか?”

 そんな声が、各部から聞こえてきそうだが、
 一つの事を完成させて、完璧だという評価をいつ頂けるのか?。
 結局は、そのまま何もしないで、一年が過ぎ去っていくのが関の山だ。

  だから、基本もやりながら、新たな取り組みも付加していく。
  結局は、効果の無いものを捨て、新たな取り組みを付加していかなければ、
  どんどん、後に置いていかれるだけ。

  チラシに入れずとも、その部門がその日に、相場や流通過程で出た下落品
  や企業としての打ち出し品を、チラシで来店していただいたお客様に、更に
  お買い得な商品として、日々打ち出していけるか。

 要は、毎日考え続けていけるか、と言う事だ。
 特に、「鮮魚」は、企画コーナーとプロパーコーナーがはっきりと区別され、
 
  企画コーナー    ~ 毎日の変化と単品量販。
  プロパーコーナー  ~ アイテム品揃え型販売。

 しかし、お客様は以外にも、プロパーでの購入も多い。
 企画コーナーだけが売場では無いのだ。
 如何にプロパーで、魅力ある商品展開が出来るかで、売上の上乗せが出来る。

  しかし、これとて、プロパーが安定して維持されていることが前提。
  普段から支持の無いプロパーでは、何をやってもお客様の信頼は勝ち得ない。

 チラシに頼らないと言う事は、常に、「攻め」の仕掛けの繰り返しであり、
 常に、仕掛けるというキーワードに、自分のアンテナを張り巡らせ、
 商品とタイミングを逃さず仕入、展開するという事の繰り返し。

  結局は、この能力を磨いていく事に他ならないのだ。




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2010年8月29日 (日)

さんまみりん干を売り込む

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の特売。

 「生さんま 98円」。

  “えっ、えっ、えぇっ~~”

 私は、即、バイヤーに電話した。

  「いい加減、出てくると思ったんですがねぇ~。」

   「ところで、有るのか?。」

  「いいえ、各店に1~2ケースの送り込みになります。」

   「それがわかっているんだったら、明後日の為に明日からお詫びPOPだけは
   取り付けなければなるまい?。」

  「そうですね。POP手配して、ファックスで全店に流しますよ。」

 これが、約一週間前の事。
 そして、生さんまに代わる「解凍さんま」等をチェックしたが、それも在庫切れ。

  “しょうがあるめぇ~、さんまみりん干でも、売るか?”

 生さんまは無くても、この時期の日本人の体内には、さんまの脂を摂りたいという
 欲求が、体に刷り込まれているものだ。

  「さんまみりん干」

 なぜか、競合店で買物していて、夕方にカットプライス(大幅見切り価格)で販売
 していたものを購入し食してみたが、これが美味くてご飯をお替わりした。

  “考えてみれば、さんまの骨を気にせず、丸ごと食べられ、こんなに美味しい
  魚の加工品は、以外に少ないな”

 別に、さんまのシーズンだから売り込むべき商品でも無い事に気づいた。
 
 それを、バイヤーに話したら、

  「さんまみりん干は、今のところ切れるようは話は聞いていませんよ。」

   「いや、切れるんだったら、買い占めてもらいたいと思ってね。」

  「何か変化があったら、即電話しますよ。」

 その数日後の店長会の後。

  バイヤーが私の姿を探す「目線」に、なにやら嫌な予感を感じた。

  「てっちゃん、さんまみりん干も危ないです。切れそうです。」
  「電話で大量に発注すると、それで、ジ・エンド。だから、日々10ケースづつ
  発注して、買いだめしておいてください。」

   「ト・ホ・ホ・・・。」

 さんま加工品の争奪戦は、ますます続きそうである。
 
 よって、「さんまみりん干」を売り込む計画は、いまだ実現されておりません。

   「ト・ホ・ホ・・・。」

PS

 そんなこんなの後、いつの間にやら、生さんまの相場が下落し、99円にて販売
 出来るレベルになってきた。

 さんまみりん干しは、確保するほどの希少価値も無くなり、生さんまがひと段落
 つくまで、封印です。残念。

   更に、「ト・ホ・ホ・・・。」 状態に迷い込んでます。




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2010年8月28日 (土)

丸魚の陳列

皆さん、こんにちは。 
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、鮮魚の品出しを手伝う場面が多い。

 別に、品出しが間にあっていないからではない。
 そこから見えてくるものが、必ずあるからだ。

  昨日の、「器を用意するⅡ」もそうだ。

 陳列していて、どうも釈然としない部分にぶつかる。
 そして、それをたどっていくと、コンセプトを持った器にぶつかる、というように。

 先日、いつものように丸魚を陳列していると、値付品出しのパートさんが言った。

  「店長の並べ方は綺麗ですね。どうしたらそんな風に並べられるのですか?。」

 これは、自慢話ではない。
 私もかっては、上司の売場造りに関心し、自分のセンスの無さを嘆いたものだ。
 
 丸魚ほど、日々の品揃えが変わり、盛りつけるトレイも変わり、時間によって売場
 が変化していくカテゴリーも無い。

 パートさんとしては、日々の並べ方に関しては、頭痛を痛めているのではないか?
 しかし、全ては「原理原則」に則られてまわっているだけの事である。

  「綺麗に作りたい、綺麗に並べたい、綺麗に盛りつけたい」

 それが基本だ。それは自分を綺麗に魅せたい、という願いと同じだと思う。

  「縦横が揃っている」「隅々に空きが無い」「商品の顔が目線と直角」等々だ。

 そして、丸魚の陳列で一つだけ、私の流儀であるとすれば、
 新鮮なものから、並べていく、と言う事だけ。

 これとて、マニュアルで決めている企業もあるだろう。
 更に言うと、昨日の「器を用意して」、日々決められた定位置管理をする売場と
 日々の変化で、日々陳列場所を変えていく場所を明確に分ける事も大切だ。

  陳列技術に関しては、以前から何度もこのブログで触れてきたが、
  商品とは、陳列しだい、見せ方次第で如何様にも売れ方が変わってくる。

  見向きもされない陳列もあれば、磁石のように吸いつくようにお客様が集まる
  陳列もある。

 よく、売場は見せ場や展覧会では無い、と言われるが、それは良い売場がわか
 ていない人たちが、自らの陳列技術や販売理論を打ち消す為に展開する理屈
 としか思えないことが多い。

  良い売場は、綺麗で見事で、購買意欲をそそられ、実際に売れている売場だ。
  
 そしてそれにも、上には上がいて、常に学ぶという姿勢があれば、向上し続ける
 ものである。



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2010年8月27日 (金)

“器”を用意するⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


部門に入って、まずはじめにすることは、「器を用意する」事からはじめる。

 以前のブログにも「器を用意する」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-b929.html

 器とは、そこに商品を陳列するという段階以前の、売場トータルの事。
 売場とは、器があって、商品が陳列されて、媒体がついて、お客様に提案される。

  「器を用意する」と言っても、大きなレイアウトを変えることはできない。
  店舗で出来ることは、陳列台帳を作成したり、棚板を変更して磁石をつくったり、
  上げ底等を利用して、商品陳列時にボリューム感を出させたりすることだ。

  私が「器を用意」する時に、一番大切にしているのは、

   “ここでお客様を何人留めるか” と言う事。

  通常は、売場の棚板は、同じ高さや角度で一定の流れをもって設置されている。
  
  それを、棚板を変化させて、商品陳列された時に、お客様が磁石のように、
  吸いついてくれるようは売場をイメージして、器を変えていく。

  要は、商品が陳列されていなくても、磁石として吸引力があるかどうか、だ。
  ここが、大切なポイントだ。

  そして、当然その磁石の売場には、コンセプトが注入される。

   “単品を量販する場所” というコンセプトが確立される。

  その場所では、日々変化があり、提案があり、量販が図られる。
  そのような「器」と「商品」が連動して、継続されてはじめて
  お客様が、この売場を見る目が変わっていく。

   “毎日、この場所だけは、通らないと気が済まない”

  そんな場所を確立していく為に、「器を用意」するのだ。

   “商品さえしっかり変化させ、提案していけば、そうなるだろう”

  その通りだ。

  しかし、部門の人間も私も、何かのきっかけを利用したいとも思っている。
  それが、展開場所の雰囲気が変わり、商品が変わり、目に留まるようになる
  という一連の流れが、即座にお客様に伝わるのである。

 それは、今回入り込んでいる、「鮮魚」でも同様に行った。
 それを、事後報告でバイヤーに言ったら、
  
  「てっちゃん、それはあらかじめ報告してください。駄目だと言っているのでは
  無く、我々も店別の台帳を作成しているのですから。」 
  私の、悪い癖だ。 

 これは、お盆の途中期間から、鮮魚の展開に関して少しばかり、チーフと相談
 しながら器を変えてきた経緯があったので、その連続で売場の器を変えてみた。

  そして、コンセプトを持った売場に商品が陳列されると、それは必ずお客さま
  に伝わるものだ。お客様に伝わる、とは動きが出てくると言う事。

 我々は、よく「人材を育てる」という言葉を使う。

  店舗のマーチャンダイジングを遂行する店長にとって、育てるのは人ばかり
  では無い。

  売場であったり、商品であったりを育てていくのも、店舗のマーチャンダイザー
  としての、店長の大切な仕事であると考えている。



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2010年8月26日 (木)

チェーンストアの個店経営Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「チェーンストアの個店経営Ⅰ」を記した。

 そして、今日は、そのⅡ。
 と言う事は、昨日の続き。

 「個店経営」という概念も広い。

  一店舗一店舗存在すれば、それは個店経営だという理論もある。
  チェーンストア理論を極めれば、個店経営などあり得ない、とう理論もある。

  昨日記した、「Y社」では、店舗の全従業員が経営(発注等)に参画して、商売の
  楽しさを追求することが「個店経営」だとして捉えていた。

 「個店経営」。

  個人によっても、個店経営に対する認識は一様ではない。
  それは、個店経営という概念が企業で一つになっていないからだろう。

  しかし、チェーンストアの個店経営という相反する言葉が並んでしまうと、
  その相反する言葉をどう組み合わせ、どうわかりやすくまとめるかで
  ピンからキリまで(そう感じてしまう)の、「個店経営」が語られることになる。

  いろいろな「個店経営」が語られ、議論され、実践されることは、
  悪いことではないのかもしれない。

 私は、個店の店長とは、基本的に「社長」であると思っている。
 しかし、チェーンストアとして物理的な問題から、役割として店長が存在する。
 
 要は、店長とは、社長の命を受けて、役割として店舗経営を委託される者だ。
 だから、店舗の経営者なのだ。

  店舗を代表する者。
   
 本来の店長である社長の命を受けて、店舗運営上の予算を、社長との約束
 から責任を受け、自らの役割の中で、数値達成責任を委託され、執行する者。

  それが、店長だ。

 店長とは、究極的には、社長との約束を履行する事が最終目的。
 数値達成、予算達成を社長から期待された存在であり、期待にそぐわなけれ
 ば、職位を剥奪されることも覚悟して、日々の店舗経営を執行していく存在。

  数値面、営業面での業績に対して、責任を負う存在。

 その為に、店長とは、あらゆる「武器」を駆使して、業績達成を図る。

  武器。

 それは、商品であり、サービスであり、施設であり、それらを統括する人材。
 その武器の使い方、メンテの仕方を本部が「作」として、提案する。

 その武器を以って、地域のお客様の豊かな生活を支援し満足を得ることが
 その店舗の店長の使命。

 店長の使命とは、

  一年365日、ジャスト・イン・タイム・な豊かな生活を実現していただく為に、
  店舗のマーチャンダイジングを提案していく存在。

  従来のチェーンストア理論からの、「商品」は本部、「運営」は店舗、という
  明確な役割を以って、店長がただただ運営の管理に徹していては、上記の
  店長の使命など、とうてい実現出来ない。

 マーチャンダイジングの一番の柱は、当然「商品」だ。

  だから、全ての商品情報であり、MDに関わる全ての情報は、店舗の店長
  に集まらなければならない。

  それには、現状の組織も仕組みも考え方も含めて、変わらなければならない。
  チェーンストア理論の、商品と運営の役割分割を改めて、店舗のマーチャン
  ダイジングを、店長を軸にした組織運営に変えていかなければならない。

  そして、店舗のマーチャンダイジングを、あらゆる武器を駆使して、一年365日
  お客様にジャスト・イン・タイムに提案できる素地が整った時に初めて、私は、
  個店経営へ進んでいけるのだと思っている。

 その為に、私は、今年一年をかけて、52週のマーチャンダイジングを学んでいる
 のである。


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2010年8月25日 (水)

チェーンストアの個店経営Ⅰ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「お客様は誰か」を記した。

 個店の店長が自店のお客様と競合状況を知り、「挑戦」をして対応する。
 しかし、そこにはいろいろな壁が立ちはだかり、閉塞状況に陥る。

  「チェーンストアの個店経営」の理想の状態とは、どのような状態なのか?。

 そして、先日の「カンブリアの宮殿」を見ると、「Y社」を報道していた。
 
  「チェーンストアの個店経営」に関して、トップの考えと企業としての取り組み。

 店舗では、本部提案の販売計画を推進途中に、好天による生食の売れ行きに、
 店長と担当者が打合せをし、本部提案を変更し、生食への商品化を優先し、
 クッキングサポートの提案も連動して変更させ、夕方から生食提案を店内で積
 極的に後押しする。

  “そんなの、日常茶飯事の事だろう”

 とは、思ったが、この場面での店長の一言が、心に響いた。

  「ケツは持つから(責任は俺が取るから)、売場を変えて!。」

 その言葉に後押しされた担当者の行動は早かった。
 
  その言葉を、部下は待っているのだ。

  違う事をやると、“なぜ、情報通りやらないのか!” と言われ。
  その通りやると、“それは、やり過ぎだろう!” と言われ。
  全くやらないと、“情報をみているのか!” と怒鳴られる。

 現状はその繰り返しで、現場から挑戦を奪っているのが現実だ。

 また、「Y社」では、パートさんをパートナーと呼び、発注を任せ、本部提案の
 在庫管理等も、その店舗状況に応じて、パートナーさんへ状況判断と行動
 を信頼し、売場メンテナンスの権限を委譲している。

 Y社のトップがインタビューに答えた。

  「小売で働く一番の楽しさは、自分のやったことが、お客の反応で返ってくる
  ことだ。それは自分が世の中の為になっているとか繋がっているとかという
  思える事だ。その面白さを、パートさんだろうがアルバイトだろうが同様に味
  わってもらう事が大切だと思っている。」

  「だから、出来るだけパートさんにも権限を与えて、考えてやってもらう事を
  繰り返している。」

  「店長の目は二つしかない。しかしパートさんも含めると約100人、200の
  目で商品管理が出来る。店長だけでは無く、全員が商売に参画して、地域
  のお客の為に何が出来るかを考える事が、私は『個店経営』だと思う。」

 “店舗の従業員100人の目で商品管理をして、経営参画する事が個店経営”

  その思想を具現化して、先頭を切って範を示すのが「店長」と言う事か。

  “なるほど、それがY社の個店経営の考え方か”
  “でも、なんか、弱いなぁ~”
  “個店経営って、そんなもんでいいのかなぁ~”

 私は、釈然としないまま、DVDを見終えた。



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2010年8月24日 (火)

お客様は誰か?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、岩槻エリアMRを記した。

 そして、このエリアで負け組に落ちてしまったのが、「Y社」。
 企業としては、勝ち組とされ、惣菜を核に価値提案をベースに価格に振られず
 しっかり「食」を提案している企業である。

  しかし、このエリアでは、競合出店に逢い、一番ダメージを受けている状態。

 何故、この地域で勝てないのか?。

  環境の変化に対して、対応していないからだ。

 出店時は、企業の最先端のノウハウと人材を以って出店したが、開店数年が
 経過し、いつしか既存店に転換し、利益を追求される立場に変化した。

 しかし、周囲の環境は常に変化していくもの。
 地域で最先端の立地と品揃え、そして提案をしていた店舗だが、
 お客様は常に新たなものへ関心を移していく。

 そこから、既存店としての本当の真価が問われていくのである。

  相変わらず、本部提案を忠実に守り、チェーンストアに徹するのか、
  新たな環境に対応し、状況に合わせた個店経営に切り替えるのか。

  そのお店の“お客様”は、いったい誰なのか?。 

 この問いを、店舗経営者が追求する姿勢で、全てが決まる。

  と、口で言うのは、簡単だ。

 しかし、実行しようとすると、いろいろな課題が目の前に立ちはだかる。

  ズレた事を実行しようとする場合の、「承認」の問題。
  実行した後の結果に関して問われる「責任」の問題。
  そのような周辺のへの配慮を呑込む「覚悟」の問題。

 一歩間違えば、会社という「神」に対して、クーデターを起こす事にもなる。
 それを呑み込んででも、実行しようとする「覚悟」を持たなければ、事は進まない。
 
  まず、そこでほとんどの店長は、二の足を踏む。

 しかし上部は、「挑戦」せよ、と軽く言う。

  それは、「挑戦」する事により、100%成功することを前提として言う言葉と、
  「挑戦」することにより、10回失敗して、1回成功する確率しか見えない行動。

 サラリーマンとして、キャリアを積めば積むほど、「挑戦」など出来なくなる。

  家族を背負い、自らを背負った男ほど、石橋を叩いても渡らない。

 何故か?。

  当然の事だ。
  この時代、誰が次の面倒を見てくれるのか?。
  だから、「挑戦」などという本当に軽々しい言葉になどに躍らせれてはいけない。

 それが、サラリーマンの、深層の本音だ。

  しかし、この閉塞感の中、それでも尚且つ「挑戦」し続ける人々によってしか、
  道は開かれない。

  二極化とは、こんな場面でも、両極端に分かれていくのかも知れない。




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2010年8月23日 (月)

岩槻エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


岩槻駅前のビル内に「M社」が入居し、俄然周辺スーパーとの競争が激化した。

 この周辺には、惣菜を核に総合力のある「Y社」。価格志向とコスト管理で出店
 攻勢をかける「M社」。更に着実に足場を固めつつある「B社」。そして、駅前立
 地に出店した「M社」。

 それぞれにレベルの高い店舗運営を実現し、集客を競い合っている。
 そして、今回のMRで意外な事実を見た。それは後ほど。

まずは、新規出店の「M社」。

 駅前立地を最大に利用し、この周辺に従来から住んでいる高齢者の取り込み
 に成功している。午後1時30分でレジ7台稼働は立派。

 生鮮各部とも鮮度、品揃え、価格とも意欲的に量販を意識している。
 更に、惣菜を重視したライン構成と、鮮魚のまぐろへのこだわりや、焼肉への
 こだわり等、高齢者のニーズを上手く捉え、取りこぼしの無い集客を図っている。

 午後からピーク時後の集客が心配だが、この状況だと年商20億を目標とした
 数値予測を突破していくだろう。

次に、「B社」。

 前出の「M社」とは駅を挟んで逆サイドで、競合も少なく以外に集客していた
 「B社」。

 食品中心に「EDLP」に徹底を図りながらも、品揃えの豊富感をだそうとしている
 ようだが、入口の特設で果実と土物が同居して展開されているところに、「感度」
 の有無が問われるところだ。

 若い企業だけあって、細かな商売の粋みたいなものが出てくると面白いのだが。

更に、「M社」

 最近、足利エリアへの出店等、着実に北上を果たし大手競合にも挑んでいる
 「M社」である。

 そして、私はこんなに賑わっている「M社」を見るのは初めてだ。

 駐車場の台数、裏側からでも入れるアクセスの良さと商圏に厚さ。
 更には店舗規模に、価格訴求力の高い青果、鮮魚の展開等が関係して集客
 力に磨きが掛ったのか?。

 しかし、青果以外は、以外に値入をいれているなぁ~、という印象だった。

そして、最後に「Y社」。

 上記競合店との比較の中でも、一番集客力が弱いのがこの「Y社」だった。
 時間帯がピーク時前なのかもしれないが、以前MRした際も、「雑」な印象を
 うけたのだが、今回は更に集客力が減少した分の粗(アラ)が目だった格好
 だった。

 惣菜を中心にしたまとまりのある店舗で、あまりスキは見せない企業だが、こ 
 こは乱れていた。

 品揃えにも粗さがあり、ちょっとゴージャスな印象の店舗だが、売場は乱れて
 おり、ロスを気にした店舗運営がわかりやすい。

 それにしても、これだけ相手に水を空けられ、活気を失った「Y社」を初めて
 見た。

 それだけ、このエリアでの競争が激化してきているのだろう。

PS
 岩槻エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/iiwatukimr/



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2010年8月22日 (日)

ETC割引に想う

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ある意味、今年のお盆商戦の明暗の一つになった、「ETC1000円乗り放題」。

 昨年は、お盆期間中ずっと割引だった。
 そして、今年は週末のみのサービス。
 
 更に、ETC割引は、週末の土日だけの1000円割引制度。

  “なんで!”

 高速道路を使用するのは、なにも週末に限ったことではない。
 まして、お盆年末に限った事でも無い。

  “なぜ、その時期だけ割り引くのか”
  “我々流通に携わる人間達には、何も恩恵はないのか”
  
 俺達だって、同じ日本人。
 墓参りにも行けば、季節外れの夏休みを子供と旅行もする。
 しかし、高速道路を1000円で乗り放題したことは、無い(いや一回だけある)。
 
  なぜ、週末だけなのか?。

 不公平と言えば、あまりにも不公平。
 
  なぜ、週末だけ突然、1000円なのか?。 
  なぜ、毎日1000円に出来ないのか?。
  それが無理なら、何故、毎日同率割引にならないのか?。

 そうすれば、人の異動など、集中や分散など無いだろう。
 お盆はお盆の日付のまま、日本人の昔からの帰省がUターンがある。
 そして、お互いに安心して、商戦の計画と製造を発揮できる。
 その流れを、敢えて崩して、国民の皆に苦労を掛けるさせることは無いだろうが。

 だから、帰省しながらも、日帰りで帰ってしまうような慌ただしいお盆を過ごさせ
 ることになるんだろうが。
 刺身も肉も食べずに、ビールも飲まずに、線香だけ上げて、とっとと帰ってしま
 うのだろうが。

  だんだん、感情的になってしまったが、だから、そんな制度など止めて、
  毎日平均同率の割安で高速道路を解放せよと言いたいのだ。
  と言いたいのだ。

  だんだん、感情的になってしまったが、そう言う事だ。

 そして、そうすれば、毎週月曜日のMR報告も、もっと距離を広げて、良いお店
 のPRも出来るというものだ。

  何とかしてよ、「前原さん」「玄葉さん」「蓮舫」さん!、そして「柳沢さん」。

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2010年8月21日 (土)

アルバイトを叱るⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで、「アルバイトを叱る」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-09b4.html

 そして、アルバイトの採用が地域貢献をも内胞することも記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-d78a.html

 そして、先日、高校一年生のアルバイトを叱った。

  理由は、男性の少し酔ったお客様に絡まれ、注意を受けた事だ。

  まず、男性客が、そのアルバイトの不備に文句を言いに、サービスカウンター
  来た。

   アルバイトの態度が良く無い、と言う。
   そして、「ものを頼んだら、『俺には関係ねぇ~!』と言った。」、と言う。

   “いくらなんでも、そこまでは言わねぇ~だろ~”
  
  とは思ったが、このアルバイトは、普段の態度も、あまり愛想が良い方では
  なく、レジもその態度に嘆いていた。

  しかし、これは本人の故意ではなく、悪気があるわけではない。
  それは、レジもわかってはいた。

  私は、アルバイトを呼んで、問いただした。

   「お前に、男性のお客様からクレームが入ったが、わかるか?。」

    「はい、ポイントカードの件でお客様に聞かれたので、『私ではよくわかり
    ませんので、サービスカウンターで聞いてください』と返事しました。」

   「その返答で正しい。間違ってはいない。但しお客様に態度が悪いと思わ
   れているのも事実だ。それはお前の日頃の接客態度にスキがあるからだ。
   スキの無いレジには、少しぐらいヘマをやっても許していただける愛橋があ
   る。お前のお客様に対する態度には、いつも笑顔が無い。そこが問題だ。」

  彼は、私の目を見ながら真剣に聞いていた。
  この子は、採用の動機に、片親(母親)だけの存在で、その親に面倒をかけ
  ずに高校生活を送りたい、との想いがあり、アルバイトで生活費の応援をし
  ようと思っての入社だった。

  わたしは、仕事をする上で、「動機」は何ものにも勝ると思っている。
  その「動機」や「目的」が強ければ強い程、内面的に強くなれるものだ。
  彼の話を聞いていて、私は、いろいろな意味で彼を信じた。

   「これからも、いろいろな状況の中でお前の接客態度に対して、お客様や
   従業員から改善の要求があると思うが、それに対してお前はこの会社で
   やっていけるのか?。」

  彼は、悩んだ表情で、返答が無かった。

   「俺は、お前が悪いとか出来ないから、仕事を辞めてくれと言っているのでは
   無いぞ。親に負担をかけさせたくないというお前の仕事を始める動機は立派
   だ。だから私はお前を採用したのだ。だから私はお前に頑張ってほしいと思
   っている。だからお前もそれに応えてほしい。そして頑張るという“覚悟”を聞
   きたいのだ。」

  高校一年生に話す内容としては、相当重い。
  しかし、敢えて私は、彼に問うた。
  仕事で頑張る、とはそう言う事だからだ。
  高校生とは言え、これが社会のルールなのだ。
  学校生活では絶対に教えてくれない、社会の原理原則なのだ。

  そして、彼は、私の目を見て言った(入社時に、相手の目を見て話すように
  言ってあったのを、彼は忠実に守っていた)。

   「頑張ります!。」

    「良し!。」

    「お前だって、嬉しい時や笑いたい時があるだろう!。」
 
  彼は、それを聞いて、少し笑いかけた。

    「そうだ!。そんな笑顔が出せるんだと。その笑顔でにこにこしていれば
    少しぐらいののヘマは許してもらえるんだ。分かったな。」

  彼は、笑いながら、「わかりました。」 と答えた。

   “こいつを育てる”

 また、この日は、このアルバイトと友人の高校一年生のバイトの両親が私に
 挨拶してきた。

 私が売場で部下と話をしていると、小さな子供を抱いた母親が私に頭を下げた。

  「どうも、○○の母です。」

  前出の彼よりも若干速く入社した高校一年生の男子アルバイトの両親が、私
  の目の前に立っていた。

   父親らしき男性は、髭ずらで一見私より老けているなぁ~と思ってしまった。

   「いつもお世話になっています。」

    「いえこちらこそ。彼も入社当時は緊張感もあって表情が硬かったようです
    が、最近は笑顔が出るようになりましたよ。」

   それを聞いて、父親がニコニコしながら言った。

    「ええ、いま見てきましたが、だいぶ頑張っているようで、安心しました。」

   高校一年の息子が、お客様相手に礼儀正しくお辞儀をして仕事をしている姿。
   これを見て、泣けない父親はいないだろう。

  仕事で身に付けた社会のルールは、家庭でも自然に出てしまう。

   “息子、娘が、変わった”

  そんな家庭の一場面に、貢献したいとも、思っている。

 

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2010年8月20日 (金)

在庫リスクを負う

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


在庫。

 マネジメントが進み過ぎると、在庫過剰に敏感になり、
 在庫を持つだけで、“悪役”になってしまう。

  なんと、浅はかな「マネジメント」か。

 管理上の数値だけを追い求めると、

  仕入れない。
  並べない。
  補充しない。

 それだけで、
  在庫は持たない。
  ロスは出ない。
  作業が発生しない。

  こんな楽な事は無い。

 販売力のある人間は、売れる分だけの発注はしない(全てではないが)。

  意志を入れた商品は、売ってやろうとする数量を発注する。
  そして、当初計画した売場を進化させ、
  
   在庫を、価値に変換し、売場に出し切る。

  その事が、来店されたお客様からみると、魅力のある売場として支持を受ける。

 そんな一連の、在庫の流れが、実力者になればなるほど、ダイナミックになる。

  それは、“振り子の原則” のように、
  大きく「在庫過剰」に振れたら、大きく「在庫削減」へ振られる。

  それは、マネジメントの法則でもある。
  
   「情」の管理に大きく振れられるリーダーは
   「知」の管理にも大きく振れる事が出来る。

  そして、その事によって、部下は安心してついてくる。

   逆を言えば、在庫をしっかり持てる覚悟を持った商人は、
   その在庫をしっかり売り切って、在庫削減する覚悟も持つ。
   
   その結果として、しっかり商品の豊富感を提案出来、
   お客様の選ぶ楽しさを提供し、結果としての売上がついてくる。

  しかし、在庫を持つリスクとして、

   在庫が発生し、
   ロスが発生し、
   人時コストが発生する

  というリスクが発生する。
  そのリスクを、自らの意志で解決できるかだ。

  全ては、商売をする商人の、気持ちの持ち方次第。

 この部分に関しては、いくら本部が、立派な「作」を施しても、
 店舗の商人が、「覚悟」を持たなくては、結果は出ない。




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2010年8月19日 (木)

鮮魚へ目を向ける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日の記事で、果実の取り組みがお盆へつながった事を記した。

 いつまで、果実に取り組むのか?。

  そう、問われれば、いつまでもだ。

 しかし、メインの取り組みとしては、このお盆までと決めていた。
 その後も、店長間の情報発信は継続していく。
 
  そう言う意味では、年末まで関心を持ちながら、情報を発信し、毎週の売場
  造りと数量計画へは関心を持っていく。

  しかし、私個人のお店での取り組みは、お盆を以って終了と決めていた。

 何故か?。

  青果に飽きたからでは、無い。
  もっと緊急を要する部門が、あるからだ。

 「鮮魚」

  構造的に魚離れが進行し、漁獲量も減少し、魚価が上がり、毎年不安定。
  しかし、海に囲まれた日本と言う国において、魚に対するDNAは、我々の
  魚離れなどほんのちっぽけな程に、体内に刷り込まれているのだ。

   “本気で、売っていないだけ”

  それは、鮮魚出身の私たちの世代から、次世代へ伝えられなかった伝統でも
  ある。

 今回のお盆に、私は「果実」の取り組みで学んだ事が多い。

  毎週の単品量販。
  バイヤーとの情報交換と連動。
  自らの売場造りとそれで学んだ商売の技術。

   “店長が入り込んで、数値を改善する”

  店長として、後には引けない状況に自らを追い込み、突破する。
  そんな時、人は、必死に知恵を絞り、行動を起こし、結果を出す。

   “自分を信じて、鮮魚に入り込む”

  お盆前から、おぼろげながら、そう思っていた。

 当然、私のお店を皮きりにだが、果実で数値を変えたように、自店だけの問題
 では解決できない事柄も多い。

 むしろ、そのほうがウェイト的には大きいかもしれない。

  バイヤーと共に、本部を動かし、全社的に改善していく。

 とにかく、構造的に「縮小均衡」に陥っているのは、間違い無い事だ。
 
  それは、鮮魚という部門特性から、「刺身」「生物」という分野に偏り過ぎた
  傾向もある。

  更には、家庭環境や社会環境の変化から、匂いやゴミに対する罪悪感。

  また、骨の多さや形状の複雑さから、幼児やママが食べ方を知らない実態。

 売る方も、買う方も、魚を知らないで流通している現状。

  そして、それを理解したうえで、どう地域貢献していくのか?。

 また、私の引き出しが増えていく。

  そんな、予感だ。






 

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2010年8月18日 (水)

ストーリーは続いていた

皆さん、こんにちは、
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆商戦が終わった。

 いや、年末商戦が始まった、と言う事だ。

  そして、何を、年末へつなげるか?。
  その前に、お盆商戦から、何を学んだか?。

 このお盆。

  高速道路の混雑が、過去最高を記録するという報道が連日のニュースを
  賑わしていたが、いざ蓋を開けてみると、以外にスムーズだったという報道。

  お盆商戦の結果は、その事に尽きるのではないだろうか。

 そして、笑った地域、店舗、企業と、泣いた地域、企業、店舗に明暗が分かれた。
 
  しかし、その結果だけから、年末商戦へは、何も繋がらない。
  結果ではなく、この商戦から、何を学んだかが問題だ。

   学べなければ、同じ失敗を繰り返し、
   多くを学べば、成功の手順を知る。

  そして私も、一つ、大きなことを学んだ。

  それは、「果実」だ。

 以前から、果実への取り組みを何回か記してきた。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-cd29.html
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-4a9d.html
 
 果実を通して、店舗ロイヤリティーを向上させる。
 そして、それは「お盆」に必ず “花開く”。

  なぜか?。

 お盆ほど、果実の売上が槍ヶ岳のように拡大するタイミングは無いからだ。

  そして、その果実ギフトやお供え用果実等を購入する店舗は、それ以前の
  ロイヤリティーがものを言う。

  だから、お盆へつなげる為に、半年間「果実」に取り組んできたとも言える。

 その検証の機会が、お盆と言う事だった。

  そして、それは想像を絶する形で、私の目の前に表れた。

  “ここまで、伸びるのか?”

 それには、いろいろな要因が重なったのも、好結果につながったのだが、
 毎週の単品量販が大きなきっかけとなったのは、間違いないだろう。

  それだけ、お客様の意識が、
   「果実の美味しい店舗」
  という、ロイヤリティーが大きく占められていたのだと思う。

  その結果が、ここぞという場面の「お盆」というタイミングで、集中したのだ。

 当然、それは店舗だけの要因ではなく、バイヤーとの連動がその効果を共鳴
 させていった。

 今までの取り組みから、私や店舗の意志疎通の絆が太くなっていったのだろう。
 
  店舗の計画と仕入れ、売場造り。
  更に、バイヤーの意志としての「送り込み」。

 この送り込みも半端では無かった。
 しかし、私は敢えて、文句を言わず、計画数量+送り込み数量、を売場に
 出し切った。

  そして、送り込まれた大玉(13玉サイズ)の「桃」「梨」から売れていく。

 挑戦する店舗と、 
 更に、その背中を押す本部。

  この組み合わせが、今年のお盆の最大の検証になった。

 「お盆」という一大イベント。

  それは、単発のイベントではなく、
  半年前からのストーリーの、終着点だった。

  いや、一通過点なのかもしれない。

 本部バイヤーが、私のお店に来店して、言った。

  「いやぁ~てっちゃん。来年この数値をクリアするのは難しいよ。」

   「いや出来るさ。また3月から、更に取り組んでいけばいいだけだ。」

 彼は、笑顔で答えた。

  「その通りだ。」



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2010年8月17日 (火)

今年の「ゴジラのたまご」試食会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今まで何度となく記してきた「ゴジラのたまご試食会」。

 過去には、
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/09-463e.html
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_49e6.html

 と、過去2年、「ゴジラのたまご試食会」を実施してきた。
 そして、店舗が変われど、この恒例の行事は外せない。

 それは、この事を通して、組織強化を図る、私の手法だからだ。
 今年は、8月8日から品揃えを始め、入口付近で4個陳列しておいた。

  入口付近の一番目立つ場所での陳列もあり、そのたまごは、子供たちに
  大きな話題を提供してきた。

  携帯で撮影するお客様、
  このたまごを話題に、話し込むお客様、
  じっくり見つめ、中を確かめるお客様、
  手でさすって、感触を楽しむお客様、

 いろいろなお客様が、いろいろな楽しみ方で、このたまごの存在を楽しんできた。

  そして、いよいよ、我々が楽しむ時期が来た。

 私は、チーフミーティングで伝えた。

  「今日の午後6時に、ゴジラのたまごが孵化をする。楽しみたい奴は、青果の
   バックヤードに来い!。」

  16日の月曜日と言う事もあり、総勢9名の精鋭だが、毎回の試食会のように、
  長かったお盆商戦の疲れを忘れ、その顔には、皆で楽しみを共有する笑顔が
  こぼれていた。

 しかし、今年も、ゴジラのたまごは、味噌だった。

  “なんだぁ~、ただの鮮度落ちしたスイカじゃね~か~”

 期待は、大きく外された。

 その後、それを補う為にチーフが持ちだした「普通のすいか」のほうが全然甘か
 った。

 それもまた、一つの話題として、このメンバーの記憶に刻まれるのだろう。
 そうして、私のお店のお盆商戦が、名実ともに、終わりを告げた。




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2010年8月16日 (月)

羽生エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前、一度だけ羽生エリアの「J社」をMRしたが、今回はエリアの競合店も含め
てのMRをした。

 新規幹線道路に、巨大ショッピングモールを建設して久しい。

 一度訪問した時は、生鮮が相当強化され、より専門的な売場を作っていると
 感じていたが、最近の動向はどうか?。「J社」の生鮮の技術力を見たかった。

早速「J社」。

 まずはじめに生鮮を見て、少しがっかりした。
 水曜という落ち込む曜日ではあるが、青果・鮮魚へ続くゴールデンラインに迫力
 が無い。

 青果の季節感や賑わい感は無い。あるのは安さ感と貧弱感。
 全て昨日の残り物?、のような品揃え。

  “この巨体な建物が泣くぞ!”

 鮮魚はそれでもがんばって、対面販売のおばさん(失礼)が活きのいい掛け声
 でお客様にハッパをかけていたが、鮮魚の品揃えとして、あまりにも価格に走っ
 た品揃えが目立ち、生や加工も含めた「味」「品質」を満たした品揃えが無い。

  天然いなだの切身も安くていいが、養殖の美味しいぶりが無い。
  まぐろも冷凍のびんちょうもいいが、大鉢や中とろが無い。

 価格だけの安さ感の演出に登場する商品群ばかりだ。
 
 これだけの巨体を有しながら、この生鮮の貧弱さ。
 だからなおさら、火曜の安さに集中し、週末のモールに集中する。
 そして、平日はどんどん品揃えが蝕まれていく。

  “あぁ~、こうやって、足腰が弱って、いずれ倒れていくのだなぁ~”

 そう、思わざるを得なかった。

次に「Y社」。

 このエリアの市街地に位置し、安定したお客様を取り込んでいると思われる。
 この店舗も古いが、このエリアにあってはバランスの良い配置レイアウトだ。

 しかし、この店舗も競合の少なさから、売場の緊張感は薄い。
 惣菜、寿司、ベーカリーの賑わいは流石だが、そこに至るまでの青果・鮮魚
 での充実感は乏しい。

 この企業には珍しく、全体的な底上げを迫られている店舗だろう。

最後に「B社」。

 この企業をMRするのは、初めてだ。
 そして、期待感もあった。

 駐車台数も300台ほどと多く、前出の「Y社」と線路を挟んで反対側の立地も
 あり、集客は安定していると思われるが、この企業の考え方が見えてこない。

 青果の「果実」平台とプロパー展開、「野菜」平台とプロパー展開の関係が
 連動せず、非常に買いづらいレイアウトである。

 また、鮮魚とデイリーの平台関係も、連動性が無く、買いづらい位置関係だ。
 これで良しとしているのであれば、データ上の効率を最優先させると言う事に
 割り切っているのだろう。

 しかし、お客様は数値では測れない買物の楽しさも楽しんでいるものだ。
 その数値には表れない楽しさ感を引き出し、競争に勝ち抜いていくことが
 店舗に求められるものだが、やはい立地上の競合の少なさから、安心して
 利益を追求しようとする姿勢が見え隠れしている。

 このエリアには、少し刺激がほしいかな。
 そんな印象で、この3店舗を見てきた。

羽生エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/hanyuumr/




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2010年8月15日 (日)

地域貢献とは

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前読んだ本で、
 「コトラーのマーケティング理論が面白い程良くわかる本」があった。

 現代マーケッティングの第一人者である、コトラーの理論を分かりやすく解説
 した本だが、その本の中で、コトラーは、「マーケッティング」とは、

  「顧客を満足させ、維持する為の“技術と知識の体系”である。」としている。

  特に、顧客の維持の重要性を説いていて、「生涯価値」として位置付けている。

 「生涯価値」

  その人の人生において、一生涯大切な価値ある存在としてのスーパーとして
  存在し得るかどうかが、我々の存在価値である、とコトラーは説いている。

  そして、その事を実践しているのが、現在アメリカで「ウォルマート」等の強大
  企業と戦い、地域のお客様に圧倒的な支持を得ている企業なのだろう。

 地域の来店されるお客様に、一生涯の価値を提供していく事。

  それは、単なる「もの売り」の領域を飛び越え、商品の「価値」をどう提供してい
  くかへコンセプトが広がり、「もの売り」を通して、どう地域のお客さまへ貢献して
  いくかへ広がっていく。

  もっと広げて見ると、地域の個人ひとりひとりの人生に、どう好影響を与えられ
  るか、まで広げていかないと、見えてこないと思う。

   “地域の人々の、人生を背負う”

  私は、部下の人生を背負わなければ、リーダーとは呼べないと思っている。
  そして、地域の人々の人生を背負うのが、地域スーパーとしての使命。

   そう考えると、単に、「よりよいものを、よりよく販売していく」程度の事は、
   ごくこく当たり前のことであり、その事だけでは、大手に太刀打ちできない。

   そのエリアに根差す、と言う事は、地域の人々と共に、人生を歩むこと。

  そこまで広げて、今現在の自分の仕事を照らしていくと、

   イベント時の似顔絵の展示
   小学校の、店舗見学
   中高生以上の職場体験
   高校生以上の、アルバイト就業
   地域従業員の、就業

  等々、いろいろな部分で、地域の方と人生を歩んでいることが見えてくる。
  その中でも、私が大切にしなければならないと思っているのは、アルバイト。

  地域の高校生から大学生が、いろいろな事情から、当店でアルバイトに就業
  してくる。

   大変、うがった言い方になるが、このアルバイトに就業した子たちの人生に
   この店舗でのアルバイト経験を活かしてほしいと願っている。

  人は、いろいろな経験を積み上げながら成長していくものだ。
  家庭や地域での生活、学校生活、クラブ活動生活、趣味の世界等、現在では
  ネット上のつながりも深まりつつある。

   そのようなつながりの中に、当店でのアルバイト経験によって、人生を良い
   方向へ導くきっかけになれたら、と思っている。

   特に、高校の1年生は、まだまだ小中児童の意識から抜けきっていない。
   その子達が、いきなり「一社会人」として、責任ある行動を求められる。
   それは、その子にとっては、人生の一大事だ。

   おそらく、家庭環境でも、それだけ結果を求められて生活はしないだろう。
   髪の毛の色や服装の身につけ方、人との接し方から社員その他パートさん
   との接し方まで、一社会人として同様に付き合わされる。

  それは、お客様や従業員同士の「挨拶」「躾」「身だしなみ」を通して、当然に
  身につける事柄であり、従来の家庭環境や学校環境では絶対に見に付かな
  い作法であると思っている。

  これは、決して、「家庭」や「学校」が駄目だと言うのではなく、役割なのだ。
  そして、企業とは否応なく、上記のような社員への作法を要求し、そこから
  仕事の技術へと進んでいくのだ。

  しかし、私はそれだけで、「やるべきことをやり、カネを稼ぐ」というアルバイト
  にはなってほしく無いと思っている。

   「このスーパーでアルバイトをしてきて、良かった。」

  そう、人生の途中途中で、思い感じてもらいたいと思っている。

   だから、彼らへの要求に妥協はしない。

  それは、当初は相当厳しく感じるかも知れない。
  しかし、これが社会なのだと、視野を広げてほしい。
  そして、その厳しさが、人を変え、人生を変え、周囲の家族から喜ばれ
  「単なるもの売り」のスーパーから、地域貢献の出来る存在として、価値を
  提供出来る地域の企業になることが、お互いにいい事なのだと思えるよう
  になってきた。


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2010年8月14日 (土)

ステージを変える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、青果の「果実」の取り組みに関して記した。

 店長として、ある部分に集中的に入りこむと、反動で見えない部分が出てくる。

  “それでは、店長として、失格だろう!”

 そういう声もあるだろう。しかし、私はこう、思う。

  “何事も中途半端では、何一つ実現できないだろう”

 店舗とは、極端な話、店長不在でも、何も無い数日間は運営できるものだ。
 店長が必要とされるのは、クレームと外交面での挨拶ぐらい。
 後は、いてもいなくても、店舗は自然に運営されていく。

  残念ながら、それが現実だ。
  店長次第で、売上が大きく変わるのは、その為だ。

 これが、店長も他部門同様に個別のルーティン業務を持ったならば、その店舗
 企業は、確実にダメになっていく。

  なぜなら、店舗を客観視して、問題解決を図る人間が存在しなければ、店舗は
  確実に「死」へ向かう。

 だから、私は、1か所に集中して入り込むことが、時には大切だと思っている。
 常にそのような問題解決手法で、本質を掘り下げていくことが重要だと思う。

  しかし、反動で、見えなくなる部分も出てくる。
   “見ている振りはしているが ・ ・ ・ ”

 それが、現在は、「ベーカリー」だ。

  ベーカリーのトレーナーが来た時も、

   「ベーカリーは、売場のストーリーが大切だ!。お客様に目的地に着くまで
   いろいろな提案をレイアウト上施し、ストーリーを作っていくかで売上が決ま
   る。」

  そんな力説をしてみるものの、真剣に入り込んでいない分、見えていない。
  通り一遍の論説はするが、「検証」していない。

  かっては、「仮説」を立て「検証」までしていたから、誰が来ても負けなかった。
  “ベーカリーは、こうあるべきだ。なぜなら、この店舗で検証したから”

  そう言いきれていたのだが、入り込まないと、この店舗の動向が見えない。
  
   お客様の導線、商品の強弱、時間帯別の強弱、嗜好、曜日動向等。

  お客様の動向で、現在動きが見えないのが、ベーカリーと酒、雑貨。
  要は、真剣に入り込んでいないスペースでありカテゴリー。

 “いよいよ、果実を卒業し、これらへ向かわねば”

  そう思いつつ、その前により大切な部門が、俺を呼んでいる!、と感じている。

 それに関しては、後日。

 

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2010年8月13日 (金)

波及効果

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「果実」への取り組みを始めてから約3カ月。

 当初は、自店だけの取り組みだった。
 

 嗜好性の強い「果実」。
 しかし、近年、免疫効果や美肌効果、更には血液サラサラ効果もあって、その
 効能が見直され、更には、旬の短さや鮮度落ちの早さから、なかなか単品量販
 に踏み切れず、店舗間での強弱の大きい商品群として、この部門に入り込んで
 お客様の支持を得られれば、商圏の広がり、集客の高まり、そしてお店全体へ
 の波及効果があるという「仮説」を立て、取り組んできた。

 当然、「仮説」を立てた訳だから、「検証」をし、更なる「仮説」へ進化しなければ
 ならない。

  嗜好性が高いと言う事は、仕掛けた分の跳ね返り(売上)も高く、単品で全社
  一位も可能だと言う事。
  当然、果実の売上拡大=青果の売上拡大 の図式へ発展する。
  果実の日販で約5万のアップは大きい。

 更には、果実の売上拡大は、生産性向上へも結び付く。

  「野菜」は、点数拡大=品だし補充頻度アップ=生産性停滞 の図式だが、
  「果実」は、点数拡大=単価アップ=売上拡大=生産性向上 の図式へ移行。

  果実の売上拡大は、生産性向上という副産物もついてきた。

 それでは、その事で商圏が広がり、店全体のへの波及効果はあったのか?。

  「微妙だ。」

 確かに、店全体の日販は拡大しているが、本当に、この「仮説」が影響している
 のか?。そう突っ込まれると、微妙だ。

 はやり、店舗レベルの売上を左右させるには、一つや二つの「仮説」で簡単に
 影響するものではない。
 ただ、果実の日販5万アップが店舗日販アップに貢献しているのは確かだ。

  しかし、一店舗とは、あるカテゴリーが改善、進化することで命運を左右され
  るものではない。

  やはり、お客様はスーパーマーケットで「ワンストップショッピング」を完結させ
  て食事の調達をするわけだから、それ以外の要因も相当大きいと見るべき。

 今後、私のお店では、その事をどう波及させて、店舗レベルでの集客力に結び
 付けていくかが、課題となる。

  更に、私の波及効果作りは、他店舗へ向かっている。

 この事例を基に、同様の考え方のフォーマットを波及させること。

  「果実」を通して「青果」の売上アップ。
  「青果」の売上アップから、生産性の向上。
  その事で、店舗レベルでのロイヤリティーの向上・商圏拡大。
  店舗での客数増=売上拡大

 そんなステップを、他店舗へ波及させること。

  その為に、週別取り組み単品を、販売情報として他店舗と共有することから
  始めた。

  バイヤーとの情報共有は、以前以上に密になり、週末へ向けての共有は
  より密度を高めなければ、全員へは伝わらない。

  更に、それらを集約しての、販売情報も同様だ。
  そして、今後は、週毎の数値結果から再検証していく運びだ。

 企業の取り組みとして、どう進化していくのかが、楽しみである。


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2010年8月12日 (木)

日本人の季節感

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


全国的に、いや全世界的に異常気象が続いているようだ。

 そして、我が日本も、連日の猛暑。

  しかし、ピークは、去ったようだ。
  これからは、日々、一雨毎に、涼しさが広がっていくだろう。

 私の家には、クーラーが無い。
 
  いや、一台だけ、息子の部屋にあるが、
  リビングや、寝室には、置いていない。
  だから、外気の微妙な変化を、体で感じる事が出来る。

  女房は、「今年こそは」と言いながら、いつもこの時期を迎える。

  それだけ、夏の厳しさは、ほんの数日のことだけなのだ。
  そして、お盆を過ぎると、一気に秋の気配が日本を覆う。

 そして、この夏の猛暑。

  結果としては、小売業界にとっては、この季節のメリハリが好結果に結び
  ついているのだろう。

  夏は夏らしく、詰めたいものが良く売れ、シーズン物の衣類や住雑貨品が
  うごき、アイス等の動きも良い。

  それが、春夏秋冬の季節毎に、はっきりした季節のメリハリがあり、その時期
  とれるものが、しっかり味が乗って市場に出回り、その自然の恵みを享受しよ
  うと、人々はそれらを食して活きていく。

  そして、また元気に働き、社会貢献する。

  要は、日本と言う国は、春夏秋冬がメリハリがついて初めて、
  
   「金は、天下の回りもの」 となるのだ。

  そして、その為に、季節を豊かに暮らしていく為に、いろいろな職業が生まれ
  そこに日本人の知恵が生まれ、進化を生み、成長してきた。

 地域のスーパーという、地域生活のプロフェッショナルな存在価値をどう進化
 させ、四季折々の暮らしを提案訴求し、その事によって、地域貢献できるお店
 としての具現化を、真剣に考えてみたい。

  そう考えた時に、「果実」という部門と、商売を知るということは、非常に大切
  なキーワードだと思われる。

   「季節に、強くなる」

  それは、地域スーパーが、地域に根差し地域のお客様の支持を得る為に
  無くてはならない、存在価値なのではないか。




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2010年8月11日 (水)

今読んでる「本」Ⅵ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近読む本は、大当たりだ。

 前回も、船井幸雄氏の本を読んで感じた。
 そして、今回も同様に、今現在の自分の心境と行動を支えてくれる一冊だ。

  「戦う組織」の作り方   渡邉 美樹 著   (PHPビジネス新書)

 本屋で何気なく「表題」が気に入り手にした本だった。

  「戦う組織」という表題が気になった。

 店長として、競合店と戦う「お店」を組織することは、理想であり現実でもある。

  ~ どうすれば、戦う組織として鍛え上げられるか ~ 

 店長だけでなく、全てのスーパーマーケットに従事する人間の命題だ。

  サブタイトルが、「リーダーの覚悟が、人と会社をここまで強くする!」。

 著者はご存知の方も多いと思うが、ワタミという居酒屋チェーンを経営し、最近
 では、介護サービスをも手掛ける経営者だ。

 そして、その彼が2009年の6月を以って、社長を退任し、会長となる。
 それも一つのきっかけとして、今までの経験をもとに、戦う組織の在り方をまとめ
 たのは、この本だと思われる。

  そしてこの本は、私が「組織とは」、「組織の在り方とは」の命題を追い求めてき
  た中での、一つの結論をまとめてくれている。

  それは、従来からもこのブログで記してきた内容なのだが、

   ・人は、自ら育つもの。
   ・自分を越える部下を育てる。
   ・リーダーが、最前線で戦う姿勢を示すこと。
   ・常に挑戦し続け、改革し続ける姿勢を持つ。
   ・リーダーは、部下の人生を背負う覚悟を持つこと。

  そのような内容が、この本全般に流れており、集約されている。

  だから読んでいて、書いてあることが本当に、ストンストンと「腑」に落ちていく。
  そして、私の頭が整理されていくのが、心地よかった。

 どんな企業の経営者でも、その人の代で築き成長させた創業者は皆、現場から
 這い上がってくる。

 だから、組織の原点である「個人」への憧憬がことさら強いものだ。
 初めは、一人二人から築き上げた組織だから、組織が拡大しても、常に仕事
 仲間としての「相手」に対する思いやりが基本にある。

  そして、この本の終わりに(エピローグ)に記されている内容が良い。

  「人は、経営資源などでは、無い。」

  「経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報と言われるが、ヒト以外は経営資源とし
  買ったり、売ったり、捨てたり、拾ったりするが、人は経営資源などではなく、
  人は会社そのものである。だから、売ったり捨てたり出来るものではない。」

  「降格人事や減給もあるが、それは人を見限る事では無い。それでも可能性
  を信じ、適材適所で活き活きと能力が発揮できるチャンスを与え続ける場な
  のだ。」

 そんな覚悟、部下の人生を背負う覚悟がなければ、「戦う組織」など作れるはず
 も無いのだろう。


興味のある方は、こちからかどうぞ。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569770363/tetu0358-22


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2010年8月10日 (火)

アバターなるものを作ってみる

皆さん、こんにちは。 
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ココログのトップ画面に出ていた「アバターが生まれ変わりました」。

 気にはなっていた。
 けんたさんのブログでも、さっそくアバターを取り入れ、分身を掲載していた。

  “俺も、アバターなるものを作ってみるか”

 とは思いつつも、まとまった時間が取れなく、お盆前の休日を利用して
 「アバターが生まれ変わりました」の画面へ進んで見た。

 アバター作成画面へ進んでみると、意外と簡単で、「輪郭」や「髪の毛」「目」
 「鼻」「ひげ」等を選択し、配置を変え、あっという間に出来てしまった。

  “なんだ、こんなもんか?”

 多少、物足りなさもあったが、自分のアバターが似ているのか、いないのか。

  “なんか、やたらキツイ顔になってしまったなぁ~”

  “この顔は、俺の内面を表した表情かも?”

 いろいろ妄想が湧き出てきたが、とりあえずブログへ貼り付けよう。

  しかし、逆にそこからが大変だった。

 貼り付けは簡単にできたのだが、位置の変更がわからない。
 アバターを一番上に変更したいのだが、なかなか出来ない。

 しょうがないから、画像のみ保存して、それを張り付けて見たが
 どうもしっくりこない。

 いろいろやって、ようやく半日過ぎて、やり方がわかった。
 わかってみると、“なんだぁ~、これで良かったのか?”
 と思うのだが、設定を詳細に理解していないと、なかなか答えに行き着かない。

  しかし、どうも似ているのかどうかが、わからない。
  しかたなく、そのアバターを女房に見せたのが、運の尽きだった。

  「えぇ~?、全然似てないよ。輪郭はこうでしょう。眉はもっときつく立っている
  わよ。それに口は、・ ・ ・ 」

 そんな調子で実際の実像よりも、女房のイメージ先行型のアバターが完成して
 きた。

  そして、最後に「アクセント」なるものの設定だった。

  「なに、アクセントって。あっ、このピキピキがぴったりよ。」

 久しぶりに、女房と大笑いしながら、アバターなるものを作り、貼り付けてみた。

  このアバター。不評であれば、削除します。
  決して実像からは、かけ離れているとは思いますが、私の内面を表した
  アバターとして、ご覧ください。



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2010年8月 9日 (月)

水戸浜田エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先々週オープンした、水戸エリアの「Y社」。

 今後のフォーマットとなる600坪での規模とレイアウト。
 更に、市街地への出店でもあり、商圏の厚さから店舗効率を考えた出店。
 近隣店舗と共にMRしてみた。

まずは、「Y社」。

 社名を表示するロゴもローマ字に変わり、従来の「Y社」のイメージを一新した
 外装である。

 駐車場も変則で駐車スペースも以外に少なく、止めずらい形だ。
 従来は、広大な駐車スペースを有し、週末の集客も視野に入れた店舗設計だっ
 たが、今後は平日を重視した集客と店舗レイアウトに徹していると言える。
 レジ台数も6台+セルフレジで、年商15億程度を見込んだ設定と言える。

 従来の新店では、新規取り組みが確実に見えていたが、この店舗の特徴は
 オープンから人件費のコントロールに取り組んでいることだろう。

 逆に言うと、売場の斬新さは無い。
 
 「あんな取り組み、こんな取り組み」 が随所に見られた従来の新店と比べても、
 多少物足りなさもある。

 しかし、その分、生鮮のプロパーの陳列技術は更にレベルアップしたのでは思わ
 れる。
 在庫量が無くても十分に豊富感を失わない陳列技術は秀逸だ。

 目先の変化に飛び付かず、基本を磨こうとする姿勢が見える店舗である。

次に「E社」。

 「Y社」出店に伴い、週週間前に改装し、フレッシュパワーマート「E社」として
 甦った。

 外装からは想像できないほど、店内は広く、品揃えも豊富だ。
 更に、ドラッグとのコンビネーションも良く、店内は以外にもお客様は多い。

 水戸の市街地にあり、商圏の厚さから、「Y社」オープン前はドル箱状態だった
 のではないかと思われる。
 証拠に、「Y社」オープン後もレジ5台解放状態で、更にドラッグレジも3台解放
 していた。
 
 「Y社」との直線距離がわずか200メートルの位置にあって、この集客は以外だ。
 おそらく、競合出店後もこのお店のファンはいるのだろう。

 「Y社」にとっては、以外に手ごわい存在になると思われる。

そして「J社」。

 相当古い店舗だが、鮮魚だけは頑張っている。
 しかし、青果が厳しい。

 売場面積、レイアウト等の制約が多いのもあるが、しっかりした販売計画を
 持たないのだろう。単なる商品の置き場になっている。

最後は、「M社」。

 上記3店舖と直接の競合状態ではないが、水戸に行くといつもチェックしている。
 
 この企業、店舗は、お客様を集客するノウハウと売上を伸ばすノウハウを有して
 いる。

 特に、「青果」の野菜の価格政策と、果実の品質品揃え政策が絶妙だ。
 更に、「鮮魚」の生の品揃えと単品量販技術。
 そして、グロサリーの徹底した価格戦略。

 これらは、他の追随を許さず、茨城県庁付近の市街地にも関わらず、
 集客を得ている。

 この日は、夕方の6時前後のMRだったが、すでに鮮魚の生魚コーナーは売り
 切り体制で、低価格志向維持の為の、ロス対策もしっかり遂行されており、
 利益に対する追求も貪欲さが伺える。


PS
 水戸浜田エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mitohanmadamr/



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2010年8月 8日 (日)

芝刈り機を購入

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ここ7年来使用している、「芝刈り機」が、故障した。

 「ヒュ~ンッッ」と言ったきり、動かなくなってしまった。
 
  “寿命だろうなぁ~”

 もう、いい加減、あちらこちらがへたってきているのがわかる。
 まず、芝刈り機なのに、全然芝を刈る機能が低下していた。

 刃も相当丸まってきており、包丁研ぎを得意?とする私の目にも、刃の状態
 は最悪を極めていた。

 この芝刈り機は、最新型に付いている「自動刃研ぎ機能」が無く、刃も丸まった
 まま手のつけようが無かった。

 だから、少し伸びた芝を刈ろうとすると、刈りきれずに止まってしまう場面が
 多々あった。

  “よし、ホームセンターで購入だ”

 近くのホームセンターへ寄って、芝刈り機を探したが、私が購入した当時と比べ
 て、在庫が非常に少ない。

 私のような素人用の2万以内の芝刈り機など、2アイテムしか置いていない。
 係りの人に、この2種類の違いを聞いた。

  「どちらも、ロータリー式の刃で、1枚刃か2枚刃の違いです。」
  「やはり、2枚刃の方が、芝を挟み込むように刈りますので、よく刈れます。」

   「私の家のは、刃がらせん状に3枚ぐらい付いているのですが、それの機能
   はどうなんですか?。」

  「あぁ~、リール式の刃ですね。あれが一番刈り上げが綺麗になりますよ。」

   “えっ、そうだったのか”

  よく隣近所から、「お宅の芝は綺麗ですね。」と言われて、
  絶対、お世辞だと思っていたが、芝刈り機の性能もあったのか、と思った。

 しかし、そのリール式の芝刈り機は在庫が無く、取り寄せに1週間程度かかる
 という。

 よって、一旦帰宅し、ネットで調べることにした。

  リール式芝刈り機
   はやり、芝刈り機の中では、刈り上げの仕上がりは抜群で、現在は、逆回転
   によって、自動刃研ぎ機能がほとんど付いている。

   どうも、いろいろ使用者のコメントを読んでみると、リョービの28センチ幅の
   5枚刃のリール式芝刈り機が、性能的にも、仕上がり的にも良さそうだ。

  しかし、ネットで購入しても、連休もあり納品に1週間程度かかってしまった。
  おかげで、庭の芝は伸び放題になり、かっての芝刈り機では、2回に分けて
  駆らないと無理な状態まで伸び切っていた。

  そんな状態で納品された芝刈り機。

   まず、強力な5枚刃を覗きこむと、これは凄い!。
   刃が、如何にも、根こそぎ刈りこんでやるという、意欲を感じさせる刃だ。
   手でさすっただけでも、手の皮が切れてしまいそうに研がれている。

  使用方法を読み、電源を指し込み、テスト始動をしてみた。

   “こっ、これは、凄い!”

  静かにスピーディーに回転する5枚刃のリール式芝刈り機は、なんの異変も
  感じさせず、深深と生い茂った芝を、強烈な5枚刃の殺傷力?で綺麗な刈り
  口を残して、スムーズに刈りこんでいく。

   “軽い!”

  こんなに軽く、芝刈りをしたのは初めてだった。
  前の機械を購入した時よりも、軽くて安定してる。

   “さすが、5枚刃のリール式だ”

  そして、刈り上げられた我が家の芝は、
  
   “まるで、オーガスタだ!”(それはなんでも言い過ぎだろう!)

  と自慢したくなる程の、仕上がりの良さだった。

   “やはり、良い道具は、違うなぁ~”

  いいものは、持つべきだ。

  

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2010年8月 7日 (土)

タイヤの効能

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


“タイヤの違いが、これほど、車の操縦安定性を変えるとは、思わなかった!”

 先日の、お墓参りで新潟往復をした時の、率直な感想。

 今のタイヤの購入は、かってのブログでの記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-6986.html

 特に、今回のような長距離走行になると、どうしても時速150Kぐらいで走行す
 る場面に遭遇する。

 従来のタイヤだと、この領域では、タイヤやハンドルがブレて、危険が増す、と
 いう状況だったが、今回のタイヤは、時速120Kから安定性が更に増し、時速
 160Kで高速コーナーを回っても、重心が低く沈み込んだまま、一定のラインを
 トレースしたまま、微動だにしない。

  “安定しているなぁ~。

  安心してコーナーに入れる”

 運転していて「感心」してしまう。
 タイヤの違いだけで、ここまで違うのか。

 別に、標準装備のタイヤから、幅広にしたり別のアルミを付けた訳ではない。
 それでも、このスピードの領域まで安定し、車の姿勢を低く抑えたまま、姿勢
 を崩さずにコーナリングしていくのを感じると、このタイヤが、車の性能を引き
 出し、完全にコントロールしているのがわかる。

しかし、高速安定性というメリットと引き換えに、失ったものもあった。

 それは、燃費。
 いつもの、新潟往復よりも、ガソリンの消費は多かったようだ。

  帰りの常磐道の「阿賀野川SA」から、「磐梯山SA」までは、給油所が無く、
  この間の約80Kの途中で、給油の赤ランプが点灯された時は、それこそ
  命がけの運転だった。

  通常は、ランプ点灯でも、約50K以上は走行できるが、理屈と現実は違う。
  また、高速走行で燃費の消費量が高まるのではないか、との不安もあり、
  隣で、女房などは、どこかで降りた方はいいんじゃないの、と不安を漏らす
  始末だ。

  こんな山の中の一般道ほど、給油所など無いだろう。それに、時速100K程
  度でチンタラ走行のほうが、燃費は良いハズだ。

  更に、観念して「冷房」も切って、思いっきり高燃費運転に切り替えた。

  会津若松市街から坂を上って、磐梯山SAに到着した時には、女房と抱き合
  て(何年ぶり?)喜んだものだ。

 そして、気が付いた。

  “これは、警告だったのか?”

  高性能のタイヤを手にしたからと言って、むやみにスピードを出すな、という
  警告と捉えた方が、自然だ。

 そう思いつつ、給油後は女房に運転を譲った私は、更なる高速走行に、
 眠れない時間が続いた。



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2010年8月 6日 (金)

マニュアル

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


マニュアルとは、何だろう?。
 
 現場で働いていると、マニュアルに縛られている担当者が多い。

 そして、そのマニュアルという「呪縛」を取り外してやるのも、店長の仕事を思えて
 しまう事が良くある。

  しかし、私は、「マニュアル」自体を否定はしない。

 企業として、基準を設定して、スタンダードレベルを保つ為には、皆がわかりやす
 い言葉で明記されたマニュアルは、是非とも必要だからだ。

 そして、これは、体に染み込むまで有無を言わさず、摺りこむ必要がある。

  そして、その前提に立って、2年目以降は、現場の現状に合わせて修正を加え
  る作業が、永遠に続いていくのだ。

 先日、あるチーフから言われた。

  「いやぁ~店長、お客様用の段ボールをたたまないで、そのまま置いているの
  ですが、持っていっても持っていっても、すぐ無くなってしまいますね。店長の言
  う通りでした。マニュアルって、何なんですかね?。」

 かって、そのチーフに言ったことがある。

  「お客様用の段ボールを、折りたたまないで箱のままお客様用段ボール置き場
  に置いてほしい。」

 軽い気持ちで言ったのだが、彼の回答は、

  「いや、段ボールを折りたたんでバックヤードに収納するというのがマニュアル
  で決まっているのです。それを崩すと、仕事の導線が崩れてしまうのです。」

   「でも、いちいちたたまなくていいわけだから、作業性は軽減されるだろう。」

  「いやぁ~、そのぉ~、マニュアルでぇ~、」。

   「お客様の利便性の為だ。マニュアル違反でいいから、やるんだぁー!。」

 そんな経緯があった。

  その後、折りたたまない段ボールは、お客様にとっても便利で、置いても置い
  てもお客様が持ちかえってくれる。

 それを見て、例のチーフが私に言ったのが、先ほどの会話だ。
 
 私は、それに対して応えた。

  「マニュアルは概ね、本部が一括して造るものだ。そしてそれも商品部が中心
  になって、縦割りの発想で造るもの。その本質は作業効率を最優先させたも
  のになる。しかし、ここは現場であり、お客様という最優先させなければならな
  現実を前に、店舗運営しなければならない。そこが最大にポイントだ。」

  「マニュアルを基準としながらも、その現場で最優先のお客様に合わせて修
  正されるべきものだ。そしてその判断は店長以外出来ないだろう。それを一
  つ一つ考えて微調整していく為に、店長は存在するのだ。」

  「だから、マニュアルは企業の方向性と行動を決める大切な基準だが、それで
  従業員を縛る事が目的では無く、その基準を土台にして思慮を深める一つの
  道具だと思え。」

  「更に言うと、このエリアもいずれは、レジ袋の有料化に踏み切らざるを得ない
  だろう。その時に無料の段ボールが積み上げられている仕組みと、お客様の
  認識を高めておく為に、段ボールを置かせたのだ。」

 それを聞いたチーフは、驚いて聞き返した。

  「そこまで考えていたのですか?。奥が深かったんですね。以前はマニュアル
  にこだわりすぎて済みませんでした。」

 よりお客様に近づこうとすれば、マニュアルにぶつかる。

  マニュアルを、絶対的な神として縛られるのか、
  マニュアルを、一つの道具として使いこなすか。

 現場で直面する、以外に大きな壁なのだ。




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2010年8月 5日 (木)

桃の「キャップ」取り付け

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログから、現在果実に入り込んで集客対策を図っている事を記してきた。

 今の旬は、当然「桃」と「すいか」。

  そして、先週と先々週は、「桃」を量販してみた。

  「桃」も、過去の「さくらんぼ」や「南高梅」と同様に、大変デリケートな果実。
  ちょっとしたキズや、桃同士の当たりで、痛みが急速に広がっていく。

  だから、「キャップ」と呼ばれる帽子をかぶせて、品質の維持を図る。

 先週は、自ら桃のキャップかぶせをしながら、桃売場をひたすら造った。

  従来は、産地でキャップ詰めされ、パック詰めされた桃を販売していたが、
  どうしても価格面で優位に立てず、私が自らキャップ詰めとパック詰めを
  施し、価格面と粗利面を両立させながら、量販を図ることにした。

  品揃えアイテムは、18玉入りの2個詰めと、20玉入りの4個詰め。
 
  特に、20玉入りは、産地でキャップもpかぶせられておらず、キャップかぶせ
  から、私一人で商品化と陳列をした。

   “なんで店長の俺が、周りも見ずに、こんなことをしているのか?”

  何度も疑問に思いながら、自ら入るという意志を再確認しつつ、売場で
  ライブ販売のように、お客様と会話しながら実施した。

 果実のキャップには、二つの効果があるようで、

  一つは、「品質維持」
  二つは、「見栄え」

 インストアでキャップとトレー詰めをすると、アウトパックとは比較にならない程
 その商品価値は高まり、玉の大きさや鮮度感が増し、お客様への見栄えが
 圧倒的に高まり、尚且つ私との会話から、購入されていくお客様が増える。

  そこで、習得?した、「桃」のキャップ詰めの極意?とは、

   ⅰ、「キャップ」は深くかぶせ過ぎない。
   ⅱ、桃の割れ目は、縦のラインで統一して盛りつける。

  よく、産地でキャップを深深とかぶせてくる桃があるが、あれでは商品の痛み
  は少ないが、肝心の「桃」の本体が見えない。
  真上から見て、桃の直径よりもかぶせないことが大切であり、それにより、
  桃の大きさが最大に拡大されてお客様の目に映る事になる。

  更には、割れ目は、上下に統一して盛りつけることも、商品の見栄えに一因
  に繋がる。

   “あれっ、20玉って、こんなに大きかったっけ?”

  自ら商品化していて、こんな感覚を得られれば、OKだ。

  また、商品的には、桃は重ねられない為、マメな補充と手直しが必須だ。
  荒れた売場では、鮮度と品質が良くても、素通りするお客様の確率は高い。
  更に、なかなか試食も出せない為、糖度表示はダイナミックに行った。

   いろいろな手を加えて、単品を売り込む。

  その先には、単品で上位店舗をごぼう抜きする、という楽しみが待っている。



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2010年8月 4日 (水)

「育てる」のか「活かす」のか

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、「部下を育てろ」と言われる。

 しかし私は 
 
  “部下は、勝手に育つもの” 

    と思っている。

  “人は、自ら、育つもの”

    以前のブログでも記した。
         
   「自育の条件」
    http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-9e47.html
   「自育のプロセス」
    http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-57e4.html

 人は、自ら育つという “自育” するものだが、それには、きっかけが必要だ。
 「自ら育とう」、と自らが自らに意識する、きっかけ。

 それは、組織の中で、自分が「活かされている」 という意識(認識)だろう。
  
  「自分は、上司(店長)から、認められ、組織内で活かされている。」

 だから、人間は、どんなつらい事でも、前を向いていばらの道を進んでいける。

  日本人なら、尚更の事だ。

 上司として、「部下を育てよう」、と意識すればするほど、
 部下の欠点ばかりが見えてくる。

 それは、上司と部下の関係だけでは無い。
 自分には見えない欠点が、他人からすれば、すぐに見えるもの。

  そして、それを矯正しようとすることが、
  「教育」だと思いこんでい上司が多い事が問題なのだ。

 その企業のマニュアルや原理原則は、入社1年で徹底して躾(しつ)ける。
 それを土台として、自ら育とうとする、自育のプロセスとは、活かされるという
 認識を、その組織の中で、どれだけ自ら持っているか、と言う事だ。

  私は、入社2年目までの新入社員は別にして、それ以降の部下は、

   どう「育てるか」、とする認識よりも、
   この場(店舗)で、どう「活かすか」、といつも考えている。

 だから、部下の「強み」を、まず大切にする。

  「守り」に強いのか、「攻め」に強いのか、「管理」に強いのか、「販売」向きか。

 そして、「振り子」の話をする。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_e34f.html

  「情」のマネジメントも、「知」のマネジメントも、
  まずは、大きく振らない限りは、パワーは出ない。
  そして、そのパワーを利用して、自分に足りない部分を見つめる事。

 そのためにも、まずは、自分の強みに大きく振り子を振る事。

 そして、大きく振った振り子を、反対側に大きく振る努力をする事。
 最後は、その振幅を継続しながら、振り幅を大きくしていく事。

 そうやって、人は成長し、バランス良く、尚且つダイナミックに幅のある
 人間として、魅力を増していくものだ。

  「部下の強みを活かす」

 人間が一番伸び伸びと、人間らしく成長していくきっかけではないか。



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2010年8月 3日 (火)

現場で検証する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、あるトレーナーが来店して、結果を出そうとしている。

 それに先立ち、彼から先日電話があった。

  「てっちゃん、昨年は牛肉を徹底して売り込んでいましたが、現在はロス等の
  問題もあって、平日の品揃えをかなり絞り込んでしまっているんです。週末は
  量販体制をもって売場造りをしていますが、週末と平日の品揃えと売り込み
  ギャップ(牛肉)が大きいため、平日の牛肉の売上が萎んでいるのが現状で
  す。今度行って、平日の基本的な売場造りを示しますので、よろしくお願いし
  ます。」

   「言っていることは、よくわかる。しかし、平日の売場が現在のように変化し
   てきたのには理由がある。最終の粗利額を如何に確保するかという観点
   から、週末の牛肉の徹底量販と平日の豚肉その他へのシフトで粗利額確保
   の流れに行き着いているわけだ。だから、トレーナーが来て売場造りを示す
   のは良いが、造りっぱなしで帰るのなら、止めてくれ。トレーナーもしっかり入
   り込んで、このお店で平日の牛肉の量販と粗利確保の仕組みを、開店品揃
   えから閉店までの流れをしっかり現場と築きあげてくれるのなら、お願いした
   い。」

  「分かりました。覚悟していきます。」

  最後のセリフは言っていないが、そう感じ取れる返事だった。

 企業のスタンダードレベルを構築するというチェーンストアを維持していくことと
 は別にして、業績改善の為に本部からの指示・命令に関しては、私は一度立ち
 止まって、本当にそれが私のお店に有効なのかを考える事にしている。

  そして、納得できるものは、即行動し、納得出来ないものは、差し戻す。

   “チェーンストアとして、そんな事が許されるのか?”

  そう思われる方も多いだろう。
  本部関係者からすると、非常に厄介な存在かもしれない。

 しかし私は、そのように行動している。
 以前のブログで、本部の「作」と、店舗の「演」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-08e6.html

 本部の「作」を店舗が「演」ずる、ということは、両者の「歯車」が噛み合い、連
 道して回らなければならない。

 その為には、店舗の総責任者としての店長が理解しなければ、絶対に歯車は
 回っていかない。

  チェーンストアとして、一番大切な事は、
  「本部の意図」と「店舗の行動」が、
  どう連動して、「歯車が回る」か、に尽きる。

 最終的には、店舗には「売上・粗利」という業績が付いて回る。
 店長として、この「業績」を追い求めるが故に、いろいろな「武器」を駆使する。

  その武器の一つが、商品であり、その商品の売り方だ。
  商品という武器を一番よく知っているのが、バイヤーであり、トレーナー。
  商品を知ると言う事は、その売り方も一番よく知っている、と言う事だ。

  店舗は商品という武器の使い方を学ぶ必要がある。
  それは、その武器の使用方法としての「マニュアル」とする事も大切だが、
  状況に応じて、その武器の使い方を「変化」させながら、状況に合わせる事。

  そして、その事によって、結果を出す、と言う事だ。
  武器の使い方が上手くなることではない。
  その事を通して、結果(業績)を出す、と言う事。

 その一連の流れを、店舗で現場の人間と共に結果を残して、レールを敷く。
 
  そこまでやるから、本部も店舗も、本当の力が付いてくるのだろう。

 なにかと忙しい彼だが、そこまで要求して、結果を残してほしいし、
 その事で、彼と店舗の結びつきが深まる事を期待したい。





 

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2010年8月 2日 (月)

巻町エリアMRⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お墓参りで立ち寄る「新潟県 巻町エリア」。

 今年もこの時期に、このエリア周辺の店舗をMRした。

 そして、ここ最近オープンしたと思われる「L社」が存在していた。
 このエリアに2店舗目を構える「L社」。福島県会津若松市に本拠を置く同社は、
 この巻町エリアにまで手を広げていた。

 北関東方面にも出店をしているこの企業の、日本海エリアでの出店状況は
 どうなのか?、楽しみでももある。

その「L社」。
 
 ここ数週間の間にオープンしたのではないかと思われる程、店内の内装の匂い
 が色濃く残っている。

 特別どこと言って真新しさは無いが、新店の匂いは良いものだ。
 しかし、匂いはハード面のみで、売場はすでに既存店の匂いだ。
 価格、鮮度、品揃え等、取り立てて意欲的に打ち出そうとする部分も無く、
 毎日の売場造りをルーティン的にこなしているだけ。

 せっかくの新店なのに、もったいない事だ。

次に、「U社」。

 このエリアでは絶対的な支持を得ているスーパーだろう。

 昨年も火曜日にMRしたが、相変わらず集客力は高い。
 なんといっても、青果の価格訴求力、商品ボリュームと展開技術力が高い。
 そう言う意味では、平日の集客力が高くて、「青果」の弱い店舗は、まず無い。

 この日も、メロンの量販、すいかの量販等、地場物を積極的に価格訴求してい
 た。

 どちらかと言うと、鮮魚、精肉で粗利ミックスを図り、食品では価格訴求を突い
 いるという政策で、高い集客を図っている。
 
 いずれにしても、青果の「価格」と「展開力」は地域一番であろう。

最後は「S社」。

 昨年、この店舗を発掘し、女房と新潟名産品を買いこんで帰ってきた記憶が
 鮮明に残っている。

 そして、今年も寄ってみたが、更にいろいろと力の入れ具合が見えてきた。

  この店舗は、生鮮よりも、精肉を通過した後の、グロサリーの面白さに
  集約されている。

  500の飲料等も、関東方面では品揃えされていないアイテムが豊富に展開
  されていり、カップ麺の品揃えでも、なかなかお目にかかれない単品が品揃
  えされていたりと、珍しいものを探し求めるマニアにはたまらないお店だと
  思う。

  しかしどこが悪いかと言うと、やはり青果だ。
  賑わいが、無い。

   いや、賑わわせようという、意図が見えない。
   いわゆる、グロサリー的な売場になってしまっている。

   逆に、グロサリー・惣菜が、青果的ワクワク感が豊富なのだ。

  今回も、ここで、5000円相当分の買物をしてしまったようだ。


PS
 新潟、巻町エリアMRⅡを載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/makimatimrni/




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2010年8月 1日 (日)

コメント1000件

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ今日から8月。

 上半期の商売の評価を、お客様から頂く大事な月。
 それは、8月前半のお盆商戦で容赦無く下される。

 おそらく、お客様の評価は下っているのだろう。
 
  「今年のお盆は、どこで、何を、どのタイミングで購入する。」

 後は買物に行った時に、そのような売場が実現されているかどうかの問題だけ。
 そう言う意味では、お盆商戦だけ頑張ろうとしても遅いのだろう。

そして、私のブログは、コメント数が1000件を突破した。

 ブログの記事に対して、読者の方からのコメントと、それに対しての私の返事も
 コメントとして記録されるため、コメント数1000件とは、読者の方のコメントが
 500件寄せられたと言う事だ。

 正確には現在1002件だが、普段はあまりコメント数など気にしないのだが、ブ
 ログの管理画面の「コメント数」を記載する欄が、従来の3桁の時の記載配置か
 ら4桁になることで、1段下に記載配置がずれたため、

  “あれっ、そうか、1000件になったんだ” と気が付いた。

 従来から、ブログの投稿100件、200件、300件、500件とブログの記事に
 織り込んできたが、500件以降は、1000件まで遠慮しようと思っていた。

 しかし、記事の投稿1000件の前に、コメント総数が1000件に到達してしまっ
 た為、今回は敢えてブログで報告しました。

 思えば、ブログとは基本的には、書き手の一方通行だが、コメントを頂くことによ
 って相互通行に変わり、書き手と読者の方との一体感を得られるため、書き手
 にとっては、コメントによって、相当励まされるものだ。

 そう言う意味では、コメントを頂く事によって、毎日更新していくという強い意志
 が得られるという、相互依存の関係が築かれていくのだと思う。

  いずれにしても、このブログは、読者の皆さんと共に歩んでいきたいと思ってい
  る。

  そして、皆さんのコメントには、100%返信のコメントをお返しし、お互いのモチ
  ベーションを高め合っていきたいとも思っている。

  そして、そんな場所として、お互いに活用出来れば良いのではないか、と。




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