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2010年7月30日 (金)

売場づくりに“迷い”が無い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、丑の日の1日の動向を記した(久しぶりに長編ドキュメントでした)。

 本日は、丑の日関連での話題から。

  丑の日に合わせ、各部(特にグロサリー)の関連商品を造っていた。
  土用丑の日は、もちろん「うなぎ」が主役だが、家庭で丑の日の食卓を括った
  売場展開を計画、展開するのは、毎年私の役目だ。

 なぜか?。

  他に、誰も出来ないから。
  これは、能力の問題ではなく、一つのテーマに対して、縦割りの売場をぶっ壊し
  て(失礼)、部門関係無く「丑の日関連の売場」を創造するのは「店長」の仕事と
  思っているから、他人からすれば考えられない売場が、私のお店では当たり前
  として毎年展開される。

 そして今年も、丑の日にうなぎと共に食して頂きたい単品を、うなぎ蒲焼周辺の
 デイリー平台サイドで展開した。

 その売場は、それ以前は、豆腐関連として、青果の「大葉」「小ねぎ」「根生姜」
 等の展開をしていたが、この3日間はうなぎ関連へ切り替えた。

  丑の日のお吸い物の定番の「永谷園のお吸い物」、今年新登場の「しじみ70
  個分の味噌汁」、そして毎年定番だが売れない「山椒」、更に何となく展開した
  「黒酢入りにんにく」。

  青果の豆腐関連から、うなぎ関連への入替えに要した時間は30分。

 グロサリーチーフが、私に言った。

  「店長、相変わらず素早い売場作りですね。どうしてそんなに迷い無く売場を
  造れるのですか?。」

  “陳列してある商品はたかだか4品ではないか。どうしてそんなに不思議がる”

 しかし、年に一度だけのチャンスしか与えられない「土用の丑の日」という日。
 店長として、お店全体の動向を何回経験したかで、この日への想いは決まる。
 それを、月曜だから休日としてしまう店長がいる事が、考えられないとも思う。

  それはともかく、「永谷園のお吸い物」は、丑の日の絶対の定番商品だ。
  そして、「しじみ70個分の~」は、他店舗で思いっきり売れている商品として
  新人店長からの情報だ、「山椒」は別に無くてもいいのだが送り込みだと言う
  ので仕方なく出した。「黒酢入りにんにく」は、スタミナ源として気分で出してみ
  た。

 それを見たグロサリーチーフが、私に聞いてきた。 
  「店長、相変わらず素早い売場作りですね。どうしてそんなに迷い無く売場を
  造れるのですか?。」

   「この売場は1週間前から考えてきた。そしてアンテナを張って単品を選定
   してきた結果が、この4品だ。それを決めるまでは迷いに迷ったが、今は
   この4品で展開していく。まったく迷いは無いよ。」

  そう、返した。

 売場造り。

  8割の定番は、本部主導で陳列台帳通りにパートさん中心に運営される。
  しかし、残り2割は、「企画」コーナーとして、チーフ主導で決定される。

 しかし、その「企画」コーナーは、全て店長主導だと思っている。
 極端な話が、私は、全ての売場は、店長主導だと考えている。

  大変、奢った言い方になるが、“このお店の全ての決定権は全て店長にあり”
  そう思っている。

  是非は大いにあるだろう。
  しかし、一店舗の店長として、その覚悟を持たなかったら、店長を降りるべき
  だと思っている。

 たかだか、丑の日関連の4品。
 これぐらい、迷い無く決められないで、店長とは呼べないだろう。


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コメント

うっちゃんさん、コメントありがとうございます。
古い記事に対してのコメントありがとうございます。
昨年のこの時期に、こんなことを考えて仕事をしていたのだと思いだしていました。
店長ほど個人差の出る職位は無いと思います。
それは明確な基準が無いから。
しかし、そんな直属の上司の姿を見て皆さんは育っていくのです。
私の経験から言わしていただければ、うっちゃんの店長のような方から、一番多くの事を学ぶのだと思いますよ。
全ては自分の捉え方次第だと言う事。
それで店舗の主任の一致団結力が磨かれればそれも一つの効果だと言うことです。

投稿: てっちゃん | 2011年6月25日 (土) 23時38分

私は、青果部の新米主任をやってます。
私の店の店長にてっちゃん店長さんみたいな考えも覚悟も無く、毎日上から言われた節電対策に四苦八苦しています。
内の店長は、販売部マネージャー兼任店長なのですが、言っていることは、当たり前の数字の話に社長や部長えのパフォーマンスの事ばかり。
企画に対しての指示には、明確な意志がなくお前ら主任が考えてやるんだ....
お前は何にも考えてないんかい!!
ツッコミたくなるしまつ!
相手は、マネージャー言えば飛ばされると非常に厄介相手なのです(涙)
こんな相手に負けてなるものかと主任一同結託し、店長を無視した魅力ある店作りに励んでいます。
てっちゃんさんの日記を読みうちの店にも考え覚悟を持った店長が居てくれたらと思います。
長々と愚痴ってしまいましたが、私も店長と主任立場は、違いますが人の上に立って仕事するには、それなりの覚悟が必要だと思いました。
勉強になりました。

投稿: うっちゃん | 2011年6月25日 (土) 22時22分

店長見習いさん、コメントありがとうございます。
鮮魚の「しじみ」は年々売れなくなっていますが、逆にインスタントの味噌汁類は伸びていますね。
特に今年は、このようなしじみのエキスの見える化されたネーミング商品はヒットしたんでしょうね。我々売る側も買う側も分かりやすい商品ですものね。

投稿: てっちゃん | 2010年8月 1日 (日) 05時56分

こんばんは。いつも楽しく拝見しています。
私も「しじみ70個分の味噌汁」と「スープ」を7月頭位から鮮魚の平台脇で展開していました! 丑の日に向けて鮮魚でしじみを展開する事が多くなるのでしじみつながりという事で展開しましたが好調でした。 考えてみると「しじみ70個分の味噌汁」は大陳さえすれば売れてしまう「勢い」の有る商品だと思います。 競合の店舗でも大陳している所が多いですね。

投稿: 店長見習い | 2010年8月 1日 (日) 00時04分

人間万事寒翁馬さん、コメントありがとうございます。
素直に光栄に思います。これからの励みになります。ありがとうございます。

投稿: てっちゃん | 2010年7月31日 (土) 00時24分

てっちゃん店長のような方を、店長に育てていければと、このブログをいつも拝見させて頂いています。

投稿: | 2010年7月30日 (金) 14時07分

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