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2010年7月15日 (木)

挑戦、その一

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の金曜日。

 青果チーフと週末の販売計画を打ち合わせた。

  「いつまでもさくらんぼに頼っていても後が無いから、そろそろ桃を企画しよう
  か。明日のバイヤーからの相場情報はどうだ?。」

   「はい、桃祭りの展開とアイテムの情報が来ています。」

  「量販当初は、買いやすい価格帯の商品でスタートさせよう。4個580円の値頃
  を主力としてその周辺のアイテムも揃えよう。単品で12万程度で発注だ。」

   「はいっ、かしこまり!。それにしても、今日もさくらんぼが爆発してますね。」

  さくらんぼも、いよいよ最終週にさしかかっており、価格も底値を付いていた。
  先週の特売初日で、パック298円売価を先頭切って打ち出し、600パックに
  挑戦した結果は、ブログ「さくらんぼを仕掛ける」で記した。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-8d4d.html

  200gパックが198円で売れる原価まで引き下がっていた。
  この底値の時に、どう「安さ感」を打ち出すかだ。

   パック198円で、絶対的に安さを打ち出すか。
   2パックで398円のバンドル販売で安さ感を打ちだすか。

  そして、行き着いた先は、青果の束ねら(青果物を束ねるセロテープ)で
  さくらんぼのパックを、2パック束ねて398円で販売する売り方だった。

   「へぇ~、2個で398円だって、安いわねぇ~。」

  隣では、1パック298円の良品が併売されているから、安さ感が際立つ。

   「ねぇ~店長さん、298円のと398円のでは、どう違うの?。」

    「298円は丁寧に手詰めされた商品です。2個398円はコスト削減の為に
    バラバラッと盛りつけただけの商品です。味の違いはありませんよ。」

   「じゃぁ~、2パックのを買っていくわ。ありがとう。」

  そんな説明でも、逆に感謝されてしまう。
  そんな訳で、この日の金曜日は朝から爆発していたのだ。
  この事実は、無視できない。
  そして、青果チーフが私に言った。

   「店長、明日は桃を仕掛けるにしても、日曜はもう一度さくらんぼでいきます
   か?。」

    「そうするか。最終の量販だ。また束ねらで2個398円で爆発させよう。
    日曜のみだから、60ケース(8個入り)も仕入れるか?。」

   「えっ店長、そんなんでいいんですか?。100ケースもいきましょうよ。」

    「100ケース!。いくらなんでも、1日16万はいかねぇ~ベよ。」

  しかし、この日(金曜)の動きがあまりにも予想以上で、最終9万円を完売して
  しまった。

  その後、私は青果チーフに100ケースの発注に修正を指示した。
  夜遅くの修正の為、追加が聞くかどうかわからないが、とりあえずやってみます
  とのことで、日曜を迎えた。

  そして、日曜。
  本当に100ケース入荷していた。
  “本当に、来てしまったか。市場も追加発注だけは見逃さねぇなぁ~”

  私は、前回同様売場に作業場を設置して、今回は束ねらで束ねるライブ販売
  だ。
  この時期のさくらんぼには、多少の痛みも混じっており、1パック毎に選別して
  の束ねら作業の為、100ケースの選別に、頭がクラクラきた。

  それでも、午後4時には、残り10ケースを残して、この日の束ねら作業を
  終了した。
  
  結果、10万。

  そして、翌日6万。どんぴしゃりで完売した。

 “挑戦”という、行為と精神が、私の内面から、部下に浸透しつつあることが
 認識出来た瞬間だった。


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