「挑戦」の後に、失敗は付いて回らない
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近いろいろな部門・商品で挑戦を重ねているが、良く言われる事がある。
「あれだけ派手に単品量販して、ロスとか失敗はしないの?。」
ご期待に添えなくて申し訳無いが、失敗は一度も無い。
“本当かぁ~?、嘘ついてんじゃぁ~ないのぉ~!”
本当です。失敗は一度も無い。
“それじゃぁ~、何を以って、失敗というのか?”
私は、問いたい。
計画数量の残。商品異動。更には半額等での売り切り。大量廃棄等。
それらは、一切無い。
計画した商品は、全て、月曜日にはほぼ消化している。
いままで、「ポテトスィート」「バジル&レモンカップ麺」「揖保の糸」等の食品群や
「アメリカンチェリー」「南高梅」「さくらんぼ」「桃」等の果実等の生鮮食品群。
計画数量的には、どうだったのか?。
大いなる挑戦だった。
最近挑戦している「果実」は、全て売り切れるかどうか、不安だったのは確か
だ。
それでも、ほぼ計画数量通りに売り切れた。
いや、売り切った、という表現か。
過去に経験の無い数量を計画・発注・展開するわけだから、
途中途中での軌道修正は必須である。
主力SKUの変更、SKUの追加、値頃の修正、展開の変更等、微調整には
事欠かない。
しかし、それらを実施しながら、土日で計画した数量は、最終月曜には
ほぼ売り切り、利益も含めて順調に確保している。
“挑戦とは言っても、たした数量じゃないんじゃないの”
その仕掛けに全店が乗って、昨比300%前後という実績で進行している。
*(梅、さくらんぼ等)
ならば、何故失敗しないのか?。
「命」を賭けているからだ。
“命?、そんなもの賭けられるわけが無ぇ~だろう~”
それだけ真剣に「計画したら、売り切る」という事を徹底しているからだ。
何故、そこまで、やれるのだ?。
“自ら、計画したからだ”
自ら計画した責任を果たすため。
誰に頼まれ、依頼されたものでも無い。
自ら計画し、売り切ろうという意志を持った商品だからだ。
“何も、そこまで、思いつめなくても”
そう思われる方も、多いと思う。
しかし、今回、私は以下の事を学んだ。
挑戦しようとする数量が多ければ多い程、売り切ろうとする「意志」が働く
と言う事。
黙っていても売り切れる数量の場合は、ほとんど意志は働かない。
しかし、“これは無理かも”という挑戦ほど、“何としても売り切る”という
強い意志が働くものだ。
これは、私以外の人間も、同様の感情を抱くのだろうと思う。
それが、人間の本質なのだろうとも、思う。
だから、挑戦には、失敗は付いて回らない。
いや、一歩間違えば、失敗だらけになるだろう。
しかし、挑戦するという「意志」が、失敗させないという実績へ変換させる
行動を起こすのだろう。
その代償として、毎週、胃の痛くなる「ワクワク・ドキドキ」が待ち構えている。
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