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2010年7月 7日 (水)

スーパーマーケットのバリューイノベーションを読み終えて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


6月30日に宅配された「スーパーマーケットのバリューイノベーション」。

 著者 水元均 氏。

 皆さんも、もうすでに読まれた方も多いでしょう。
 昨日の火曜日が休日だったので、一気に読破した。

  そして、・ ・ ・ 。

 この数年間、胸につかえていた「疑問」が、一気に晴れた想いだ。

  “やっぱり、そうだったのか!”

 スーパーマーケット業界に入社し、チェーンストア理論と共に育ってきた世代。

  「標準化」という言葉は、『神』の言葉と等しかった。そして、絶対だった。
  
 しかしここ数年間、そのことに対する“疑問”が、どんどん私の頭を占めていった。

  “本当に、標準化の進化だけで、この競争の世界を勝ち残れるのか?”

 現場で店舗運営を営んでいる「店長」として、そのギャップが拡大していく事を
 憂いていた。

 そして、それと同時に、店長としてのスタンスの置き方を、大きく変えてきた経緯
 があった。

  “標準化も大切だが、目の前の顧客と競合に照準を当てた店舗運営も大切”

 まさに、その事に正面から向きあうというスタンスで店長職に取り組んできた。
 しかし、企業としてのチェーンストア理論は、大義名分として進化させなければ
 ならない。

  その狭間で、全ての店長は、悩んでいた、と思う。

 少なくとも、私の周囲の店長たちは、全てそうだった。

  そして、今日、その全ての「謎」が解明された、と思った。

 全国の現場を飛び回る著者(水元均氏)が、明快に言い切ってくれた。

  「標準化だけでは、これからの競争は、生き抜けない」。

 更には、本部のイノベーション、商品部のイノベーションまで提言してくれた。

  店長の在り方も、マネジメント優先から、マーケッティング・コニュニケーション
  優先の在り方へ変換すべき、との提言。

 部門別にも、個別具体的な提言が、分かりやすかった。

  特に、「精肉部門」での、朝から値下げ商品の品揃えの何が悪い、との提言。

 夕方の最大ピーク時に売場の充実を図ろうとすれば、前日残で翌日の売場が
 出来上がるのは必至。
 それを、朝から値下げして、積極的に提案することを推奨してくれた。

  日頃から、現実を無視した理想の売場の強制に悩んでいた現場監督にとって、
  このメッセージは、まさに「神の声」と言える。

 昨日、この本を読み終え、思った。

  “当面、この手の本は、読まなくてもいいな”

 それは、読後に、この本に対して辟易した、と言う事では無い。
 
  “この本をマニュアルとして、後は、「やるだけ」の世界だ”

 だから、当面、この手の本はいらない。

  自信を持って、「実践あるのみ」、だ。

 私にとっても、店長の皆さんにとっても、航海に欠かせない「羅針盤」を得たと
 いう想いになって頂ける「本」であることは、無違いないと思われる。

PS
 読まない段階では、「てっちゃん」のおすすめにも登録できませんでしたが、
 本日以降は、私も自信を持って、お勧めします。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785503785/tetu0358-22




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コメント

KOZOさん、コメントありがとうございます。
競合が出店すれば、数値は一旦下がるもの。
そこから、どこまで回復させるかが、事前対策、事後対策の評価です。
競合出店に際し、これまでの組織強化を競合店にぶつける。そして押し返される。更に先手を打って知恵を出し、対応していく。
この繰り返しで、企業も店舗も強くなっていくのでしょう。
まずは、競合出店に際して、数値がどう変化したかよりも、これを機に、何が強くなったのかを検証することだと思いますよ。

投稿: てっちゃん | 2010年7月 7日 (水) 07時29分

お元気さまです

いよいよ今日、競合店オープンです

7/6の商人伝道師のブログにもありましたが、本を読んだことを実践するのみですね。

困った時は原点に返る。

目の前の顧客と競合に照準を当てた店舗運営

「店はお客様のためにある」

 実践します

投稿: KOZO | 2010年7月 7日 (水) 06時18分

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