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2010年7月21日 (水)

「作」と「演」 私の流儀

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「作」と「演」。

 スーパーマーケットがチェーンストアとして進化していく中で、本来一人の店主
 が手掛けてきた、「仕入れ」や「販売」、そして会計、納税、販売促進、従業員
 の給与計算と支給等の仕事を、事業拡大と共に、本部機能と店舗機能に分割
 させ、それぞれ専門性を磨いて、店舗は店主の意向を踏まえた店づくりを効率
 良くチェーン化していく仕組み作りとして定義された「役割」の事だ。

  安土敏さんの「日本スーパーマーケット創論」にも出てくるし、
  鈴木哲男さんお「52週マーチャンダイジング」にも出てくる。

 本部が、「作」り、店舗が「演」じる。

  時としてそれは、「作曲」と「演奏」としての、オーケストラにも例えられ、
  また、それは、「設計」と「施工」としての、建築にも、与えられる。

 そして、店長は、オーケストラの「指揮者」として例えられ、
           建築現場では、「現場監督」としても例えられる。

 大変、分かりやすいようで、現場でその比喩を例えに具体的に仕事をしようと
 すると、いろいろな歪に直面する。

 そして、私なりに下した結論は、

  “どっちもやらねぇ~ことには、どっちもわからねぇ~な”

 と、言う事だ。

  いくら、「作」だ「演」だと言ってはみても、作も演も実践してみて初めてその本
  質がわかり、

   「作」に対しての、「演」を深化させることが出来、
   「演」に先立つ所の、「作」を深化させられるのだ。

  それが、店舗しか経験していなかったら、もしくは仕入れ業務の訓練をしてい
  なかったら、販売という同じ側面を、同じ視点でしか見続けられなくなってしま
  う。

   「販売」という側面を、「仕入」という視点から見れる視野
   「仕入」という側面を、「販売」という視点から見れる視野

  どちらも、同様に大切であり、「作」と「演」を論じるときに、必ずぶつかる「壁」
  となり、お互いに低いレベルで妥協してしまうという弱点なのだ。

   本部提案の陳列台帳を、現場が読み解き、微調整しジャストフィットさせる力
   本部送り込みの商品を、現場が即売場展開し、先手を打って売り逃さない力

  更には、

   現場の潜在能力を引き出させ、現場のモチベーションを活用させる力
   現場の壁を取り除き、現場がレールを敷きやすく環境整備を整える力

  いずれも、両者が「作」と「演」の本質を理解しているかどうかにかかっている。

  これらの一連の流れをしっかり理解すると、「作者」も「演者」も、
  自らの力の限界を知るに至る。

  そして、その力の限界を乗り越えるために、「作者」は「演者」の力を借り、
  「演者」は「作者」の力を借りる。

 そのような視点で「作」と「演」をとらえるならば、教育という視点も変えなければ
 ならない。

  「演者」が演者のみの教育に特化すればするほど、
  「作者」が作者のみの教育に特化すればするほど、

   自らの限界を、早く知るに至る。

  「演者」が「作者」の教育を受け、
  「作者」が「演者」の教育を受けたならば、

   自らの領域の広さと深さを理解し、更に「深化」を目指すようになるだろう。

  知れば知るほど、スーパーマーケットという商売の奥の深さに感動する。

   そして、その感動を与える事が、真の教育ではないのか。




 

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