宇都宮西部エリアMRⅡ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
宇都宮の西部エリア。
以前のブログでもMRを記した。
そして、その後、「S社」の跡地に「O社」が入店し改装オープン。
当然、客層や集客も変化し、周辺競合店の状況なども見てみた。
まずは、改装しオープンした「O社」。
かっての「S社」を知る人は、“ここまで変わったのかぁ~” と思ってしまう。
店内外は、O社のアッパー店舗として綺麗に落ち着いた雰囲気で改装され、
商品も品揃えも豊富に、高級感を匂わせながら整然と陳列されている。
客層も、明らかに変わった。
着飾って来店しないと不釣り合いな自分を想像すると、普段着では行けない。
レジ台数5台から見て、年商12億が見込みか。
問題は、かっての「S社」と比べて、客数増の売上増になったかどうかだ。
なっていないだろう。
落ち着いた、癒しを連想させる店内装飾と商品陳列によって、落ち着きは得たが
、店舗としての“賑わい”が無くなった。
私の経験で言えば、賑わいの無い店舗は、ジリ貧で落ちていく。
人間の心理とは、そういうものなのだ。
賑わい。
それは、店内の雰囲気もあるが、商品展開が一番重要だ。
賑わい感のある、商品陳列。
“なんのこっちゃぁ~、具体的にどういうこっちゃぁ~”
この業界で10年働いて、これが理解できなければ、残念ながら退場してい
ただくしかないだろう。
次に、「Y社」。
鹿沼に本拠を置く「Y社」。
鹿沼エリアでは支持の高い企業だが、この店舗は台所事情が厳しいのか、
売場メンテナンスは悪い。
上記の「O社」が改装前、「S社」が撤退した直後は大いに売れたらしいが、
その後、「O社」に多少流れてしまったのだろうか。
野菜から始まる青果の「安さ感」はあるが、鮮魚、精肉での鮮度感が無い。
惣菜も、一発作りきって終了では、夜に強いマーケットが泣いてしまう。
本部のMD力はあるのだから、しっかり店舗運営すれば、ドル箱店舗に変身
するのだが、残念である。
最後は、「AC社」。
店舗としては住宅地内に立地し、認知しずらい場所にあるが、宅地化が進み
地域住民が増加してくると、着実に集客を集める店舗になるだろう。
隣接の「Y社」と比較し、この企業は安心感が抜群だ。
低コストオペレーションも定着し、安定した店舗運営が可能だ。
午後の集客力も、上記「Y社」以上に集客しているくらいだ。
しかし、500メートル商圏の薄さから、1日を通しての売上は厳しいだろう。
同社としても、早急に宅地化が進んでほしいところだろう。
PS
宇都宮西部エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyaseibueriamrni/
| 固定リンク
「競合店」カテゴリの記事
- 競合店長との会話から(2020.11.25)
- 競合対策の前提3(2020.10.26)
- 競合対策の前提2(2020.10.24)
- 競合対策の前提(2020.10.23)
コメント