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2010年7月

2010年7月31日 (土)

今年の墓参り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年一回、実家と新潟の墓参り。

 土用丑の日の翌日、猛暑の中、墓参りをしてきた。
 
 墓参りに関しては、以前のブログでも何回か記してきた。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-8a14.html
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_2de6.html  


 今年も、早朝より起床して、東北・新潟へ!、と意気込んでいたが、なんと当日
 寝坊してしまい、家を出たのが7時過ぎになってしまった。
 ちなみに、昨年は、6時には家を出ていた。

 結果、正午の12時には、新潟の墓を出発して、ドライブを楽しみながらの帰宅と
 予定していたものが、今年は、ハードスケジュールになりそうな気配だ。

 前日に、女房がある程度の準備を整えていてくれたおかげで、スムーズに出発
 は出来たものの、1時間遅れは痛い。

 異動時間はそう簡単には短縮出来ないため、お墓参りに付随する時間の短縮
 が当面の課題だ。

 よって、東北での墓参り(お墓周辺の清掃と墓参り)の時間を短縮させ、清掃
 時間を簡素化した。

  そして次に、新潟への墓参りだ。

 東北から、一旦郡山のインターチェンジまで戻り、そこから磐越道で新潟・巻町
 までの旅路だ。

 ここも長いが、快晴無風の天候。心地よいドライブが続く。
 新潟・巻町のお墓は、砂地の為、周辺の草むしりも手早に完了した。

 それでも、新潟のお墓を出発出来たのは、午後2時。

  食事をとりながら、女房が言った。

  「これで、良かったのかしら。なんだか急いで終わっちゃったって感じで。」

   「俺は、親父としっかり会話してきたぞ。」

 親父が無くなったのは、10年前。

  それまで、まともに親父と会話したこのとの無かった私が、真剣に会話出来
  るようになったのは、親父が無くなってからだ。

  「親孝行したくても、親は無し」 とはよく言ったものだ。

  親父が無くなってから、真剣に親父と会話できるようになったのだ。
  別に、私に特別な霊能力があるわけではないが、親父がいなくなってからは
  内面的な会話が出来るようになった。

  そして、人生の岐路に立つ時は、親父との会話が、私を後押ししてくれた。
  それは、なにか目に見えない大きな力が、私を背後から支えてくれている
  ような安心感を感じられるようになったのだ。

 そして、今年も、親父との会話を持つ事ができた。
 
  私の親父は、いつも明快に解答を私に送ってくれる。

  「お前の人生は、お前が自ら決める事だ。そしてそれは全て正解だ。」

 今年の墓参りで、また一つ、迷いが消えた。



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2010年7月30日 (金)

売場づくりに“迷い”が無い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、丑の日の1日の動向を記した(久しぶりに長編ドキュメントでした)。

 本日は、丑の日関連での話題から。

  丑の日に合わせ、各部(特にグロサリー)の関連商品を造っていた。
  土用丑の日は、もちろん「うなぎ」が主役だが、家庭で丑の日の食卓を括った
  売場展開を計画、展開するのは、毎年私の役目だ。

 なぜか?。

  他に、誰も出来ないから。
  これは、能力の問題ではなく、一つのテーマに対して、縦割りの売場をぶっ壊し
  て(失礼)、部門関係無く「丑の日関連の売場」を創造するのは「店長」の仕事と
  思っているから、他人からすれば考えられない売場が、私のお店では当たり前
  として毎年展開される。

 そして今年も、丑の日にうなぎと共に食して頂きたい単品を、うなぎ蒲焼周辺の
 デイリー平台サイドで展開した。

 その売場は、それ以前は、豆腐関連として、青果の「大葉」「小ねぎ」「根生姜」
 等の展開をしていたが、この3日間はうなぎ関連へ切り替えた。

  丑の日のお吸い物の定番の「永谷園のお吸い物」、今年新登場の「しじみ70
  個分の味噌汁」、そして毎年定番だが売れない「山椒」、更に何となく展開した
  「黒酢入りにんにく」。

  青果の豆腐関連から、うなぎ関連への入替えに要した時間は30分。

 グロサリーチーフが、私に言った。

  「店長、相変わらず素早い売場作りですね。どうしてそんなに迷い無く売場を
  造れるのですか?。」

  “陳列してある商品はたかだか4品ではないか。どうしてそんなに不思議がる”

 しかし、年に一度だけのチャンスしか与えられない「土用の丑の日」という日。
 店長として、お店全体の動向を何回経験したかで、この日への想いは決まる。
 それを、月曜だから休日としてしまう店長がいる事が、考えられないとも思う。

  それはともかく、「永谷園のお吸い物」は、丑の日の絶対の定番商品だ。
  そして、「しじみ70個分の~」は、他店舗で思いっきり売れている商品として
  新人店長からの情報だ、「山椒」は別に無くてもいいのだが送り込みだと言う
  ので仕方なく出した。「黒酢入りにんにく」は、スタミナ源として気分で出してみ
  た。

 それを見たグロサリーチーフが、私に聞いてきた。 
  「店長、相変わらず素早い売場作りですね。どうしてそんなに迷い無く売場を
  造れるのですか?。」

   「この売場は1週間前から考えてきた。そしてアンテナを張って単品を選定
   してきた結果が、この4品だ。それを決めるまでは迷いに迷ったが、今は
   この4品で展開していく。まったく迷いは無いよ。」

  そう、返した。

 売場造り。

  8割の定番は、本部主導で陳列台帳通りにパートさん中心に運営される。
  しかし、残り2割は、「企画」コーナーとして、チーフ主導で決定される。

 しかし、その「企画」コーナーは、全て店長主導だと思っている。
 極端な話が、私は、全ての売場は、店長主導だと考えている。

  大変、奢った言い方になるが、“このお店の全ての決定権は全て店長にあり”
  そう思っている。

  是非は大いにあるだろう。
  しかし、一店舗の店長として、その覚悟を持たなかったら、店長を降りるべき
  だと思っている。

 たかだか、丑の日関連の4品。
 これぐらい、迷い無く決められないで、店長とは呼べないだろう。


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2010年7月29日 (木)

丑の日顛末

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いろいろな好条件が重なり、好調に推移した「土用丑の日」。

 月曜の丑の日であり、前日の日曜から最大ピークの売場を展開したのも、
 翌日の丑の日当日の爆発につながったとも思える。

  “前日の日曜に購入されたお客様が多く、今日は萎んでしまうのでは?”

 そんな不安は、大いにあった。

  事前に、丑の日の販売計画を詰め、日~月で最大ピークの売場は確認して
  いた。

  前日から、平台3台使用して、果たして「やり過ぎ」ではないか、との不安も
  あった。

  結果としては、その事で、翌日の購買意欲につながったとも言える。

 土曜日から、うなぎの売場は、派手派手の媒体物を取り付け、手書きPOPも
 「本日は、1年で一番美味しいうなぎを食する日でもございます。」等の能書き
 を書き込んで、取り付けた。

  “この日ぐらいは、本当に美味しいうなぎを食べていただきたい”
  そんな前提が、後になって活きてきたのだが。

 昨年の丑の日は、当店のオープニングセールでもあり、日曜の丑の日の特売
 価格も強烈で、うなぎだけで100万の売上を記録していた。

  “月曜日の今年は、昨年クリアは、まず無理だろうなぁ~”

 事前の予測は、そんな風に思っていたが、「ドラマ」は起きた。

  “最近、私の周囲には、こんなドラマが多いのだが”


 私はいつも、丑の日当日には、他部門(特に精肉、ベーカリー、レジ)から、
 うなぎの試食要員を援助に入れる事にしている。

 試食で、国産の美味しいうなぎを味わう事で、購買意欲には雲泥の差が出る。
 特に、単価1000円以上の単品の動向に直結するわけだから、店長としては
 当然の仕事だと思っている。

 今年は、鮮魚チーフからの要請で、日~月で試食要員を支援した。
 そして、日曜日の試食要員のコメントを聞いて、何かが稲妻のように走った。

  「店長、国産のうなぎと新仔(しんこ)うなぎを食べ比べたお客様は、ほとんど
   が新仔うなぎを購入していくんです。」

 “前日の今日で、この動向だったら、明日本番は、更に新仔に加速するぞ”

 そして翌日、鮮魚チーフと会話した。

  「昨日の動向から、新仔うなぎをトップ平台で展開したほうが、更に売上に
  繋がると思うんだが、在庫状況はどうだ。」

   「どちらも、売るほど在庫は有り余っていますよ。どちらをトップに持ってき
   ても、大丈夫です。」

  「主力で考えていた国産うなぎの在庫は大丈夫か?。」

   「そちらは、後でも売れますから大丈夫です。新仔を前面にもっていきま
   しょう。」

  決まった。そして、即売場を入替え、新仔うなぎをメイン平台で販売した。

 新仔うなぎ。

  パンフレットには、育成期間が1年未満で出荷されるため、クセが少なく、
  身が柔らかく、骨っぽくも無い、と記載されている。

  試食は、新仔うなぎと、メインの国産うなぎ。
  そして、それを食べ比べたお客様は、ほとんどが「新仔うなぎ」を購入していく。

 今日うなぎを買いに来たお客様の、第一声は、

  “どのうなぎが、美味しいの?”

 誰も、“どれがお得なの?” とは、聞かない。
 
 それから、うなぎの売上が加速度的に伸びてきた。
 そして私は、競合各社の売場をMRに出た。

  “あれだけ、新仔うなぎをメインで売り込んでいるのは、当店だけだな”

 以外にも、競合他社は、従来の国産うなぎが相変わらずメインであり、
 当店のように、新仔うなぎを思い切って主力販売しているお店は無かった。

  携帯でチーフに状況を聞いたら、新仔うなぎが底をついてきたらしい。
  担当者が他店舗に、1ケースだけもらいに行ったらしいが、そんな数量
  では、焼け石に水だ。

 こんな時は、直接バイヤーへ追加だ。
 
  現在、午後2時。
  ここから先は、時間との戦いだ。

  携帯に出たバイヤーの第一声は、「うなぎの追加ですか?。」
  私は言った。「そうだ、新仔うなぎを追加したい。1甲ほしい。」

  「1甲で間にあいますか?。2甲ぐらい入れた方がいいんじゃないですか?」
   「2甲で、いくら分になる?。」
  「160枚ですから、約20万です。」

 私は一瞬躊躇したが、「じゃぁ~、2甲だ。どこだ、市場か、取りに行くよ。」
  「いや、業者が近くにあるんで、運ばせますよ。」
   「ありがとう。」

 そして、近くにあった「ラーメン屋」(天下一品)で、こってりとんこつを胃に流し
 込み、店舗へ戻った。

  店舗へ戻る途中、雲行きが怪しくなってきた。と思ったら、雷雨だ。
  ここ1週間ほど、同じような天候で、必ず午後6時から雷雨が襲っていた。

   “今日は、早いな。これからずっと雷雨だったら、今日はアウトだろうが”

 店舗に戻った時には、新仔うなぎは、“風前の灯”状態だったが、同時に追加
 分が納品され、間一髪で売場ボリュームは維持できた。

  平日の丑の日は、午後4時からが本当の勝負。

 売場は、3段重ね以上をキープしておかないと、売りにはつながらない。
 そして、それを7時までキープしなけらばならない。
 平日の強い曜日であれば、更に8時まで売場維持を伸ばす。

 以前と違い、蒲焼が主流の現在は、うなぎはレンジで温めて食べるもの。
 だから、働く主婦の増加で、時間が遅くなればなるほど、うなぎへシフトしていく。
 要は、簡便商材の最たるメニューだ。
 そこに、古来からの風習でうなぎを食べる日とくれば、大手を振ってうなぎだ。

  *ここまで書くと、「スーパー大好きママさん」の怒りのコメントが怖いが(汗)。

 だから、週末より、平日の丑の日の方が、うなぎだけの売上は上がるものだ。 

  “売場は完璧だ。後は、雷雨か?”

 しかし、今日の雷雨は、一度鳴ったきり、いつものような激しさを見せることは
 なく、いつしか晴れ間に変わっていた。

  そこから、予想通りの集客が始まった。

 食べ比べたお客様は、どんどん新仔うなぎを購入していく。
 試食周辺は、大いに賑わってきた。そして、2枚3枚と購入されていく。

  “今日は、70万程度かなぁ~”

 そう思っていた「うなぎ」の売上は、午後8時で、昨年をクリアしていた。
 



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2010年7月28日 (水)

アンガー・マネジメント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、通勤途中でラジオを聴いていたら、「アンガー・マネジメント」という言葉が
出てきた。

 “アンガー・マネジメント?”

  怒りのマネジメント?。

 当初私は、「感情を表面化することで、部下をマネジメントする手法」かと思った。
 しかし、よくよく聞いて見ると、どうも違うらしい。

  アンガー・マネジメント。

 それは、感情が表面化することでトラブルを引き起こす人に対して、
 その感情(怒り)を、どうコントロースするかを説いた管理手法の事だと言う。

  “そんな、マネジメント手法があったんだ!”

 アメリカの大リーグで、見方の守備陣のエラーに怒ったピッチャーが吐いた暴言
 を巡り、監督がそのピッチャーに対して「アンガ―・マネジメント」を施したという
 内容のラジオ放送だった。

  “大リーグの監督ともなると、個人のマネジメントまで一括管理するのか”

 日本という国では、見方エラーに遭遇して、ピッチャーが暴言を吐いてチームの
 ムードを壊す、という行為はめったに無いのだろうと思う。

 しかし、目を国外に向けると、個人の主張の強い「個」の集まりの為、上記のよう
 な「アンガー・マネジメント」という手法が発達してくるのだろうか。

 更に、話を聞いていると、アンガー・マネジメントに有効な一番の方策とは、

  「深呼吸」をする事 だそうだ。

 簡単な事だが、頭がヒートアップしたその状況では、なかなか出来ない
 (思いつかない」事なのかも知れない。

  更には、深呼吸の中でも、「吐く」ことに時間をかけ意識する事だと言う。

 人間の呼吸は、吸って、吐く、こと。
 中でも、大きく吸ったら、ゆっくりと時間をかけて、「吐く」事を意識する事。

  逆に言うと、まず「吸う」事だとも言う。

 吸ったエネルギーを、暴言に置き換える前に、
 溜まったエネルギーを、吐いて呼吸を整える事から始める事で、
 精神の安定を招く、と言う事らしい。

  “なるほど、なるほど”

 お客様からの感情的なクレーム、上司からの叱咤、部下の不始末等、
 
  “吸う前に、まず、吐け”
  “吸ってしまった空気は、吐いてしまえ”

 要は、体内の悪いものは、外に吐け、と言う事か。

  人間の体は、常に空腹を常態としている。
  常に、吸収出来る体制を整えておく事。
  満腹状態というのは、危機的状況にある、と言う事

 仕入れた「在庫」は、売場に出し切る、売り切る。
 
  「アンガー・マネジメント」

 いろいろな事に通ずる、マネジメントのようだ。




  

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2010年7月27日 (火)

今読んでる「本」Ⅴ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近読む本は、“当たり” が多いなぁ~。

 水元 均氏の 「スーパーマーケットのバリューイノベーション」もそうだった。

 自分の「腑」に落ちる言葉が次々と綴られていた。
 そして、今回読んだ本も、まさに、「腑」に落ちる内容が散りばめられていた。

  船井幸雄氏の 「撤退せよ、似非コンサルタント」  (李白社発行)

 ショッピングモールの本屋に、今週のベストセラーとして掲げてあった本だった。

  船井幸雄氏の本は、以前にも読んだことがあったが、久しぶりに手にしてみた。
  そして、船井氏自身が、「私の最高傑作」とまで表紙で言っていた言葉に購入を
  決めた。

  船井氏自身、ここ数年間、体調不良らしく、不自由な体をおして執筆したという
  内容から入っていた。

  読んでいて、ようやく「船井幸雄」というコンサルタントの本質が見えてきた。
  以前に何冊か読んだその内容は、どちらかというとコンサルタンととしての
  内容から一歩抜き出て、「人としての生き方」という部分で、私の心を揺さぶら
  れた記憶があった。

  しかし、この本を読んでいると、船井氏自身のコンサルタントとして独立した
  状況であり、その後、どんな分野で「道」を切り開き、能力を磨き、現在に至った
  のかが、明らかにされていた。

   “船井幸雄というコンサルタントは、元来は小売を専門にしていたのか”

  過去に書かれた本を読んでいても、そんな話は一切無かった。

   “林周二氏の「流通革命」”を真っ向から否定し、

   “渥美俊一氏の「マス理論(チェーンストア理論)」に対し、
   
   “船井幸雄氏の「アンチ・マス理論」”で、真っ向からチェーンストア理論や
 
    問屋不要論に対抗した経営理論を展開し、コンサルにあたった。

   当時は、“東の渥美俊一、西の船井幸雄” そう呼ばれていたらしい。

  それは、アメリカの経営理論から「マス理論」を造り上げた「渥美俊一」氏と
  現場で叩き上げながら、現場感を独自の経営理論に昇華させた「船井」氏
  との違いでもあった。

   “そんな二人の関係だったのかぁ~”

  その事が理解できると、急に「船井幸雄」という人間の本質が見えてきた。
  そして、彼のひとつひとつの言葉が、私の「腑」に収まっていった。

   それは、店舗経営という視点を同じ方向から見ているからだろう。
   店舗経営、いろいろな角度から見なければならないが、基本的に
   小売は「人」が全て、という船井氏の基本姿勢が共通項となって、
   本の言わんとする内容が、鮮明に見えてきた。

  船井氏は、今までの経験から、企業成功のポイントを二つに絞って語っている。

   一つは、「トップで、経営の99.9%が決まる」
   二つは、「従業員は、ガムシャラに働くこと」

   トップも従業員も、命がけで働く、と言う事だ。
   決して古い話では無い、これは人間の本質であり、組織の本質だ。

  そして、その事を通して、自分の仕事での「役割」と「使命」が見えてくる。
  それは、明日が見え、成功への道が見えてくる、と言う事でもある。

 精神論が先行したブログの内容だが、読んでいるとそれが本質なのだと言う事
 が理解できると思います。

 ちなみに、本の表題と内容は、あまり考えすぎないほうがいいと思います。

興味のある方は、こちらからどうぞ。
 http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4894519216/


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2010年7月26日 (月)

宇都宮西部エリアMRⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


宇都宮の西部エリア。

 以前のブログでもMRを記した。
 そして、その後、「S社」の跡地に「O社」が入店し改装オープン。

 当然、客層や集客も変化し、周辺競合店の状況なども見てみた。

まずは、改装しオープンした「O社」。

 かっての「S社」を知る人は、“ここまで変わったのかぁ~” と思ってしまう。
 店内外は、O社のアッパー店舗として綺麗に落ち着いた雰囲気で改装され、
 商品も品揃えも豊富に、高級感を匂わせながら整然と陳列されている。

  客層も、明らかに変わった。

 着飾って来店しないと不釣り合いな自分を想像すると、普段着では行けない。
 レジ台数5台から見て、年商12億が見込みか。

 問題は、かっての「S社」と比べて、客数増の売上増になったかどうかだ。

  なっていないだろう。

 落ち着いた、癒しを連想させる店内装飾と商品陳列によって、落ち着きは得たが
 、店舗としての“賑わい”が無くなった。

 私の経験で言えば、賑わいの無い店舗は、ジリ貧で落ちていく。
 人間の心理とは、そういうものなのだ。

  賑わい。

 それは、店内の雰囲気もあるが、商品展開が一番重要だ。

  賑わい感のある、商品陳列。

 “なんのこっちゃぁ~、具体的にどういうこっちゃぁ~”

 この業界で10年働いて、これが理解できなければ、残念ながら退場してい
 ただくしかないだろう。

次に、「Y社」。

 鹿沼に本拠を置く「Y社」。
 鹿沼エリアでは支持の高い企業だが、この店舗は台所事情が厳しいのか、
 売場メンテナンスは悪い。

 上記の「O社」が改装前、「S社」が撤退した直後は大いに売れたらしいが、
 その後、「O社」に多少流れてしまったのだろうか。

 野菜から始まる青果の「安さ感」はあるが、鮮魚、精肉での鮮度感が無い。
 惣菜も、一発作りきって終了では、夜に強いマーケットが泣いてしまう。

 本部のMD力はあるのだから、しっかり店舗運営すれば、ドル箱店舗に変身
 するのだが、残念である。

最後は、「AC社」。

 店舗としては住宅地内に立地し、認知しずらい場所にあるが、宅地化が進み
 地域住民が増加してくると、着実に集客を集める店舗になるだろう。

 隣接の「Y社」と比較し、この企業は安心感が抜群だ。
 低コストオペレーションも定着し、安定した店舗運営が可能だ。

 午後の集客力も、上記「Y社」以上に集客しているくらいだ。

  しかし、500メートル商圏の薄さから、1日を通しての売上は厳しいだろう。
 
 同社としても、早急に宅地化が進んでほしいところだろう。


PS
 宇都宮西部エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyaseibueriamrni/





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2010年7月25日 (日)

愛着の腕時計

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


何年使ったろうか?。

 この腕時計。

  メーカー名 「セイコー」
  商品名   「セイコー 5(ファイブ)」

  自動巻のレトロな時計だ。
  確か、逆輸入の商品を、仙台の「オートバックス」という自動車用品店で購入
  したものだ。

  シルバーの文字盤に、夜光塗料が塗られた「長針」と「短針」。
  日付の他に曜日表示もあり、便利そうで購入を決めた。

  自動巻だから、電池の交換は無い。腕にはめておけば、永遠に動き続ける。
  電池時計に比べれば、日々の誤差もあり、週に一度は時間の微調整をしな
  ければならないから、結構やっかいだ。

  使い始めて、25年は経過する。

  何回か故障し、その都度、街の時計屋さんに修理に出して直してもらった。
  5年ほど前には、完全に秒針も止まり、修理を願ったが、
  街の時計屋さんからも、完全に見離された。

   「お客さん、この時計は、中が完全に錆ついて「手」の施しようがありません。
   残念ながら、寿命ですな。」

  「あっ、そうですか。分かりました。ありがとうございました。」

 家に帰って、私は、その腕時計をまじまじと見つめて思った。

  “本当に長い間、ありがとう”

 そして、何気なく振ってみた。
 再び、秒針が動き始めた。

  “また、すぐ止まるだろう”

 そう思って、翌日まで、いつもの所に戻して置いておいた。

  “次の時計を購入しなければ”

 そう思いながら、一晩が過ぎ、その腕時計を見ると、なんと、動いていた。

  “時計職人も見離した時計が、動いている!”

 その時以来、私の意志が乗り移ったかのように、正常に動き出したのだ。
 それも、以前のような、日々の誤差も無くなった。
 
  別に、私には「超能力」など備わっていない。
  しかし、私の想いが乗り移ったとしか、言いようが無い、この現象だ。

 自動巻だけあって、連休で時計をしない日が続くと、3日目の仕事の朝には
 止まっている。

 しかし、時計を振り、時刻を合わせると、ほぼ時差も無く、また動き始める。

  女房よりも、長い付き合い。
  どんなに私自身が変わろうとも、
  この腕時計だけは、手放さず身に付け続けるだろう。

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2010年7月24日 (土)

客層の変化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、「客層が変わりましたよ。」 と良く言われる。

 客層が変わった?。

  地域に住んでいるひとは、そう簡単に入れ替わりしないだろう。

 部下に言うには、『悪質のお客様が減った』 と言う事らしい。

  以前、オープン間際の頃は、言いがかりを付けるお客様もだいぶいたらしい。
 しかし、そのようなお客様も含めて、客数が減ったということであれば残念だが、
 客数は順調に伸びているゆえ、善良?なお客様が増えているということだろうか。

 確かに、私が赴任した当時は、そんなお客様も目にはしていた。
  
  そのようなお客様とは、ひとりひとり、単品管理にように頭に刻んでいった。

 一人一人の顔を確認し、目と目で挨拶を交わすようにしていった。
 時には、相手に負けない「大声」で、会話をしたこともある。

  要は、善良なお客様には、居心地のよいお店でありたいと思っているが、
  悪質なお客様には、決して居心地の良くないお店でありたいとも思っている。

 その区別をつけるためにも、一人一人の人間をよく見ていこうと思っている。
 どんなお客様でも、居心地の良いお店に行くものだ。

 だから、店長として、来てほしいお客様には、とことん居心地を良くしてあげ、
 逆の場合には、居心地の悪い店舗にしておかないと駄目だと思っている。

  “随分、店長として横柄な態度だねぇ。店長失格じゃないの!”

 そういう声が、企業の幹部の方から聞こえてきそうな、コメントではある。
 しかし、敢えて言わして頂ければ、それも含めて、店舗経営だ、と言う事だ。

  でなければ、大多数を占める善良なお客様の「居心地」を損ねてしまう。

 「こんなお店、二度と来ねぇ~!。」
 と啖呵を切って、帰っていかれたお客様も何人かいる。

  “来なくて結構。二度と来るなよ”

 内心、そう思いながら、頭を下げた事もある。
 何人かのお客様は、そうやって、失った可能性はある。
 しかし、逆のお客様がより多く来店して頂ければ、良しとしている。

  “それじゃぁ~、善良なお客様とそうでないお客様を、どう見分けるのか?”

 その、「人」 を見るのだ。それしか無いだろう。
 その、「人」 を見れば、全てはわかる。

  「悪意」を持つか、持たないか。

 人を見れば、全てわかる。
 だから、分からなければ、店長はやれないと思う。

  店長になる前に、そのような訓練を、しておけ、と言う事だ。

 店長とは、商品以前に、「人」に強く無ければならない存在なのだ。




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2010年7月23日 (金)

エリアとしての吸引力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の周りを取り巻く環境。

 その環境に影響されて、日々の業績が左右される。

 そして、それらは、我々の力では変えられない環境だ。
 例えば、「競合店の存在」「地域の人口」「道路付け」「地域の暮らし」等々。

 これらは、我々がどう情報収集し、行動しようとも変えられない外部環境だ。

  しかし、それらを利用して、自らを変えていくことは、いくらでも出来る。

 変えられないものに憂れいたり、悩んでも、変えられないものは変えられない。

  “競合店が無くなってほしいなぁ~”

 そう思っても、すぐには無くすことは出来ない。

  “周辺人口が倍に増えてほしいなぁ~”

 そう思っても、急に増加する事は無い。

  しかし、その事を利用することは、いくらでも出来る。

 「競合店を利用する」

  “そんな事、出来るわけ、あんめぇ~”

 一口に競合店と言うが、マップに落とした時に、お客様を集客するという吸引力
 を捉えると、「エリア」というキーワードが浮かび上がる。

  「お客様が集中して住まわれるエリア」
  「競合店が密集して存在するエリア」

 従来、そのエリアに一店舗しかなかった企業が、
 競合店出店によって、危機感から商売を強化した結果、
 売上が予想に反して落ち込まないという現象。

  結構、良く聞く話だ。

 当然、従来から比べて「圧倒的に売場が良くなった」場合である。

  特に、競合同士の距離が近い場合ほど、このような結果が多い。

 これは、競合出店と既存店の強化により、そのエリアへの集客力が高まった
 からに他ならない。

  逆を言うと、そのエリアの集客力増に伴い、集客力ダウンのエリアが出現する。

 外部環境を変えることは出来ないが、それを利用し、集客力を落とさない
 または、集客力を高める事は、いくらでも可能なのだ。

  しかし、これも初年度だけの話。

 二年目以降は、お互いの店舗間の強弱の進み方で、勝ち組と負け組に分かれ、
 大きな差になっていくのも常である。

 歯を食いしばって、店舗運営レベルを落とさないという頑張りが、お客さまの集客
 力を高め続ける唯一の要因なのだ。

 そいういう企業の努力や、企業同士の努力は必ずお客様に伝わるもの。

  大切なのは、「変えられないもの」に対して、相手を利用する為に自らをどう
  変えて、どうエリアの集客力を上げるかという「仮説」を立て、「検証」すると
  いう行動を起こすかどうかだ。

 常に迫りくるリスクに、ポジティブに前向きにとらえ続けるかという事が、
 自らの成長であり、企業の成長であり、勝ち続ける唯一の「道」なのだ。




  

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2010年7月22日 (木)

教育のネタ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


部下教育が大切だと言われるが、現場の店長として、どう部下教育を図るか。

 私の持論は、“人は、自ら育つ” もの。

  自ら、考え、
  自ら、行動し、
  自ら、結論を学ぶ。

 その時、人は、一番育つ。

  上司として、“自ら育つ” きっかけを、どう造ってやるか。

 そして、“人は、人を見て、人によって育つ” もの。

  上司として、“自分の生き様” を、どう見せるか。

 担当者用や、チーフ用のマニュアルはあるが、
 そのマニュアルが活きるのは、精々半年か、一年。
 だから、そのマニュアルは、企業としての基準であり、方向性としては大切だ。
 徹底してマニュアルに沿った仕事の手順を学び、体がマニュアル通りに自然に
 動いてしまうまで徹底して体に刷り込ませる必要がある。

  しかし、

 いつしか、マニュアルを捨てなければならない時が来る。 
 その後は、自ら考え、行動し、掴んだ結論だけが、成長の糧となる。

  その後の、「成功」へのステップは、その場、その瞬間で異なるからだ。

 同じ場面、同じ状況は、もう二度と巡ってこない。
 
  “逃がした魚は大きかった” 

 とは、良く言われることだ。

  そして、現場では、二度と同じ事は起きない。
  日々同じ事の繰り返しのようだが、日々同じ売場は二度と繰り返されない。
  常に、新たな状況を迎えて、最善を尽くし、最高の結果を目指す。

 よく、教育する時間が無い、と言われるが(私も覚えがあるが)、
 現場には、教育材料が、ゴロゴロ転がっている。

  気が付かなければ、そのまま通り過ぎて、見過ごしてしまう材料や場面。
  どれだけ、その場面を止めて、瞬間瞬間の気づきを「共有」できるかだ。

 日々の店舗や現場には、常にエキサイティングな現実が繰り広げられる。
 
  それらを、どう、教育とか部下育成の道具として、拾い上げられるか?。

 上司として、部下の欠点や不足は、よぉ~く見える。
 しかし、瞬間瞬間でゴロゴロ転がっている教育のネタを
 どれだけ拾い上げられるか。

  それが、見える人か見えない人か。
  
 店長として、いろいろな教育のネタが「見える」存在になりたいものだ。


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2010年7月21日 (水)

「作」と「演」 私の流儀

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「作」と「演」。

 スーパーマーケットがチェーンストアとして進化していく中で、本来一人の店主
 が手掛けてきた、「仕入れ」や「販売」、そして会計、納税、販売促進、従業員
 の給与計算と支給等の仕事を、事業拡大と共に、本部機能と店舗機能に分割
 させ、それぞれ専門性を磨いて、店舗は店主の意向を踏まえた店づくりを効率
 良くチェーン化していく仕組み作りとして定義された「役割」の事だ。

  安土敏さんの「日本スーパーマーケット創論」にも出てくるし、
  鈴木哲男さんお「52週マーチャンダイジング」にも出てくる。

 本部が、「作」り、店舗が「演」じる。

  時としてそれは、「作曲」と「演奏」としての、オーケストラにも例えられ、
  また、それは、「設計」と「施工」としての、建築にも、与えられる。

 そして、店長は、オーケストラの「指揮者」として例えられ、
           建築現場では、「現場監督」としても例えられる。

 大変、分かりやすいようで、現場でその比喩を例えに具体的に仕事をしようと
 すると、いろいろな歪に直面する。

 そして、私なりに下した結論は、

  “どっちもやらねぇ~ことには、どっちもわからねぇ~な”

 と、言う事だ。

  いくら、「作」だ「演」だと言ってはみても、作も演も実践してみて初めてその本
  質がわかり、

   「作」に対しての、「演」を深化させることが出来、
   「演」に先立つ所の、「作」を深化させられるのだ。

  それが、店舗しか経験していなかったら、もしくは仕入れ業務の訓練をしてい
  なかったら、販売という同じ側面を、同じ視点でしか見続けられなくなってしま
  う。

   「販売」という側面を、「仕入」という視点から見れる視野
   「仕入」という側面を、「販売」という視点から見れる視野

  どちらも、同様に大切であり、「作」と「演」を論じるときに、必ずぶつかる「壁」
  となり、お互いに低いレベルで妥協してしまうという弱点なのだ。

   本部提案の陳列台帳を、現場が読み解き、微調整しジャストフィットさせる力
   本部送り込みの商品を、現場が即売場展開し、先手を打って売り逃さない力

  更には、

   現場の潜在能力を引き出させ、現場のモチベーションを活用させる力
   現場の壁を取り除き、現場がレールを敷きやすく環境整備を整える力

  いずれも、両者が「作」と「演」の本質を理解しているかどうかにかかっている。

  これらの一連の流れをしっかり理解すると、「作者」も「演者」も、
  自らの力の限界を知るに至る。

  そして、その力の限界を乗り越えるために、「作者」は「演者」の力を借り、
  「演者」は「作者」の力を借りる。

 そのような視点で「作」と「演」をとらえるならば、教育という視点も変えなければ
 ならない。

  「演者」が演者のみの教育に特化すればするほど、
  「作者」が作者のみの教育に特化すればするほど、

   自らの限界を、早く知るに至る。

  「演者」が「作者」の教育を受け、
  「作者」が「演者」の教育を受けたならば、

   自らの領域の広さと深さを理解し、更に「深化」を目指すようになるだろう。

  知れば知るほど、スーパーマーケットという商売の奥の深さに感動する。

   そして、その感動を与える事が、真の教育ではないのか。




 

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2010年7月20日 (火)

日本サッカーに何を学ぶか

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


皆さんは、今回のワールドカップサッカーの日本代表から何を学んだか?。

  “いやぁ~、チームワークが一番大切だよねぇ~”
  “強いストライカーがいると、日本は強いねぇ~”
  “守備が安定していると、最後まで崩れないねぇ~”

 しかし、私は仕事柄、どうしても「マネジメント」という視点で見てしまう。
 そして、以前のブログ「パラグアイ戦から」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-bb05.html

 日本の強さ、日本人の強さは、まさに「チームへの帰属意識の強さ」にある、
 と記した。

 それは、日本人が古来から蓄積させてきた「チームへの帰属意識」。

  この意識だけは、世界で一番強い物を持っているという証明ができた。
  それは、世界の競合を相手(日本より世界ランク上位国に勝つのだから世界
  の競合相手といえるだろう)に、個々の力は劣りながらも二次予選進出を果た
  した結果が、それを物語っているだろう。

 それだけ取ってみると、

  “やっぱり、チームワークが一番大切なんだ”

 となってしまう。

 しかし、チームワークだけに頼る組織強化の限界も、今回のワールドカップが
 我々に教えてくれた教訓だ。

  「個々の、力」

 要は、「一対一」で負けない、と言う事。

  体力的な身体能力もあるが、個人としてのメンタルな部分での強さとでも言お
  うか。

  チームへの帰属意識から、個人的能力を飛び越え、個人以上の実力を発揮
  出来る集団が、一対一の個人戦になった場合に、どう自らのモチベーションを
  高めプレッシャーを跳ね除け、個人として相手に勝つか、と言う事だ。

 更には、チームへの帰属意識とは言っても、そこには、何かのきっかけが必要
 である。

  今回の「きっかけ」は、初戦に勝利したことが最大の要因だろう。

  それは、ロシアという異文化でもまれて個人の強さを身に付けた「本田圭祐」
  という、個人戦に強い一人の男がきっかけを作ったのだ。

  それを機に、日本というチームは一気に結束力を強め、帰属意識に火がつい
  た。
 
  そして、岡田監督や中澤、更には川口、楢崎、中村というベテラン陣の吸引力
  によって結束力は更に高まり、オランダ戦での善戦、そしてデンマーク戦での
  勝利へつながったのだろう。

  更には、パラグアイ戦でのPK戦まで、その力は持続した。

 しかし、PK戦という、チームへの帰属意識という勝ちパターンを失った組織の
 メンバーは、一対一の戦いで最後に勝利する事は無かった。

 これを、我々の組織や組織運営に目を向けて見ると、上司の言う事を素直に
 聞いてくれる人間だけを身近に置いていないか、重宝していないか、と言う事。

  個人的に「意志」を持ち、個人戦に強い人間は、いざと言う時、誰に頼まれも
  せずに自らの力で局面を打開する。

  そんな人間達を律して、チームとして完成させるのがリーダーであり店長で
  あり、組織の長だ。

  扱いやすい人間だけを組織して、チームワークといった所で、所詮は自己満
  足にすぎない。

  抵抗勢力や異文化を受け入れ、それらも含めて併せ飲む「度量」と「器」が
  現場のリーダーとして、現場力や人間力を問われる時代に問われているの
  ではないか。


   

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2010年7月19日 (月)

越谷レイクタウンMRⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前MRした際に、以外に自宅から近い事がわかった「越谷エリア」。

 先日、再び足を運んでみた。
 モール内に、「J社」と「M社」が入り、共に既存店ナンバーワンの店舗運営を
 実現しているのではないかと思われる存在の両店だった。

  “その後、どんな状況でどんな売場造りをしているのか”

 楽しみでもあった。
 更に、周辺の存在する2店舗も同時にMRした。

まずは、ショッピングモール内の「J社」。

 このモールの強大な集客力を利用して、食品ゾーンを運営する「J社」。
 
 以前MRした頃と比べれば、青果~惣菜の生鮮ラインは随分こ馴れてきていた。
 普段の「土物」のバラ売り、「さんま」のバラ売り、「味付けロース」のバラ売り等。

 逆に言うと、その辺の中小スーパーの方が品揃えが良いくらいの割り切りもはっ
 きりさせており、所詮はディスカウントに軸を置いたマーチャンダイジングには変
 化は無い。

 スーパーマーケットで買物を楽しむというよりは、慌ただしく短時間で必要食材を
 目的を持って買い回るというコンセプトの軸はブレてはいない。
 それを、お客様がどう捉えて、これからもこの食品売場を利用し続けてくれるか、
 という問題だけだ。

次に、同じショッピングモール内に対極的に位置する「M社」。

 私が知る限り、この店舗は「M社」の中でも最強だと思う(まだまだ知らない店舗
 もたくさんあるが)。

 以前のMR時に、店舗面積が狭いと思っていたが、この面積でこの賑わいだから
 相当坪効率の高い店舗になるだろう。

 更に、上述した「J社」ではほとんど展開していなかった「さくらんぼ」を、「M社」で
 はダイナミックに量販している。

 この辺に、一週間前に販売計画を作る企業なのか、前日に作る企業なのかの
 差が出ているのだろう。

 青果物、海産物は、前日の情報(収穫情報、水揚げ情報、相場情報等)を有効
 活用し商売に結び付ける仕組みが出来ていないと、なかなか出来ない事だ。

  更に、4時からの市での賑わい。

 各部からの、数量限定ではあるが超お買い得品を用意して集客を図るイベント
 性も積極的。

 その他、各部の商品化のレベルの高さも、惣菜まで含めて高いレベルを維持し
 している。

更に、このレイクタウンの近くに出店する「I社」。

 ここもドル箱店舗なのだろう。レジ台数も11台を有し25億以上は稼いでいる
 雰囲気だ。

 立地も良いのだろう。わざわざレイクタウンまで行って駐車場から買物距離を
 考えると、食材のみを購入するお客様からすれば、この立地は便利だ。

 ただ、その立地の良さにおんぶして、売場造りは少々ザツさが残るようだ。
 しかし、その売上の高さから、単品量販もダイナミックに積まれており力で
 ぐいぐい押していく店舗のようだ。

最後に、「M社」。

 前述の「M社」とは別会社。
 白岡エリアで別店舗の「M社」をMRしたが、この店舗も同様の状態。
 この企業の店舗運営能力がわかる。

 この店舗から300メートル程の前述の「I社」がドル箱にあるのもわかるようだ。

PS
 越谷レイクタウンMRⅡの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kosigayamrni/




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2010年7月18日 (日)

50過ぎの開放感

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、何気なく回した(今は、回したとは表現しないのだろう)テレビのチャンネル
「ミュージックフェア」で、玉置浩二が、“真夜中すぎの恋”を歌っていた。

 良く見ると、そのバックバンドは安全地帯だった。

  “安全地帯が復活したんだ”

 安全地帯。

  私がこの仕事に就いた頃、このグループは活躍していた。
  仕事帰りや、夜のドライブにこのグループの歌を聴くと、なぜか力が湧いてきた。
  そして、まだまだ大人に成りきれない自分が、この歌の力を借りて錯覚できる
  余韻が、たまらなく心地良かったのである。

  私と同世代の彼らが奏でる音楽が、我々の世代の心を揺さぶったのは
  間違い無かった。

  しかし、私の仕事の責任が増すにしたがって、いつしか彼らの音楽も遠のいて
  いった。

  目の前の仕事に打ち込む事が、彼ら以上に私の心の癒しになっていったのか、
  それとも心の余裕が無くなっていったのか?。

  そしていつしか安全地帯は解散し、玉置浩二は独立してソロ活動を始め、その
  後久しぶりに歌を歌う彼は、金髪になっていた。

   “なんじゃぁ~ありゃ”

   “あの年で、金髪は無ぇだろう~”

  と思っていた矢先に、久しぶりに玉置浩二の色気たっぷりの
 
   「真夜中すぎの恋」

  を聴いた。

  安全地帯のヒット曲の中では、「真夜中すぎの恋」が一番好きだ。

   「ワインレッドの心」「恋の予感」「悲しみにさよなら」等いろいろあるが、
   この歌が一番、心に響いた。

  その後に、司会者との会話の中での玉置浩二の存在感は、50を越えて
  肩の力の抜けた生き方をしている姿が表れていた。

   「50過ぎたら、いいやっ、何を思われても、いいやっ、と思った。」

  そんな事を言っていた。

   同感、である。

   50を過ぎて、まだまだ、守るべきものはたくさんあるのに。

  それに縛られること無く、周囲に何を言われようと、もっと大切な事の為に
  自らの存在を発揮することが、今の自分のすべきこと。

   そう思うようになった。いや、そう思えるようになったのか。

  思えば、20代~30代は、若々しく、挑戦という言葉が一番似合う年代なのだ
  が、

   “組織の中で、嫌われたくない”
   “会社の幹部に、逆らいたくない”
   “自分のキャリアに、傷をつけたくない”

  そんな意識が強すぎたのかもしれない。

  傷だらけ?の今は、そんな事よりも、もっと大切な真実を追求しなければ、
  という、肩の力が抜けたのか、怖いものが見えなくなったのか、そんな心境
  が強く自分の意識の中を制覇しているのだ。

  今の私の心境と、安全地帯という戻るべきところに戻った玉置浩二の言葉
  が重なり、「真夜中すぎの恋」を歌う彼の魅力が理解できたのだ。




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2010年7月17日 (土)

「挑戦」の後に、失敗は付いて回らない

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近いろいろな部門・商品で挑戦を重ねているが、良く言われる事がある。

 「あれだけ派手に単品量販して、ロスとか失敗はしないの?。」

  ご期待に添えなくて申し訳無いが、失敗は一度も無い。

  “本当かぁ~?、嘘ついてんじゃぁ~ないのぉ~!”

 本当です。失敗は一度も無い。

  “それじゃぁ~、何を以って、失敗というのか?”

 私は、問いたい。

  計画数量の残。商品異動。更には半額等での売り切り。大量廃棄等。
  それらは、一切無い。

  計画した商品は、全て、月曜日にはほぼ消化している。

  いままで、「ポテトスィート」「バジル&レモンカップ麺」「揖保の糸」等の食品群や
  「アメリカンチェリー」「南高梅」「さくらんぼ」「桃」等の果実等の生鮮食品群。

   計画数量的には、どうだったのか?。

  大いなる挑戦だった。
  最近挑戦している「果実」は、全て売り切れるかどうか、不安だったのは確か
  だ。
  
   それでも、ほぼ計画数量通りに売り切れた。
   
   いや、売り切った、という表現か。

  過去に経験の無い数量を計画・発注・展開するわけだから、
  途中途中での軌道修正は必須である。

   主力SKUの変更、SKUの追加、値頃の修正、展開の変更等、微調整には
   事欠かない。

  しかし、それらを実施しながら、土日で計画した数量は、最終月曜には
  ほぼ売り切り、利益も含めて順調に確保している。

   “挑戦とは言っても、たした数量じゃないんじゃないの”

  その仕掛けに全店が乗って、昨比300%前後という実績で進行している。
  *(梅、さくらんぼ等)

 ならば、何故失敗しないのか?。

  「命」を賭けているからだ。

   “命?、そんなもの賭けられるわけが無ぇ~だろう~”

   それだけ真剣に「計画したら、売り切る」という事を徹底しているからだ。

 何故、そこまで、やれるのだ?。

   “自ら、計画したからだ”

   自ら計画した責任を果たすため。
   誰に頼まれ、依頼されたものでも無い。
   自ら計画し、売り切ろうという意志を持った商品だからだ。

   “何も、そこまで、思いつめなくても”

   そう思われる方も、多いと思う。

 しかし、今回、私は以下の事を学んだ。

  挑戦しようとする数量が多ければ多い程、売り切ろうとする「意志」が働く
  と言う事。

  黙っていても売り切れる数量の場合は、ほとんど意志は働かない。
  しかし、“これは無理かも”という挑戦ほど、“何としても売り切る”という
  強い意志が働くものだ。

 これは、私以外の人間も、同様の感情を抱くのだろうと思う。

  それが、人間の本質なのだろうとも、思う。

 だから、挑戦には、失敗は付いて回らない。

  いや、一歩間違えば、失敗だらけになるだろう。
  しかし、挑戦するという「意志」が、失敗させないという実績へ変換させる
  行動を起こすのだろう。

 その代償として、毎週、胃の痛くなる「ワクワク・ドキドキ」が待ち構えている。

 

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2010年7月16日 (金)

挑戦、その二

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「挑戦、その一」。

 さくらんぼの発注で、部下の提案から、100ケースに挑戦した内容だった。
 
  そして、今日はその続編。

 同様に、100ケースの挑戦をして継続販売中の「揖保の糸」そうめん。
 そろそろ、底が見えてきた。

  以前から、その後の「伝説の売場」での後がまの候補を選定中だったが、
  その日も、部下から言われた。

  「店長、揖保の糸の後は、何を仕掛けますか?。」

   「お前らがやりたい商品を、好きなように決めてみろ。」

  以前からそう言ってはいたが、なかなか決めかねていたらしい。
  
   「今、動きの良い商品は、何だ?。」

  「そうですねぇ~、大根の絞り漬けも落ちてきたし、漬け物類が低調なんです。」

  “漬け物?、この時期食べたい漬け物と言えば、酢漬けだろうなぁ~”
  “酢漬け?、そう言えば、青果であれだけ南高梅を売ったなぁ~”
  “南高梅?、南高梅が売れると言う事は、デイリーの梅干しも売れるかぁ?”

 早速、グロサリーチーフとデータを確認した。

  割高の南高梅の梅干しだが、売上の高い他店以上に「南高梅梅干し」の販売
  点数が高い。

  特に、今月中目価格に入っている商品が、ダントツで1位だ。
  早速、売場を確認すると、2段目で2フェースのみの展開。

  “こんなんで、全社1位か?。如何に割高商品に支持が無いかだなぁ~”
  “それにしても、そんな中で、当店が全社1位とはどういう事だ?”
  “青果の南高梅が強いと言う事は、国産梅干しも強いと言う事だろう”

 そんな話をグロサリーチーフと会話しながら、決めた。

  「よしっ、決まりだ。伝説の売場は、南高梅梅干しで決まりだっ。」

   「何ケースいきますか?。」

  「よしっ、50ケースで、どぉ~んと行こう!。」

   「えぇ~、50ですかぁ~。50じゃぁ~売場になりませんよぁ~。」
   「100ぐらい積まないと、ダイナミックな売場は出来ないですよ。」

  「ムゥ~・ ・ ・ 。」

  確かに、その通りだ。
  この売場(伝説の売場)で単品量販すると言う事は、100ケース積まないと
  迫力が全然出ない。

  その事を、部下はしっかりと受け継いだいた。
  前日のブログでも、青果チーフが提案した、さくらんぼ100ケース。

  私のお店の単品量販の基準が、「100」という数値で共有されてきた瞬間
  だった。

 その事を、あるメーカーさんに言ったら、逆に言われた。

  「てっちゃん店長、部下が育ってきましたね。」

  部下が育てば、言葉が通じる。
  部下が育たなければ、言葉は通じない。

 そう言う事なのだ。



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2010年7月15日 (木)

挑戦、その一

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の金曜日。

 青果チーフと週末の販売計画を打ち合わせた。

  「いつまでもさくらんぼに頼っていても後が無いから、そろそろ桃を企画しよう
  か。明日のバイヤーからの相場情報はどうだ?。」

   「はい、桃祭りの展開とアイテムの情報が来ています。」

  「量販当初は、買いやすい価格帯の商品でスタートさせよう。4個580円の値頃
  を主力としてその周辺のアイテムも揃えよう。単品で12万程度で発注だ。」

   「はいっ、かしこまり!。それにしても、今日もさくらんぼが爆発してますね。」

  さくらんぼも、いよいよ最終週にさしかかっており、価格も底値を付いていた。
  先週の特売初日で、パック298円売価を先頭切って打ち出し、600パックに
  挑戦した結果は、ブログ「さくらんぼを仕掛ける」で記した。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-8d4d.html

  200gパックが198円で売れる原価まで引き下がっていた。
  この底値の時に、どう「安さ感」を打ち出すかだ。

   パック198円で、絶対的に安さを打ち出すか。
   2パックで398円のバンドル販売で安さ感を打ちだすか。

  そして、行き着いた先は、青果の束ねら(青果物を束ねるセロテープ)で
  さくらんぼのパックを、2パック束ねて398円で販売する売り方だった。

   「へぇ~、2個で398円だって、安いわねぇ~。」

  隣では、1パック298円の良品が併売されているから、安さ感が際立つ。

   「ねぇ~店長さん、298円のと398円のでは、どう違うの?。」

    「298円は丁寧に手詰めされた商品です。2個398円はコスト削減の為に
    バラバラッと盛りつけただけの商品です。味の違いはありませんよ。」

   「じゃぁ~、2パックのを買っていくわ。ありがとう。」

  そんな説明でも、逆に感謝されてしまう。
  そんな訳で、この日の金曜日は朝から爆発していたのだ。
  この事実は、無視できない。
  そして、青果チーフが私に言った。

   「店長、明日は桃を仕掛けるにしても、日曜はもう一度さくらんぼでいきます
   か?。」

    「そうするか。最終の量販だ。また束ねらで2個398円で爆発させよう。
    日曜のみだから、60ケース(8個入り)も仕入れるか?。」

   「えっ店長、そんなんでいいんですか?。100ケースもいきましょうよ。」

    「100ケース!。いくらなんでも、1日16万はいかねぇ~ベよ。」

  しかし、この日(金曜)の動きがあまりにも予想以上で、最終9万円を完売して
  しまった。

  その後、私は青果チーフに100ケースの発注に修正を指示した。
  夜遅くの修正の為、追加が聞くかどうかわからないが、とりあえずやってみます
  とのことで、日曜を迎えた。

  そして、日曜。
  本当に100ケース入荷していた。
  “本当に、来てしまったか。市場も追加発注だけは見逃さねぇなぁ~”

  私は、前回同様売場に作業場を設置して、今回は束ねらで束ねるライブ販売
  だ。
  この時期のさくらんぼには、多少の痛みも混じっており、1パック毎に選別して
  の束ねら作業の為、100ケースの選別に、頭がクラクラきた。

  それでも、午後4時には、残り10ケースを残して、この日の束ねら作業を
  終了した。
  
  結果、10万。

  そして、翌日6万。どんぴしゃりで完売した。

 “挑戦”という、行為と精神が、私の内面から、部下に浸透しつつあることが
 認識出来た瞬間だった。


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2010年7月14日 (水)

仕事の捉え方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今取り組んでいる「仕事」を、どう捉えるか?。

 その、捉え方次第で、人の人生は大きく変わるものだ。

  上司から言われたから、人事で決められたから、と思って取りかかるのか。
  天からの授かりものとしてチャンスと捉え、本気になって打ち込んでいくのか。

 いずれにしても、与えられた領域だけを守っていたのでは、成長は得られない。

  どんな仕事でもそうだと思うが、与えられた仕事に真剣に打ち込んでいくと、
  必ず「壁」にぶつかる。

  それは、未熟から来る「壁」であり、他人との役割からぶつかる「壁」でもあり、
  自分の能力を越えた所にゴールが見える「壁」でもある。

 その「壁」を破ろうとするか、しないか。
 そこが、仕事人として、一個の人間として、それ以降の生き方を左右するのだ。

  壁を乗り越えなくても、現状の地位は保証され、保守という強みは磨かれる。
  壁を乗り越えようとすれば、他者や上司とぶつかり、調整を要し、知恵を要し、
  ストレスがたまる。

  それでも、仕事に目覚めた仕事人は、その壁を乗り越え、領域を拡大しようと
  する人材も出てくる。

 なぜか?。

  自ら背負う仕事に対しての、「山の頂」が見えるからだ。

  それは、自らの仕事を「作業」と捉え、その対価として賃金を得る、というミミッ
  ちぃ~考えではなく、「山の頂」を目指すために、今目の前の仕事がその目的
  として非常に大切なプロセスであり、どんな事をしてでも達成させなければなら
  ない仕事であると捉えれば、どんな知恵を出してでも、更には、どんなチームを
  編成してででも成し遂げなければならないと想い、自らの与えられた領域の枠
  を超え、壁を乗り越え、「山の頂」に近づこうとする。

 「山の頂」、これが経営理念なのだろう。

  その壮大な夢を追いかけるため、我々は、とりあえず一店舗の経営を授けら
  る。

  そこで、限定された地域のお客様に対して、普段の食事という分野で、我が社
  の経営理念を発揮しようとする。

  その地域の、店舗という「場」が、我々が経営理念を追い求める「場」なのだ。
  そして、その中でも、「丑の日」「お盆」「彼岸」等の歳時とういう「場」も現われ、
  「かつお」「さんま」「さくらんぼ」「桃」とういう旬や季節の成り物も、「場」として
  そこに現われてくる。

 我々の周囲には、そのような「場」が無数に存在するのだ。
 
  常に目の前に存在する「場」。
  定期的に現われ、消えていく「場」。
  瞬間的に現われ、瞬間で消えていく「場」。

 その全てに対して、我々は、どう捉えるかで、人生が決まっていく。

  それは、目の前の「場」を、「山の頂」への途上として、どうチャンスと捉えるか
  と言う事でもある。

 以前のブログで「運とは、変化のこと」
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-43b2.html
 を記した。

  身の回りの起こる「変化」は、全てチャンスなのだ。
 
 そう言いきれる「心の在り方」を得られた時、その人の人生には、
 計り知れない可能性が潜むことになるのだろう。




       

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2010年7月13日 (火)

“やってみせる”ことから始める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、店長の懇親会があった。

 今回の参加は、いつのもメンバーに、若手新任店長。

 この2月に副店長から昇格した、新任店長も参加した。
 店長として赴任してから、早5ヶ月。
 いろいろと、溜まってきた頃合いなのだろう。

  部下に対する不満、周囲に対する不満が溜まりまくっていた。
 
 私の下で「青果チーフ」をやり、「副店長」に昇格し、その後他店舗に異動して
 その後、店長として昇格した。

 現状の問題を、即、口に出して行動に移す彼のスタイルは、上司としては
 頼もしかった。

 しかし、そのスタイル故に、周囲とぶつかり、トラブルも抱えた。
 それも、自分で乗り越えなければならない「壁」なのだ。

 自ら蒔いた種を、自ら育てて、自らの「収穫」とするか否か。
 チャンスを捉えるか、ピンチと捉えるか?。

 口で言うのは、簡単だが、今現実にその事と向き合っている人間にとっては、
 人生を賭けた、一大事なのだ。

 青果出身の彼は、私のお店が「さくらんぼ」を量販している現実をデータで確認
 しながら、悔しい想いをしていたのだろう。

  「いやぁ~、店長のお店がさくらんぼをどんどん仕掛けているのを、指をくわえ
  て見ていましたよ。青果にはあんまり口出ししないで、どういう計画と発注をす
  るのか任せていましたが、駄目ですね。さくらんぼのこの相場安に全然反応
  しませんよ。本当に何を考えているのか。」

 「俺は今、果実にどっぷり浸かっているよ。理由は、“やってみせる”為だ。

 “やって見せ、言って聞かせて、させて見て、誉めてやらねば、人は動かじ”

 まずは、店長自ら、やって見せなければ絶対に分からないって。経験者は
 簡単に言うが、未経験者は見せてもらって初めて、店長の言う挑戦という
 意味がわかるのだ。そう言う意味で、俺は今年1年は、俺のいう挑戦、チャレン
 ジを徹底して“やって見せ”ていくつもりだ。」

  「はぁ~、そういうもんですかねぇ~。今までの俺のスタンスは間違っていたん
  ですかねぇ~。」

 「当たり、ハズレの問題では無い。店長としてのスタンスの問題だ。そのスタンス
 も、現状と将来では変化するのもだ。経験の少ない部下であればやって見せるし
 経験があれば背中を後押しする事だ。ただ、どこかの場面で、店長として“やって
 見せる”場面は、頻繁に造っていかないと部下はついてこないものだよ。」

  「わかりました。即明日から、“やって見せる”場面をどんどん造っていきます。」

 部門チーフを離れ、副店長、店長と上段から商売を観れる立場になれば、部門
 という狭い範囲の細部がどんどん見えてくるものだ。

 それは、今現在、いろいろな経験を積んだ自分だから見える世界であって、
 現在の当事者の部門チーフには、見えると限らない。いやむしろ見えていない
 と思ったほうが正解だ。

  “言って聞かせる前に、やって見せることが、優先する”

 山本五十六の格言の原型となった、米沢藩主の上杉鷹山の格言。

  “してみせて、言って聞かせて、させてみる”

 そして、山本五十六連合艦隊司令長官の、今でも語り継がれる名言

  “やって見せ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ”

 組織のトップとして、ますます、自ら“やって見せ”られる上司が求められている
 ように感じる。

  それは、現場で部下を率いる監督として、痛切に感じる命題なのだ。

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2010年7月12日 (月)

白岡エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


JR沿線の白岡エリア。

 新白岡も含めて、大変商圏の厚いエリアであり、当然スーパーマーケットも豊富
 に存在する。

 今回は、このエリアで競い合いながら生き残ろうとする企業の今後の取り組みを
 このエリアの戦いから見ていきたい。

まずは、「K社」。

 昨年春に「1円宣言」により、大きく価格に走った経営戦略で話題となり、絶滅
 寸前の既存店を救った経緯がある。

  しかし、ここ半年の戦略は、その価格戦略が軌道修正されてきている。

 点数拡大、利益減少の評価を受け、粗利ミックス戦略は軌道修正されてきた。

  しかし、粗利ミックスに軌道修正されてはきたが、かって粗利ミックスに舵を切
  った時に売場維持能力も低下したが、その売場維持能力が回復してこないの
  が不安材料だ。

  これだから、安易な価格戦略は、企業を崩壊の道へ導いてしまうのだ。

次に「S社」。

 「K社」グループの、価格戦略店舗。
 中途半端な価格と粗利ミックスは導入せず、徹底した価格戦略で集客を高めて
 いる。

 この日も、火曜日の高い価格志向のチラシにて集客を高めていた。

  しかし、集客力が高かったのは、青果と食品のみ。
  鮮魚、精肉、惣菜には、お客様はさっぱりだ。

 なぜ、こうも集客のバランスが悪いのか。
 結局、ワンストップショッピングの機能を成していないのだろう。

  特売日に、特売商品しか買われない。
  それが、進行していけば、スーパーマーケットの強みである「ワンストップ・
  ショッピング」が維持できなくなり、ひいては利益をひっ迫させ、ますます技術
  部門の技術低下を招く。

 そして、いずれグロサリー専門店への転換を迫られる運命にあるのだろう。

更に、「T社」。

 駅前に小規模展開する「T社」。

 かっては、駅前立地で店内に溢れんばかりの賑わいを呈していただろう店内
 は、それでも品揃えを豊富に鮮度感を出しながら、こじんまりと商売をしていた。

 思ったほど生鮮の商品化も雑ではなく、安心して買える商品が陳列されている。

  しかし、車で来店のお客様への駐車スペースの問題や、店内スペースの関係
  上の品揃えの問題など、デメリットは多い。

 この企業は、駅前立地店舗を効率よく女性化し、低コストで店舗運営していく
 戦略を取り始めたが、そうやって既存店を活性化し地域のお客さまを引き込む
 ことで活路を見出そうとしているのだろう。

  私は、このような店舗も含めて、店舗規模の時代ではないと思っている。
  このような小規模店舗でも、賑わいは取り戻せると思っている。

  低コストで進めようとするか、売上志向で進めようとするかである。
  数値計算できる低コストは、経営者を理論的に説得できる納得性があり、
  数値計算しずらい売上志向は、逆に経営者に伝えづらい特性を持つ。

 その辺が、現場から離れて久しい経営陣が、どう舵を切るかで分かれてくる
 だろう。

そして、「M社」。

 新興住宅街にあり、駐車場も広く確保している。店舗も比較的新しい。

  が、・ ・ ・ 。

 お客様が生鮮食品を買えるレベルでは無い。
 果実の鮮度などは、到底チェーンストアの体を成しておらず、残念だ。

最後に「M社」。

 前述の「M社」とは別会社だが、こちらはしっかりしている。
 白岡駅の裏側に立地し、これからどんどん宅地化がすすむであろう地域への
 出店だ。

 よって、夕方のお客様の来店は見えないが、お昼時間帯での集客はほとんど
 ゼロに等しい。

  “当面は、相当厳しい経営に耐えなければならないだろう”
 
 そんな印象だ。
 しかし、この5年間で、このエリアの宅地化が進んだ後の商圏としては期待でき
 るだろう。

 更に、線路を渡ってでも、上記競合店からお客様を引き込もうとする戦略が
 必要となってくると思われる。

 せっかく、厚い商圏を近くに持つエリアなのだから、半径500メートルだけに
 とどめず、広い範囲から集客する為の手法を数多く繰り出せば、また違った
 展開が表れるのだろうと思うのだが。

PS
 白岡エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/siraokamr/




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2010年7月11日 (日)

話題の映画を見る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、女房と話題の映画を見てきた。

 「セックス・アンド・ザ・シティⅡ」

 女房が、仕事仲間から借りてきたドラマを連載で借りてきて、それ以来
 ハマってしまっていたのだ。

 私も、その連載ドラマのDVDは時折見ていたが、小刻みなテンポが心地よい
 印象を与えていた。

 ニューヨークの「アラ・フォー」世代の生き方を、コミカルに描いたドラマである。

  アメリカでテレビ連載が大ヒットし、映画化され、今回が2作目。
  前作映画は、先日テレビで放映されていたが、話題の最新映画が見たいと
  女房が言った。

  「ねぇねぇ、あなた50になったんだっけ?。」

   「先々月、50になったろう。わかんなかったの(泣)?。」

  「そうすると、二人で2000円で見られるみたいよ。シニア割引だって。」

 私の誕生日は忘れていても、結婚記念日だけはしっかり覚えている女房と
 記念の食事を取った後に入った午後3時の映画館は、ほとんど貸し切り状態
 だった。

 今作は、ふとしたことから「アブダビ」に旅行に行った4人のエピソードである。

  なぜ、アブダビへ旅行に行ったかという、絶対にあり得ない理由からして、
  現実の結婚を経験していない「アラフォー」世代や、既婚女性をも虜にする
  非現実性が、小気味良いテンポと内容と相まって、ちょっぴり憧れるので
  あろう。

 私は、映画を見に行くと、たいていの場合は寝てしまうのだが、今回だけは
 そのテンポの良さと、大人の話題性の為に、最後まで楽しく観賞することが
 出来た。

 しかし、映画館に来客する人の少なさも尋常ではなかった。
 この手の映画を見る世代が、夜に集中することはわかるが、
 それにしても、この時間にこの映画を見た人数は、たかだか6人。

  “大丈夫かいな?”

 他業界の私ですら、そう思ってしまう。

  “どうせ、ビデオ貸し出しが始まるだろう”
  “どうせ、一年後には、テレビ放映されるだろう”
  “どうせ、アイ・パッドで取り込んで観るから、いいや”

 しかし、話題の映画は、やはり映画館で、臨場感をたっぷり味わって観たい。
 あの画面大きさ、臨場感たっぷりの音と響き、映画に集中出来る環境。

  まして、シニア割引の権利を得た私は、逆に映画館に向かうだろう。


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2010年7月10日 (土)

まず主力品を決める事

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで、「売場造りを考える」を記した。

 その中で、まず、主力品を決める事から始めることを記した。
 特に、生鮮部門の展開レイアウトを決定する場合に、一番大切な事だ。

  青果ならば、さくらんぼの、どの値頃を主力で展開するのか?。
  鮮魚ならば、生かつおの、どの商品を主力で展開するのか?。
  精肉ならば、牛焼肉用の、どの部位のどの値頃を主力展開するのか?。

 そこを決定しない限りは、売場造りは進まない。
 そして、それによって、その周辺のアイテム・SKUが順次決定していくからだ。

 よく、「単品のSKUを増やせ」と言われるが、いろいろな客層や用途に応じて
 お客様の買いやすい量目を揃える事が大切だと言われる。

 しかし、そうやって、いろいろなSKUを見事に同じフェイスで販売している売場
 を見ると、

  “これじゃぁ~、売れねぇ~なぁ~” 

 と思う。

  主力単品を明確しながらも、主力SKUを明確にして展開しなければ、
  お客様の目には、明確に商品提案と商品価値が伝わらない。

  その主力単品のSKUの商品価値を更に高めるために、その他の量目や
  SKUが存在するのだと、私は考えている。

  だから、主力単品は主役であるから、変に着飾る事はしない。
  堂々と、従来に原理原則に則って、陳列する。

   縦・横・斜めの、陳列ラインはしっかり守り、整然と見やすい陳列に徹する。
   そして、展開スペースをしっかり取り、どのSKUよりも明確であること。

  賑わい感とは、その主力単品を引き立たせる「脇役」の存在感の事だ。

   より量目の多い単品を、場合によっては、箱売りまで含めて見せる。
   より量目の少ない単品は、それが主役にならぬよう個食用に限定して。
   脇役は、陳列数量も少ないから、斜めに陳列して、変化をもたせ。
   場合によっては、商品を立てて、1パックでもダイナミックさを演出し。

  最近は、原料や原体を飾る陳列も出てきたが、それも賑わい感の一つだろう。

   しかし、全ては、主力単品を引き立たせる「脇役」に徹する事。

  だから、主役は、どんなことがあっても、単品の魅力がなくてはならない。
  鮮度、品質、そして価格に美味しさまで含めて、脇役の援助を頂きながらも、
  一番魅力ある商品でなければならない。
  堂々とそして整然と、陳列ラインを守って陳列されていなければならない。

 「何売りたいのか、絞られていない売場」
 「主力品が、原理原則に反した陳列になっている売場」
 「脇役が目立ち過ぎて、主力単品がかすんでしまっている売場」
 「主力品自体が、鮮度が落ちて、ドリップが出て、魅力の無い売場」

  商品陳列面での、私の流儀である。




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2010年7月 9日 (金)

売場造りを考える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎月、店舗運営部から、店舗に対して「課題」が課せられる。

 今月の課題は、「売場造りを考える」 だ。
 
  私の最も得意とするところである。

 過去の課題は、「衛生管理を考える」「売価違いを考える」等、どちらかと言えば
 マネジメント優先の課題が多かった。

 しかし、今月は、いよいよ販売面の課題が入ってきた。
 今月から販売面に目を向け、店長と店舗の意識を「売り」に徹する事で、
 お盆商戦へ眼を向けることを念頭に置いての、課題設定なのだろう。

 この課題に関して、先日、チーフミーティング時に詳しく話をした。

  「売場造り、と言うが、売場造りを二つに分ける必要がある。
   一つは、コスト管理の売場造りであり、二つは、売上管理の売場造りである。
   コスト管理の売場造りとは、売場造りに必要な労働時間を優先して考える事。
   売上管理の売場造りとは、この売場で、いくら稼ぐか、を優先して考える事。
   
   売場全体の8割は、コスト管理の売場造りを考えながら業務遂行するが、
   残りの2割は、売上管理の売場造りを考え、その精度をどう高めるかだ。

   そして、今月の課題は、売上管理の売場造りに集中して精度を高める月だ。
   その為に、安さ感、賑わい感、鮮度感、を如何に演出するか。」

 私は、前回取り組んだ「さくらんぼ」の事例を基に、話を進めた。

  「先週は、さくらんぼで全社1位を取った。それは、前述の安さ感、賑わい感、
   鮮度感を売場全体に散りばめながら売場を演出した結果である。

   まずは、売場造りで大切なのは、主力品を決める、と言う事だ。
   そして、その主力品を引き立たせる為に、アイテム・SKUが広がり、
   主力品をますます魅力的に見せる陳列があり、お客様の集中を誘う。

   更に、売場造りとは、商品の陳列だけでは無い。

   それに、お客様が10メートル先から認識出来る媒体、商品の特性がわかる
   媒体と試食がセットになって、完璧となる。

   最後に、我々は、慈善事業と自己満足で売場造りをしているのでは、無い。
   売上管理の売場造りであるから、いくら稼いだか、が評価だ。
   この売場を造って、結果として稼げなかったら、商売人として失格だ。
   最後に大切なのは、この売場を、売り切る、と言う事。
   売り切って、稼いで、売場造りが完結する。」

  そんな話を、熱く語った。

 売場造りに関して、コスト管理の精度を極め、低コストで運営できる体質を
 造ることは、企業として、競争に耐える必須項目だ。

  しかし、生産性とは、
   その売上を造るのに、いくらの人事コストを払ったかと言う事だ。

  いくら人事コストを省いても、売れない売場をたくさん作れても、生産性は
  高まらない。

  多少時間をかけてでも、圧倒的に売れる、そして売り切る、稼げる、と言う事。
  そして、多少かけた時間を、より短時間に精度を上げる事が、重要な事。

  ただ出すだけの売場造りなら、いくらでも管理できる。
  しかし現実は、そんな売場管理だから、生産性が下がり続けているのが現状。

 そして、現場感覚からすれば、「売りに目を向ける」ということが、

  「現場のモチベーションを最高に高められるファクターだ」

  と言う事だ。

 これを機に、一気に「お盆商戦」へとなだれ込んでいきたいものだ。



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2010年7月 8日 (木)

七夕フェアと題して

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「揖保の糸を仕掛ける」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-278f.html

 伝説の売場に、揖保の糸を100ケース大陳しての、単品量販。

 別に、大陳コンテストに出品する為に単品量販したわけではない。
 伝説の売場(この売場で単品量販すると、全社一位を取れる売場の事)で、
 担当者の意見から、揖保の糸を仕掛けて、この夏の涼を、当店の揖保の糸で
 とってほしいとの願いから実現させた。

 7月中には何とかカタをつけたい、と思っていたが、3000袋仕入れていよいよ
 残り1000袋の段階に差し掛かっている。

  “七夕フェアで、量販しよう”

 7月の1日~7日まで、従来の298円から、278円に引き下げて
 七夕フェアと題して、美味しい揖保の糸を量販する。

 当然、この一カ月の「揖保の糸」の売上点数は、伝説の売場で100ケースの
 展開だけあって、当店が全社一位を圧倒的にキープしている。

 しかし、“7月後半には、お盆商戦を戦える商材へ切り替えたい”とも思っている。

  “この七夕期間に、一気に仕掛けて、目途(めど)をつける”

 七夕の前日が、「そうめんの日」、そして、翌日が「七夕そうめん」を食する日。
 5月後半から、徹底的に売り込んできた「揖保の糸」と「揖保のつゆ」である。
 当店に対しての、「揖保の糸」関連は、お客様も相当印象が強いハズだ。

  “七夕の為に、揖保の糸を徹底して仕掛けてきたようなもの、ここで量販せず
   して、いつ仕掛けるのか”

 いつの間にか、私の頭の中では、そうのような「レール」を敷いていた。

  「おい、7月1日~7日の七夕まで、揖保の糸を278円で売価を引き下げ
  七夕フェアを実施する。当然揖保の糸の動きも良くなり、七夕前日、当日で
  ひとつのピークを迎える。揖保の糸が動くと言う事は、揖保のつゆも動くと
  言う事だ。分かっているだろうな。」

   「はい、揖保のつゆを切らしたら、店長に何を言われるかわかりませんので
   絶対に切らせませんよ(笑)。」

  言葉が通じる、とは、このような事を言うのである。

 思えば、ここに赴任して約半年。
 当初は、なかなか「言葉が通じなく」、もどかしい想いをしていたが、日々の業務
 を遂行していく中で、ひとつひとつの販売計画や単品量販という商売を通しての
 コミュニケーションから、私の発した一言の部下への浸透が「ポカリスェット」の
 ように部下に吸収されていくのがわかる。

  言葉が通じる。

 我々の世界では、販売を通して言葉が通じる、ということが、生命線なのだ。




  

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2010年7月 7日 (水)

スーパーマーケットのバリューイノベーションを読み終えて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


6月30日に宅配された「スーパーマーケットのバリューイノベーション」。

 著者 水元均 氏。

 皆さんも、もうすでに読まれた方も多いでしょう。
 昨日の火曜日が休日だったので、一気に読破した。

  そして、・ ・ ・ 。

 この数年間、胸につかえていた「疑問」が、一気に晴れた想いだ。

  “やっぱり、そうだったのか!”

 スーパーマーケット業界に入社し、チェーンストア理論と共に育ってきた世代。

  「標準化」という言葉は、『神』の言葉と等しかった。そして、絶対だった。
  
 しかしここ数年間、そのことに対する“疑問”が、どんどん私の頭を占めていった。

  “本当に、標準化の進化だけで、この競争の世界を勝ち残れるのか?”

 現場で店舗運営を営んでいる「店長」として、そのギャップが拡大していく事を
 憂いていた。

 そして、それと同時に、店長としてのスタンスの置き方を、大きく変えてきた経緯
 があった。

  “標準化も大切だが、目の前の顧客と競合に照準を当てた店舗運営も大切”

 まさに、その事に正面から向きあうというスタンスで店長職に取り組んできた。
 しかし、企業としてのチェーンストア理論は、大義名分として進化させなければ
 ならない。

  その狭間で、全ての店長は、悩んでいた、と思う。

 少なくとも、私の周囲の店長たちは、全てそうだった。

  そして、今日、その全ての「謎」が解明された、と思った。

 全国の現場を飛び回る著者(水元均氏)が、明快に言い切ってくれた。

  「標準化だけでは、これからの競争は、生き抜けない」。

 更には、本部のイノベーション、商品部のイノベーションまで提言してくれた。

  店長の在り方も、マネジメント優先から、マーケッティング・コニュニケーション
  優先の在り方へ変換すべき、との提言。

 部門別にも、個別具体的な提言が、分かりやすかった。

  特に、「精肉部門」での、朝から値下げ商品の品揃えの何が悪い、との提言。

 夕方の最大ピーク時に売場の充実を図ろうとすれば、前日残で翌日の売場が
 出来上がるのは必至。
 それを、朝から値下げして、積極的に提案することを推奨してくれた。

  日頃から、現実を無視した理想の売場の強制に悩んでいた現場監督にとって、
  このメッセージは、まさに「神の声」と言える。

 昨日、この本を読み終え、思った。

  “当面、この手の本は、読まなくてもいいな”

 それは、読後に、この本に対して辟易した、と言う事では無い。
 
  “この本をマニュアルとして、後は、「やるだけ」の世界だ”

 だから、当面、この手の本はいらない。

  自信を持って、「実践あるのみ」、だ。

 私にとっても、店長の皆さんにとっても、航海に欠かせない「羅針盤」を得たと
 いう想いになって頂ける「本」であることは、無違いないと思われる。

PS
 読まない段階では、「てっちゃん」のおすすめにも登録できませんでしたが、
 本日以降は、私も自信を持って、お勧めします。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785503785/tetu0358-22




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2010年7月 6日 (火)

さくらんぼを仕掛ける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本格的に「果実」に入り込んで、約一カ月。

 ほんの軽い気持ちで入り込んだが、今では「のめり込んで」しまっている。
 週末の単品量販の仕掛けを考えると、本当に「ワクワク・ドキドキ」の体感だ。

 それは、仕掛けた単品では、必ず全店1番の売上を達成する事と、地域1番の
 売場を作る事を、自分に課しているからだ。

 嗜好性の強い「果実」の単品量販により、店舗規模や店舗集客力の壁を越えて
 単品量販の商品だけは突出した売上を記録出来る事が、見えてきたからだ。

 更に、全店1番、地域1番を自分に課すという「誓い」が、いい意味で、日々の
 緊張感を自分自身に与えてくれる。

  そして今週は、「さくらんぼ」の単品量販だ。

 「さくらんぼ」に関しては、今週の最大ピークに向けて、先週から布石を打ってき
 た。

 当然、全店1番と地域1番を目指して「発注数量」「売場造り」と連動させ、地域の
 お客様へ、当店の「さくらんぼ」のロイヤリティーの拡大を図ってきたつもりである。

  如何に、最大ピークへ向けて、お客様の「さくらんぼ」への関心を「当店」へ向け
  させるかが、ピーク前へ向かう前週の「布石」となる。

 そして、いよいよ「さくらんぼ」の最大ピークを迎えた。
 チラシも、初日の木曜日に1パック298円の価格で日替わり特売が入っている。

  週毎に「さくらんぼ」の単価が下がってきているのがわかった。
  先週は、1k箱を仕入れ、インストアにて298円~箱売り1980円まで品揃えし、
  外部のマネキンさんが頑張ってくれて、全社一位を維持した。

 そして今週は、298円の売価で、どこよりも先に「298円」ラインのチラシが入る
 事を前提に、発注数量を考えた。

 担当者が、私に聞いてい来た。

  「店長、明日のさくらんぼは、いくつ取りますか?。明日のチラシを見ると、
  売価が398円に上がっているんですけど。」

   「なにぃ~~~っ。」

  本当だ。ゲラでは298円だった「さくらんぼ」の価格が、明日のチラシを見ると
  398円に修正されていた。

   「原価はいくらだ!?。」

  「はいっ。十分298円で売れますよ。」

   「よし、開店から298円で行け。そして発注数量は、600p分だ。」

  「えっ、ぇ~~~。600pですか?。わかりました。18万分ですね。」

   「そうだ。18万だ。多少残っても、翌日売れるだろう。」
  
 どこから、18万が出てきたのか?

  “勘” だ。

 先週の、マネキンさんが入った土曜日で、約10万の売上と作った。
 そして、今週の特売初日は特売価格より100円安で、298円の販売。

  その与件を考慮すると、私の頭が急速に回転し瞬間的に18万が湧いてきた。

 そして、翌日。入荷した600pを、トレーナーと共に売場に出し切った。

  すごい売場になった。こんなに「さくらんぼ」を売場に出して展開したのを
  見たのは初めてだ。
 
 多少、箱売りや高単価品を品揃えしたが、ほとんどは298円のアウトパック品で
 の展開だ。

  “特売初日で、低単価で徹底的に量販するには、アウトパックに絞ろう”

 そんな思惑が強く支配したため、極力298円でスペースを確保した。
 
  そして、翌日。当然活発に動いた。

 最終的には、約500パックの販売。トータル16万の販売まで伸びた。
 翌日は、その残とバイヤー送り込み(600パック仕入れても、更にバイヤーから
 送り込みがあったのです)を手詰めで商品化した、販売して、売上を稼いだ。

  そして、いよいよ週末の数量計画だ。

 私は、悩んでいた。

  “木曜の特売初日は、アウトパックで徹底して量販した”
  “週末は、どうしようか?”

 同じ、アウトパックでは、298円より安価に売価設定しなければ、お客様は納得 
 しないだろう。

 しかし、アウトパックでは、利益が取れない。

  “Lサイズの1k箱を仕入れて、手詰めで量目を増やして、高単価を維持しよう”

 そして、担当者に言った。

  「週末は、1k箱を仕入れて、手詰めで単価アップと利益拡大を図ろう。」

   「それで、1k箱を何ケース仕入れますか?。100ケースもいきますか?。」

  「いや、200だ。土日で、20万の販売だ。」

  平日の特売時には、低単価で徹底して単品量販を図った。
  週末には、単価アップ、量目アップ、そして、粗利確保。それでもお客様から
  は「安いわねぇ~~!。」と言わせる単価と商品価値を見出すことが、課題だ。

  その為には、全て手詰めで、SKUを拡大さ1k箱も量販させ、2日で20万を目
  としよう。

  そして、担当者は答えた。

   「ひぇ~~。200ケースですねぇ~。はい、かしこまりぃ~。」

  翌日の、土曜日。

   私は、朝から、机を運び込み、入口正面のさくらんぼ売場を設置し、
   更にそこに作業台も括りつけ、1k箱を売場で盛りながら、商品化と
   陳列をその場で実施した。

 いわゆる「さくらんぼ盛りつけライブ販売」だった。

  競合店の店長から、同じく競合店の幹部の方とか、かっての企業の鮮魚の
  ドンとか、いろいろなお客様との会話もまた有意義なひと時だった。

 試食を食べ、商品を吟味し、皆が必ず言う言葉。

  「いやぁ~、安いわねぇ~。どうしてこんなに、安いの?。」

   「それは、年間365日のなかで、今週が1番、さくらんぼが安くなる週だから
   ですよ。今週さくらんぼを食べないで、いつ食べるんですか?」

  そうこう受け答えをすると、概ねのお客様は購入してくれる。
  土曜日は、まるまる売場に張り付いて、売場の基礎を作り、明日の前準備を
  した。
  インストアで手詰めをしなければ、商品自体が無い。
  明日の分まで、徹底して商品化をしよう。

  そう思うと、気分が晴れてきた。
  週末は「インストア」に絞る事で、「利益」「試食」「量目」「話題性」含めて、
  地域のお客様へ、果実のロイヤリティーの拡大には大いに貢献出来た
  4日間だったと思われる。

 とかく、「さくらんぼ」は、非常にデリケートな商品である。
 入荷2日後には、1k箱の中にも、パック詰めの中にも、数個は痛みが出てくる。
 だから、刺身と同じ感覚で発注、展開、売切りを実施しないと大量にロス・廃棄
 を発生させてしまう単品だ。 だから、どこも単品量販したくないカテゴリー。

  だから、「今年は徹底的に仕掛けてみよう」、と思った。

 さくらんぼの最大ピークのこの一週間。
 
  昨年、私が在籍した店舗の一週間の販売金額は、約10万。
  今年、私が在籍している店舗の、今年の金額が、 約50万。

 他人がやりたくないカテゴリーに手をつける事が、最大のチャンスに生まれ変わ
 るという証明である。





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2010年7月 5日 (月)

桐生エリアMR③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


前回は、桐生駅前に出店した「MD社」を中心としたMR報告だった。
 
 そして、今回は以前MRした「Y社」とその周辺の店舗を追った。

まずは、「Y社」。

 以前のMRは、オープン後1週間だった。
 まだまだオープンの緊張感を持った売場だったが、この店舗も、客数の安定と
 共に売場に維持状態も集客に合わせて「マネジメント」されてきた。

 新規の什器を上手く使い、ボリューム感を損なわずに陳列をしているが、売場
 在庫は明らかに調整されてきている。

  価格と鮮度は、相変わらず魅力的だ。

 しかし、お客様は少ない。いや、ほとんどいないと言っていいほど、入っていない。
 
  店舗の集客とは、いろいろな環境に左右される。

 「周辺人口」「住民客層」「競合店」「立地形状」「自社の品揃え」等だ。

  この中で唯一変えられ事が出来るのは、「競合店」に対しての「自店の対応」
  だけだ。

  この対応次第で、集客力は大きく変動する。

 そして、この「Y社」も、至近距離の「B社」の変動指数に大きく影響を受けている。

そして、「B社」。

 数ある「B社」の中でも、これほど戦っているお店は、初めてだ。

  店舗面積にして、やく600坪程度だろうか。
  スーパーセンター業態を見なれた「B社」だが、食品に特化したこの坪数では
  戦う姿勢が明確に発揮できるのだろうか。

  そして、この店舗は店長を中心とした競合対策を具現化し、そして結果を出そ
  うという意図が明確に発揮されている。

  当然、それはお客様にも伝わり、この日の集客力の圧倒的な差となって表れ
  ていた。

 この店舗の魅力は、「価格」だけではない。
 品揃え、安さ感、豊富感、そして、圧倒的な価格差。

  お客様が実用的にこのお店を活用する基本が揃っている。

 その基本となっているのが、「新規競合店と戦おう」という意志の表れだ。

最後に、「AC社」。

 店舗面積300坪程度か。
 特に、青果の展開が、この規模のお店としては、良く出来ている。
 地場野菜のコーナーを大きく取り、果実は品揃えと価格を打ち出して魅力を
 打ち出している。

 レジの接客も悪く無く、地域に愛される店舗として、存在しているといった感じだ。
 このようなお店が、以外にボディブロー的に「Y社」に立ちはだかっているのだろ
 う。

PS
 桐生エリアMR③の写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kiryuumrni/





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2010年7月 4日 (日)

炊飯器を買う

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、長年使い込んだ「炊飯器」を買い替えた。

 5年以上使い込んだ炊飯器が、いよいよご飯がおいしく炊けない状態に陥った。
 それ以前に使っていた炊飯器が、すこぶる良くて、ご飯の艶(つや)も出て、炊き
 上がりも美味しく炊けていたのだが、これも故障により、今の炊飯器に買え変え
 た。

 しかし、価格的に安価なものを購入した為か、どうも、かっての美味しい炊きあが
 にならず、ご飯の艶も今一つとなっていた。

 それでも、一旦購入したわけだから、使い込んできたが、いよいよ買い替え時だ。

 女房と二人で、いつもの家電チェーン店へ赴き、店員さんの話を聞いた。
 その店員さんも、炊飯器に関してはいろいろと詳しく教えてくれた。

  そして、その店員さんの話によれば、ご飯を美味しく炊ける炊飯器は、どうも
  釜で左右されるらしい。

  効果な炊飯器ほど、釜に「金」をかけて、釜の研究をし美味しさを追求している
  らしい。

 更に、各メーカー毎の特徴とかも、あまりよくわからない説明で、最終的には
 ご飯がおいしいという結論だけは同じという解説を聞かされた。

  女房も、「なるほど、なるほど」「すごぉお~い」等、歓声を上げていたが、
  どこまで理解していたかは、大いに不安が残るところだ。

 そして、最終的には、そこの店員さんの一押しで、「象印」の炊飯器『極め炊き』
 に決定し、予約購入をして帰宅した。

 帰宅してすぐに、女房が私に、不安そうに言ってきた。

  「ねぇ~、ねぇ~、今使っている炊飯器も『象印』なのよぉ~。大丈夫かしら。」
  「やっぱり、別のメーカーに変えようか?。」

 “どうして、「女」は、一度結論付けた事を、再度悩めるかなぁ~”

  私はいつも、そうやって、同じ事を悩める性質が羨ましくさえ思える。
  (PS これはあくまで、私の女房の話であって、世の女性全てに当てはまる
   話ではありません。誤解の無いように。)

 そうこうしている内に、テレビで「安住アナ」が出演する番組(日本テレビ?)で
 なんと!、ある家電ショップで、炊飯器選びのイロハを放映している番組をやっ
 ていた。

  なんとジャストインタイムな番組か、これぞまさに、我々の為に放映してくれ
  ているのだと、私の「運」の強さを認識したのである。

 その番組は、家電のいろいろな商品群を、どう選び、どれがお勧めかを示す
 番組らしかった。
 ちょうど、私がチャンネルを回したところで、炊飯器の分野での各メーカーの
 特徴等を、安住アナが説明している部分だったのだ。

 私は、炊事をしている女房を呼んで、いっしょに見てみた。
 ついさっき見てきた炊飯器が、同様に放映されていた。

  そんな中で、安住アナの一押しが、「象印」の炊飯器だった。
  理由は、昔からのメーカーであり、ポット等の機器も含めて、炊飯・保温の
  老舗が造った炊飯器だという理由からだった。

 それを見て、女房は言った。

  「やっぱり、大丈夫よね。」

 ようやく、女房の不安も落ち着いたようだ。

 そして、後日届いた「炊飯器」で炊いた寿司飯は、ふっくらしていて、味のよい
 ご飯が炊きあがった。

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2010年7月 3日 (土)

青果の生産性を考える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


青果部門。

 どの企業や店舗もそうだと思うが、一番在店時間が長い。
 鮮魚や精肉では、その日に売切る商品を流れ作業の中で製造し、あとは売切っ
 て終了だ。

 しかし青果は、きゃべつ78円(最近相場安)とかだと、100ケース販売しても、6万
 の世界。
 
  それにつぎ込む労力たるや、想像を絶する。

 しかも、1日の販売数量を売場に出し切る事も出来ない。
 常に売場全体のバランスを取りながら、マメに補充を繰り返すのみ。
 そういう部門特性からか、「青果」の連中の性格にはある一定の法則がある。

  何ものにも打つのめされない、タフな根性だ。
  そして、青果の連中の連帯感も尋常ではない。

 それも、そんな部門特性からきているのだろうと、思う。

 しかし、いつまでもそれに頼っているわけにもいかない。

  “何とか、してやりたい”

 常々、そう思っていた。

 最近、私は果実に入り込んで、旬の量販の手伝い(先頭切って)をしているが、
 果実という部門特性と、野菜という部門特性が大きく違う事が見えてきた。

  先ほど述べたように、野菜に関しては、キャベツ100ケースでも6万という作業
  の繰り返し。

  低単価品を、鮮度保持もあり、補充回数を増やしていく事が、売上に繋がり
  仕事の主要となっている。

  旬とか季節によって変化する部分も多少はあるが、基本的には同じ商品を
  相場により量販する単品は違えど、同様に補充していく仕事がメインだ。

 これでは、どう頑張っても野菜の売上拡大で、生産性が大幅に改善出来る余地
 は無い。

 一方の果実はどうか?。

  平均単価も150円以上となり、単品によっては、1個500円が中心プライスとな
  商品もある。

  鮮度落ちは比較的少なく、マメに補充をするというよりは、大胆に積み込みが
  可能な商品群だ。

  バナナ、りんごのような年間商材もあるが、梅やさくらんぼのような年間でも
  たかだか2週間が量販期の単品も多い。

  そして、果実は嗜好性の高い商品である。
  日々食べなくても、生きてはいけるが、生活の潤いと健康志向の高まりから
  果実を摂る生活へ切り替えようとしている家庭や個人も、潜在的には多い。

  果実の収穫市況をバイヤーと連動しながら販売チャンスを掴み、タイムリー
  に地域一番の展開を実施すれば、確実に格上の競合店をも凌ぐ売上を稼ぎ
  出す事が可能だ。

  そして、それもつかの間、また別の旬の商材が市場へ流れ込んでくる。
  その繰り返しを、タイムリーにジャスト・イン・タイムに地域一番の展開を繰り
  返せば、そのお店へのお客様の果実に対するロイヤリティーが向上する。

  そうなれば、売上は飛躍的に拡大してくる。
  そうして、果実の売上が拡大してくれば、どうなるか?。

   青果の生産性が、確実に拡大してくる。

  果実という商品特性上、商品の事前積み込みが可能。
  マメな補充を要する「野菜」と違い、積み込みが可能な「果実」は、
  一度の手間で、売上を拡大出来る。

   「果実を売り込んで、青果の生産性を高める」

  “本当かなぁ~”

   是非、挑戦してみてください。

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2010年7月 2日 (金)

リーダーが一番学んでいるか?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


社会人として、企業に入社以来、いろいろな人から「学んで」きた。

 「手取り・足とり」という学びなぞ、ほんの一握りで、それ以外は、その人の後ろ姿
 や行動、更には、その人の上司との会話や部下との会話などから、更には、上司
 から叱咤された事も、後々になってみると学ぶ部分が多々あったことなどが思い
 だされる。

 だから、教室のようにリラックスした状態で仕事を学んできた部分は、ごくごく一握
 りであり、その他は全て現場でのリアルな言動やトラブルからだった。

 そのような状況にあっても決してブレない上司の言動には、大いに学んだものだ。

 そして、いずれ自らが部門の責任者となり、一部の人を率いる立場となり、
 その後も店長として、店舗の人々を率いる立場となった今、その事を私に
 学んでいる部下がいるのだろうか?。

  それは、常々念頭に置いている事だ。

 しかし、組織の長やリーダーとなると、なかなか、その本人に言ってくれる人が
 いなくなるもの。

 だから、その事によって「錯覚」に陥るリーダーも多い。

  “俺の思想・言動は、全て正しい”
  “今更他人に学ぶ必要など何も無い”

 しかし、一歩外へ足を踏み出せば、まだまだ能力を有するリーダーや店長など
 ゴロゴロ存在する。

 まして、その企業のトップともなれば、全社員が注目をする。
 そして、その企業のトップの言動が、企業の姿勢を決定する。

  トップが学べば、全従業員が学ぶ。
  トップが遊べば、全従業員が遊ぶ。

 だから、リーダーになればなるほど、「学ぶ姿勢」を前面に持ち続けなければ
 ならない。

 そして、実際に、学んだ事を実践していかなければならない、と思う。

  競合店に、何を学んで、何を実践しているか?
  最新店舗に足を運んで、最新の展開を導入しているか?
  自らのマネジメントスタイルを見直し、部下のモチベーションを高めているか。

 “本当に、リーダーの自分が、一番学んでいるのか?”

  実力でも無い、行動でも無い、大切なのは、その都度、学ぶ姿勢だ。

 組織のトップとして、企業のトップとして、実力が一番なのは当たり前の事だ。
 当たり前の事を、当たり前に示しても、組織のリーダーとは言えない。

  大切なのは、学ぶ姿勢を示す事である。

 そこに、リーダーの人間性が表れる。
 ひとつひとつの具体的な実力など、最終的には意味を失う。

  それほど、リーダーの学ぶ姿勢や、成長意欲は、部下の気持ちを変える力が
  ある。

  それが、人間の根源なのだろうと思う。


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2010年7月 1日 (木)

パラグアイ戦から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


仕事の関係上、パラグアイ戦は後半から見る事が出来た。

 ハーフタイムを利用したテレビの解説から見始めたが、どちらが勝っているの
 かを知りたい私には、もどかしい解説が続いた。

 しかし、話を聞いていると、どうもいい勝負らしい。
 そして、前半を終えて、0-0で折り返したと言う。

  “いけるかも”

 日本のサポーターは皆、そう思っていただろう。
 前半を折り返して、0-0と言う事は、明らかに日本のペースだ。

  そして、後半開始後も、攻め込まれているとは言え、日本ペースで凌いでいる。

 このような国際舞台に立つと、国家の差や民族の差が歴然と表れる。

  “やはり、日本の民族は、「和」の民族なんだなぁ~”

 サッカーという競技自体が、11人で行う「チームプレー」だ。
 そこに個人技は入りこむものの、11人がチームプレーに徹すれば、一人一人の
 個人技に匹敵する戦いが十分に実現できるということだ。

  そして、この戦いでも、日本はチーム一丸となって戦い、個人の力量を越えた
  チームプレーを発揮していたと思う。

 途中途中では、“簡単に取られ過ぎだな”と思えるボールコントロールも、チーム
 プレーでその穴埋めをしてしまう。

 更に、後半も終盤に向かうと、どんどん攻撃的な人材を投入し、チャンスの域を
 広げていく。

  “流れは、日本ペースじゃん!”

 しかし私は、延長戦も含めて、11人でチーム戦の状況の中で決着させられなかっ
 たところに、敗戦の要因があると思う。

  以前にもこのブログで記したが、http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-0048.html
  日本人は「農耕民族」である。
  チームへの帰属意識はすこぶる高い。
  そんな意識を持つと、時として個人の力量を越えた力を発揮する。
  それが、今回のワールドカップの戦績に表れている。

 しかし、その強さを結果につなげられなかったことで、次のステージの
 「PK戦」という、個人戦へもつれ込む事となった。

  「PK戦」

 キッカーとゴールキーパーの、一対一の戦い。
 完全に、個人戦だ。

 いくらうしろで、皆が手を取り、肩を組んで応援しようとも、一対一の世界へは
 入り込めない。

 そして、一対一の世界では、誰に頼ることなく、己との戦いでもある。

  残念ながら、日本人には、そこでの強さを発揮する術を知らない。

 これは、ハングリーとか個人差とかというものではない。

  日本民族が数千年を経て、自らの体に摺りこませてきた「DNA」だ。

 誰の体にも有している、「DNA」には勝てない。

 テレビ解説者が、「キーパーの川島」に期待する内容のコメントをしていたが、
 結果として、試合の流れで「PK」を受ける場面と、チームプレーから完全に隔離
 された「PK戦」での、一対一の戦いの場面では、彼の意志の強さも及ばなかっ
 たのだろう。

  PK戦に持ち込めた満足感、という一人一人の試合感を越えて、
  PK戦に引きずり込ませず、何が何でも11人のチーム戦で決着をつける。

 それを具現化できた時、ワールドカップの次のステージが見えてくるのだろう。


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