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2010年6月24日 (木)

異文化融合の難しさ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


業務提携・M&Aが盛んだが、決裂する事例が多い。

 規模のメリットや効率を求めて、机上の論理で計画はするものの、
 実際に提携企業と面と向かって、「経営理念」等を摺り逢わせて見ると、
 どうも、噛み合わない、根本的な考え方が違うといったズレが生じてくる。

  「体に染みついた、“DNA”が違う」

 同業として、目指す方向は同じでも、上る階段がまったく違う、階段を選択する
 価値観がまったく違うという減少が生じてくる。

  要は、売上を上げるのに、何を信じて、最優先で行動するか、だ。

 総じていえば、大手ほどシステマティックにドライに仕事を進めていき、
          中小ほど熱い信念を持ってウェットに仕事を進めていく。

  個人のモチベーションや能力とは別に、組織の一員としての考え方では
  大きな違いが生じてくる。

 お互いの強みを活かして、弱みをカバーし合える関係を見込んで提携に向かうの
 だろうが、逆に強みをスポイルし合って、弱みだけが強調される形で提携が進む
 姿が多いようだ。

 たしかに、商品面でのスケールメリット、従業員の数の多さによるスケールメリット
 は享受できるが、そこで働く現場の人間にとって、

  「言葉が通じない」

 現象が増発している、と聞く。

  「言葉が通じない」

 私も転職後に味わった体験。

  要は、DNAが違う為に、仕事の優先順位が違い、上る階段が違う。
  よって、同じ業績対策として行動しても、取りかかりがまったく違ってくる。

  業績対策という言葉は同じだが、行動する手順はおおいに違う。
  これは、言葉が通じないのと同じだ。

 そんな現象が、業務提携後に、増発していると言う。

  大阪でMV社と組んだK社しかり、東北でIYグループと組んだY社しかり。

 従来のDNAと仕事観が否定され、肌に合わないDNAを積め込まれれば、現場
 は混乱し、歯車が噛み合わない現象に陥ってしまう。

 お互いにDNAを理解し、その効果・メリットを理解するまでに要する時間は甚大
 だ。
 
  挫折する人間もでてくるだろう。

 そうやって「血」を流しながら、DNAのすり合わせが生じ、より強いDNAに生まれ
 変わればいいのだが、そうはいかないのが人間であり、現場であり、現実だ。

  大阪の「K社」などは、今後「MV社」と組んだ店舗は出さないらしい。

 それだけ、培われてきた「DNA」は、組織や個人を強くもし弱くもする。

 そして、総じて言えば、大のDNAが小のDNAを駆逐する形で進むのが現実だ。
 その過程で、小の強さがスポイルされ、本来、小の強さを取り戻さなければな
 らない大のDNAにはプラスになっていかないのが現実だ。

  まだまだ、強いDNAを持った中小が生き残れる土壌は残っているようだ。


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