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2010年6月 9日 (水)

大手ほど価格に走る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


大手が、どんどん価格に走っている。

 ディスカウント店舗を開発し、既存店を転換している。
 
 文字通り、「価格に走っている」と言う印象で、そこに逃げ込めば全てが収まる
 とでも言いたげに、ディスカウント店への転換が急ピッチで進められている。

  “大丈夫かいな?”

 私は、本当にそう思っている。
 自ら、崩壊への道を突き進んでいるとしか、思えないのだが。

  それは、価格に走る裏側に、店舗運営技術への関心を伴っていない事による。

 価格さえ、他競合店に比べ、安くなれば良い。
 特売価格さえ、相手に下回っていれば良い。

  逆に、お店としての提案やイベント時の具体的なチャレンジが何も無い。

  “この巨大企業の働く従業員は、働く魅力を感じているのだろうか?”

 このブログの読者の方にも、大手に勤務する方がたくさんいるだろう。
 
  しかし、“商売をする”という仕事の楽しさを享受しているのは、
  中小スーパーの従業員の方が、多いのではないだろうか。

  逆に、大手の方達の仕事の楽しさとは、組織力を駆使した集客拡大の為の
  プランニングにあるのだろう。

  そのしわ寄せが現場にきて、ぎりぎりの人員で作業効率を高めながら、
  商品を売場に出すだけの店舗運営に転換しているのだろう。

 だから、「価格は安くなっているが、物が置いてあるだけ」、に陥っている。

逆に、「商売の楽しさを、再度見直そう」とする企業もある。

 東北の「Y社」などは、再度、一人一人の商売の楽しさを求め、売場に活かそう
 とする動きをし始めている。

  「お客様に楽しんで頂く売場作りと、仕掛け、そして提案」

 お客様の笑顔を最大の報酬として受け入れ、それを追求しようとする姿勢。

  結果として、それが販売技術を高め、売上を高め、利益を高める。

 そして、どちらが「良い」「悪い」ではなく、
 どちらが、将来の「リスク」を少なく出来るか、だろう。

  価格志向を強め、企業として、低価格体質を作り上げていくのか、
  販売志向を強め、企業として、価値訴求体質を強化していくのか。

 前者は、より中央集権的に、ローコストオペレーションに集約していき、
 後者は、より個店経営的に、知恵を駆使した店舗運営に集約していく。

  そして、将来、どちらの道を歩んだ企業が、リスクを低減できるのか、
  と言う事だろう。

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競合店」カテゴリの記事

コメント

通りすがりさん、コメントありがとうございます。
簡単に出せる結論と出せない結論がある。
大きな政策に対しては、そう簡単には結論は出せない。何故なら、その下にいろいろな戦術を使って日々の対応をしているから。
しかし、日々の戦術はいくらでも変更が利くし後戻りも出来る。
小売とは、日々の単品での戦術を個店毎にいくらでも挑戦できるし、やり直せるところが、人の成長を促すのだと思います。

花菱、今度行ってみます。

投稿: てっちゃん | 2010年6月 9日 (水) 19時05分

なるほどです

結論はお客様が出すと言うことはなかなか答えは出ない

最初に立てた対策を毎日検証、新しい仮説を出すの繰り返しなんですね

花菱は

宝木近くの

たしかT社のとなりくらいにあったと思います

私も美味しいと聞いて行きましたがあいにく休みでした(笑)

そこも塩が美味しいそうです

結構有名らしいのでインターネットで検索すれば細かい情報があるはずです

投稿: 通りすがり | 2010年6月 9日 (水) 12時00分

通りすがりさん、コメントありがとうございます。
競合対策を実施する場合に大切なのは、その結果として、お客様がその対策に対して、どう納得して頂けるか、にかかってくると思いますよ。
価格だけでも納得して頂けない、サービスだけでも納得して頂けない、競合が出来て、このお店は頑張っているから、お客として応援してやろう、という感情を持って頂く事が一番重要なのだと思います。
「花菱」?、知りませんでした。どこですか?。

投稿: てっちゃん | 2010年6月 9日 (水) 09時43分

てっちゃん先生、お仕事お疲れ様です

私もそう思います

商圏内にディスカウントストアが出店すると、競合店はすべての商品の価格を合わせようとする政策に陥ります

それが競合対策という風に私も教えられました

が、最近そうじゃないんじゃないかと思っています

てっちゃん先生の言うとおり価値で差別化していくことが企業の成長になると考えるようになりました

青果商品であれば傷んだ商品を徹底的に排除する

肉、魚は商品作り、陳列技術を磨き鮮度にこだわる

グロサリーは徹底的に関連販売で利便性を

そしてなにより気持ちよい接客

プライスレスの部分をお客様に提供する事が価格で百円、二百円下げることに匹敵するのではないかと

それに、手書きコメントですよね?

他社に負けない売り場を目指して頑張ります(笑)


美味しいラーメン屋さんを教えていただきありがとうございます(笑)

是非行ってみたいと思います

てっちゃん先生は花菱というラーメン屋さんを知っていますか?

投稿: 通りすがり | 2010年6月 9日 (水) 09時30分

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