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2010年6月

2010年6月30日 (水)

実力あるものは、「変化」を楽しむ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「運とは変化」と記した。

 そして、今日はその続編。

  「変化」というものに、恐れず飛び込んでいく事で、運を掴める。
 
 昨日は、そんな話だった。

  “それじゃぁ~、みんな「変化」に飛び込んでいけばいいだろう”

 そう、簡単にはいかない。

 なぜか?。

  現状をしっかり認識できなければ、何が「変化」なのかが、感じられないからだ。

   自店がどのような現状にあるのか、状況にあるのかを、把握しているか。
   競合との関係がどのような位置づけにあるのかを、把握しているか。
   小売業界の現状がどう変化しているのかを、把握しているか。

  全ては、今を知ることから始まる。

 そして、その土壌があって初めて、「変化」を見る事が出来る。

  今の現状から、「変化」を見る。
           「変化」を起こす。
           「変化」に乗る。

  しかし、現状から、変えられる「環境」と変えられない「環境」がある。
  どうやっても、世の流れを変えることは出来ない。

  少子高齢化、経済状況、国家戦略、天候や農作物、漁獲量や相場。
  それらは、どうやっても、自ら変えることは出来ない。

  出来る事は、それらの現状と変化に対して、自らの企業や店舗の政策を
  「変えていく」ことだ。

  「世の変化」に、どう対応し、自らを「世の変化」に合わせて、行動を変えるか。

   この世に、現状維持など、無い。

  あるのは、常に変化し続ける「環境」だけだ。
  その変化があるから、変化に追随していく人間だけが、変化に乗っていける。

   人間の能力や、企業の能力とは、その事を言うのだと思う。

  そして、その変化を忌み嫌うことなく、変化に乗る事を楽しめるか、と言う事だ。

   能力ある者は、変化を楽しむ。

  そんな領域に、自らを引き込みたいものだ。




          

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2010年6月29日 (火)

「運」とは“変化”のこと

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近読んだ本で、“なるほどなぁ~”と思った事がある。

  「男のふところ」  著者 心泉   発行元 心泉社

 読売新聞社に入社後、いろいろな企業の社長を経歴し、その後何かの理由
 で投獄の辛酸をなめた後、この社を起こして執筆したという。

 その著書の「男のふところ」をふとしたことで手に入れ、読んでいて共感した部分
 が多かった。

  運が強いと言う事は、チャンスを掴む力だと言う。

  そして、「勝ち戦」だけが、強運ではない、「負け戦」「倒産」「失敗」も、
  運が強い、という事だと言う。

  運というのは、「動き」や「揺れ」であり、生活のリズムが変わる事。

   「誉められる」事も、運であり、「叱られる」事も、運である。

  問題は、どちらの運でも、その変化をどう自分に「活かす」かと言う事だ。
  「誉められない」「叱られない」と言う事は、現状が変化しない、と言う事。
  
  誉められたり、叱られたりすれば、自分の周囲に「動き」や「揺れ」が生じる事。
  この事を「運」と捉えて、この動きをどうつかむか、活かすか、どう考えるか。

  つまり、全ての「動き」「揺れ」を、活かすも殺すも自分次第だ、と言う事。

 別の言い方をすれば、「転んでも、タダでは起きない。」と言う事でもある。

  何かの拍子に「転んでしまう」(失敗等)。
  転んでしまえば、自然と目線が変わる。
  地面に近い目線で見えた世界を、どう自分に活かすかで、
  その後の人生が左右されることになる。

 私の人生においても、何がチャンスで、なにがピンチだったのか。
 
  今思えば、ピンチからでしかチャンスは生まれなかった。
  いやな上司がいたからこそ、いろいろな価値観が見えてきた。
  売れないお店に居たからこそ、細かい商売が身に付いた。
  上司から強制されたからこそ、苦手な販売が好きになった。
  競合店が出店したからこそ、競合に勝つ術が見えてきた。

 自分が今あるのは、全て「ピンチ」の裏返しからだった。

 そして、今思う事。

  今が良くも悪くも、常に「変化」を求める姿勢が大切だということである。

   「変化を求める姿勢」
   「変化を起こす行動」
   「変化に乗れる勇気」

  この世に、現状維持など、何も無い。
  あるのは、全ては常に変わり続ける、という現実だけだ。

   そう覚悟すれば、上述した変化に対する「姿勢」「行動」「勇気」が身に付く。
   そして、変化を楽しめる「心の在り方」が見えてくる。

  口では、簡単に言える事だが、これとて、何も経験しなければ絶対に分からな
  いことだ。
  自ら「変化」に身を投じて初めて、その事が「運」であり、それを掴み続ける事で
  「強運」を身につける事が出来るのだ。



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2010年6月28日 (月)

桐生エリアMR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


6月中旬に桐生の駅前ビルに、居抜き出店した「MV社」。

 関東全域に積極的に出店している「MV社」の勢いは止まらない。
 その最新出店店舗をMRした。

まず、桐生駅前の「MV社」。

 旧長崎屋の物件に、そのまま出店。
 それなりに広い店内と中央の吹き抜け。
 フロアは3階建てで、長崎屋時代は、吹き抜けの気持ちのよい建物だったのだ
 ろうと想像できる。

 しかし、MV社になり、建物のレイアウトを活かした商品配置は見る影も無く、
 MV社得意の商品陳列で、所狭しと売場に商品が並ぶ。
 
 生鮮は、当然青果から始まるが、通常のスーパーの青果の売場面積と比べ、
 狭い。

 生鮮各部(青果、鮮魚)がテナントであり、主体のMV社のグロサリーの商品構成
 が優先され、残りを生鮮のテナントでどうぞ、という店舗レイアウトとなっている。

 更に、青果は価格重視で品揃えを付加した魅力を出そうとしているが、鮮魚は
 値入れ重視で、お買い得感が薄い。デパ地下の印象すらある価格帯だ。
 当然、お客様は付いていない。

 そして、精肉は自営で展開しており、ここで急に地方スーパーの延長のような
 品揃えにトーンダウンする。

 逆に、グロサリー(デイリー含む)の品揃えと売場メンテナンスのほうが素晴らし
 い。

 この部分では、先週の黒磯MRで記した「MV社」と逆のパターンだ。

 店舗とはこのように、フロアのバランスが大切であり、ワンストップショッピング
 とは、どの部門も「穴」を作る事が許されず、同一のコンセプトを有しながら、
 基本レベルの高さも求められるものなのだ。

 この店舗の鮮魚にお買い得感のある単品量販の日々の企画が入り、精肉が
 黒磯のMV社のようなテナントが入って、牛肉の強みが増せば、市内の競合店
 もうかうかできない状況に陥るだろうと思われる。

次に「Y社」。

 市内の好立地に位置する地域に、しまむら、靴屋その他のテナント群と商業
 集積を組む店舗。駐車場も広く、店内のレジ台数も11台と多い。

 このレジ台数から、年商25億は裕に見込まれる店舗だ。

 売上の高い店舗だけあって、生鮮細部には「粗さ」が目立つが、それを上回る
 量感とオリジナル感が漂うところが、この店舗の魅力だろう。

 「Y社」の最新店舗の先進性は無いが、店長中心に店舗レイアウトを考え、集客
 ポイントを熟知し商品展開と仕掛けをこれでもかと施している。

 恵まれた什器には乏しいが、それを感じさせない創意工夫がある。

 地域のお客様の信頼を得ている店舗かな、という印象だ。

更に「F社」。

 こちらも市内に立地する店舗だが、歴史を感じさせる建物と駐車場。
 そして店舗レイアウトも、相当に古いタイプだ。

 青果も、トップの平台のみで、他は両面の定番冷ケースのみの展開。
 逆に言えば、青果のオペレーションは相当楽だ。

 しかし、青果部門とは、「変化対応業」の権化のような存在。
 メンテナンス重視で変化を失えば、店舗の魅力が半減する部門でもある。
 そこを、定番冷ケースでどう強調するかが課題だろう。

桐生駅前の「MV社」を中心にMRしたが、新規出店に加速をつける同社だが、
ここでは、生鮮(鮮魚、精肉)の魅力を失い、どうトータルの集客を維持していくか
が、今後の課題だろう。

 新規開店から約1週間。まだまだ集客があり、商品回転も伴うが、1カ月後の
 7月からは、店舗運営に大きく舵を切らざるを得ない状況が待つものと見られる。


PS
 桐生エリアMR②を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kiryuumrsan/



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2010年6月27日 (日)

豚肉加工場の見学

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、食肉加工場を見学してきた。
 
 毎年、副店長研修として実施されているらしく、今回は付き添いでの参加だった。

 当社と取引きのあるメーカーの加工場の見学であり、メーカー側の意図が
 見え隠れはしているが、とは言っても我々もそうそう見学できる場所では無い。

 メンバーは、代表として私の他、精肉のトレーナー、そして、将来を見こまれた?
 副店長の面々だ。

 副店長も多士精々、カローラⅡに乗って来る者、プリウスに乗ってくる者、
 ワンボックスに乗って来る者、そして、スカイラインGT-Rに乗って来る者等。

 待ち合わせ場所では、すでにメーカーさんと精肉トレーナーが来ており、以前
 から顔みしりではあったが、メーカーさんともう一度名刺を交換した。

 そして、メーカーさんが用意してくれたワンボックスカーで、工場へ向かった。
 
 今回は、見学の代表役だったので、メーカーさん運転の隣に着座し、道中は
 メーカーさんといろいろな会話をしながら、現地へ向かった。

 このメーカーの本社は静岡らしく、彼もそこの出身で単身でこちらに来ている
 という。初めての単身として奮闘しているという。

 彼の会社でも、心の病に侵される方が最近多いらしく、特に本社の管理部の
 人たちに多く発生しているらしい。

  “現場は意外にタフなんだなぁ~”

 現場にいるとタフになるのか、タフな奴が現場にいくのか、現場という存在が
 タフな場所なのかは分からないが、小売も現場ではタフにならざるを得ない。

  そう言う意味では、豚肉加工場もタフな場所なのだろう。

 職人と思われる人たちが、機械的な流れる手さばきで、豚の枝肉を脱骨して
 いた。
 そのスピードたるや、我々小売の精肉部門が商品化するスピードとは、比べ
 ものにならないくらいに早い。

  「これで、俺たちは飯を食っているんだ!。」

 そんな気概が伝わってくる。

 その工場は、豚や牛の「屠殺」から「枝肉」、そして「脱骨」、更に「パーツ分け」
 「包装」「箱詰め」「出荷」まで管理している。

 私は、今回の工場見学で一番の関心事は、枝肉の良し悪しのポイントだった。
 早速、枝肉がぶら下がる現場で、私は工場長にそのポイントを聞いた。

  「この『もも』の張りが一番分かりやすい見方ですよ。」

 “ほぅ~、ももの張りで、見るのか”

  これは、初めて知った。ももの張った枝肉は、その流れで肩ロース部位の
  肉芯に「サシ」が入る確立が高いという、そして「もも」の張った枝肉は、全体
  的に肉付きのよさそうな形をしている。

 これで、豚肉を見る「眼」が、また違ってくるかな、と思える。

  更に、帰り際に、岩槻の「Y社」をMRして帰宅した。

PS
 既にご存知の方も多いと思いますが、6月28日に、このブログにもリンクしてい
 る「商人伝道師」さんの新書が発刊されます。

  「スーパーマーケットのバリューイノベション」  (商業界)

 もちろん、私も「アマゾン」から予約しました。
 ビジネス書で一位になりたいと言う、彼の熱意もあるが、何をおいてもその
 内容を読んでみたい、学んでみたいと思っています。

 特に、これからの「現場力」「店長力」が活きる時代に、大いに参考になると
 思っています。

  ご購入はこちらから、どうぞ。http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%B0%B4%E5%85%83-%E5%9D%87/dp/4785503785




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2010年6月26日 (土)

アメリカの小売業界に学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久しぶりに、あるメル友からメールがあった。

 アメリカを視察してきたらしい。

 社費にしろ自費にしろ、そんな時間を持てる事を羨ましいと思えた。

  “俺には、そんな時間は許されないだろうなぁ~”

 自ら、動いていないだけなのだろうが、それにしても、彼の成長意欲には感服だ。

 私は、個人的には従来から、「今更アメリカに、何を学ぶのか?」、と思い込んで
 いた。

 この業界に入社早々にアメリカ西海岸を視察して感じたことでもあり、アメリカと
 日本の小売事情の差異から、向こうの最先端が、こっちでどう活かされるのか、
 逆に変に真似れば、「Ⅾ社」の二の舞ではないか、とも思っていた。

 しかし、今回の彼のメールを読んで、今後の中小スーパーの生き残り戦略が
 現状のアメリカ小売業から学ぶことが出来ると言う指摘に、新鮮さを持った。

  現状で元気な企業、伸びている企業は、いずれも地域スーパーであり、
  巨大なウォルマートに価格で挑んだ企業はほとんど淘汰されていると言う。
  
  そして、その対極にあり、高質化に特化しているホールフーズ。

 中途半端は姿勢ではなく、

  徹底して「低価格」戦略を貫いているか、
  徹底して「高質化」戦略を貫いているか。

 生き残っている企業は、このどちらかに特化している、と言う。

  そう言う意味では、アメリカの今が、日本の10年後なのだろう。

 更に、シアトルでは、地域の中小スーパーが「ウォルマート」や「ホールフーズ」
 に圧倒的に、地域住民から支持を得ていると言う。

  彼は、そこに、これからの中小が目指すべき「道」があると指摘している。

 そして、その中小スーパーが実践している「ポイント」が三つ。

   「独自化戦略」

   「地域密着戦略」

   「進化、深化戦略」

 独自化戦略

  このお店だけの「強み」を、どう磨いて、武器にしていくか。
  「独自の商品、独自の技術、独自のサービス、独自のカテゴリー等」
  これらを徹底して磨き、お客様の支持を絶対の物としていく事。

 地域密着戦略

  地域の暮らしを知り、地域の人々を理解し、地域の商品を大切にしていく事。
  そして、その地域から愛され、無くてはならない存在として成長していく事。
  それ故、地域の従業員の力を最大限に発揮して頂く仕組みを整える事。

 進化・進化戦略

  常に、成長し続ける姿勢。
  アメリカで5年前にもてはやされた企業ですら、成長無ければ、衰退あるのみ。
  この世に、現状維持という言葉は無いのだろう。
  常に、前を向き、成長を志す挑戦心を失ったら、大手でも終わりだ、と言う事。

 そして、上記テーマが磨かれていくなら、小が大を駆逐する時代に突入したと
 言う事でもある。

  なんとも、楽しみな時代へ向かっているのだろう。
  挑戦という現実を、楽しめた者だけが、次のステージへ向かえるのだろう。




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2010年6月25日 (金)

二次検査

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年のことだが、今年も健康診断があった。

 そして毎年の事だが、健康診断に関しての評価は、「A」。
 今年も当然、「A」の評価で戻ってくるものだと思っていた。

  そして、5月に戻ってきた健康診断の評価は、「H」。

 健康診断書は、まずもって総合評価を一番初めに確認することにしている。

  “Hって、なんだ?”

 裏面を見てみた。

  「判定の結果」
    
   A ~ 異常なし
   B ~ 放置可
   C ~ 経過観察
   ・
   ・
   ・
   H ~ 要治療

  ガッビ~~ン!。

 こんな健康診断の結果は初めてだった。

  “どこが悪いのか?”

   見づらい診断書の内容を見てみると、どうやら「脂質」に『H』が多い。

   総コレステロール値が、基準値50オーバー。
   更に、LDLコレステロール値が、基準値30オーバー。

  “なんだ、コレステロールか”

   一気に、冷めてしまった。
  
  “コレステロールぐらい、仕事で直して見せるわ!”

 家に帰って、迷った挙句に、この結果を女房に見せた。

  そして、嫌な予感は的中した。

  「なにやってんのよ、あなた!。」

  “なにやってんのよって、なんにもしてねぇ~”

  「だから、こんな事になるのよ~っ!。」

  “だからも、へったくれもあるか”

 思い当たらぬふしが、無いわけではない。

  過去の健康診断なら、せめて前日は飲まないで受けていたが、
  今回は、うっかり翌日の健康診断を忘れていて、普段あまり?自宅で
  飲まない私が、3連続で飲んでしまっていた。

 多少の二日酔い状態で健康診断を受けていたことは事実だった。

 更に、数日後の事。

  テレビを見ていたら、徳光アナ(元日本テレビ?)のコマーシャルで、
  「LDLコレステロール」に関しての内容で、放映していた。

  要は、コレステロールの中でも、「LDLコレステロール」に関しては、
  甘く見ず、すぐ医者に行って治療を受けるのが望ましいという内容だった。

  “なにぃ~っ。LDLコレステロールは、やばいのか?”

 ネットで検索しても、LDLに関しては最近の評価方法で、悪玉コレステロール
 として注意を促しているらしい。

  “ますます、やべぇ~な”

 ついに私は、二次検査へ追いつめられた。

  病院へ連絡をして、検査当日の日程の予約等を済ませた。
  前日の夜9時以降、当日の検査までは、絶食だと言われた。

  よって、前日の夜は、女房の計らいで?、「揖保の糸」だった。
  息子と二人で、3袋をたいらげてやった。

 そして、当日の二次検査日。

  採血をされ、約1時間後に、医者の診断を言い渡された。

  「結果から申し上げますと、全ての数値が標準値以内でした。
  特に、問題だった、総コレステロール値と、LDLコレステロール値に関しても
  標準値内で問題はありませんでした。何かこれに関して、ご自身で努力され
  たことはあるのですか?。」

   「いや~、特別なことはしていませんが、通常から食生活に関しては
   バランスを重視するようにしています。特に昼食に必ず果実を取るよ
   うにしています。最近は、グレープフルーツを必ず食べるようにしてい
   て、血液サラサラを意識しています。仕事がら、果実の味を知っておく
   ことも大切ですので。」

  私は、胸を張って、答えた。

  医者は、グレープフルーツを毎日食べていると答えた私の顔をみて、笑み
  を浮かべて言った。

  「グレープフルーツを毎日食べている?、それは良い事だ。」

   “グレープフルーツって、医者も喜ぶほど、体に良いんだ!”

  体に良いとは思っていたが、医者も納得するほど良かったのだ。

 そして、検査結果レポートを受け取り、全て基準地内の評価を手に、
 その晩は、この一カ月の努力の御褒美(意味がわからんが)として、
 エビスの「超長期熟成ビール」を飲ませて頂いた。




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2010年6月24日 (木)

異文化融合の難しさ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


業務提携・M&Aが盛んだが、決裂する事例が多い。

 規模のメリットや効率を求めて、机上の論理で計画はするものの、
 実際に提携企業と面と向かって、「経営理念」等を摺り逢わせて見ると、
 どうも、噛み合わない、根本的な考え方が違うといったズレが生じてくる。

  「体に染みついた、“DNA”が違う」

 同業として、目指す方向は同じでも、上る階段がまったく違う、階段を選択する
 価値観がまったく違うという減少が生じてくる。

  要は、売上を上げるのに、何を信じて、最優先で行動するか、だ。

 総じていえば、大手ほどシステマティックにドライに仕事を進めていき、
          中小ほど熱い信念を持ってウェットに仕事を進めていく。

  個人のモチベーションや能力とは別に、組織の一員としての考え方では
  大きな違いが生じてくる。

 お互いの強みを活かして、弱みをカバーし合える関係を見込んで提携に向かうの
 だろうが、逆に強みをスポイルし合って、弱みだけが強調される形で提携が進む
 姿が多いようだ。

 たしかに、商品面でのスケールメリット、従業員の数の多さによるスケールメリット
 は享受できるが、そこで働く現場の人間にとって、

  「言葉が通じない」

 現象が増発している、と聞く。

  「言葉が通じない」

 私も転職後に味わった体験。

  要は、DNAが違う為に、仕事の優先順位が違い、上る階段が違う。
  よって、同じ業績対策として行動しても、取りかかりがまったく違ってくる。

  業績対策という言葉は同じだが、行動する手順はおおいに違う。
  これは、言葉が通じないのと同じだ。

 そんな現象が、業務提携後に、増発していると言う。

  大阪でMV社と組んだK社しかり、東北でIYグループと組んだY社しかり。

 従来のDNAと仕事観が否定され、肌に合わないDNAを積め込まれれば、現場
 は混乱し、歯車が噛み合わない現象に陥ってしまう。

 お互いにDNAを理解し、その効果・メリットを理解するまでに要する時間は甚大
 だ。
 
  挫折する人間もでてくるだろう。

 そうやって「血」を流しながら、DNAのすり合わせが生じ、より強いDNAに生まれ
 変わればいいのだが、そうはいかないのが人間であり、現場であり、現実だ。

  大阪の「K社」などは、今後「MV社」と組んだ店舗は出さないらしい。

 それだけ、培われてきた「DNA」は、組織や個人を強くもし弱くもする。

 そして、総じて言えば、大のDNAが小のDNAを駆逐する形で進むのが現実だ。
 その過程で、小の強さがスポイルされ、本来、小の強さを取り戻さなければな
 らない大のDNAにはプラスになっていかないのが現実だ。

  まだまだ、強いDNAを持った中小が生き残れる土壌は残っているようだ。


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2010年6月23日 (水)

店舗から見た、本部の距離感

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗と本部の距離感。

 お互いに、どう見えているのだろう。

 以前からもこのブログで記しているが、商売とは本来仕入れ販売が一つだった。
 
  だから、経営者の周辺に、仕入れ担当もいれば、販売担当もいた。

 事業拡大とともに役割が分かれ、「仕入れ」と「販売」、更に「本部」と「店舗」へ分
 割され、現在に至っている。

  そして、本部周辺には経営者が常駐しているが、圧倒的大多数の店舗には、
  経営者の姿は無い。

 本部周辺で、常に経営者の影に、少なからずの影響を受け、経営者との距離感を
 感じている本部関係者の、企業に対する忠誠心と、経営者の生の声をほとんど聞
 く事の無い店舗運営者の企業に対する忠誠心には、大きな隔たりがあるだろう。

  それは、本部に忠誠心があり、店舗に忠誠心が無い、という話では無い。

  それは、仕事に向かう動機の違いだ。

 本部関係者は、直接対峙する経営者との距離から企業への忠誠心が生まれる。
 店舗運営者は、直接対峙するお客様との距離から、お客様の為に、燃えるのだ。

  自ずと、向かう目線、が違ってくる。

 それは、距離感からいって、ある意味当然のことだろう。

  しかし、スピード感という視点からは、お互いにスピード感を失っていると
  勘違いしてしまう場面が多い。

 なぜ、本部決定の事項が、スピードをもって履行されないのか?。
 なぜ、顧客情報に早い店舗の提案が、スピードをもって拡散しないのか?。

  店舗と本部の距離感。

 この距離感が、近い企業もあれば、永遠に遠い企業もあるだろう。
 そして、近い企業ほど若い企業であり、伸びている企業でもある。
 そして、それは逆にも言える。

  仕入れ担当者が、販売力を持ち、常に販売を意識した仕入れをし、
  販売担当者が、商品力を持ち、常に旬や季節を意識した販売をする。

 そんな関係が構築されたならば、お互いの距離感は、ぐっと、近くなる。

  本部が作成した「見事な脚本」を、店舗が「名演技」で演じきる関係なのだ。

 こうなった時、店舗と本部の関係は対等になり、役割として最大の効果を生む。

 お互いに不信感しか持てないという関係は、向かう目線が交わらないからだ。
 そしてそれは、「脚本」や「演技」を役割として担う資格が無い、と言う事でもある。

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2010年6月22日 (火)

レジの販売戦略Ⅳ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


圧倒的な、独走勝利だった。

 このブログでも何回か記した、今回の「スタンプラリー」の結果。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-1e57.html

 このブログの後、レジの社員達には、2位に「100個」の差をつけるまで、「手」
 を抜くな、と指示した。

  “これからの20日間で、100個の差は厳しいかな”

 当初、そう思っていたが、お客様のスタンプが結構たまってきてからの動きが
 その後の数値を大きく左右させていった。

 特に、終了10日前からの、お客様の購入ラッシュはまさに異常値の連続だった。
 日々、10個以上、時には20個に手が届きそうな日もあった。

  “なぜ、この店舗だけ?”

 そんな疑問が駆け抜けた。

 確かに、レジも一人一人頑張っていたのだろう。
 売場造りも、しっかり在庫を持ち、即購入できる体制が整っていた。

  販売の「原理原則」が、しっかり構築されていたことは当然だ。

 しかし、なにかもっと大きな要因が、当店の実績に影響を与えていると感じた。
 当店の雑貨の売場スペースは、同規模店舗の中でも決して広い方とは言えない。
 したがって、品揃えも十分に豊富ではなく、更に地域のドラッグストアの数の多さ
 も、売上金額の拡大に向かわない方向に進んでいた。

  “雑貨は、あきらめよう”

 そんな妥協感が、私の中に漂っていたのだ。

  しかし、

 今回のスタンプラリーの商品は、ちょっとおしゃれな調理用品。
 他のデパートその他でしか購入できない調理器具がほとんどで、スーパーでの
 取り扱いはほとんど無い。

 そんな調理器具が、スタンプを集めて、格安で購入できる仕組み。 
 とは言っても、1000円~3000円で購入する事には違いは無い。

  それでも、これだけの数量を購入して頂ける事が、嬉しい。

  そして、このようなこだわり雑貨品(調理用品)が、約2か月の期間で、
  約400個も販売してしまう。

 雑貨の品揃えや、今後の販売戦略に大いに影響を与えてくれそうな結果だ。

  スーパーにおける従来の雑貨の品揃えとは、コモディティに徹し、紙類の価格
  と、ペットフードの充実で伸びてきたカテゴリー。

  スペースの関係上、どうしてもこだわり雑貨品に関しては、他業態に譲らざる
  を得ない状況だった。

 しかし、今回の結果から、雑貨の品揃えや販売戦略を見直す機会と捉えたい。

  通常の品揃え、店舗内で在庫を持ち定番管理していく商品と、今回のように、
  スポットで仕入れて、イベント性を持ちながら売切っていく仕掛け。

 これらを使い分けながら、雑貨という広大な範疇のカテゴリーを、スーパーという
 狭い間口で商っていくという商機が、見えたような気がした。

 ちなみに、今回のスタンプラリーの結果は、圧倒的な差(他店舗に100個以上)
 を空けて、全社一位でした。

 そして、今回は私のポケットマネーを以って、レジ全員に心ばかりのプレゼント
 をさせていただきました。

  本当に、御苦労さま。そして、ありがとう、の言葉を添えて。

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2010年6月21日 (月)

黒磯エリアMR⑤

皆さん、こんにちは
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


黒磯エリアに、4月にオープンした「T社」。

 ディスカウント店舗として拡大を図る「T社」が、従来の居抜き出店から新規開発
 へ踏み切った店舗であり、同社オリジナル店舗レイアウトが見ものだった。

 開店当初MRしたが、その後の状況と周辺競合店の状況をMRした。

まずは、その「T社」。

 だいぶ落ち着いてきた。いや、かなり落ち着いちゃったなぁ~、と言う感じ。

 当初は、住関連価格と食品・生鮮価格の相乗効果で日々の集客を期待しての
 出店だったのだろうが、街中立地で無いため、日々の集客は厳しい。

 更に、生鮮3部門が決して安くは無いのだ。
 日々、買い回る事が当たり前のお客様にとって、価格、品質、鮮度と使用目的
 が明確でない食材は、絶対に「手」を出さない。

 そう言う意味で、この店舗の「青果」「精肉」「鮮魚」は、中途半端なのだ。

  売上も取りたいが、利益も残したい。
  
 そして、当然、「人」もいない。
 毎日が変化の無い、商品置き場。

 入口付近に、「梅瓶」は大陳されているのだが、肝心の「生梅」は貧弱だ。

  ワンストップショッピングとは、その連動がダイナミックになされる、と言う事。

 梅関連の商材が、全て含めて大陳され、そこで顧客用途にあった梅関連の
 商材が顧客満足に沿った買い回りが、そのタイミングで完了することなのだ。

 せっかく、大きな器を有した店舗なのだから、その部分をしっかりまとめた商売
 をする必要がある。

次に「Y社」。

 前述のワンストップショッピングという意味では、「Y社」は徹底している。
 このような、52週にわたるワンストップショッピングの実現と満足へ向けた仕掛
 けは、流石だ。

 しかし、ピークタイムの4時でも、集客は少ない。

  新4号沿いの郊外立地のつらさだろう。

 だが、そんな中でも、この店舗の「惣菜」部門の展開力は良かった。
 しっかり、ピークタイムに商品を積んで、アピールしている。
 更に、商品の見せ方、売り方が上手い。

 売り手の意志が伝わってくる、惣菜売場だった。

更に、「MD社」。

 前述の「T社」の出店の折には、一番敏感に反応して集客していた「MD社」。
 敏感に、とは言っても、それは、食品と生鮮3部門のみなのが残念なのだが。

 「T社」同様に、ディスカウント業態だが、生鮮・惣菜はテナントで展開。
 そのへんに、テナントの販売力を利用したお互いの強みを活かした店舗力が
 見られる。

 しかし、問題は「デイリー」だ。極端に落ちる。欠落、欠品、鮮度。

 ワンストップショッピングとは、食事の食材が全て揃っていることではない。
 お客様が満足する形で、全て揃わなくては、ワンストップにならない。

  生鮮3部門とデイリーは、切っても切り離せない関係なのだ。

 生鮮に強い店舗は良くあるが、生鮮3部門+デイリー+惣菜が強くて、
 初めて、ワンストップショッピングを語れるのである。

 更に、食品・菓子・酒、そして、日用雑貨が付いて回る。

 しかし、街中立地の有利な条件が影響し、集客力は高い。

上記「MD社」のすぐ隣に立地する「D社」。

 「T社」オープンに際して、前述の「MD社」の敏感な反応に押されて、元気の
 無かった「D社」だが、すこし元気を取り戻したかな、と感じた。

 現場の、単品販売力が出てきた。
 それも、一か所だけではなく、数か所で売り込む売場になってきている。

 更に、店舗内の活気が戻ってきたようだ。
 
 お客さまと従業員の会話、お客さま同士の会話とざわめき等。
 働く従業員も、何気なく活気づいている。

 だから、商品にも伝わる。
 今売り込むべきメロンも、980円の大玉を、これ見よがしに大陳している。
 
  “こんな大玉、食べてみたい”

 実際の購入ではなく、そう思わせるお客様への「動機」を、どう植え付けるか。
 隣では品揃えの無い、このへんの商品をどう提案するかだ。

  そう言う意味では、隣の「MD社」の集客力を利用して、中小店舗といえども
  チャンスはいくらでも、転がっているのだ。

PS
 黒磯エリアMRの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomrgo/


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2010年6月20日 (日)

競合店長と飲る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


飲んだ翌日、「あんなに飲らなきゃよかった。」

 久しぶりでもないが、休日の翌朝、そう思い、それをいい事にぐっすり寝た。

 休日でも、通常通り起きて、通常通り、朝一番のコーヒーを飲むのが日課だが、
 流石にこの日は布団に居た。

  前日は、競合店の店長同志の飲み会。

 いつになく、すらすらと入っていく「アルコール」に、途中で

  “やばいかな”

 と気づいてはいたが、それは、思ってはいても絶対に抜け出す事の出来ない
 地獄のすり鉢の入口で、足を滑らせた時に、悪魔のささやきとして耳に入って
 くる「妥協」の言葉だ。

 どうして、あんなにすらすらとアルコールが入っていったのか?。

  お互いの、見栄。
  気楽な者同士の、会話。
  翌日が休日という、余裕。

 いろいろな要因が重なり、めったでも無い、二日酔い。

  “俺も、弱くなったなぁ~”

 とっくの昔から、そうは思っていたが、もう、止めよう、と、うっすら思った。

 そして、飲み会の話題は、現状の取り組みや現店舗の状況と今後等。

  「価格」主体から、「価値」主体への変化。
  しかし、それでも簡単には数値に跳ね返らないもどかしさ。

 これでもか、これでもか、と競合店の出店が続く店舗の店長などは、
 ここ数年、3桁の数値など目にした事が無い、という。

  “どこも、同じだ”

 いまどき数値が良いのは、競合店が閉店し、一人勝ち状態のお店のみ。
 ようやく、今月から数値が少し、と思いつつも、月末には元に戻る。

  「価格」主体から、「価値」主体への変化。

 いろいろ取り組んできたが、上記構図をもう一度見直す時期なのか?。

  「価格」を否定はしないが、企業、とりわけ店舗の成長は、「価値」創造
  というテーマを追求しない限り、店舗・個人の成長が無い事は、自明の理。

  そして、もう一度、そこに目を向けようとする競合店。

 そんな話を聞いていて、負けまいとする行動が、アルコールへ向かったのか?。




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2010年6月19日 (土)

異常値作りが、バイヤーで活きる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


従来の延長では、縮小均衡に陥っていくだけ。

 良く聞く、提言だ。
 
  しかし、・ ・ ・ 。

 従来の延長から、脱するには、どうすればいいのか?。

 そんな具体策を持たない限り、延々と延長戦を戦って、自ら消耗していくだけだ。

  店舗も、本部バイヤーも、ステージを切り替えて商品販売力を磨いていくことだ。

 ステージを切り替える、とは?。

  日販300万のお店なら、500万のステージで商品を見ること。
  日販500万のお店なら、800万のステージで、
  日販800万のお店なら、1200万のステージで、

 それぞれ、見る世界を変えなければならない。

  その為には、日販300万のお店は、500万の売場に学び、
          日販500万のお店は、800万の売場に学ぶ。

  日販500万のお店が、いつまでたっても、日販500万の目線で悩むから
  具体策が見いだせないのだ。

 日販500万のお店が、日販800万のお店に学ぶとは?。

  日販800万のお店の、販売計画、展開事例、単品量販力など、
  具体的な、取り組み事例の積み重ねだ。

  定番商品まで、全て800万の売場に学ぶ必要は無いが、旬の提案に
  関しては、同じレイアウトで同じ計画を立て、売り込んでみる。

 結果、

  意外と、売れる。または、予測以上に売れてしまった。
  その積み重ねが、次への挑戦へ向かい、そして、ブレークしていく。

 それは、

  店舗で部門チーフをしている時が、一番身に付く、「単品量販力」の事だ。

 だから、そんな経験を積み重ねた「部門チーフ」のみが、未来を背負う事が
 出来るのだ。

  未来を背負うとは、バイヤー・店長として、企業を背負う事。

 そんな、単品での突破力を有して、現場に強い人材が、大きな数値を握るから、
 部門や店舗の大きな数値に面しても、臆することなく、大きな数値改善の渦を
 引き起こす事が出来るのだ。

  「渦を、巻き起こす、力」 を持っているか、否か。

 日販500万の人間が、日販800万の渦を巻き起こせば、周囲のお客様や
 従業員は、その渦に巻き込まれ、いずれ800万の姿に変えてしまう。

 そんな人材が、本部バイヤーもしくは、本部スタッフとして店舗指導していけば、
 店舗の量販力は、大きく変化していくだろう。

  そして、その渦に巻き込まれた人材が、次から次へと育っていく。

 そう言う意味では、大きな既存勢力が次々と伸び悩む中、依然として光輝いて
 いる企業は、大小を問わず、ひたすら単品量販力を誇る現場とバイヤーを有
 する企業だけだ。





  

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2010年6月18日 (金)

お客様の感度を侮るな

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私のブログに、「スーパーを遊ぼう」と題して、スーパー大好きママさんのブログ
http://yururiyururito.cocolog-nifty.com/blog/をリンクしているのだが、彼女の
ブログを見て、いつも感じるのは、「主婦をだます(失礼!)のは至難の業だなぁ」
とつくづく感じる。

 「主婦をだます」というと語弊があるが、我々が何気なく陳列している商品に
 関して、主婦の感度は、「よりよく購入し、よりよく使用し、家庭の満足を最大に
 得る」ことを前提に、スーパーに来店されるのだ。

 男として、同じ目線に立て、とは言わないが、同じ見方をしなければ、集客力は
 つかないだろう。

  そして、彼女は言う。

   「これを使って○も△もこーんなアレンジだってできちゃうよ!」

   っていうキーワードがここそこにあふれていたらこれまで蓄積してきたレシピ
   と家族の好きな味が一気によみがえってきて、献立なんてあっという間に決ま
   ってしまうんじゃないかって思いました。

 そこに、我々の商売の本質が隠されているのだ。

  主婦の、食事メニューのキーワードを刺激する。

 これを揺さぶれる店舗は、企業の大小を問わず、一人勝ちするのではと思う。

更に、

 昨日のブログで、「南高梅を売り込む」を記した。

 そして、感じた事。

  主婦(お客様)は、ここぞと思えば、しっかり買いこむ、と言う事。

 買物馴れし、買い回り馴れ下お客様は、買い方が上手くなっている。
 それは、我々売り手が想像する以上に、買い方を研究しており、数円の積み
 重ねが、数百円、数千円の違いになってくる事を知り、そのことで心の豊かさ
 感じるのだ。

  このタイミングで必要とするものが、自分の知る中で一番価値ある価格で
  あれば、そのお店で買いだめする。

  それも、使用する量全てを、そこで調達するという買い方。

 それが、一人勝ちする所以だ。

  その波に、常に、上手に乗り続けるという、仕掛け力が左右する。
 
 そして、お客様は、その売り手の行動を、しっかりつかまえる感度を持っている
 ということだ。

  仕掛ければ、仕掛けた部分だけ、しっかり自分に返ってくる。

 今回の、「南高梅」の量販で、私の確信になってきた。

  一年52週。その時々の日本の暮らしの変化に合わせ、お客様の暮らし
  に合わせて、大胆に「価値」と「価格」で単品を勝負する。

 “それを継続し続ければ、絶対に、負けない”

 今後は、特に「果実」で、その事を、店長として証明していきたいと思っている。


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2010年6月17日 (木)

南高梅を売り込む

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日、「今後のスタンス」を記した。

 果実の店頭に立つ。
 
 その為には、果実の展開計画、発注数量、売場作りに参画する事でもある。
 そして、ここ数週間でも、「マンゴー」「アメリカンチェリー」「グレープフルーツ」
 等の販売計画に参画してきた。

  そして、先週は、南高梅だった。

 南高梅。年に一度だけ、爆発するウィークがある。
 爆発ウィークは短く、せいぜい2週間。
 いや、最大ピークは、せいぜい5日程度。

  仕掛ければ、そのピークが、槍ヶ岳のように極端にとんがり。
  仕掛けなければ、ピークは、月山のように、なだらかな曲線を描く。

  その年の、「梅」の成り。
  その年の、本部作成の特売のタイミングと価格。
  そして、その年の、販売計画上の仕掛けのタイミングと売場作り。

 この3つが、全て最高のタイミングで共鳴を起こした時に、槍ヶ岳が生まれる。

  そして、今年は、その全てが、私のお店で共鳴した。
  昨年実績もなく、相場高が伝えられていた「南高梅」だが、
  最高のタイミングで、最高の特売と価格、そして、最高の仕掛けが噛み合った。

 当初、上記状況の為、相場も高く、昨年実績も無いため、“リスクは犯せない”
 と踏んでいたのだが、部下から話を持ちかけられた。

  「店長、今週は土曜日に南高梅の試飲販売を予定しています。」

 そして、前日金曜日の夜に、

  「店長、明日の南高梅の売場ですが、どうしましょうか?。」

 「この期間で、いくつ計画している?。」

  「はい、10k箱で、トータル74ケースです。」

 「そんなところだろうな。よし、土台は作るから、後は補充しておいてくれ。」

  そんなやり取りから、南高梅に関わってしまった(いや、ハメられた?)。

 青果入口正面。最高の場所だ。
 
  “とにかく、南高梅の最初の年だ。徹底した売り込みの売場を造るか”

 特売当日から、“以外に売れているな” と感じていたことも手伝って、明日から
 マネキンさんも入る、ということで、売場造りに気合が入ってしまった。

  結局、74ケース分全て売場に出し切った。

 そして、翌日。マネキン販売の当日だ。

  10k箱から売れていく。
  そして、関連で出しておいた、「梅瓶」や「ホワイトリカー」更には、「氷砂糖」も
  飛んでいった。

  1k袋もその後、3~4袋のまとめ買いのお客様が多い。

 チーフから、相談された。

  「店長、足りなくなりそうですね。かっての店長がいたお店で、南高梅が相当
  余っているらしくて、そこから譲ってもらいますか?。」

 そう言えば、その日の開店早々に、そのお店のチーフ(オールスターで臨むを
 参照)http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-f474.html
 でかっての私の部下が、朝だけ店に出社して、その後私のお店をMRに来てい
 たのだが、その時も言っていた。

  「いや~、発注ミスして、南高梅が30ケース余分に来てしまって大変です。」

 その時の、かっての部下の「やってしまった」という表情を目にした私は、直接、
 お店に電話して、20ケース引き受けることにした。

 しかし、今日のお客様の、「南高梅」に対する買い回りは、私の予想をも大きく上
 まわり、結局、そのお店にはもう一度引き受けに行って、計35ケースをも移動し
 てもらった。

  袋詰めも間に合わなくなり、店舗バックヤードの通路に、特設の作業場を設置
  し、チェッカーの援助等ももらいながら、これでもかと売場に大陳し、更に私も
  自ら袋詰め。

 途中、本部の惣菜トレーナーが顔を出し、私の鬼気迫る表情を目にして、言った。

  「いやぁ~、ここぞと言う時の、てっちゃん店長の売り込みは凄いですね。本当
  の商売人ですね。」

 しかし、今は、その言葉に関わっている暇は無い。
 とにかく、詰めねば。今、最高のタイミングを失ってしまう。

  “今、この瞬間が、年に一度の、南高梅の槍ヶ岳だ”

 今シーズン、もう二度と巡ってこない最高のタイミングが、そこにある。

  “絶対に、逃さない”

 不思議なもので、私は、このような状況になると、どこからともなく、「力」が湧いて
 くるらしい。

  ひとりでに、体が動いているのだ。

 結局、南高梅は、この特売期間の総計で130ケースの販売だ。
 かって、私の経験でも、こんなに南高梅が売り込んだことは、無い。

  その年の、「梅」の成り。
  その年の、本部作成の特売のタイミングと価格。
  そして、その年の、販売計画上の仕掛けのタイミングと売場作り。

 今年は、南高梅の槍ヶ岳を見る事が出来た。

  

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2010年6月16日 (水)

今後のスタンス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


春の店舗異動にて、新たな環境の下、店長職に取り組んできた。

 赴任前から、「節分」等の売場を事前打合せしながらイベントに臨んだり、
 「デイリー」の強化を図りながら、店舗のバランスを重視して集客力を高める
 戦術等を取ってきた。

  そして、最近は、店長としての取り組みの重点を変えようと思っている。

 従来は、店舗バランスを図るべく、また来店されるお客さまの買物動向の確認
 等もあり、店内をくまなく歩き回り、客導線の確認とレイアウトの強弱をチェック
 してきたが、ようやくそれも把握できつつある。

 そして、店舗レイアウトのコーナー毎に、集客テーマを決定し、部下とそのテーマ
 に沿った展開の確認と実践が軌道に乗りつつある。

  “大枠を捉える段階が、終了したかな”

  “いよいよ、個別具体的に、入り込むかな”

 そんな時期に入ったことが、体で感じられるようになってきた。

  『果実に、入り込もう』

 今、この店舗に来店されるお客様にとって、一番強化してほしいところは、「果実」

  お客様に、直接言われた訳では無い。
  私が、店長として店舗とお客様との関係を、そう、感じたのだ。

  “また、お前の 『勘』 か?”

 また、そう言われそうなのだが、店舗にいて感じる、勘が働く。
 
  “お客様からの『声』が、そう、私に言っている”

 なぜ、そう感じたか?。

  くだもの売場での、お客様からの、「問い」が、一番多いからだ。

 「このキウイと、あのキウイは値段が違うけど、どう違うの?。」
 「このマンゴーはメキシコ産だけど、味は大丈夫なの?。」
 「このアメリカンチェリー、この前食べたけど、味が無かったわ?。」

  買って失敗したくないのが「果実」。
  お店のロイヤリティーのメジャーが「果実」。

 このお店のお客様の「声」が、私に、そう感じさせる。

  “このお店の店長として、果実売場に立ち続けよう”

 このお店の、果実売場で商品補充をしながら、お客様との会話をすることが
 当面の、私のメインの営業活動とする。

  「それは、果実担当者の仕事だろう。店長のお前がやることでは、無い!。」

 私は、違うと思う。

  “それが、お店の顔としての、店長の大切な仕事のひとつだ”
  “だから、敢えて店長の私が、この場で、お客様と直接会話をする”

 その為には、果実の味も知らなければならない。
 更には、果実のタイムリーな企画にも参画しなければならない。

  そんな経緯で、今現在は、果実にハマっている今日この頃です。




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2010年6月15日 (火)

売買契約に「喝」を入れる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、ある売買契約を完了させた。

 そこには、銀行や不動産、そして、保証会社等が関係していたのだが、
 不動産とは、正式に期日を決めて、5月31日に取引を完了させるという仮契約を
 結んでいた。

 その後、不動産から連絡が入り、

  「今現在、急ピッチで取引完結へ向けて動いているのですが、銀行や保証会社
  の審査待ちで、若干遅れそうなのです。てっちゃんの都合に合わせて、6月頭で
  の正式契約日を決めたいと思いますので、いつがいいですか?。」

 「来月なら、2日が休日予定ですので、2日でお願いします。」

 と言う事で、2日で休日日程を調整していた矢先に、再度不動産から電話が入っ
 た。

  「いや、申し訳ありませんが、万が一遅れた場合を想定して、それ以降の休日
  はいつになりますか?。」

 そこで、私は『切れた』。

  切れた、と言っても、ブチ切れたわけではない。
  筋を通した、だけだ。

 「そちらは、仕事だろうからいいだろうけど、私は、わざわざ休日を取って出向く
 訳ですよ。そう簡単にポンポン遅らせられる気持ちがわからんね。何が原因で
 遅れているのかわからんが、本来は、5月31日までに完了するはずの契約で
 しょう。どうして、その約束が守れなかったのか?。更にはその約束のズレを
 最小限に留めようと、どんな努力をしているのか?。これには銀行も絡んで
 いるのでしょう。銀行だっていくらだってあるんだ。この約束を履行できなけれ 
 銀行を変えたっていいんですよ。不動産のあなたに言う事ではないが、不動産
 銀行、保証会社共に、この約束をきっちり守ろうとする緊張感が全然無いので
 しょう。本気になって、この3者がスピードを持って動けば、1日で解決するの
 では無いのですか?。6月2日までに解決出来なかったら、この話は白紙に戻し
 ますよ。銀行にも、そう伝えてください。」

  銀行の決済が下りないと言う事は、私は、もったいぶっているとしか思って
  いない。

  こんなものは、部下が急いでください、と申告するだけで1日もかからず解決
  するものだ。

  遅れることによって、この契約が破棄されかねないと言う状況に陥ったならば、
  社長決裁だって、即日完了するだろう。

  そして、それだけのスピードを持たない銀行なら、取引しなくて良いとも思った。

  相手が、「個人」だから、甘く見ているのか?。
  相手が、「大手」だったら、どう対応するのか?。

  別に、威張るわけではないが、約束は約束だろう。
  そして、この3者が、今後どう動くのか、試させた。

 そして後日、不動産から電話が入った。

  「いやぁ~、本当にご迷惑をかけましたが、6月2日で調整が付きそうです。
  後は保証会社の最終決済待ちですが、おそらく、2日の午後には契約でき
  そうです。そういうわけで、2日の1時から本契約を結びたいと思います。
  よろしいでしょうか?。」

 「いろいろご苦労様でした。やるんだという気持ち次第で、何とでもなるものでし
 ょう。私は、信じていましたよ。」

  そして、6月の2日に、無事、本契約は完了した。



  

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2010年6月14日 (月)

揖保の糸を仕掛ける

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「テレビの力を借りる」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-aea4.html

 店内での「伝説の売場」を利用しての単品量販。
 この場所で展開すれば、必ず全社一の販売を誇れる場所だ。

 そして、最近ここで、担当者の意見から「揖保の糸」を量販している。

  以前の「バジル&レモン」のカップ麺がそろそろ底をついてきた矢先の事、
  担当者に聞いた。

 「おい、この伝説の売場で、次に何を仕掛ける?。」

  「なんか、飲料とかが在庫で余っているんで、それにしましょう。」

 「バカ野郎!。そんなありきたりの商品は、フリースペースにでも出しておけ、
 ここは全社一を賭けて、ひたすら単品量販をして、お客様に喜んで頂く売場だ。
 もっと未来につながる商品を考えろ!。」

  「はぁ~っ。それじゃ、『揖保の糸』を売りましょう。これからの季節、食べて
  美味しいそうめんを徹底して売り込めば、集客力が高まりますよ。」

 「よしっ、決まりだ!。即発注だ!。」

  「了解です!。ところで、いくつ発注しますか?。」

 「いくつだ?。」

  「50ケースぐらいだったら、量販出来る売場が作れますが。」

 「50じゃ、貧弱だろう。100だ!。」

  「ひぇ~っ。はい、かしこまり!。」

 そして、その後バイヤーにファックスしたとの事だったが、不安になった私は、
 直接バイヤーに電話した。

 「○○バイヤーですか?、店長のてっちゃんです(こんな言い方はしませんよ)。
 揖保の糸100ケースのファックスは見ましたか?。」

  「見ましたよ。100ケースですか?。凄いですね。」

 「2か月で売り切れるでしょう。もっと早いかも知れない。ところで、定番価格から
 下げて量販したいのですが、価格交渉してもらえますか?。」

  「100ケースですからね。当然交渉しようとは思ってました。298円で販売できる
  ように条件引き出しますよ。」

 と言うわけで、100ケース入荷した。
 1ケースに30袋だから、総数3000袋、総額90万だ。
 今までの最高金額。そう考えると、見振るいがしてくる。

  “これだから、現場は辞められない”

 生きているという実感を得る瞬間だ。

 この『揖保の糸』。昨日までは、1日2袋平均の販売数量だった。
 そして、この場所での展開で、1日50袋平均での販売数量へステージを上げた。
 予定通り、2か月で消化するペース。

そして、先日。

 この売場の前で、担当者が私に聞いてきた。

  「店長は、どうして、この売場で100ケース売れると踏んだのですか?。」

 「勘だ。」

  「勘ですか。私もまだまだ修行を積まないと駄目ですか?。」

 「そうじゃ無い。俺の言う『勘』とは、あらゆる情報を駆使して、頭の中をグルグル
 駆け巡った挙句の後に、一瞬で頭に浮かんできたのが、この商品なら1日50袋
 は動くという数値だ。あたるも八卦当たらぬも八卦のいい加減な勘では無い。」

 「そして、それは、日々考えながらこの売場の動向を見ていると、商品ごとに、
 ここで売れば、いくつ売れるという予測が見えてくるものだよ。この売場はいわば
 私とお客様との信頼関係の証だ。そのように、この売場を育ててきたのだ。」

 彼にはたぶん、まだ理解出来ない話だろう。
 しかし、わかる時が、きっと来るはずだ。

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2010年6月13日 (日)

ピザの美味しさ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ピザ。

 いまや押しも押されもせぬ、洋デイリーの主力商品に育った。

 しかし、私は、スーパーで売っている「ピザ」を食べた事が無い。
 正確に言うと、ここ10年ぐらいは、食べた事が無い、と言う事だ。

  何故か?。

 ピザは、手作りにかぎる、からだ。

  生地といい、チーズといい、バジルソースといい、トマトといい、やはり厳選され
  た素材と手作りの美味しさを味わってしまうと、既製品は食べられない。

  結婚するまでは、私は「チーズ」が食べられなかった。
  あの臭い匂いがたまらなく嫌いだった。

  当然、ピザなるものも、苦手としていた。
 
  結婚して、女房という「異文化」と接し、食生活も徐々に変化していった。
  女房は、大のチーズ好きで、パスタにも粉チーズをたっぷりとかけて食べてい
  た。

  そして、ブロッコリーのチーズドリアのようなものを出されたときに、

   “これは、美味い!”

  それ以来、温められたチーズの美味しさに惹かれていった。

 そして、何かのテレビ番組で、「手作りピザ」の作り方を放映していて、
 女房が、その作り方をメモし、早速、作ってみようと言う事で、買い出し
 に走り、モッツァレラチーズやら、ゴーダチーズやら、粉やらを買いこんで
 手作りピザに挑戦したのだ。

  そして、焼きあがった手作りピザを食べて、感動した。

  “今まで、こんな美味いピザを食べた事は、無い”

 それほど美味しかった。
 特に、生地とモッツァレラチーズの美味しさは格別だった。

  “ピザとは、生地とチーズの美味しさで決まる”

 私の、ピザに対する認識は、ここで決まった。
 それ以来、既成のピザはまったく食べなくなり、逆に、イタリアンレストランで
 ピザを注文して食べるようになった。

  そして、最近では、水牛の乳を使用して作ったモッツァレラチーズを使った
  「マルゲリータピザ」にハマっている。

 これは、最高だ。
 生地の美味しさは当然の事ながら、熱しられたチーズの味は最高だ。
 
  イタリアの主食であるという「ピザ」。
  それだけ食べに、イタリアに行きたいと思っている。



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2010年6月12日 (土)

競合店長の行動

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、競合店の売場の雰囲気が変わってきている。

 明らかに、以前と比べると、雰囲気が明るくなったようだ。
 どこが、どう、という具体的な部分はないのだが。

 入口に入ると、カセットが鳴っている。
 おそらく、店長の声だろう。
 青果のお買い得商品の案内だ。

 正面を入った、青果の特設売場も、迫力が出てきた。
 店内の見通しも良くなった。

 店長主導の食品の特設コーナーも、変化が出てきている。
 イベント毎の、商品の入替えも頻繁に行っているようだ。

 以前のブログで、「競合店長の来店」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-bd42.html

 それ以来、お互いの店舗を行き来しながらの付き合いだ。
 ゴールデンウィークや、母の日の売場等は、“しっかりつくっているなぁ~”
 と感じていた。

  この店舗が初めての店長職であり、当初は不慣れな部分があり、思うような
  動きが出来なかったのだろうが、いよいよ、本領発揮といったところか。

 新任の店長時代は、なかなか自分のポジションが見えず、売場の展開も
 的を得なかったり、やり過ぎたりするものだが、その部分が、その店長の
 個性であり、そこに考えが集約されているものだ。

 そんな眼で見ていくと、なかなかどうして、「イベントを強化しよう」という意欲が
 見えてくる。

  “積極的に、母の日を仕掛けているなぁ~”

 母の日の売場などは、そんな思いで見ていた。
 
  競合店の店長を会話し、売場を見ると、店長の考え方の優先順位が見えて
  くる。

  定番優先なのか、イベント優先なのか、
  生鮮優先なのか、グロサリー優先なのか、
  マネジメント優先なのか、販売優先なのか、
  売上優先なのか、粗利優先なのか、

  その他諸々が、売場に素直に反映されるものだ。
  そして、企業によって、その優先順位がある程度固まるのも当然の事だ。

  それでも、その企業にあって、こんな売場を作るんだぁ~と感動する場面
  に出くわすと、安心する。

   “店長、がんばってるじゃん”

  その売場が、店長主導なのか、チーフ主導なのかは分からないが、
  ついつい、応援したくなってくるものだ。

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2010年6月11日 (金)

ワンストップショッピングの進化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「ワンストップショッピングと粗利ミックス」を記した。

 そして、本日は、その続編。

 ワンストップショッピングの実現に向けて、スーパーマーケットは店内に、青果、
 鮮魚、精肉、惣菜、調味料、飲料、酒、菓子、雑貨等の品揃えを実施する。

 そして、お客様が来店して、一度の買物で事足りる事が目的である。

  お客様に対しての利便性。
  一店舗での買い物で事足りる、というタイムセービングのサービスなのだ。

  一度の買物で、目的を持った買物の時間を効率よく消化して頂き、タイムセー
  ブ出来た残りの時間を、より有効にお客様が消化し、暮らしを豊かにしていく事。

 それが、ワンストップショッピングの、お客様側のメリットである。
 そして、そのワンストップショッピング自体も、競争の世界に晒されて、競い合いの
 世界へ入っていった。

  それは、ワンストップショッピングを実現する為に、各部門を集合させて店舗運
  営をすれば良かった時代から、ワンストップショッピングの本来の意味である、
  タイムセービングを、更に進化させて、店内レイアウトや陳列レイアウトを考え
  更に、ショートタイムショッピングの実現を図ろうとする競争だ。

 ワンストップショッピングを図るべく、レイアウトされたスーパーマーケットの店舗
 レイアウト。

  それは、我々の仕事を運営していく上での「原理原則」であるが、その原理原
  則も、より進化をさせていかねばならない。

 ワンストップショッピングの本来の目的は、お客様のタイムセービングだ。
 そして、それは、この店舗レイアウトでも、永遠に追求していくべき課題であり、
 このレイアウトが構築された時代に出来上がった原理原則論も進化させていか
 無ければ、今後の競争には勝てない、と言う事だ。

  そして、その為に、「関連販売」という手法が開発されたのであり、
  その為に、「メニュー提案」が開発されたのであり、その為に、
  「合同展開」が開発されたのである。

  そして、それらは、一回やって失敗したから元に戻すのではなく、磨き込んで
  いかなければならない事なのだ。

  そうやって、成功体験を積上げ、成功フォーマットを造り上げ、定着させていく
  事が、競争に勝ち抜く要因だろう。

 全ては、お客様のタイムセービングの為に。

  しかし、複雑に考えろ、と言っているのではない。
  お客様のタイムセービングとは、生活場面での分かりやすさを、どうレイアウト
  し、どうタイミング良く展開して、探す時間をセーブしてやるか、と言う事。

  その為には、単品量販が有効な手段でもあるし、関連販売が有効な手段でも
  ある。いろいろな場面で、いろいろなタイムセービングという「引き出し」を持つ
  ことである。

  一番駄目なのは、現状のレイアウトを有効に買い回って頂くために、関連販売
  等を一切省き、ひたすら定番への買い回りを強引に引き込ませようとする姿勢
  だ。

  そのような売場では、お客様は文句も言わず、どんどん離れていってしまうと言
  う事だ。

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2010年6月10日 (木)

ワンストップショッピングと粗利ミックス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私が、以前から強化しようとしている「ワンストップ・ショッピング」化。

 要は、一つのお店で、普段の食に絡まる品揃えを実現し、一回の買い物でそれ
 らを済ます事の出来る、便利なお店を目指す事。

 それは、店舗規模と、駐車スペースが確保されていれば、容易に実現できる。

  しかし、

 それを実現したのに、売上が思うように得られないのは、何故か?。

  それは、競争力に「目」を向けていないからだ。

 ワンストップショッピング化を実現する、と言う事は、集客力を高める手段。
 それに利便性を感じて、遠方からでも車で来店するお客様が増加する。

 しかし、これだけ車で来店される距離(2K)の中に、競合店が密集してくると、
 必然的に、競争が発生する。

 その競争を勝ち抜いて、お客様に選択して頂くためには、競争力を高めていか
 なくてはならない。

  どうやって、競争力を高めていくのか?。

 最大の武器は、商品面での粗利ミックスをどう図っていくかだ。
 店舗で品揃えしている商品の価格設定を、お客様にとって如何に魅力ある価格
 に設定して、来店動機を高めていくかだ。

  例えば、きゅうりは1本20円で原価で販売し、レタスは1個150円で粗利50円を
  確保し、醤油は100円で粗利-20円で集客し、それを、天ぷら粉とチョコレート
  とお茶でカバーする。

 ワンストップショッピングと粗利ミックス志向は、切っても切れない関係なのだ。
 粗利ミックス志向にて、競争の中から、お客様の選択を勝ち取り、来店して頂い
 た折に、ワンストップショッピングをして頂き、その他生活必需品もまとめて購入
 して頂き、その利便性に満足して頂き、我々は、トータル利益を享受する。

  ワンストップショッピングを前提にしない限り、粗利ミックスは実現できない。

 そして、企業としてスーパーマーケットを営む最大のメリットも、そこにある。

  それは、別々のテナントの集合体ではなく、一企業として、部門横断的に
  粗利ミックスを組み立てられるからだ。

  だから、縦割りの部門運営も大切だが、横断的な機能的な部門役割を
  担って、店舗としての強みを発揮していく事が、大切になってくる。

 だから、業績が振るわなくなってきているのは、この粗利ミックスのダイナミック
 スさが、失われているのが大きな要因であると言える。

 どこの企業も、同様の考えを持ち、同様の粗利ミックスを実施し集客しようと
 している。

 企業として、その事を徹底し、ミックスの幅を大きく広げていかない限り、
 お客様には、魅力を感じない店舗になってしまうだろう。

 しかし、それは商品と価格の問題であって、それをどう仕入れ、どう販売するか
 という現場の人材能力も相まってくるから、商売は面白いのだ。

 そして、ワンストップショッピングを目指した企業がひしめく今日、我々は、もう
 一度、ワンストップショッピングの意味を問わなければならない。

  それは、明日。

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2010年6月 9日 (水)

大手ほど価格に走る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


大手が、どんどん価格に走っている。

 ディスカウント店舗を開発し、既存店を転換している。
 
 文字通り、「価格に走っている」と言う印象で、そこに逃げ込めば全てが収まる
 とでも言いたげに、ディスカウント店への転換が急ピッチで進められている。

  “大丈夫かいな?”

 私は、本当にそう思っている。
 自ら、崩壊への道を突き進んでいるとしか、思えないのだが。

  それは、価格に走る裏側に、店舗運営技術への関心を伴っていない事による。

 価格さえ、他競合店に比べ、安くなれば良い。
 特売価格さえ、相手に下回っていれば良い。

  逆に、お店としての提案やイベント時の具体的なチャレンジが何も無い。

  “この巨大企業の働く従業員は、働く魅力を感じているのだろうか?”

 このブログの読者の方にも、大手に勤務する方がたくさんいるだろう。
 
  しかし、“商売をする”という仕事の楽しさを享受しているのは、
  中小スーパーの従業員の方が、多いのではないだろうか。

  逆に、大手の方達の仕事の楽しさとは、組織力を駆使した集客拡大の為の
  プランニングにあるのだろう。

  そのしわ寄せが現場にきて、ぎりぎりの人員で作業効率を高めながら、
  商品を売場に出すだけの店舗運営に転換しているのだろう。

 だから、「価格は安くなっているが、物が置いてあるだけ」、に陥っている。

逆に、「商売の楽しさを、再度見直そう」とする企業もある。

 東北の「Y社」などは、再度、一人一人の商売の楽しさを求め、売場に活かそう
 とする動きをし始めている。

  「お客様に楽しんで頂く売場作りと、仕掛け、そして提案」

 お客様の笑顔を最大の報酬として受け入れ、それを追求しようとする姿勢。

  結果として、それが販売技術を高め、売上を高め、利益を高める。

 そして、どちらが「良い」「悪い」ではなく、
 どちらが、将来の「リスク」を少なく出来るか、だろう。

  価格志向を強め、企業として、低価格体質を作り上げていくのか、
  販売志向を強め、企業として、価値訴求体質を強化していくのか。

 前者は、より中央集権的に、ローコストオペレーションに集約していき、
 後者は、より個店経営的に、知恵を駆使した店舗運営に集約していく。

  そして、将来、どちらの道を歩んだ企業が、リスクを低減できるのか、
  と言う事だろう。

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2010年6月 8日 (火)

備品庫の整理

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の店長会で、「備品庫」の整理があった。

 事前のスケジュールで、自店の備品庫をチェックし、必要備品の整理・収納を
 どう区分けし、どう収納するのがベストなのかを自分なりに整理してくることが
 課題だった。

 その上で、本部所在の店舗の備品庫を、店長全員で整理して、その過程で得
 た収納のノウハウを自店に持ち帰り、自店の備品庫の収納の一助とするという
 流れだ。

 一年未満の私の店舗は、何故か備品庫が2か所もあり、更に収納スペースも
 多かったため、開店当初からしっかり考えられて収納されていており、特段そ
 れを考え直す必要は無かった。

  “店舗の歴史が浅いと、余計な荷物も無いんだなぁ~”

 かっての店は10年の歴史を持ち、その歴史の過程で、いろいろな器具・備品が
 蓄積していった。

 当然、現在は使っていない「スライサー」や「解凍機」、更には「制服等」も備蓄
 されており、どう収納しても収まりきれなかったのを思い出す。

 そして、同様に、本部所在の店舗も、開店から5~6年の経過を経て現在に至っ
 ており、結構な器具や備品が詰まっていた。

  やはり多いのは、オープン時に使用していた売場の備品だ。

 現在、その売場は廃止されていたが、行き場の無い備品だけが、備品庫にひっ
 そりと眠っていた。

 また、どんどん器具等も新しくなり、旧タイプの器具が行き場を失った状態。

  “いつ、どこかの店舗で使うかもしれない”

 そう思った時点から、器具・備品等の「備蓄」が始まり、荷物が増えていく。

  「5Sの基本は、捨てる事から始まる」

 そうは言っても、もったいない、という意識もあり、進まないのが現状だろう。
 
  従来は、それによって「力」を発揮してきた経緯があり、それを失う事によって
  自分の力も失ってしまうのではないか、という不安。

 以前のブログ「整理整頓、私の流儀」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-8309.html

 書類を貯めない、私の流儀を記したが、「捨てる」という勇気と行動が、まずも
 って重要だと思う。

  捨てれば、失ってしまう。
  失ったものは、二度と戻らない。

 そう、発想するか、

  捨てたら、身軽になる。
  身軽になれば、新しく身につけられる。

 そう、思わない限り、次のステージには進めないだろう。

  どっちが先かの、話だ。
  捨てたら、どうしてでも、次へ進まざるを得ない。

PS
 「捨てる」と言う事は、身の回りの「器具・備品」や、不要書類の事を言っている
 のであり、人との関係、絆や、原理原則的な考え方を言っているのではありま
 せん。誤解の無いように。



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2010年6月 7日 (月)

ギアをチェンジする

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のチーフミーティングで、私は言った。

 「もう一度、器を広げよう。
  オープン一周年まであと数ヶ月、まだまだ器は広げられる。」

 そう簡単に、今現状の売上という、“器”を固めてしまうわけにはいかない。

 まだまだ、器を広げて、一周年を迎えなければならない。
 今、売上という器を広げておかなければ、一周年後の昨年比が厳しくなる。 
 そして、器は、更に拡大していく筈だ、というのが、私の実感だ。

  しかし、目の前のチャンスが、すり抜けていく。

 いま大切なのは、目の前をすり抜けていくチャンスを、確実にゲットしていく事。
 その為に、与えられた、低粗利率という予算があるのだ。

  しかし、自分たちのお店の売上規模を、内側から固めてしまっている。

 既存店の役割と、新店の役割。

  既存店は、企業の底支えとして、利益の安定を図る。
  新店は、企業の新しい明日を切り開くために、挑戦する。

 その為に頂いた「予算」を有効に活用して、新店の目的を達成することだ。
 
  既存店の目的に対しての、マネジメント。
  新店の目的に対しての、マネジメント。

 そこを変えなければ、新店の目的には近づかない。
 同じマネジメントをしていけば、同様の数値に近づいていくだけだ。

  その為には、『マネジメントのギアをチェンジ』しなければならない。

 マネジメントのギアをチェンジする、とは?。

  『管理』という側面からのアプローチから
  『挑戦』という側面のアプローチにチェンジすること。

 管理を脱ぎ捨てろ、と言っているのでは無い。
 挑戦のウェイトを、格段に高めろ、と言うのだ。

  既存店のでは、管理型で数値を守る事が、「善」。
  新店では、挑戦を重ね、数値を切り開く事が「善」だ。

 その為には、現状の店舗売上に、+200万ぐらい上乗せしたマネジメントを
 見なければならない。

  要は、200万プラスした売上を、内側から見なければならない。

 外側から200万をプラスしてみることは、いくらでもできる。
 だから、本部や外部からは、いくらでも見えていることが、
 内部の我々からは、なかなか見る事が出来ない。

  それは、目の前の現実が、あまりにも大きいからだ。

 200万をプラスした内部を見る。

  「計画」「発注」「売場作り」「陳列」「売切り」等等。

 常にその事を意識し、常に、その姿を見失わない事。

  まずは、単品で、+200万のお店と同数の売上を積み重ねていく。
  同数の発注を起こし、同数の陳列をし、同数の販売努力をすること。

 1周年まで、あと数カ月。
 もう一度、新店の原点に戻り、自らのギアをチェンジする最後のチャンスだ。



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2010年6月 6日 (日)

社長から店長へ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、「大久保恒夫」さんの、CDセミナーを車で聞きながら出社している。

 イトーヨーカドーに入社後、間も無く、「業務改革委員会」のメンバーに抜擢され、
 創業者の伊藤雅俊氏や、現代表の鈴木敏文氏らの薫陶を受けた彼は、小売の
 基本や、イトーヨーカドーイズムを体に刷り込ませていく。

 私もそうだが、学生を卒業し入社した企業での10年間とは、企業人としての
 基本の全てだ。

 そこで学んだ、「仕事観」や「人生観」が、その後の人生の方向性を決める。
 だから、素性の良い企業への就職は、大切な人生のスタートとなる。

  素性の良い企業とは、大企業が全てでは無い。
  そこには、偶然が大いに寄与するが、それもその人の人生なのだろう。

 そして、大久保さんは、そこで身に付けた
 
  「基本の徹底」と「変化への対応」を、体に刷り込ませ、仕事の本質を学んで
  いく。

 更には、そこに安住することなく、自らの可能性を求めて、独立する。
 その時の場面を、彼は、こう言っている。

  「自分に一番リスクの少ない生き方とは、どこでも通用する実力を身に付けるこ
  と。」

  「イトーヨーカドーで評価され、ある地位に就いていても、たまたまその企業で
  評価されているに過ぎない。それはリスクが大きいと言う事。だから、本当に
  リスクの少ない生き方とは、外部に出て、どこでも通用する実力をつける事が、
  一番リスクの少ない生き方だと思った。」

 その状況で、そう考え、そう行動する。

  そういう人生を、自分の意志で歩めるところに、彼の凄さが伝わってくる。

 また、こうも言っている。

  「小売には、ある柔らかさがある。それは、店舗が挑戦して、単品量販して失敗
  しても、せいぜい、一店舗の一単品の損失で済んでしまう。だからいろいろな事
  に、従業員一人一人が挑戦できる。これがメーカーだと、一年間の企画を作り、
  生産して失敗したら、取り返しがつかなくなる。そんなところにも、小売の仕事
  の面白さがある。」

 まったく、その通りだと思う。

  小売の人材とは、そうやって、「単品量販」に挑戦しながら成長していく。
  そして、小売の本質が、そこに集約されていると言っても過言では無いのだ。

 簡単に「単品量販」と言っても、その事を追求していくと、いろいろな本質に
 ぶつかる。

 その事を一つ一つ潰していくことで、マネジメントや商品、顧客に近づき、磨かれ
 ていく。

 そして、彼は、言う。

  「今度は、店長をやってみたいと思う。」

 “えっ、「社長」なのに、「店長」をやりたいって?”

 彼には、世間の常識は通用しないらしい。

  あるのは、小売を追求する「探究心」と「挑戦心」だけなのだろう。
  そんな組織で仕事ができる、「成城石井」の従業員の方々が羨ましい。


 

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2010年6月 5日 (土)

素直な言葉

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある担当者を叱った。

 「おい、この在庫のネーブルオレンジはいつ入荷したんだ?。」

  「えぇ~、どうしたんですか?。」

 「見てみろ、2~3個腐っているぞ。」

 「こっちの、グレープフルーツも、数個駄目になっている。誰がいつ、どう判断して
 この在庫管理をしているんだ!。」

  だんだん、腹が立ってきた私は、自分でも、“声を荒げているな” と気づいた。

  「在庫になっているな、とは思って見ていたんですが、どうしても時間が無いんで
  す。早番で来て、売場を作って、発注をして、明日の売価変更とかPOPを作って
  いると、もうこんな時間になって、自分でも何とかしなきゃとは思うんですが。」

 「自分たちで仕入れた商品が、売場に出ることなく、こうやって腐っていく。俺は
 この事が悔しいんだよ。自分達で仕入れた商品に申し訳ないと思わないのか?。」

  「他の部門は、このような在庫管理をどうしているんですか?。自分でもわからな
  くなっているんです。」

 “そうか、分からないのか。だったら、そこへ戻るか”

 生半可な返事で、うなずかれるよりは、「分からない」「出来ない」と言ってもらった
 ほうが、こっちも分かりやすいし、手が打てる。

  一番腹が立つのは、「はい」と返事されて、同じ事を繰り返される事だ。

 「よし、分かった。それじゃぁ~、鮮魚の冷蔵庫をみてみるか。」

  鮮魚に行って、冷蔵庫の中を、二人で見た。

 「鮮魚ほど、在庫管理をしっかりやっている部門は無い。すぐ腐るからだ。
 だから、今日来た丸魚は、今日売切る。ほら、見てみろ、ほとんど無いだろう。」

  「本当だ、そうですね。」

 「生鮮の担当者は、常に腐る商品を扱っているんだ。だから、時間が無いという
 言い訳ではなく、売場を商品を出し切る、売切る為に、どうオペレーションを組み
 立てるかが、毎日のルーティン業務だ。」

 「お前の部門の人員で、この事が出来ない訳が無い。必ずどこかに問題が潜ん
 でいるハズだ。おそらく、朝の仕事に中身から作業がずれ込んでいるから、最終
 までずれ込んでいるんだろう。。

  「わかりました。朝のパートさんの仕事とスピードを見直してみます。」

 「分からないことがあったら、『わかりません』と素直にいうんだぞ。中途半端に
 分かったような顔をされるのが一番駄目だ。当面、俺も本気になって、部門に
 入って改善していくよ。」

  「はい、ありがとうございます。」

 また、新たな信頼関係を築く、チャンス到来だ。




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2010年6月 4日 (金)

ある、老夫婦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


少しずつ、顔見知りのお客様が増えつつある。

 最近は、ある老夫婦の方と顔見知りになった。

 ほとんど毎日、ご夫婦で顔を見せる。

  一番初めに「声」をかけて頂いたのは、2月中旬頃か。

  奥様に声をかけられ、
  
   「大納言は、どこにありましたっけ。以前この辺で見たんですが?。」

  “大納言?”

   一瞬、豆が頭に浮かばず、戸惑っていたが、

   「あれを煮込むと、美味しいのよね。ここの大納言は美味しいわよ。」

  “青果の豆だ”

  青果に問い合わせ、後日入荷する事を告げると、

   「少々高いけど、あの大納言は美味しかった。こんなバカなお客もいる事を
   忘れないで。」

  年の頃で、70半ばか。しっかりした目を持つご婦人だ。

 その後、いろいろ話しながら、このご夫婦の情報を掴んだ。

  旦那さんが愛媛の「浜」育ちで、海の物や果実が好物。
  だから、鮮度、品質、味にうるさく(失礼)、美味しいものを知っている。

 先日も、こんな会話をした。

  「いよいよ「さくらんぼ」の季節ね。

   「そうですね。アメリカンチェリーの味が乗ってきましたよ。」

  「さくらんぼと言ったら、佐藤錦よ。以前、大粒の丁寧に詰められた佐藤錦を
  頂いて食べたけど、美味しかったわ。本家以外には出回らないものだそうよ。」

   「そういうものは、売りに出さないそうですよ。身内に出回るだけのようです。」

  「本当ね。果肉が厚くて、甘くて。どうしてあんなに美味しいのかしらね。」

   「作った人も、箱詰めした人も、真心を込めて作ったからだと思いますよ。」

  「そうよね、心よね。見た目も大事な美味しさだものね。」

   「私も、一生に一度でいいから、食べてみたいですよ。」
 
  「今度、持ってきてあげるから(笑)。」

   「いえいえ、冗談です(笑)。」

 すでに定年を終え、人生の晩年を、ご夫婦共に、私のお店で過ごす。
 このお二人にとってこの店舗は、人生の一部になっているのだろ。

  そう思うと、緊張感が迫ってくる。

 「他人の人生の一部を担う。」

  その事に対する「緊張感」だ。

また、先日は、あるご夫婦が、見えられた。

 かっての店舗での、顔見知りの御夫婦だった。

  「てっちゃん店長久しぶり。こっちのお店に異動したんだってね。」

 「はい、2月に異動してきました。」

  「以前は、開店時間前に無理言って開けてもらって、助かりましたよ。
  こっちでもがんばってくださいね。」

 「はい、ありがとうございます。」

 特に、ご夫婦で毎朝来店されるお客様は、顔を覚えてしまうのだ。




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2010年6月 3日 (木)

アルバイトを叱る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、アルバイトを叱った。

 礼儀のしっかりしたアルバイトで、挨拶も私の目を見てしっかりする男子だ。

 その子が、牛乳10ケースを、ミニキャリアに積んで移動中に、店舖とバックヤー
 ドの境の段差に引っ掛かり、牛乳10ケースを倒してしまった。

 店内に大きな音がしたため、駆けつけると、その子が牛乳を片づけていた。
 体に怪我等は無かったため、どんな状況で倒したのか聞いた。

  店内に入る床に、マットが敷かれていたことに気づかずに、勢いよく店内に
  台車を滑らせていって、そのマットにつまずいたのだと言う。

 私は、叱った。

  「いつもここを通っていて、気づかない訳が無いだろう。ボーっとして仕事をして
  いるからこうなるんだ。これだけの牛乳を倒したら、お客さまにだせる量は少な
  いだろう。大きな損害を自分の不注意で出してしまったことを忘れるな。」

  「社員に報告して、何本廃棄したのか、後で私に報告せよ。」

 彼は、やってしまったという表情と、私の喝にすぐさま、後片づけを始めた。

  “言いすぎたかな?”

 そう思ったが、初めが肝心だし、彼の今後を考えても、必要だ。

  後で、担当の社員に確認したら、牛乳の廃棄は2本だった。

 私は、一方で安堵し、一方で「本数の問題では無い」と言い聞かせた。

 その後、通路で彼と出くわした。

  「何本、廃棄した?。」 分かっていて、聞いた。

 「はい、2本でした。」

  「そうか。本数の問題ではなく。意識の問題だ。今回は牛乳という商品が責任
  を取ってくれたが、牛乳の前に子供がいて、その子に牛乳箱がぶつかり大怪
  我をしたら、誰も責任を取ってくれない。君が責任を負う事になるんだ。だから
  アルバイトとはいえ、社会人の責任を持って仕事をするんだ。」

 「はいわかりました。今回の件は、本当に済みませんでした。」

  彼は、両手を前に組んで、深深と私にお辞儀をした。

 “こいつは、伸びるな”

  こんなアルバイトは、初めて見た。
  どこで、こんなしっかりした礼儀を学んだんだろう。

  学んだだけでなく、このような状況で、それを使える事に感心した。

 “こいつには、常に関心をもってやろう”

  そう、思えてしまう。

 やはり、礼儀とは、社会人として一番初めに身につけるべき道徳だと思った。




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2010年6月 2日 (水)

オリジナルな発想

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、部下に言われることがある。

 「店長の発想力はすごいですね。考えも及びませんでした。」
 「なるほど、そんな具体的な事言われたのは、初めてです。」
 
 等々。

 しかし、私は、自分で「発想力」が優れていると思ったことは、一度も無い。

  ただ、物事と物事を「組み合わせ」「結びつけ」る視点では部下に勝るかなと。

 部下は、自分の部門しか、見えない。
 私は、店舗全体が見える。いやがうえでも見なければならない。

  店舗で、どの部門が強いか、弱いか。
  店舗で、どの部門が人材的に余剰か、不足か。
  店舗で、どの部門が好調か、不調か。
  店舗で、どの単品が伸びているか、低迷しているか。

 等々。

  それらの、「組み合わせ方」、「結び付け方」は、オリジナルかもしれない。
  しかし、基本的な考え方や法則、更には、言葉尻に至るまで、自分のオリジナ
  ルな物は、何一つ無い。

 私の口から出てくる言葉は、ほとんどが、過去に、「誰かが」口にした言葉か、
 過去に、誰かの本を読んで目にした言葉。

  その言葉に「感動」し「力」を得て、自分の「知恵」にしてきた言葉だ。
 
 その考え方や言葉を組み合わせ、その状況を迎えた時に、その言葉を発し、他
 人に感動を与え、人に行動を起こさせ、結果を残させることが出来るか。

  そう考えると、歴史上の人物の「名言」も、元を正せば、他の誰かの言葉の引
  用なのだ。
  このように、誰かが言った言葉は、他人の言葉の引用なのである。

 だから、歴史は繰り返されるのである。

  いろいろな場面で、歴史上の人物と同じ状況を迎え、同じ体験をする。
  だから、同じ言葉で表現される。
  そして、それが、脈々と繰り返されるのである。

  更に言うと、その体験と得た知恵は、他人に引き継げない。
  人類は同じ体験を繰り返し、同じ知恵を体得し、個人の代で完結する。

 だから、同じ失敗を繰り返しながら、歴史に学び、歴史を引用するのである。

  大切なのは、自分の言葉を引用して、引き継いでくれる人間がいるかどうかだ。

 それには、他人に有益な情報を発信しないことには、引用されることも無い。

  相手の状況に合わせて、有益な言葉を発し、相手を感動させられるか。

 人間の本質とは、「種」を後世に残して、人類を絶えさせない事と、
 「言葉」を後世に残して、生きる「知恵」を絶えさせない事である。




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2010年6月 1日 (火)

「強い奴」と「タフな奴」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前は、「強い奴」に憧れていた。

 幼少から少年時代にかけての、我々のヒーローは、「ウルトラマン」であり、
 「仮面ライダー」であり、「長嶋茂雄」であり、「王貞治」であった。

  私は、巨人ファンではなく、大洋ホエールズファンだったが、「長嶋茂雄」には
  憧れた。

  強い肉体と精神力で、個人やチームを率いて勝利に導く奴。

 「強い奴」。

  そんな存在に憧れ、スポーツで真似、格好で真似、仕草に真似た。
  そして、真似れば真似るほど、その存在は遠のき、上には上がいる事を知る。

 そして、挫折を味わい、自分の弱さを知る。

  学生時代に経験した「野球」も、「ボート」も、どうしても乗り越えられない
  体力の限界やら、努力の限界やらを感じながら、全うはしてきた。

 しかし、その後の人生の中で、「野球」も「ボート」も、懐かしさこそ感じつつも、
 その世界に、もう一度、足を踏み入れようとは思わなかった。

  何故か?。

 どこかで、諦めたのだろう。
 
  “折れた” のである。

 「強さ」とは、強い肉体と精神力で、強い存在になることである。
 
  だから、どうしても「柔軟な存在」には、なれない。
  強く有らねば、という強い意識が、どんな状況にも強さを押し通そうとし、柔軟
  性を欠く事になるのだろう。

 その強さ故、最後は、「折れてしまう」のだろうと思う。
 「折れた」ら、元には戻れない。戻ろうという意欲が起きないのだ。

  だから、懐かしさこそすれ、もう一度バットを振りたいとは思わないし、
  オールを握って、船を漕ぎたいとも思わない。

 その後、学生を卒業し、それら「野球」「ボート」も卒業し、仕事に就いた。

  強くなりたいとか、勝ちたいとか思って始めた「仕事」では無い。
  みんなと同様に、とりあえず仕事に就こう、と思って就職したわけだ。

 そこでも、やはり「競争」の世界は現われる。

  しかし、不思議なもので、競争心を強く秘めることは無かった。
  
   競争 = 出世

  “自分を殺して出世して、そこで何が楽しい?”

  上司に媚び、周囲に媚び、建前と本音を使い分け、出世街道を走って
  何が、残る?。

  そう、想いながら、仕事の楽しさや喜びを感じるようになってきた。

   「チームで目標達成し、お客様が喜んでくれた喜び、結果としての数値」

  勝ち負けで、他人より優位に立つ事より、内面の満足を求めるようになった。

   そこには、叩かれても、打ちのめされても、「折れない」 自分がいた。
   挫折しても、突き落とされても、必ず這い上がろうとする、自分だ。

  そして、今、「強くなった」 自分がいる。
  他人が、どう思おうと、どう捉えようと、関係無い。
  自分の内面の強さが、そう思わせているのかもしれない。

 “「折れる」 経験をしておいて、良かったなぁ~”

  率直な感想だ。

  「折れた」から、折れない生き方が見えてきたのかもしれない。
  だから、這い上がれるし、元にも戻ることが出来る。

  それは、自分の生き方を追求し、追い求めること。
  そこには、一歩一歩成長し続ける、人間の強さが潜んでいるのだろう。

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