個人の存在価値
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、人事異動があり、かっての部下が赴任してきた。
以前のブログ(新入社員を褒める)で記した担当者だ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-3461.html
その当時から、「バナナ」出しの名人になっていた。
何も知らない新入社員が、たとえ「バナナ」とは言え、品だしの名人と呼ばれ、
悪い気はしない。
そんなところから、若手の仕事に対する「意欲」が変わってくるものだ。
“この店舗の中で、自分は、認められている”
そんな意識が、個人の意欲と行動を、劇的に変えさせる。
特に、2年以内の新入社員の意識は、変わりやすい。
そして、彼が赴任後の「バナナ売場」は、やはり良くなってきた。
それにつられたのだろうか、従来の担当者の「バナナ」の陳列も変わってきた。
先輩社員の彼に聞いてみた。
「今度赴任してきた彼は、バナナの品だしが得意だろう。」
「そうなんです、だから、彼に教わっています。」
それが、個人の存在価値だと思う。
まだまだ経験不足の2年目社員。
出来ないところは数多にある。
しかし、良いところを、しっかり認めてやる。
だから、認められた本人は、素直になれる。
素直になれるから、人の話を聞く耳を持てる。
だから、厳しい話も、貪欲に吸収出来る余裕が持てる。
厳しい言葉で、叱咤する、という事は、
「認め合う」という、信頼関係という前提があるからこそ、可能となる。
どんな事でもいいから、周囲に学んでもらえる「部分」を作る。
そんな、小さな事から、仕事への興味と切り口ができ、
更には進化へ進んでいくのだろう。
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