包丁研ぎ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログで、各部の包丁を研いでやったことを記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_d85e.html
そして先日、青果のマンゴー祭りの売場展開時に、マンゴーの商品化、サンプル
を調理しようとして、包丁を持って切れ味をチェックした。
私が包丁の切れ味をチェックするときは、いつも右手に包丁を持ち、左手の親
指の爪を包丁の刃に当て、包丁が爪先の上を「滑る」か「止まるか」でチェック
する。
そして、愕然とした。
「止まる」どころか、「引っかかり」もせず、強く押しても、「滑る」のみ。
パートさんに、言った。
「切れ味、悪いねぇ~。」
パートさんは、ここぞとばかりに、大きくうなずいて、私に言った。
「そ~なんです。どの包丁も切れないんですぅ~。」
これじゃ、生産性どころの話じゃ無い。
こんな包丁で仕事をしていたら、腕を始め、体がおかしくなってしまう。
とりあえず、サンプルだけ作って、鮮魚で研いできた。
それを使ったパートさんが、真っ先に言った。
「すご~い。ねぎを手に持っても、切れますね。」
「切れない包丁じゃ、仕事もはかどらないし、言い商品化は出来ない。」
そのパートさんは、私の目を見て、頷いた。
そして、そのパートさんへ言った。
「切れない包丁を全部用意しといて、後で研いでくるから。」
「全部です。」
“やっぱりな”
その後小一時間ほどして、青果作業場へ行くと、包丁が用意してあった。
そのそばには、段ボールの切れ端に、マジックで、こう書いてあった。
「店長へ、よろしくお願いいたします。」
最後は、しっかり「ハートマーク」が記してあった。
それだけ、包丁の切れ味は、願っていたことなのだろう。
早速、鮮魚の砥石を借りて、5本全てを研いでやった。
青果の包丁は、薄刃の為、3分程度で簡単に研げる。
これが、鮮魚の出刃包丁になると、骨が折れるのだが。
『生鮮各部門の「包丁」が、切れる』
包丁を扱った事の無い人間には、意外と見えない、
パートさんの「不満」なのです。
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コメント
佐竹っちさん、コメントありがとうございます。
研いだ包丁を使った時の、パートさんの笑顔が最高ですね。
「ハートマークのついた、段ボールの切れ端」は、研いだ包丁につけて、パートさんに返しました。
その後は、わかりません。もう少し気のきいた処置をすべきでしたね。気が付きませんでした。
投稿: てっちゃん | 2010年5月29日 (土) 07時10分
私もパートさんに頼まれて包丁を研ぐことが多いです。
ところでてっちゃん店長さんに質問ですが
ハートマークのついたお願いの書いてあった段ボールの切れ端。
それはどうしましたか?
行方が気になりまして(笑)
変な質問ですみません
m(__)m
投稿: 佐竹っち | 2010年5月29日 (土) 00時16分