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2010年5月 8日 (土)

「売場写真」の取り方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


よく、「てっちゃんは、写真の取り方が上手いですね。」と言われる。

 店長仲間にも言われるし、前店舗のチーフ連中にも言われていた。
 そして、今回、現店舗の鮮魚チーフにも言われた。

  「店長は、写真の取り方が上手いですね。」

 自分では、全然意識していないが、何を以って、“上手い”なのだろうか。

 かって、店長仲間に聞いてみた。

  「俺の写真の取り方の、どこが上手いんだ。」

 「アングルといい、売場の状態といい、見せ方といい、全てですよ。」

  分からなくは、無い。

 私が、常に意識しているのは、

  “お客様に、この売場を、どう見せるか”

 客導線に対し、この売場は、お客様が近づくにつれて、どう映っていくのかを
 常に意識しながら、売場作りや、媒体作りをし、売場全体をまとめている。

 だから、写真を撮る時も、お客様の導線に沿って売場を作り、手直し(前出し)
 をし、陳列ラインを整えてから、写真を撮る。

 また、売場の商品の陳列量の最大時を狙って、写真を撮る事にしている。
 だから、部門毎に、写真を撮る時間を変えているのだ。

 それは、部門毎に、最大陳列の時間が異なるからだ。

  まずはじめは、「グロサリー」。
  食品や雑貨は、朝の状態が一番しっかりしている。
  乱れないうちに、写真を撮っておく。

  次は、「デイリー」だ。
  開店品揃えを、グロサリー全員で完了させた段階が、一番いい状態だ。

  更に、「青果」だ。
  「デイリー」同様に、点数の高い部門は、開店後が一番崩れない時間帯だ。

  そして、お昼前後が、「鮮魚」と「精肉」。
  この部門は、お昼前に、一通りの品揃えを完了し、午後に備える。
  しかし、鮮魚の「刺身」だけは、ピーク時の4時頃の売場を撮る。
  最高にボリュームの出せる時間帯だからだ。

  最後は、「惣菜」「ベーカリー」
  夕方のピーク時の4時頃が、最高の売場になる。
  いや、そうなっていなければならない時間帯だから。

 そして、撮る前には、必ず、手直しをして、商品の「縦」「横」のラインを揃える。
 それは、売場を作ってきた人間には、わかる事だ。

  ラインがしっかり整った売場は、絶対に良い売場、だから。
 
 そうやって、最高の売場を、写真という「記録」に残してやる。
 それは、彼らが作った、「努力の結晶」だからだ。

  彼らの努力の結晶として、売場に商品が陳列してある。
  その努力の結晶を、更に磨きをかけて、最高の状態で、写真に納める。
  それが、写真を撮る、店長の義務だと思っている。

 特に最近は、この写真を、掲示板に載せて、全店に配信しているから、
 尚更、最高の状態で写真に納めようという、意志の入った写真を撮るように
 なってきた。

  当たり前と言えば、当たり前。
  しかし、そうだったのか、と言われれば、そうなのだと答える。

 写真一つにしても、絶対に、「手」を抜かない。
 こだわって、一枚の写真を、撮る。

  それは、まぎれもなく、我々が造った現実の売場であるし、
  まぎれもなく、お客様の目の前に現れた売場である。

 売場造りの技術とは、そのような積み重ねから、進化していくのだ。


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コメント

ふるたさん、コメントありがとうございます。
組織として「共有化」することを、テーマとしているような部分はありますよ。
それが、組織強化の一連の流れだと思っています。
それでも、なかなか他店舗の販売情報が、掲示されない。それだけ、販売面に関しての各店の温度差があるのでしょうね。残念ですが、これが現実です。
数店舗で掲示版仲間とのコンタクトは多いのですが。
私の今年の最大のテーマが、「52週の販売計画の立案と検証」ですので、何があろうとも、検証としての「写真」の記録を掲示板に残し続けていくことは、意地でもやりぬきたいと思っています。

投稿: てっちゃん | 2010年5月 9日 (日) 00時06分

こうじさん、コメントありがとうございます。
「壁」は乗り越えるもの。乗り越えたら、また次の「壁」が現われる。また楽しからずや。
そうこうしているうちに、自然に「マネジメントの本質」が見えてきますよ。
これだけは、自らの「手」で掴み取るしかない。他人が教える事が出来ない、伝える事が出来ない、「本質」なんです。

投稿: てっちゃん | 2010年5月 8日 (土) 23時59分

てっちゃんのブログを熟読させていただいているといつも共通した所が、ありますよね。
色々な事を全店で共通した認識にするという努力と仕掛けをしていますよね。
まさに知識と経験の共有化ですよね。
掲示板に載せた場合の他店舗の店長からの反応は、どうなんでしょう。
反論とかあるんですか。
いいね、いいねだけの反応やとあんまし面白くないと思いますけど・・・・

投稿: ふるた | 2010年5月 8日 (土) 23時09分

返答ありがとうございます。おっしゃる通り自分も部門責任者の時は自部門最優先でした。今の自分の感じ方を押しつけてしまっているのかなと感じています。新たなる壁、難しいです。

投稿: こうじ | 2010年5月 8日 (土) 20時22分

こうじさん、コメントありがとうございます。
店長目線とチーフ目線は、どうしても違ってくるものだと思います。
チーフを経験した店長の視点と、店長を経験しないチーフの視点が同レベルになったら、店長の存在価値が問われてしまうと思います。
しかしそれでも、視点の交錯する部分は出てくる。
それは、店長が絶対に譲れない「鮮度」とか「品揃えのグレード」とか「イベント時のテーマ」とかです。
売場やマネジメントの横串を通すような部分は、チーフミーティング時に全体的な話として、簡潔に伝え、詳細は個別に打合せをする。
時には、チーフ全員で売場を一周して、今回のイベント時の各部の売場を見て回るようなこともしました。
但し、当初記したように、部門責任者はどうしても自部門のマネジメントが優先してしまう、それはそれで認めてやらないと、その道のプロ意識を失ってしまう。
そんな場面に遭遇したら、「仮の姿」の話をすることにしています。その「仮の姿」に関しては、後日「ブログ」に記します。

投稿: てっちゃん | 2010年5月 8日 (土) 06時09分

売場写真ですか。そんな風に考えながら撮影すれば同じ売場写真でも価値が全く違ってきますね。自分も挑戦してみますsign03
それと以前ブログで拝見したんですが縦目線と横目線の話。部門責任者はどうしても自部門中心になってしまうのは仕方のないことなんでしょうが店長としては横の繋がりで店舗全体のことを考えていける人材を育てていきたいと思うんですが中々思うように行かないです。そこには評価の基準もあるんでしょうが(どうしても部門ごとの評価が優先)てっちゃん店長が大切にしていることなどあれば教えて頂けないでしょうか。

投稿: こうじ | 2010年5月 8日 (土) 00時44分

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