今読んでる「本」Ⅴ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログで、「マーケティングの勉強」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-3ead.html
そして、現在読み終えて、まとめにかかっている。
「日本スーパーマーケット創論」 (商業界 安土敏さん著)。
スーパーマーケット業界の方が、スーパーマーケットという業態に絞り、
GMSでも、専門店でも、カテゴリーキラーでも、ディスカウントでも無い、
スーパーマーケットのど真ん中で働く方の為に、書かれた本である。
スーパーマーケット創論と言うだけあって、如何に現代のスーパーマーケットを
創業していくか、チェーンストアとして確立できるか、継続していくかがテーマだ。
前回のブログ「マーケティングの勉強」の最後の部分を引用すると、
序章
「スーパーマーケットは、高等動物的システムである。」
スーパーマーケットという商売、簡単に考えていたら、舐められるぞ、との提言
から始まっている。
そして、その通りなのだ。
高等動物には、「能」「神経」「筋力」を有し、
それぞれを、「本部」「コミュニケーション」「店舗」等と位置付けて、
それぞれの役割、本質を説き、一連の流れを通して、組織強化を図っていく。
更に、高等動物であるが故に、どこか1か所だけ突出しても、意味がない。
全体的に、高度に鍛え上げられ、連携し、末端の店舗で集約される。
いかに、集約される「店舗」で、全てが完遂出来るか。
ここで、完遂出来なければ、どんな素晴らしい「能」や「神経」を有していても
何の意味も無い。
それには、本部が現場を理解して、実現可能な脚本と、そのトレーニング
方法を提示し、店舗がその脚本から、現場の競合、お客様、自店の情報
から、微調整とアレンジをして、全社共通の方向性に沿って、実現していく。
それを、著者は、「作」 と 「演」 の表現で表している。
本部が、「作」 を施し、
店舗が、「演」 を担う。
しかし、そこには、上下関係や子弟関係は無い。
あるのは、あくまでも、「作」 と 「演」 の関係だけ。
「作」と「演」を高度に完遂するには、お互いの信頼関係と創造性を必須とする。
そして、それを可能にするのが、「神経」と「コミュニケーション」をつくる事。
その為の、具体的な手法が、著者の経験からいろいろと記されている。
この本は、スーパーマーケットに従事する我々にとっては、読んでおくべき本と
いえる。
更に言うと、このように、スーパーマーケットについて記されている本としても、
貴重な存在だ。
いろいろな業界の本は目にするが、スーパーマーケットという狭い範囲に的を
絞った著書は少ない。
もちろん、読まれている方が多いと思われるが、下記にアマゾンで紹介します。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785502967/tetu0358-22
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コメント
是非読んでみたいと思います!
おかず屋になれるように(笑)
投稿: 通りすがり | 2010年6月11日 (金) 01時37分