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2010年4月25日 (日)

今読んでる「本」Ⅴ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで、「マーケティングの勉強」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-3ead.html

 そして、現在読み終えて、まとめにかかっている。

 「日本スーパーマーケット創論」 (商業界  安土敏さん著)。

 スーパーマーケット業界の方が、スーパーマーケットという業態に絞り、
 GMSでも、専門店でも、カテゴリーキラーでも、ディスカウントでも無い、
 スーパーマーケットのど真ん中で働く方の為に、書かれた本である。

 スーパーマーケット創論と言うだけあって、如何に現代のスーパーマーケットを
 創業していくか、チェーンストアとして確立できるか、継続していくかがテーマだ。

 前回のブログ「マーケティングの勉強」の最後の部分を引用すると、

  序章
  
   「スーパーマーケットは、高等動物的システムである。」

 スーパーマーケットという商売、簡単に考えていたら、舐められるぞ、との提言
 から始まっている。

  そして、その通りなのだ。

 高等動物には、「能」「神経」「筋力」を有し、
 それぞれを、「本部」「コミュニケーション」「店舗」等と位置付けて、
 それぞれの役割、本質を説き、一連の流れを通して、組織強化を図っていく。

  更に、高等動物であるが故に、どこか1か所だけ突出しても、意味がない。
  全体的に、高度に鍛え上げられ、連携し、末端の店舗で集約される。

 いかに、集約される「店舗」で、全てが完遂出来るか。
 ここで、完遂出来なければ、どんな素晴らしい「能」や「神経」を有していても
 何の意味も無い。

  それには、本部が現場を理解して、実現可能な脚本と、そのトレーニング
  方法を提示し、店舗がその脚本から、現場の競合、お客様、自店の情報
  から、微調整とアレンジをして、全社共通の方向性に沿って、実現していく。

 それを、著者は、「作」 と 「演」 の表現で表している。

  本部が、「作」 を施し、
  店舗が、「演」 を担う。

 しかし、そこには、上下関係や子弟関係は無い。
 あるのは、あくまでも、「作」 と 「演」 の関係だけ。

 「作」と「演」を高度に完遂するには、お互いの信頼関係と創造性を必須とする。
 そして、それを可能にするのが、「神経」と「コミュニケーション」をつくる事。

 その為の、具体的な手法が、著者の経験からいろいろと記されている。

  この本は、スーパーマーケットに従事する我々にとっては、読んでおくべき本と
  いえる。

  更に言うと、このように、スーパーマーケットについて記されている本としても、
  貴重な存在だ。

  いろいろな業界の本は目にするが、スーパーマーケットという狭い範囲に的を
  絞った著書は少ない。

 もちろん、読まれている方が多いと思われるが、下記にアマゾンで紹介します。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785502967/tetu0358-22




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コメント

是非読んでみたいと思います!

おかず屋になれるように(笑)

投稿: 通りすがり | 2010年6月11日 (金) 01時37分

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