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2010年4月26日 (月)

桐生エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、桐生エリアをMRしてきた。

 目的は、桐生境野エリアに新規出店した「Y社」と迎え撃つ「B社」の戦い。

 「Y社」は、北関東を中心に新規出店を重ね、リージョナルチェーンとして実力を
 つけている。

 特に、惣菜部門の商品開発力は全国でも指折りだと思っている。
 そして、この企業は、惣菜強化を通して、食材を最終的にお客様の胃袋へ
 導くために大切な知恵袋という引き出しを、どんどん増やしていると思える。

 果実も、野菜も、丸魚も、切身も、その他諸々、新鮮な素材を如何に食事という
 シーンへ容易に導き、美味しく味わう為の演出が他企業の一歩上を歩んでいる。

 また、「B社」も北関東を本拠としているが、ディスカウントという分野とスーパー
 センターという分野も取り込んで、急速に店舗拡大している。

 最近は、PBも取り入れ、圧倒的な安さで、周辺顧客の買いだめ需要に貢献
 している。

  そして、この2企業の戦いは、惣菜部門に顕著に現われていた。

まずは、「Y社」。

 最近、新規出店した店舗であり、最新の企業プランを有しての出店であろう。
 
 但し、店舗面積は700坪程度であり、敷地内にもドラッグやDIY、本屋等は無く、
 ほぼ単独出店と考えてよい。

 広大な敷地内に、ショッピングセンターを構えて出店する形と違い、より普段の
 周辺顧客(1K程度)を視野に、店舗面積、品揃え、オペレーションを考えた出
 店であろう。

 青果から始まる見なれたレイアウトであるが、少ない陳列量でボリュームを出す
 陳列技術は、冷ケースや什器の使い方と合わせて、企業としての方向性と店舗
 の陳列技術な見事にマッチしており、本部の「作」と店舗の「演」が噛み合った
 結果の、この店舗の現状なのだと思われる。

 更に、前述したが、その単品をどう食す事によって、食事の豊かさを満喫でき
 るのかを追求した展開が、我々の店舗運営の枠を超えて、学ばせてくれる。

  そして、惣菜売場だ。

 この企業の惣菜売場は、青果と並行に走っており、それは、青果から鮮魚へと
 続く店舗のコンコースをしっかり確保している。

 それだけ惣菜面積も広く、寿司、おこわ、弁当、おかず、デザートと豊富だ。
 更に、その周辺へ配置された「生鮮サラダ」「デイリーデザート」等が、惣菜
 商品群の位置づけを便利に豪華に高めており、

  青果~惣菜~デイリー~鮮魚 

 と続く、店舗右側のラインは、普段のお客様に対応した普段を強調しながらも
 見応えがあった。

 逆に言うと、店舗左側のラインが、急速にしぼんでいってしまっているように
 思えたのだが、手を入れ込む部分と、手を抜く部分がはっきりと分かれてしま
 ったのだろう。

次に「B社」。

 以前から、この地で商売を続けてきたと思われ、「「B社」にしては店舖面積が
 小さく、いわゆるSMタイプの店舗であり、駐車場の駐車台数も多くは無い。

 しかし、しっかり競合と戦おうとする意志と行動が見られる。

 もともと、ディスカウントを先駆的に実行取り入れ、毎日冷食半額等の価格を
 打ち出してきた企業だが、出店・退店を繰り返してきた企業でもある。

 利益が出ないとみると、従来のお店をたたんで閉店もしてしまう。

 そしてこの店舗も、この企業とすれば小規模店舗であり、撤退の道を選択して
 もおかしく無いのだが、おそらく従来の店舗を建て替えてまで、又は大幅改装
 して、「Y社」の出店に備えたのであろう。

 それは、企業として、この地域がどうしても譲れない地域なのであろう。
 または、競合の少ない、ドル箱店舗なのであろう。

 そんな経緯から、この店舗の売場レベルは決して、この規模としては悪く無い。

 但し、上記下通り、「惣菜」を中心に考える「Y社」との比較の中では、お客様の
 食卓志向という切り口でのサービス、提案の部分では、水をあけられている。

  お客様の「コスト志向」か「食卓志向」か?、
       
 それに対しお客様が、この2店舗をどう使い分けし、それに応じて企業が、
 どう対応しながら、商売としての利益を創出していくのか?。

 その先が見え、行動した企業に次のステージが現われてくる。

PS
 桐生エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kiryuumr/




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コメント

こうじさん、コメントありがとうございます。
「惣菜」という最終形態から素材を見ていくと、いろいろな知恵が湧いてきますよ。
こんな「食べ方」「楽しみ方」「組み合わせ方」の引き出しが広がります。
特に、商品と商品の組み合わせのバラエティーさが出てくると思います。

投稿: てっちゃん | 2010年4月27日 (火) 00時20分

こうじです
コスト思考か食卓思考かとても勉強になりました。
店舗運営している中で景気が悪いからと何でも安く安くという売場、商品展開ばかり目につき食卓の提案が疎かになってしまっているように感じていました。惣菜を中心にという視点がなかったので非常に参考になりました。

投稿: こうじ | 2010年4月26日 (月) 14時22分

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