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2010年4月

2010年4月30日 (金)

定番を強くする

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで、「定番への戻し方」を記した。

 月間重点商品で散々売り込んだ商品が、そのまま定番も戻ると、売りこんだ
 反動で、定番でも動きが元に戻る。

 そして、新たな重点商品が低価格で売れ行きが良くなる。

  結局は、定番の強化には、何の役にも立っていない。
  我々は、定番から抜き出した単品を、単に量販しただけで満足しているだけ。

 定番以外の販売スペースで、単品を取りだして拡販する、という行為は、
 その拡販を通して、その単品の商品価値を、お客様に理解して頂き、
 その単品のリピート客を増やしていく事が、最終の目的である。

 そして、その単品が定番に戻った暁(あかつき)にも、以前の売れ数から拡大し
 て戻る事が前提である。

 そのような繰り返しで、定番商品が定番から抜き出され、特設売場で量販され、
 定番に戻る過程で単品販売数量の拡大を図られることが、本来の目的である。

  その繰り返しの中で、定番が強化されていくのである。

 そう言う前提の中で、現状の特売、重点販売と定番の在り方を見直してみると、
 特売・重点販売を実施した結果としての、定番強化に繋がっているのか?。

  結論から言うと、まったく結びついていない、といった結果に陥っているのだ。

 それは、特売や重点販売の目的が、定番強化では無く目先の数値対策だから。

  私は、全ての販促活動は、全て、定番強化へ向かわなければならない、
  と思っている。

 その為に、定番のレイアウトとエンドレイアウトが熟慮され、本部・店舗も、定番
 強化が最終目的であることを認識し、特売、重点販売の実施と、定番戻しの実
 行がなされていくことが、大切なのである。

 よって、エンドとは、定番の延長であり、定番強化の一手段であり、エンド優先
 では無い。

 ただ、一時ではあるが、定番強化の一手段として、単品強化を図る上で、単品
 量販力という技術を養うスペースではある。

 だから、定番を維持していくオペ―レーションは「コスト管理」を優先したオペレ
 -ションに向かい、エンドで単品量販する売場作りは、コスト管理ではなく、販売
 技術を駆使した売場作りが求められる。

 そうやって、定番を強くしていく過程の中で、死に筋が現われ、死に筋をカットし
 て、新商品等への切り替えが実行されていくのであれば、正しい方向なのであ
 ろうが、ただ単に、品揃えアイテムをカットするのが優先されると、お客さまの
 信頼を失い、気が付いたら隣のお店へ逃げられていた、という状況に陥ってし
 まう。

  店舗・本部とも、意識の奥底に、定番を強くしていく「引き出し」を蓄積していく
  という事を意識しなければならない。




 
 

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2010年4月29日 (木)

商品の組み合わせ方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、「惣菜強化の本質」を記した。

 本日は、その続編。

 「惣菜」を研究すると言う事は、店舗レイアウトにも波及してくる、という事だ。

  従来は、素材中心の商売をしていた食品スーパーのレイアウト。
  今後は、惣菜中心の商売に変化していくスーパーのレイアウト。

 惣菜という商品群に、肉付けをした店舗レイアウトにならなければならない。

  「惣菜」という商品は、食事の最終段階として、そのまま食べられる商品群だ。
  または、もう一度電子レンジで温め直してから食べる場面も出てくるだろう。
  
  私は、どんなに出来立てで提案しても、家庭ではもう一度温め直すという行為
  が発生すると思っている。

 お客様の心理には、
  「電子レンジ」で温めて、すぐ食事出来る、という発想、
  「お湯」を入れれば、3分ですぐ食べられるという発想、
  「火」を通すだけで、簡単に調理ができるという発想、

  そんな心理的なくくりで商品の配置レイアウトを括れれば、
  これからのお客様の暮らしの変化に合わせた店舗となろう。

 そして、そんな発想で商品をくくられる「目」が大切になってくる。

  従来の、「素材毎」「部門毎」「通路毎」「大陳」「突き出し」という成功概念から
  今後は、「メニュー毎」「調理用途毎」「新規発想性」という概念が必要となる。

 要は、より美味しく、より簡単に、より健康的に、どう商品を組み合わせるか。

 そんな目線を持って、店舗内での商品の組み合わせをレイアウト出来る事が
 大切になってくる。

  そして、惣菜を中心とした商品の組み合わせを追求して、店舗レイアウトや
  商品化、更にはメニュー提案を研究していくことが、もう一度素材に戻る場合
  に、その部門の競合差別化が図られ、競争力が増してくると言う事だ。

 例えば、以前のブログでも記した「鮮魚の救い手」の中で、しらすせんべいの
 展開も、鮮魚だけの陳列であれば、鮮魚という鮮度を強調した商品群の中に
 埋もれて、若年の主婦層に認めてもらえなかった単品だが、カルシウムという
 目線から、離乳食の近くやヨーグルト付近で展開する事によって買い上げ点数
 が飛躍的に拡大している。

 雑貨の単品で、電子レンジで魚が焼ける商品が開発されているが、これとて、
 塩切身や開き魚と連動して販売しなければ、見過ごされてしまう単品だろう。

  単品と単品群を、どう組み合わせるか?。
  単品とカテゴリーを、どう関連ずけるか?。

 それらは、全て、普段の暮らしからの目線で捉えなければならない。
 だから、働く従業員が、いろいろな情報を入手する必要がある。
 
  独身・単身者、若い主婦、ベテラン主婦、老夫婦、等々だ。

 幸いに、この業界にはパートさんという、生活者の情報源に溢れている。
 
  その情報源を、活かすも殺すも、企業の姿勢だけだ。




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2010年4月28日 (水)

惣菜強化の本質

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


惣菜を強化する。

 賛否両論あるだろうが、私は、「青果」「惣菜」「デイリー」の強化が、店舗強化
 、競合対策の最優先課題だと思っている。

  “本当に、惣菜の強化が、店舗強化につながるのか?”

 そう、思われている方は、多い。

  しかし私は、惣菜の強化が、最大の店舗強化だと思っているのだ。
  それは、今回、桐生エリアのお「Y社」をMRして、確信となった。

なぜか?。

 惣菜という、最終的にお客様が消費する商品を追求することによって、その
 前段階の「果実」「野菜」「生魚」「生肉」等の素材の提案の仕方まで、高いレ
 ベルで商品開発力と売場提案力がついてくるからだ。

 前述の「Y社」は、ここ10年間、ひたすら「惣菜」に力を入れてきた。
 当初は、惣菜の売場だけにその研究を注いできたが、この新店を見る限り、
 いよいよ、惣菜強化のノウハウが、店舗全体の運営能力を高めてきている
 と言える。

  企業が業績を拡大させていく、という事は、従来であれば、競合の少ない環
  境の中で、固定された顧客の客単価の拡大が最大の焦点だった。

  だから、ワンストップショッピング化を図り、はたまたGMS化させ、普段から
  拡大した品揃えを図りながら、客単価の拡大を図ってきた。

 しかし、現状はどうだ。

  店舗の周囲には、競合がひしめき、客単価アップどころか、お客様の買い回
  りが発生し、客単価は低下する一方だ。

  この状況の中で重要なのは、競合店からお客様を奪う、という事。

   数値的には、「客数」を上げる事。

  その対象として、従来であれば、その強化によって、店舗内の顧客の奪い合
  いの元となった、「惣菜」部門の存在だ。

 惣菜部門を強化する、という事は、最終的にお客様が食する形態を研究する
 ということであるから、お客様の「今」、その中の普段の暮らしの「今」を追求す
 る、という事。

  その、暮らしの「今」の研究が、企業を強くしていくのである。

 その事が、素材の売り方にも波及し、販促にも波及し、店舗レイアウトにも
 波及していく。

  そして、当然に、従業員の考え方にも波及していく。

 そこに向かっている企業が、「Y社」だと言う事だ。
 だから、この企業は、この不況期にも、地道に既存店が伸びている。

  実に安心して買い物ができる信頼感と、素材部門から、食事の今が見える
  提案力を有し、それを運営力として定着させているからだ。

 価格競争は、この業界には付き物。
 しかし、未だかって、価格競争だけで勝ち残ってきた企業は皆無だ。

  最終的には、お客様の「今」と「半歩前」を追求した企業だけが、
  次のステージへ進める、という事なのだろう。




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2010年4月27日 (火)

定番への戻し方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


1カ月の重点販売。

 どの企業でも、月間中目と称して、単品を売り込む。

  しかし、

 その単品量販期間が終了すると、当然のように、元のさやに納まる。
 元のさやとは、いつもの定番に戻る、と言う事だ。
 そして、当然のように、売上も元に戻る、と言う事だ。

  それでは、意味が無いではないか。

 せっかく、通常月間30個の商品を、重点販売期間で月間3000個まで
 販売数量を伸ばしておいて、その後、また月間30個では、意味がない。

  この期間は、供給者も販売者も、お互いに「腹」を痛めて頑張った。
  この努力を無駄にせず、今後に、どう活かすかが、「事の本質」なのだ。

 本来は、この月間の量販期は、「お試し期間」なのだ。
 ここで、価格的にも、展開的にも目立ち、購買した。
 そのお客様が、感動して、リピート購入をされる段階からが、
 その本質の領域へ向かっていく。

  月間重点販売するという「本質」は、
  如何に、その後のリピートを倍増させるかだ。
 
 そして、その繰り返しで、定番全体のリピート購入が倍増し、
 定番全体の底上げが図られ、定番が強化されていく。

  月間重点販売商品の、定番への「戻し方」が、最重要課題となる。

 この戻し方次第で、本来の目的のリピート購入が結びつくか否かが決定される。

 以前のブログでも記したが、「スイートポテト」の単品量販を実施した。
 
  バイヤーとのやり取りから、15万分の仕入れをして、単品量販したら、
  月間で30万分の販売につながった。

  通常、1日5個程度の販売数量の単品が、重点販売期間で100個の販売。
  しかし、重点期間が終了してしまうと、元の1日5個に落ち着いてしまった。

   “これじゃ~、意味がねぇだろう~”

  私は、再度、10万分の「スイートポテト」を仕入れた。

   目的は、定番への戻し方の検証だ。

  前回は、一番目立つ場所での展開で、最大の販売数量を記録した。
  今回は、定番に近い場所での展開で、戻した後の数量を倍増させる。

   従来の定番数量5個に対し、戻し後は、20個に押し上げねば。

   その戻し方を検証する為に、今取り組んでいる。

  そして、それを成功させることによって、月間重点商品期間終了後の
  単品の、定番への戻し方の考え方を、まとめてみたいと思うのです。

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2010年4月26日 (月)

桐生エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、桐生エリアをMRしてきた。

 目的は、桐生境野エリアに新規出店した「Y社」と迎え撃つ「B社」の戦い。

 「Y社」は、北関東を中心に新規出店を重ね、リージョナルチェーンとして実力を
 つけている。

 特に、惣菜部門の商品開発力は全国でも指折りだと思っている。
 そして、この企業は、惣菜強化を通して、食材を最終的にお客様の胃袋へ
 導くために大切な知恵袋という引き出しを、どんどん増やしていると思える。

 果実も、野菜も、丸魚も、切身も、その他諸々、新鮮な素材を如何に食事という
 シーンへ容易に導き、美味しく味わう為の演出が他企業の一歩上を歩んでいる。

 また、「B社」も北関東を本拠としているが、ディスカウントという分野とスーパー
 センターという分野も取り込んで、急速に店舗拡大している。

 最近は、PBも取り入れ、圧倒的な安さで、周辺顧客の買いだめ需要に貢献
 している。

  そして、この2企業の戦いは、惣菜部門に顕著に現われていた。

まずは、「Y社」。

 最近、新規出店した店舗であり、最新の企業プランを有しての出店であろう。
 
 但し、店舗面積は700坪程度であり、敷地内にもドラッグやDIY、本屋等は無く、
 ほぼ単独出店と考えてよい。

 広大な敷地内に、ショッピングセンターを構えて出店する形と違い、より普段の
 周辺顧客(1K程度)を視野に、店舗面積、品揃え、オペレーションを考えた出
 店であろう。

 青果から始まる見なれたレイアウトであるが、少ない陳列量でボリュームを出す
 陳列技術は、冷ケースや什器の使い方と合わせて、企業としての方向性と店舗
 の陳列技術な見事にマッチしており、本部の「作」と店舗の「演」が噛み合った
 結果の、この店舗の現状なのだと思われる。

 更に、前述したが、その単品をどう食す事によって、食事の豊かさを満喫でき
 るのかを追求した展開が、我々の店舗運営の枠を超えて、学ばせてくれる。

  そして、惣菜売場だ。

 この企業の惣菜売場は、青果と並行に走っており、それは、青果から鮮魚へと
 続く店舗のコンコースをしっかり確保している。

 それだけ惣菜面積も広く、寿司、おこわ、弁当、おかず、デザートと豊富だ。
 更に、その周辺へ配置された「生鮮サラダ」「デイリーデザート」等が、惣菜
 商品群の位置づけを便利に豪華に高めており、

  青果~惣菜~デイリー~鮮魚 

 と続く、店舗右側のラインは、普段のお客様に対応した普段を強調しながらも
 見応えがあった。

 逆に言うと、店舗左側のラインが、急速にしぼんでいってしまっているように
 思えたのだが、手を入れ込む部分と、手を抜く部分がはっきりと分かれてしま
 ったのだろう。

次に「B社」。

 以前から、この地で商売を続けてきたと思われ、「「B社」にしては店舖面積が
 小さく、いわゆるSMタイプの店舗であり、駐車場の駐車台数も多くは無い。

 しかし、しっかり競合と戦おうとする意志と行動が見られる。

 もともと、ディスカウントを先駆的に実行取り入れ、毎日冷食半額等の価格を
 打ち出してきた企業だが、出店・退店を繰り返してきた企業でもある。

 利益が出ないとみると、従来のお店をたたんで閉店もしてしまう。

 そしてこの店舗も、この企業とすれば小規模店舗であり、撤退の道を選択して
 もおかしく無いのだが、おそらく従来の店舗を建て替えてまで、又は大幅改装
 して、「Y社」の出店に備えたのであろう。

 それは、企業として、この地域がどうしても譲れない地域なのであろう。
 または、競合の少ない、ドル箱店舗なのであろう。

 そんな経緯から、この店舗の売場レベルは決して、この規模としては悪く無い。

 但し、上記下通り、「惣菜」を中心に考える「Y社」との比較の中では、お客様の
 食卓志向という切り口でのサービス、提案の部分では、水をあけられている。

  お客様の「コスト志向」か「食卓志向」か?、
       
 それに対しお客様が、この2店舗をどう使い分けし、それに応じて企業が、
 どう対応しながら、商売としての利益を創出していくのか?。

 その先が見え、行動した企業に次のステージが現われてくる。

PS
 桐生エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kiryuumr/




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2010年4月25日 (日)

今読んでる「本」Ⅴ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで、「マーケティングの勉強」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-3ead.html

 そして、現在読み終えて、まとめにかかっている。

 「日本スーパーマーケット創論」 (商業界  安土敏さん著)。

 スーパーマーケット業界の方が、スーパーマーケットという業態に絞り、
 GMSでも、専門店でも、カテゴリーキラーでも、ディスカウントでも無い、
 スーパーマーケットのど真ん中で働く方の為に、書かれた本である。

 スーパーマーケット創論と言うだけあって、如何に現代のスーパーマーケットを
 創業していくか、チェーンストアとして確立できるか、継続していくかがテーマだ。

 前回のブログ「マーケティングの勉強」の最後の部分を引用すると、

  序章
  
   「スーパーマーケットは、高等動物的システムである。」

 スーパーマーケットという商売、簡単に考えていたら、舐められるぞ、との提言
 から始まっている。

  そして、その通りなのだ。

 高等動物には、「能」「神経」「筋力」を有し、
 それぞれを、「本部」「コミュニケーション」「店舗」等と位置付けて、
 それぞれの役割、本質を説き、一連の流れを通して、組織強化を図っていく。

  更に、高等動物であるが故に、どこか1か所だけ突出しても、意味がない。
  全体的に、高度に鍛え上げられ、連携し、末端の店舗で集約される。

 いかに、集約される「店舗」で、全てが完遂出来るか。
 ここで、完遂出来なければ、どんな素晴らしい「能」や「神経」を有していても
 何の意味も無い。

  それには、本部が現場を理解して、実現可能な脚本と、そのトレーニング
  方法を提示し、店舗がその脚本から、現場の競合、お客様、自店の情報
  から、微調整とアレンジをして、全社共通の方向性に沿って、実現していく。

 それを、著者は、「作」 と 「演」 の表現で表している。

  本部が、「作」 を施し、
  店舗が、「演」 を担う。

 しかし、そこには、上下関係や子弟関係は無い。
 あるのは、あくまでも、「作」 と 「演」 の関係だけ。

 「作」と「演」を高度に完遂するには、お互いの信頼関係と創造性を必須とする。
 そして、それを可能にするのが、「神経」と「コミュニケーション」をつくる事。

 その為の、具体的な手法が、著者の経験からいろいろと記されている。

  この本は、スーパーマーケットに従事する我々にとっては、読んでおくべき本と
  いえる。

  更に言うと、このように、スーパーマーケットについて記されている本としても、
  貴重な存在だ。

  いろいろな業界の本は目にするが、スーパーマーケットという狭い範囲に的を
  絞った著書は少ない。

 もちろん、読まれている方が多いと思われるが、下記にアマゾンで紹介します。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785502967/tetu0358-22




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2010年4月24日 (土)

鮮魚の救い手

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、本部に顔を出したら、鮮魚バイヤーがトレーナーと共に居た。

 「どうしたんですか、てっちゃん。」

  「鮮魚の業績対策に、呼ばれて来たよ。」

 もちろん、冗談だが、バイヤーが返してきた。

 「それを言うんなら、貸した平台、返してください。」(笑)

 以前のブログでも記した通り、鮮魚からデイリーへ12尺平台を一台貸していた。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-302d.html

 企画の12尺平台を、鮮魚からデイリーへ移管し、12尺分の平台を一台失った
 鮮魚バイヤーが、いまだに、思い出したように言ってきたのには参った。

  「何を言うか、売場は減ったけど、売上は落としてないぞ!。」

 「そうですよね、以外に売上ダウンはしていないんですよね。」

  「当然だ、減った分、いろいろ知恵を出して取り組んでいるよ。」

 それは、事実だ。

  売場を取り上げといて、売上減をほっておいては、チーフが可哀そうだ。
  天然ぶりの目を付け、夕市での「味付け」販売で量販を企画したり、
  イベントでの「寿司種」を、部門合同で企画したり、
  先日の「お花見」では、おつまみバイキングを2p500円で企画したり、
  冷凍まぐろを、いろいろな企画で量販したり、

 いろいろ、知恵を出しながら、変化をもたらして展開している。

  おかげで、バイヤーからの「天然ぶり」の送り込み数量は、当店が一番だ。

 更に、今、私が目を付けている商品がある。

  「しらすせんべい」

   「こんなの、鮮魚の商品じゃぁ~、ねぇえべ!。」

  そう、怒りまくる玄人もいると思われるが、この「しらすせんべい」
  結構売れているのである。

 鮮魚バイヤーが、先週の販売情報で流した単品だ。

  しらすと塩のみの、しらす原料100%の商品だ。
  食べてみると、薄味で柔らかく、美味しい。
  なんといっても、カルシウム満点で、離乳食にも重宝されていると言う。

 業績不振の鮮魚部門にとって、「カルシウム」というキーワードは、
 千載一遇のチャンスである。

  食べ方は知らずとも、魚のカルシウムが貴重な栄養源として、
  サプリメント効果を発揮していく時代になっていくことは、間違いない。

 そんな想いがあって、しらすせんべいに「目」を付けた。
 チーフとの打合せでも、この商品で全店一位を目指す事で共有化した。

 この商品は、そんな意図を含んでいた為、販売場所は鮮魚では無い。
 デイリーのヨーグルト売場近くの、平台サイドを使用して大陳している。

  離乳食を考え、若い主婦に、なかなか取りずらい「カルシウム」を
  簡単に摂取してほしい、子供さんにも簡単に与えてほしい。
  
 そんな意図から、洋デイリー側の売場での展開を考えた。

  そして、量販開始から一週間。
  簡単に、全社一位を奪取した。

 どの店舗も、あまり力を入れていなかったようだが、平均一日20個の販売は
 結構な売上に貢献している(一日6000円)。
 
  月商、20万。

 単品での販売金額を考えると、主力単品の部類に入ってくる。
 それだけ、鮮魚、カルシウム、への潜在意識の高さが伺われる。


 

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2010年4月23日 (金)

異質に触れる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある企業の方と飲んだ。

 同業で、企画を担当している方だ。
 店舗で顔を合わせるうちに、気が合って、「いずれ食事」となった。

 同業者と飲むことは、良くあるが、いずれも販売を担当する方(店長とか)
 がほとんどであり、企画や販促を担当する方とは、あまり無い。

 そのような方と、店舗で合う事は少ないのが現状なのだ。

 しかし、その企画担当の方は、しょっちゅう店舗へ来てくださる。
 話が合う為、私も時間を忘れて、話しこんでしまう。

 その方と話をするときは、いつも話題が「前」へ向く。

  要は、「未来に対して、どう行動するか。」 ということだ。

 当然、現状認識はある。しかし、現状を認識する意味は、未来を占う為。
 彼との会話は、常に未来を占う為の現状把握が前提にある。

  だから、彼との会話の後には、次の「手」が見えてくる。

 そんな彼と、先日飲んだ。
 彼も、自分の生き方を貫く男だ。
 自分の「コンセプト」を持ち、崩さず、相手への配慮を忘れない。

  自分には無い、人間としての「コンセプト」。
  そんな相手に、惹かれるものだ。

 彼と飲んでいて、ある種の潔さを感じた。
 彼も、企業内では異彩を放っていると言う。
 自らの信念に生き、信念で行動すれば、企業内では角が立つ。
 しかし、そんな相手と会話をすると、話は尽きない。

  企業の中枢で、企画提案を立案する者。
  企業の現場で、企画提案を具現する者。

 企業、立場は違えど、未来を見据える「目」が
 お互いの信頼関係を物語っていたと思えた。




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2010年4月22日 (木)

環境の変化を克服する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、かっての部下にメールした。

 「元気?。」

 程なくして、メールが返ってきた。

  「元気じゃ、無いです。」

  “以外に、こたえているんだなぁ~”

 最近人事異動があり、彼の下から、部下が一人異動になる。
 入社2年目の、サブ・チーフだ。

 そして、それ以前の1月には、本来のサブ・チーフが抜かれていた。
 それを受けて、入社2年目の女の子を、サブチーフとして育成しなければなら
 ない状況に陥っていたのだ。

 もともとがんばりやの、その女子社員も、よく頑張ったのだろう。
 彼の下で、片腕としての頭角を現してきた。

 彼は、いわゆる「職人肌」で、商売という切り口で仕事をさせれば、
 敵はいない。

  「販売計画」「単品量販」「人材活用」「売場作り」「在庫管理」

 全ては、自らの頭の中で組み立て、人を動かし、結果を出す。
 但し、生鮮という部門特性から、役割をこなすていく「チームワーク」を要する。
 
 どうしても、片腕として任せられる「サブ・チーフ」の存在が必要となる。
 力量の足りない部下ほど、厳しく鍛えて、即戦力にしなければならない。

  「厳しく育てる」という、その事に対するパワーが必要になる。

 そして、ようやくそれらしき「形」になってきた矢先の異動。
 彼からのメールは続いた。

  「育てても、育てても、抜かれていく。自分の立ち位置が分からなくなりました。」

 直接、顔を突き合わせて会話している場面なら、

  「育てた部下が抜かれる。それがチーフの仕事だ。」

 そう言いきって、彼の目を見つめて、判断できるのだが、メールは難しい。
 私は、こう、メールを返した。

  「育てた部下が、いつかお前を必ず助けてくれる。その日が来るのを信じて。」

 以前にも記した「自分を越える部下を育てる」ことが、自分を救ってくれる。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-7e3d.html

 そうやって、自分が育てた部下に支えられながら、企業人としての自分が
 成り立っていくのである。



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2010年4月21日 (水)

チーフ会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、グロサリーのチーフ会があった。

 そのチーフ会に、参加してきた。

 以前より、週別販売計画書の作成にあたって、事前の月間商品部情報がほしい
 とは思っていた。

 上司に相談したところ、グロサリーのチーフ会が、翌月の商品情報を最終の形で
 入手できるタイミングだと言う事で聞いていた。

 生鮮の販売計画に関しては、従来の経験と自らの興味もあり、なんとか自分の
 オリジナルな発想で作成できるのだが、グロサリーに関しては、「畑違い」もあり、
 発想が湧いてこないという「弱み」も感じていた。

 よって、上司にお願いして、グロサリーのチーフ会への参加を要請した。
 上司も、チーフ会への店長の出席に関しては、なんら断る理由もなく、
 
  「ガンガン、言いたい事を言ってくれ。期待しているよ。」

 と、意味不明な承諾を得てもいた。

  あくまでも、私のチーフ会への出席の目的は、翌月の商品情報にある。

 それ以外に、店舗での不満や商品部への不備の提言は、直接的には考えてい
 ない。
 だから、ひたすら商品情報だけを入手したいと考えていた。

  グロサリーチーフ1人に対して、商品部バイヤーが5人。

 明らかに、本部商品部優位な、会議体だ。

  早めの時間に、着席して待っていると、かっての部下だった、チーフ達が入っ
  てきた。

  「あれっ、どうしたんですか?。今日は休みですか?。」

  “休みなわけ、ねぇ~だろ~。本部には休みでないと来れないのか!”

 と思いつつ、「お前が会議中、寝てばっかりいるから、気合を入れにきたんだ。」
 周囲が、どっと笑った。

  直接聞くバイヤーの話は、説得力が違う。
  店長が店長会で直接聞く、トップの話と同じで、ダイレクトに聞くバイヤーには、
  商品への「想い入れ」が伝わってくるものだ。

 更には、具体的に、単品に関しての具体的な話と、送り込み商品の投入目的等
 直接聞かないと理解できない「コト」が伝わってくる。

 時間があれば、生鮮も参加したいと思ってしまう(個人的にはグロより生鮮に
 大いに興味があるのだが)内容だった。

  逆に言うと、同席させられた私の店舗のチーフは、居心地が悪かったろうと思
  う。店舗に戻っても、ウソをつけない(ついていると言っているのでは無い)。

 同じ言葉を、同じ場所で聞いているわけだから、店舗での行動で、それが
 わかってしまう。
 このことによって、チーフの行動力と実現力が増すのではないかと思う。

  そして、私は、次月度のグロサリー戦略が見えてきた。

 最後に、司会者が私に振った。

  「てっちゃん。最後に何かありますか?。」

   「いや、何もありません。勉強になりました!。」

  普段と違い、牙を隠した私に、司会者は安堵したようだ。






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2010年4月20日 (火)

懐かしい顔Ⅸ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、鮮魚売場を見ていると、懐かしい顔に出会った。

 かっての企業で、鮮魚SVをしていた時の、部門チーフである。
 現在は、このエリアでSVをしていると言う。

 かって、私が鮮魚SVとしてエリアを取り仕切っていた頃のチーフ達は、
 概ねが、各エリアのSVとして成長している。

 そして、彼も他エリアのSVから、このエリアに人事異動してきていた。

 私を見つけた彼は、言った。

  「てっちゃんさん、お久しぶりです。お茶でも飲みましょうか!。」

   “おい、それは、俺の方から言うセリフだぞ”

 当時から、彼らは、遠慮の知らない図々しい連中だった。
 そうでなければ、鮮魚という部門のチーフを率いる「手綱」は握れない。

 休憩室で、彼とお茶を飲んでいると、いろいろな話題で盛り上がった。

  現在の鮮魚の不振の要因。
  人材育成の壁。
  自身の今後、等。

 鮮魚に限らず、会社全体としても、厳しい数値が続いているという。
 従来のパラダイムにすがりつく限り、どんどん他社の追随を許す事になる。

  外部から見たこの企業は、更にひと枠を乗り越えて、
  外部環境に触れなければ、この企業はどんどん縮小均衡に陥っていくだろう。

  外部とは、グループを飛び越えて、まったくの外部と言う事だ。
  そこで、スーパーマーケットの最適な「コスト管理」の血を学ばなければ、
  稼いだ利益は垂れ流され、価格競争にも追随できず、いずれ衰退する。

 彼らの世代までは、何かと言えば酒を飲んで、大いに議論した年代だが、
 下の世代になると、この企業の強みである、野武士のようなたくましさが消える。
 
 それは、どの企業も同様なのだろうが、ここ30年で急速に進化したスーパーとい
 う業界は、もともと企業の体をなしていなかった組織が、内部の人材を中心に
 自ら組織固めを図りながら、現在の基礎を造ってきた経験が、その後の働き方
 にも、大きく影を落としている。

  そして、最近思う事。

 “労働環境が整い過ぎると言う事は、今後の企業に本当にプラスなのか?”

  最近、特にそう思っている。

 特に、この業界は、マンパワーとチームワークの両立が必須なのだが、大手に
 なればなるほど、両立どころか、両方とも失ってきているのではないか?、と思っ
 てしまうような気配だ。

 それは、どこから来ているかと言えば、労働環境が整いきった企業が陥る病で
 はないかと思えるのだ。

  労働環境が整っていると言う事は、現状に何の不満や不安を抱かずに、目の
  前の仕事に専念できるメリットと考えられがちだが、本当にそうなのか?。

  労働環境が整わない現実に、目の前の仕事と同時に、労働条件を自らの工夫
  で改善していく。周りの環境を一歩引いた目線で見つめ直してみる。

  結果的に、労働時間は長くなり、仕事以外のボランティアに費やされる時間が
  多くなってしまうが、その事から得られるメリットのほうが莫大であり、自らの
  考える力を養う上で、広い視野を得る事が出来るのだろうと思う。




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2010年4月19日 (月)

惣菜強化の動向

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


惣菜の強化。

 いつの場面でも、どの店舗でも、どんな状況でも、
 私がいつも取ってきた、店舗政策。

  それは、1K商圏の基礎固めとして、「野菜」「惣菜」「デイリー」の強化を
  最優先で実施していくことが、私の店舗政策のスタートなのである。

 そしてそれは、店舗異動した現在でも、当然に最優先で行動してきた。
 しかし、数値効果に結び付かないでいたのが現実だった。

  なぜか?。

 数値というものは、それを司る人間の成長とともに、達成されるものだからだ。

  人の成長。

 ようやく、惣菜の人材の成長が、数値効果を上げてきた。

  特に、担当者の成長が大きい。

 入社3年目までの人材が、一番成長するものだ。
 そして、この年代の人材が、今後5年間の企業を背負っていく。
 それは、3年から10年目の人材が、部門の主力として、店舗の売上・利益貢献が
 一番高いからだ。

  それは、以前のブログでも幾度となく記してきた。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-8c5e.html

 具体的には、どんな教育をしてきたのか?。

  冷惣菜の多段ケースの棚板を、更に見やすく買いやすいように、二人で
  変えたことぐらいだ。

  その他は、常に、今日の売場の状態や、明日の売場の計画を打ち合わせる
  程度。

 先日、こんなことがあった。

  比較的売上好調な日があって、その日は、目標金額以上の数値だった。
  午後6時頃、彼が帰ろうとして、最後に現在の売上を見ていた。

  私が言った。
   「おい、あと少しで、○○万に乗るな。」
  
  彼が言った。
    「ん~ん。○○万は厳しいかなぁ~。」

   「でも、過去の同様の曜日のペースに乗ってきたぞ。○○万のペースだ。」

    「○○万には、もう少し商品を造らないと駄目ですね。造ってきます。」

  帰宅しようとしていた彼は、すぐさまバックヤードに引き返し、商品造りだ。

 意識が変わると言う事は、そういうことなのだろう。

  そういう、「心のあるべき姿」 が維持されれば、
  人間は、勝手に、自ら伸びていくのである。





 

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2010年4月18日 (日)

ドリップコーヒー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私は、現在、ドリップコーヒーを愛飲している。

 コーヒー類は、食品部門の中でも、「嗜好品」のカテゴリーで括られている。
 
  コーヒーという飲料自体が、嗜好性の強い飲料だったということなのだろうが、
  そんな事をいっていたら、全ての存在が、嗜好性を有する商品ではないか。

 私は、かっては、コーヒーという飲料は、砂糖とクリームを同時入れて飲んで
 いた。

 それは、一応、飲むというレベルで、好んで愛飲しているレベルではなかった。
 だから、一番飲みやすい状態(砂糖とクリーム)で飲んでいた。

 しかし、結婚してから、女房という異文化と接するにつれ、私の「嗜好」も変化し
 た。
 
  従来は、飲みやすい味付けを施して飲んでいた「コーヒー」だが、
  それ以降は、「心を癒す」嗜好品として、こだわりを追求した食材となった。

 私が、今愛飲しているコーヒーは、「マキシム エスプレッソロースト」。
 
  酸味の評価が低く、コクの評価が高い、マキシムのオリジナルコーヒー。
  このコーヒを、濃いめにドリップして飲むと、心が癒される。

 癒される、というより、精神的に、落ち着くのだ。 

  コクのある液体が、喉を通り、胃に落ち着く。
  その胃から、吐き出される息を、体全体で受け止める時、
  なんとも言えない、“癒し” を感じるのである。

 「心の贅沢」 とでも言おうか、
 心のあるべき姿に近づいていくのが、わかる。

 そして、それは、その銘柄のコーヒーでないと、体験出来無いものなのだ。
 これをして、「嗜好品」というのだろう。

  だから、嗜好品とは、そのカテゴリーが存在するだけでは、意味がない。
  その、単品が品揃えされ、品切れせず、そこに存在しなければ、意味がない。

 商品の、嗜好性がどんどん増していく現在、嗜好品の品揃えほど、
 ロイヤリティーを高める行為は無いと言える。

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2010年4月17日 (土)

夏タイヤの購入

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


けんたさんの「ブログ」では、東北北部はまだまだ冬の様相だが、
 北関東の私は、遅ればせながら、冬タイヤ(スタッドレス)の交換を決意した。

 今年の春は、意外と遠かった(まだ来ていないのかも知れないが)。
 3月には、いい加減「ぽかぽか陽気」が増して来て、冬タイヤの交換を決意せざる
 を得ない気候が訪れるのだが、ことしに関しては、「またいつ雪が降るのか?」と
 の低温が続いたため、ようやく最近になって「交換するか」の意識になったのだ。

 しかし、昨年まで履いていた夏タイヤは、溝の残がほぼゼロ状態。

  “夏タイヤを購入するか” 

  “しかし、また失費がふえるなぁ~”

 新品を正式に、カーショップやガソリンスタンドで購入すれば、4本で約10万前後
 を見なければならない。

  “ネットで探してみるか”

 もっとも、現在の「マイカー」も、ネットで購入したものであり、
 ネット購入に対しての「拒否感」は無い。

 個人対個人でのネット購入にはなると、リスクも高まるのだろうが、
 企業相手のネット購入になると、以前の経験もあり、信頼できるものだ。

 そして、夏タイヤをネットで調べてみると、9分山で定価の半額程度の価格
 での販売がぞくぞくと出品されている。

  そして、購入したのが、「ブリヂストン GR8000」だった。
  現在は製造されていないらしく、現在はGR9000として後継タイヤが販売されて
  いるらしいが、その前モデルだけあって、性能も上々らしい。

 いつもの、ガソリンスタンドで入れ替えてもらって、翌日、早速ドライブに出た。

  ネットでの評価では、騒音に関しては評価が高かったのだが、
  乗り始めてすぐの段階では、「意外とゴツゴツ感があるなぁ~。」

  しかし、ドライブを初めて後半になって、速度100キロ前後で走行する場面
  が長期的に発生した。

  その段階で、このタイヤの性能の高さを知る事となる。

 高速になればなるほど、騒音は静かになり、グリップ力も適度に安定してくる。
 更には、ギャップに対する回復力も抜群で、一回で姿勢を回復させる。

  “高性能になればなるほど、高速での安定性が増すのか?”
  “良いタイヤは、乗っていて、安心させてくれるなぁ~”

 そんな認識が生まれてきた。

 しかし、ひと昔前なら、自分の足で「中古品」を探し回る事を考えると、
 そのコスト分で、十分に新品が買えた時代だったのだが、
 このネット時代には、積極的にネットで検索して購入した方が、断然に安上が
 りで新品同然の現物を得る事が出来る時代になったのだ。

  この、ネット市場。

 我々、食品スーパーに、どう影響してくるのか?。

  ネット市場を活用し、その利便性を知れば知るほど、その潜在能力に
  脅威を感じざるを得ない今日この頃である。


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2010年4月16日 (金)

地域一番を目指して

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで、花見商戦に関して記した。

 本日は、その続編となる。

 52週販売計画の一環として、先週は「花見商戦」をテーマに店舗計画を実践。
 その流れの中で、精肉は、焼肉商材の売り込みを仕掛けようと、私と共有化。

  売上金額はともかく、売場展開に関しては、立派な売場を展開してくれた。

 それ以前に、部門担当者との打合せの中で、

  「新店として、従来はパートさん教育等の基本の売場作りを構築してきたが、
  今後、競合と戦う上で、一番強化しなければならないカテゴリーはどこだ?。」

   「それは、これからの季節を考えると、焼肉コーナーです。」

  「俺も、その通りだと思う。徹底して焼肉売場の強化を図ろう。」

 店長と部門との、方向性の共有化が図れた。
 私は、52週計画の中で、精肉に関しては、
 意識して「焼肉商材」の展開を入れ込んで、計画を推進した。

 精肉部門も、意欲的に、従来だったら時間的なコストがかかって、敬遠してきた
 焼肉商材の単品の商品つくりを、意欲的に創造性を発揮して、売場作りを実現
 させてきた。

  特に、週末の牛肉の商品化に関しては、相当に凝った商品造り、焼肉商材を
  研究し、従来にない知恵を取り込んだ商品造りを意識してきていた。

 そして、先週の「花見」をテーマにした店舗レイアウト。
 
  精肉部門には、当然「焼肉」のテーマで依頼した。

 前週から、焼肉売場が進化しているなぁ~と思っていたが、先週の展開は、
 私の目から見ても、“地域一番の売場” と自負できる売場展開だった。

 精肉の売場とは、とかく縦割りが出来過ぎて、玄人目にはしっかりした売場に
 見えるが、素人目には同様の商品が並んでいるに過ぎない展開になってしまう。

 その辺を、担当者が知恵と工夫を凝らして、鮮魚の6点盛り合せを取り入れた
 商品化を取り込んだり、ステーキセットを組み合わせた商品造りを取り入れたり、
 更には、赤みと脂身をセットにして両方をバランスよく購入できる商品化を工夫
 したり、はたまた、ステーキに切れ目を入れて“マンゴーステーキ”と称して販売
 したりと、マニュアルにも無い商品化をどんどん品揃えしていた。

  「おい、これ本部マニュアルにあるのか?。」

   「いえ、当然、無いですよ。各部門からヒントを得て、商品化しました。」

 人間は、時として、他人の想像を越えて進化するものである。

  そして、それが、組織のダイナミズムだとも、思っている。

 部下が、上司の予測を越えて、進化していく。
 
  私が、一番充実する瞬間だ。
  そして、こんな場面のように、壁を乗り越えないと、地域一番などという
  売場は実現しないものだ。

 お客様が、売場で単品を購入する「動機」にも、いろいろあるが、
 
  「特売だから」、購入するお客様も当然多いが、
  「こんな商品を、一度は食べてみたかった」、という購入動機もあるだろう。

 私は、後者の購入動機で来店されるお客様の頻度を高めたいと思っている。

  そして、そんな動機を満足させられる売場が実現した時に、売上金額は
  確実に上昇するものだ。

 これから気温が上昇し、焼肉売場は、いやがうえでもヒートアップしてくる。

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2010年4月15日 (木)

花見商戦

皆さん、こんにちは。 
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


まだまだ、花見商戦が終わったわけではないが、
 私の52週計画の中では、先週の週末で「花見商戦」が終了した。

 52週計画を、店舗で細部にわたって実施しようとすると、昨年までは「手」を
 入れていなかった売場計画にまで、首を突っ込むようになる。

 正直言って、昨年までは、「花見商戦」とは、
 媒体を取り付け、各部に一応の「話」をして、それで終了だった。
 
  後は、全て、部門任せ。

 52週計画を心に決めた今年は、春彼岸同様に、各部と「花見商材」に関しては、
 店舗レイアウトに落として、詰めた。

 部門合同もあるし、販売スペーすを変更して、普段デイリーで使用する平台で
 惣菜の「花見」商材の展開を実施したり、焼肉の品揃えを拡大したり、花見だん
 ごを徹底して拡売したり、その周辺で「漬物」を大陳したりと、以前には関わらな
 かった部分への、私の意志を部門の担当者と共有した。

  以前では、考えられなかった事だ。

 “販売計画も、詰める気になれば、まだまだ詰められるものだなぁ~”

 如何に、今までが、ずぼらだったか。
 52週と簡単に言うが、心に決めてやろうとすれば、どんどん深みにハマっていく。
 
  これが、「仕事の深化」 なのだろう。

 そして、その事を通しながら、部門との打合せを通して、新たな目標がどんどん
 現われてくる。

  惣菜の売上を全社で、何番まで引き上げよう。
  焼肉の売場を、地域一番に引き上げよう。
  相場安の「いちご」を、全社一番売りこもう。
  鮮魚のお花見「おつまみ」を、2個500円のバンドルで、いくつ売りこもう。

 等々だ。

  毎週毎週が、目標と直面する。
  
 自ら課した“目標”もあれば、部門と共有した“目標”もある。
 そして、翌日のデータ検証から、また新たな“目標”が出来上がる。
 
  着実に、このサイクルが定着していくのが見えてきた。

 そして、「花見商戦」は、どうだったのか?。

 先週の週末に向かって、天気予報は、「花見日和」の絶好。

  青果では、夏日を見込んで「小玉すいか」を大量に発注した。
  バイヤーに頼み込んで、市場からかき集めてもらったのだが、
  夏日で最高気温20度を見こんだのだが、実際には15度前後と低迷し、
  小玉スイカは鳴かず飛ばずだった。

  逆に相場安から仕掛けた「いちご」が大ヒットし、300p計画をほぼ出し切り、
  明日の分まで売りこんだ。

  また、鮮魚のおつまみバイキングでも、酢ダコのぶつ切りが思いのほかの
  動きであり、今後の企画に役立ちそうだ。

  更に、精肉の焼肉売場に関しても、焼肉商材の地域一番の品揃えと売場
  を目指し、アイテム数、sku数と、他競合に引けを取らない売場作りが定着
  してきた。同時に売上も上昇中であり、52週計画が、売場作りの安定へと
  結びついてきているようだ。

 どうせやるなら、徹底してやり続ける。
 部下にも、着々と浸透してきているようだ。



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2010年4月14日 (水)

人の成長とは②

皆さん、こんにちは。 
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「人の成長」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-9447.html

 かっての部下で、現店でも一緒に仕事をしている部下がいる。
 以前の仕事ぶりと現在で比較ができ、彼のその後の成長がわかるのだが、
 その中で、ある担当者の成長ぶりに目を見張った。

  かっては、流された仕事をしていた。
  そして、責任の無い仕事もしていた。
  更には、和を乱し内部をかき回した。

 そんな彼が、現店では、キーマンとなって仕事をしている。

  何が、彼を変えたのか?。

 今回の内部の懇親会で、たまたまその部門のトレーナーと話す機会があったの
 で聞いてみた。

  「最近、あいつの変身ぶりが大きいのだが、どこで変わったのか?。」

   「あいつは、もともと素質はあったんですよ。ただ気持ちのムラがあって、
   気持ちを抑えられないところがあった。それが、いい意味で大人になってきた
   のでしょう。」

 大人になった、だけ?。

  私の以前の店舗の時は、3番手だった。
  現在は、サブ・チーフとして、チーフ不在時のリーダーだ。

  そして、彼の存在によって、売場作りのバラエティーさが増し、粗利コントロー
  ルも容易にできるようになってきた。

 更に、トレーナーが言うには、以前の店舗から現店への異動の折に、彼の口
 から、現店の問題点や改善点が、異動前挙げられており、問題点をどう解決
 するかのポイントまでも口述していたと言う。

  “それは、俺がこの店舗に異動する前の行動ではないか”

 常に、“前”を向き、“次”を考えている、と言う事ではないか。
 担当者として、なかなか出来る事ではない。
 自分の役割を認識し、問題意識を持たない限り、そのような行動は出来ない。

  企業人として、そのような行動が取れる、ということは、放っておいても、黙って
  成長していくことを意味している。
  更には、いずれ責任ある地位に就いてもらう、ということでもある。

 先を見ようとする「姿勢」によって、見えない未来が見えてくる。
 見えない未来が見えてくれば、見えない未来に先手が打てる。
 見えない未来に先手が打てれば、見えない未来を引き寄せられる。

  それは、取りも直さず、リーダーの役割だ。

 本部提案の「受け身」の姿勢だけでは、未来へ近づくことはできない。
 本部提案を受けて、自分でどう考え、現実に直面してアレンジできるかが、
 大きなポイントである。
 
 自ら、その事に気づいた人材だけに、未来が待っていると言える。



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2010年4月13日 (火)

アバター

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、女房とアバターを見てきた。

 女房が、「アバター」だけは劇場で見るべきよ、と誰かにだまされたのが
 きっかけで、二人で見に行ってきた。

 当初、高二の息子も引き連れて行く予定だったが、あっさり断られたため、
 二人睦まじく?、行く羽目になった。

  “どうせ、SFの世界で、この世にはあり得ない映画なのだろう”

 そう、たかをくくっていたが、160分の時間があっという間に過ぎ去ってしまった。

  ジャングルが舞台の映画にあっての、「3D」の映像は、立体感を増し、映像の
  綺麗さと相まって、それだけでも見ていて感動ものだが、私は、内容の方が今
  の仕事と相まって、学ぶ事が多かった映画だったと言える。

 物語は、近未来の地球人が、他の星の原住民との戦いの中で、金で戦争を
 請け負う「傭兵」と原住民との交流の話なのだが、昨日のブログ「生え抜き」
 にも記したように、「従来のDNA」と「新しい血」との関係を描いた内容でもあり、
 興味深く見る事が出来た。

  敵の原住民へ、アバター(自分の分身)を使って入り込んだ「傭兵」だが、
  当初は原住民の生き方、価値観、暮らし方に馴染めず、苦労したが、原住民
  の「DNA」を知るにつれ、現代の地球人が失った「宇宙の法則」とも言うべき
  原理原則の大切さを取り戻し、原住民と共に地球人と戦っていくとうストーリー
  だ。

 そこで、ダブったのが、昨日のブログ「生え抜き」。

  原住民は、全て「生え抜き」。
  そこに、原住民と同じ姿形ではあるが、違う「DNA」を持つ地球人が入り込み、
  原住民に新しい血としての、価値観や生き方を示し、地球人との戦いでも、戦う
  勇気を示しリーダーシップを発揮した。

  そこでも、「生え抜き」としての原住民の「DNA」だけは、大切にしたという部分が
  私には納得性の高い内容だった。

  逆に、その「DNA」に学ぶ部分が多く、地球人が本来の「DNA」を取り戻していく
  姿が、感動的だったのだ。

 「転職組」の私が、「生え抜き」のDNAに学ぶ。
 
 普通は、逆ではないか、と思われるが、これも正しい姿なのだと思える。
 「生え抜き」に備わっているDNAは、その企業の生命線だ。
 だから、その企業が更に成長していく過程の中では、決して壊してはならない。
 そのDNAを、更に強くしていくには、どうしていくか?。

  これが、企業再生のポイントではないか。

 そんな事を考えながら、すがすがしい気分で、岐路についた。


 

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2010年4月12日 (月)

生え抜き

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


私は、「転職組」である。

 その私が言うのも何だが、「生え抜き」を大切にしない企業は、いずれ崩れる。
 そんな企業を、いくつも見てきた。

 そして現在も、生え抜きを排除し、よそ者を重宝した人事で、崩れていく企業を
 目にしている。

  「新しい血」を、組織に取り入れることは、大切な事だ。
 
 しかし、新しい血ばかりになったら、人間は死ぬのだ。
 新しい血にも、限度がある。

  それは、従来の、その企業を形作る「DNA」が崩れないから、
  「新しい血」が、活性化を引き起こすのである。

 まったく新しい血ばかりで、企業を再生しようとすれば、古いDNAはモチベーション
 を失い、新しいDNAがつくられるまでに、10年以上の期間を擁する。

  それには、新しい血が、強いリーダーシップと、365日・24時間働き続けるとい
  う、相当の覚悟をもって臨まない限りは、古いDNAは決して納得しない。

  しかし現実は、新しい血は、言葉だけの世界で先頭に位置し、決して現場で血
  みどろの格闘をすることは無い。

 こんな企業は、一気に崩れていってしまう。
 
  当然の、事だ。

 企業の歴史とは、「DNA」作りの歴史でもある。
 
  経営トップの想いが、企業を設立し、
  それを引き継いだ者達の、毎日の言葉と行動からDNAが固まっていく。

 生え抜きとは、新しい血が入っていない分、その企業のDNAには純粋だ。

  “仕事の価値観とは、こういうものだ”
 
 それが、体に染みついているから、変化に対しても、そのまま積み上げていく。
 転職組は変化には強いが、DNAへの移し替えには、相当の時間を擁する。

  企業が、転職組を採用し、「新しい血」を入れ込む最大のメリットとは、
  従来の「生え抜き」に、新しい血を注ぎ、意識改革を図る事なのだ。

 決して、転職組が実権を握る事では、企業は再生しないのである。
 転職組の改革力を借りて、生え抜きの意識改革を図り、企業を再生させる。

  この「バランス」を、どう舵を切って、進めていくか。

 その企業の生え抜きが持つ、大切な企業理念を失っては、企業は崩れるのだ。

  だから私は、積極的に、生え抜きと交流しようとしている。

 上記の通り、彼らの意識改革に、企業の未来がかかっているからだ。

  彼らは、私から、多様な価値観を見ているのだろう。
  この世界には、いろいろな価値観が存在する。
  
  その多様な価値観から、現企業は、今の価値観を選択している。
  その、意味を知ってもらいたくて、敢えて、多様な価値観を示している。
  それは、それを選択せよ、と言っていることではない。

  いろいろな選択肢があって、それでも、自分達はこれを選択している理由を
  明確に示せるのは、外部を経験した人間の役割であり使命でもあるから。

 若手経営者が、新しい血に魅力を感じて、総入れ替えを図る場面が多いが、
 結局は、自らの首を絞めて、寿命を縮めているとしか思えない場面が多い。

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2010年4月11日 (日)

ヘアカラー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「金婚式」を記した。

 本日は、その続編、と言うか、その前篇である。

 「金婚式」に先だって、「明日の司会の為の、身だしなみ」の為の、毛染めをする
 事になったのだが、従来から使用している、私の「毛染め」が切れてしまってい
 た。

 私がいつも使って染めているカラーは、「自然な黒」。
 いかにも、「毛染めした」という、真っ黒の毛染めのカラーだ。

  私は自分で、「真っ黒」以外は、似合わないと思っている。

 それは、外見の問題ではなく、内面の思いこみの問題だ。

  “真っ黒以外の毛染めには、したくない”
  “少しでも、「茶」が入ると、自分のポリシーが崩れてしまう”

 だんだん、大げさになってしまったが、そう言う事なのだ。

  “俺は、絶対に、真っ黒だ”

 そして、女房が言った。

  「私の毛染めが残っているから、それで白髪は染まるわよ。」

 それで、女房に毛染めをしてもらう段階になって、外箱を見たら、「茶」とあった。

  「おいっ、これ黒じゃないのか?。」

   「そんなに違和感は無いわよ。これくらいの方が自然よ。」

  「大丈夫だろうな!。危ないおじさんにならないだろな!。」

   「大丈夫だって。私は、この色のほうが似合うと思うわ。」

 そして、染めてもらい、洗髪した。
 そして、鏡を見て、愕然とした。

  「なんじゃぁ~こりゃぁ~!。」

 私が想像していた通りの、「危ないおっちゃん」になっていた。
 それも、ところどころに緑も混じり、「ヤンキー上がりの崩れたおっちゃん」
 そのものだった。

  白髪の部分になると、茶から緑に変色するらしいが、とにかくそんなことは
  どうでもいい。

  「この色だけは、駄目だ。人間が腐ってしまう。仕事に行く前に毛染めだ。」

 この言葉に、女房は呆れていたが、私の形相が異常だったのだろう、
 翌日の夜には、素直に、毛染めをし直してくれた。

  「この色だよ。ようやく、堅気に戻れたよ。」

 女房は大笑いしていたが、私の気分もようやく収まった。

PS
 毛染めの「色」は、個人差があり、決して「茶」系の色そのものを、否定している
 ものではありません。
 あくまでも、「私に合わない」と、自分で思い込んでいるだけの事です。

 誤解の無いように。


PS
 にゃんにゃんの最新の写真を載せました。
 春の日差しにまどろむにゃんにゃんをどうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannnyann/




 

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2010年4月10日 (土)

金婚式

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、女房の両親の金婚式があった。

 結婚50年である。

 二人で50年間、仲睦まじく?、暮らしてきた結果の事ではあるが、
 それを記念して、子供たちが企画をしてくれない限り、実現出来ない。

  “俺の両親の時は、やらなかったなぁ”

 今では、親父が無くなり、実現不可能なのだが。

 今回の金婚式は、女房を含めて、両親の子供たちが企画し、
 出席者を呼んで、一泊で行った。

 今回は、女房の両親の「兄妹」達も来て頂いて、宴会となった。
 もっとも、両親の兄妹達は、何かあれば常に集まり、結束の固い兄妹達だ。

 その金婚式で、私は、宴会の「司会者」を命ぜられた(女房から)。

  「あなた、こういうの得意なんだから、やってよ!。」 で、決まり。

 この宴会の余興を、いろいろ考えたが、「クイズ」も取り入れた。

  “どんな内容にするか?”

 クイズ番組全盛のときだが、クイズ本を買ってきてそのまま使うのも、芸が無い。
 
  “金婚式にちなんで、50年前の出来事を、クイズにするか”

 今では、ネットという便利な「検索」機能を、個人で活用できる時代だ。
 「50年前の出来事」、と検索するだけで、当時の年毎の出来事が検索できた。

  “こんな時代だったのか、懐かしいなぁ~”

 もっとも、私が生まれる前後の時代である。
 50年以降の年代では、東京オリンピックや、プロレス、ヒット曲等の問題が
 いろいろと作る事が出来た。

  「大相撲で、大鵬と共に横綱昇進した力士は?。」
  「悲しき16歳をヒットさせた、双子の姉妹は?。」
  「星のフラメンコをヒットさせた男性歌手は?。」
 
 等々、当時の年代のクイズを作ったのだが、
 両親とその御兄弟達は、さも真剣に私のクイズに耳を貸し、
 ○×を即座に回答していた。

  特に、女性陣は、ほぼ完ぺきに正解を出していた。

 流石だ。当時に記憶は、なかなか抜けないものだなぁ~、という感想。
 そこで、意地悪なクイズも用意した。現代用語のクイズ。

  「現在の、読売ジャイアンツの監督は?。」
  「草食男子とは?。」
  「ネット・カフェ、とは?。」

 しかし、女性陣は、これもほとんど完璧に回答できた。

  まだまだ、70代の人生。
  これから、ますます、人生を謳歌していくのだろう。

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2010年4月 9日 (金)

単品の強み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「単品量販」。

 商売の原点である。

 私は、この業界に入った時から、

  「お客様は、大きな建物を買物に来ているのではないんだよ。
   商品一品一品を吟味して、当店で買物してくださっているのだよ。」

 そう、体に叩きこまれてきた。

 確かに、スーパーの建物自体も、デザイナーやデザインの進化によって、随分と
 お洒落なスーパーが出現し、買物空間の気持ち良さも競うようにはなってきたが。

  果たして、単品を量販する力は、本当に進化しているのか?。

 小売に入ってくると、まずは仕事の一連の流れを体で教わりながら、ゴミ片づけ
 等の下っ端の仕事を任される。
 そして、単品の発注から商品を任され、それが拡大していく。
 ほとんど全ての人間は、単品の商売から入っていくのである。

  その広がりの中で、部門の商売を任せれ、店舗の商売を任される。
  だから、担当者よりはチーフ、チーフよりは店長の単品拡売力は高くなっていく。
 
 これは私の持論であり、日々の中での実践項目として、常に意識している事だ。
 それは、事前計画の打合せの時でも、現実の売場を見てからの指示でもそうだ
 が、部下が作成した売場に、更に「手」を入れる事にしている。

  それは、その事によって、更に量販出来る売場になるからであり、
  それを通して、単品量販の売場を作って見せて、部下教育の目的でもある。

 要は、コミュニケーションの軸になるのは、基本的には「単品」の売り方。
 そこから、「人」の問題、「技術」の問題、「発注」の問題が派生する。

 そして、私の売り方、商売の仕方を見て、他に応用できる部下の割合の程度で
 「言葉」が通じたか、通じなかったかの判断をしているのだが。

 店長の仕事とは、それこそ店舗経営を含めれば多岐に渡るのだが、
 基本はその部分であり、最後は、戻らなければならない「軸」だと思っている。

 だから、店長の基本を挙げよ、と言われれば、

  一つは、マネジメント面では、「店舗で一番、他人を活かす事の出来る存在」
  二つは、販売・営業面では、「店舗で一番、単品量販力を持っている存在」

 単品量販と言っても、パートさん、チーフ、店長とレベルは変わってくる。

  パートさんは、自分のカテゴリーの中で、どこでどのようにいくつ販売するか?。
  チーフも、自分の部門内で、どのようにいくつ販売するか?。

 しかし、店長の単品量販とは、店舗レイアウト上で、単品をどこで販売するか?。

  この店舗の、どこで、何を売ろうが、店長の売場だという意識を持つ事。

 これには、いろいろな、「意味」を持つ。
 
  今、それに目を付けた、タイミング。
  それを、ここで売る、意味。
  そして、どう売るか、という工夫。
  それを見た、部下への教育。
  その一連の流れをマネジメントする、リーダーシップ。

 たかが「単品」だが、その持つ意味は、果てしなく大きい。

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2010年4月 8日 (木)

品揃え100%をきめる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日の記事で、店長会での話題を記した。

 本日も、その続編。

 朝8時からの店長会で、ある店舗の開店までの作業のクリニックがあった。

 店長を数班に分け、各部門(鮮魚、精肉、青果、惣菜)の開店までの作業を
 クリニックし、問題点を、各部のトレーナーと見い出し、共有して、店舗と本部の
 連動を図る事が目的だった。

  私が担当した部門は、開店時に、品揃え100%が完了した。

 チーフの、開店品揃え100%を完了させるという、意志。
 まずは、そこが無ければ、そこにはたどり着かない。

  チーフが、走りながら仕事をしている。

 その姿が、全てを物語るのだろう。
 その姿が、パートさんへ伝わり、部門が引き締まる。

  当然、前日の売場作りや、当日の段取り等も大きい。

 如何に、当日、人手を掛けるところを、絞り込んでおくかも大切。
 だから、尚更、開店品揃え100%に対する執着心も高まるのだろう。

 開店品揃えを100%にする事に対して、いろいろな考えもあろうが、
 スーパーとは、不特定多数のお客様が9割の世界である。

 如何に、それらのお客様に対して、先手を打った売場作りが出来るかで、
 勝負は決まる。

 先手が打てれば、常に整然と整った売場で、最終売切りも早めの判断を
 以って、売場撤去や変更が可能となる。

 先手が打てなければ、常に売場が乱れ、判断も後手に周り、ロスが増える。
 
  それは、もう開店時から始まっているのだ。

 それを先読み出来るか、出来ないかで、チーフの能力は評価できる。
 更に、その能力は、売場維持を続ける事で消費される、人、物に対するコスト
 消費を左右する事でもある。

  そのような諸々の事が、開店品揃え100%に集約されていると言う事だ。

 今回の店長会でも、いろいろな事を学んだが、私個人としては、その事を、
 自店へ活かしていく事が、最大の課題だと感じた会議だった。

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2010年4月 7日 (水)

相互依存の関係

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるバイヤーが来店した。

 「てっちゃん店長、スイートポテトの量販、ありがとうございます。ところで、これだ
 け量販できた要因は何ですか?。」

 先日のブログで「追随するもの」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-b022.html

 そして、その担当バイヤーの開口一番の会話が、それだ。
 私は、少し迷った後に、言った。

  「お店が美味しいと感じて、売らなければならない商品だと思ったからだ。」

 量販出来た要因と問われれば、それしか答えようが無い。

  バイヤーが聞きたかったのは、そう言う事ではなくて、
  如何にして、単品量販出来たのかの、ポイントを聞きたかったのだろうが、
  私に言わせれば、「売る」という気持ちになるかどうかが大切なのだ。

 私は、当然の事だが、この商品を私一人で売ったとは思っていない。

  この商品を製造した企業があり、それを仕入れたバイヤーがいて、
  その商品を販売した店舗があり、購入されたお客様がリピーターとなって、
  更に購入を繰り返すから、量販が継続される。

  継続して売り込んでいく、と言う事であれば、お店と顧客の関係がメインに
  なってしまうが、そこに行き着くまでには、店舗の努力以前に、メーカーと
  バイヤーの努力の領域のほうが、圧倒的に広いと言う事でもある。

 店舗は、メーカーとバイヤーの想いを引き継いだだけだ。

  しかし、タダ引き継いだのではない。

 意志を持って、引き継いだのだ。

  それは、バイヤーの想いを更に湧き立たせて引き継いだと言える。

 だから、バイヤーが想像する以上に単品量販出来たのだ。

  仕入れという「間口」は、圧倒的にバイヤーの方が、広い。
  しかし、販売という「間口」は、店舗に軍配が上がる。

 だから、お互いに相手に委ねる関係になっていくのだろう。

  従来は、仕入れと販売は同一人物が担っていた。
  スーパーマーケットという業態がチェーンストア化する上で、仕入れと販売の
  役割を分割し、お互いに、プロフェッショナル化させていくと、仕入れのプロと
  販売のプロ同士の、相互依存の関係が醸成されてくるものだ。

 だから、バイヤーの予測を越えて、単品がある特定の店舗で爆発するのだ。
 それには、店舗の予測を越えた「商品」が軸にならなければならない。

  “この商品なら、お客様に感動を与える事が出来る商品だ”

 このような、感動だ。
 こんな感動を受けた商品なら、誰だって、タダ出しはしない。

 必ず、目立つ場所で、目立つ陳列で、目立つ「訳ありPOP」にて説明する。
 そして、常に、手を掛け続け、いつでも満タン状態の売場を維持し続けるから、
 妥協しないその姿に感動するから、お客様が購入していくのだろう。

  だから、「バイヤー」と「店長」とは、相互依存の関係でなければならない。

 それによって、お互いに、相手のプロフェッショナルな部分を認め合い、
 その部分に関しては、お互いに依存し合い、安心して自らのプロフェッショナル
 な部分に磨きをかけられるのである。

  だから、店舗は更に販売力に磨きをかけなければならず、
  バイヤーは、更に仕入れ力を磨いて、作曲をしなければならない。



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2010年4月 6日 (火)

データからの“競合対策”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「競合対策」。

 商品で、売場作りで、差別化し、魅力を増し、
 更に、サービス面で接客力を高め、カードサービスを図り、客数を奪う。

  全ては、点を打ちこむことにより、競合対策を図ってきた。

 そしてそれは、「チラシ」という大きな武器を使って、手を打ち、効果を図る手段
 がメインだった。

 当然、今後もその手法は、大きく変わる事はないだろう。

 しかし、その競合対策を、「仮説」し「検証」していく上で、重要になってくるのが、
 マップだ。

  一つの打った「手」が、地図上の集客エリアを、どう変化させたのか?。
 
 その積み重ねが、競合店にダメージを与える対策の洗いだしになっていく。

  「どんな手を打てば、どの競合店から集客を奪えるのか?。」
  「どの手とどの手を組み合わせれば、より有効に効果を得るのか?。」 

 パイの奪い合いの現状で考えると、一人のお客様が、より多くの買物をしてくれる
 事を考えるよりも、集客出来ていないエリアのお客様を、より有効な手を駆使して
 集客する事にって、集客を図り、自店の売上改善と競合店を窮地に追いやる事
 の同時進行で進めていく事だ。

  それは、オセロゲームの「裏」を「表」にする事と同じ。

 いままで「裏」だったお客様を、「表」にして、敵から奪う事。
 その有効な手段を、ピンポイントで見つけ出す事。

  それが、これからのデータ活用の本筋となろう。
  いや、私は、そのような活用の仕方を模索している、と言う事だ。

 それは、誰彼から教えられるとか、データ会社のソフトを買うとかの
 問題ではなく、自ら「仮説」を立てた「検証」の道具として、マップからの
 吸引率の変化を以って、立証していきたいと考えている。

 そんな話を、先日遊びに来たシステム関連の方と、世間話をしながら語った。
 その方との情報と会話から、現在分かってきた事は、私が「手」を打った対策
 に対して、どのような効果があったかと言えば、直接競合している相手に対して
 の影響は、あまり大きく無い、と言う事だ。

 逆に、2k~3k商圏の広がりを持った競合店へ、影響させているようだ。

  お互いに、負けまいとして、対策を打ち合う事で、
  結果として、そのエリアの集客力が、総合的に高まり、
  エリアとしての競争力が高まったと言う事だ。

 今まで、そのエリアから流出していたお客様が、そのエリアに戻ってきたという
 事実。

  出店されてしまったものは、取り返せない。
  相手を利用して、そのエリアの集客力を、どう高めるか?。

 今後の競合対策を考えた場合、お互いに負けまいとする努力の継続が、
 単店のレベルを向上させ、お互いに高め合い、その結果として、周辺地域から
 本来の集客を取り戻す。

  更に言えば、本来以上に吸引力を高めていく。

 直近の競合店と手を結び、エールを送り逢い、地域に貢献する。
 それも、一つの、競合対策か?。

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2010年4月 5日 (月)

黒磯エリアMR④

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前から要望の多かった、「黒磯エリア」での「T社」の出店MR。

 今回ようやく実現できた。
 前回黒磯エリアに来た時は、「T社」が開店数日前で、残念ながらMRは無かっ
 た。

 そして、ようやく実現出来たMRだった為、この周辺に出店する「ディスカウント」を
 集中してMRし、今後のディスカウントの方向性を見てみたい。

 もともと、スーパーマーケットという業態自体が、ディスカウントが原点であり、そこ
 から成長していった結果の現在なのである。

 そして、成長戦略に乗って拡大していった「スーパーマーケット」がいつの間にか、
 安定戦略へ軌道修正し、価格追求を忘れた結果が現在の「ディスカウント」に市
 場を荒らされている結末だと言える。

そして今回、黒磯の基幹道路沿いに新規出店した「T社」。
 
 「T社」も居抜き出店から、今回は新規物件での出店だ。
 
 生鮮はいずれ衰退していくだろう。しかし、この店舗の強みは「衣住」。
 この店舗が、「衣住」を持ち、更にテナント群に
 「ホームセンター」を持つ意味は大きい。

 これは、今後このエリアに新生活を営む世代から見れば、大いに魅力のある
 ショッピングエリアになっていく。
 そして、若年層ほど、生鮮の「味」に対してのこだわりは薄い。

 そう考えると、この店舗の「生鮮」の動向が、今後の進化の方向性を示すだろう。

次に「Y社」。

 一番影響を受けているだろう。
 しかし、この企業は、このような立場に追い込まれた時の底力は
 他社の追随を許さない。

 競合が不毛だった以前の売場からは、相当進化していると思われる。
 青果と精肉が大きく変わった。

 速に「精肉」は、徹底して「焼肉」にこだわった品揃えを実現している。
 それは、後述の「MV社」の影響もあるのだろう。

 青果の価格戦略も、「いわきエリア」での成功事例が活かされており、競合他社
 の価格はしっかりマークされているようだ。
 このような対応に、お客様は敏感に反応するものだ。
 
  “Y社も、負けまいと、頑張っている”

 そんな評価は、青果の価格から始まるものだ。
 しかし、基幹道路でわずか数分の距離にある「Y社」の影響は甚大だろう。

更に「J社」。

 「T社」から更に南に3K。完全に商圏内に位置する「J社」。

 そして、同様の業態である「ディスカウント」。
 こちらは最大手であり、安心のプライベートブランドも有する。

  しかし、企業内の求心力は、もはや無い。

 巨大なハードと、プライベートブランドでの安定感だけが拠り所。
 この企業の「生鮮」の存在ほど、中途半端なコンセプトは無い。
 平気でこのような商品展開を許してしまう販売部門が理解できない。

  この企業の商売に対する「原理原則」が今後問われていくだろう。

そして「MV社」。

 今回「T社」の出店にあたり、同様の「ディスカウント店舗」として、昨年オープン
 した「MV社」との比較が顕著になってくるだろう。

 そして、この「MV社」は、生鮮での進化が進んでいる。
 特に精肉の焼肉商材等の品質と品揃え、価格は他を圧倒するものがあり、目
 利きを持つお客様にとっては、買物が楽しい店舗である。

 しかし、その生鮮3部門は全てテナントであり、その生鮮での進化もこの店舗の
 存在価値としては微妙になってくる。
 店舗としての進化が、テナントの進化であっては、最後は結局テナントに裏切
 られる結末を迎える。

 過去に、同店舗内で、他企業同士がコラボして継続発展した事例は無い。
 店舗とは、結局は、部門としての進化だけでは存続出来得ないのである。
 独立した部門が連携して有機的に連動して存在するから、その共同体として
 の存在に、競争力が生まれるのである。

 そう言う意味では、この企業のメインである「グロサリー」の進化が見られない
 限りは、いずれ頭打ちになる事だけははっきりしていると言える。

最後は、「D社」。

 前述の「MV社」の影響がいまだに大きく影を落としている。
 そして、それに対しての対策が現場で見えてこない。

 このような存在の店舗ほど、小回りを利かせた品揃え、価格政策、そして
 店舗規模の小ささを利かせた単品量販と、隣の店舗と共同してエリアとしての
 集客力を、知恵を絞って開発してほしいものだ。

 まずは、隣の店舗には無い生鮮の品質品の量販力をつける、差別化する事
 が大切であり、隣には無い人的サービスの追求も模索しなくてはならない。

 更には、隣には無い、インストアの強いを取り込まなくては、小回りを利かせた
 存在にはならないと思われる。

この「T社」の出店で、このエリアに、大型「ディスカウント」が3店存在する事とな
った。

 ますます、自企業のコンセプトを明確にして、強みに磨きをかけ、昨年より今年、
 今年より来年、と進化させ続ける努力が、未来への明暗を分けていく。

PS
 黒磯エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomryonn/


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2010年4月 4日 (日)

通信教育

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の店長会。

 社員の途中研修の“試験”が話題になった。

 要は、出来が悪かった、と言う事。

  語句の説明の出来が悪かったらしい。

 以前は、ある協会の「通信教育」をメインに、教育体系をつくっていたが、
 最近では、自前の研修制度を確立させ、そちらを重点的に進めていたが、
 結果、語句説明や、基本項目の筆記試験の悪さが目立ってきたいるらしい。

  よって、トップから「指示」が出た。
  
   「通信教育を、再度見直せ。」

  と言うものだ。

  要は、チーフ以上は、通信教育を強制的に学ばせろ、と言う事だ。

 通信教育は、かっての企業でいくつか受けて、習得しているため、
 その効果や教育内容は、ある程度見えている。

  以外に、その分野を掘り下げて考察しているため、勉強になるものだ。
  特に、「チーフコース」や「店長コース」等のベーシックなものは、スタンダード
  レベルの高い、基本と応用のバランスの取れた知識が得られる。

  そして、学んだ知識を、更に仕事で検証していく事が出来れば、
  それが、知恵となって体に染みついていくものだ。

 だから、強制的にせよ、通信教育を勧めると言う事は、大いに賛成だった。

  そして、部下にも、その事を話しした。
  チーフはもちろん、サブチーフへも声をかけた。

  更に、男性パートにも「声」をかけてみた。
  将来は社員へ昇格を希望している、男性パートへも「声」をかけてみた。

   「社員が学んでいる、通信教育を受けてみないか?。」
 
  「えっ、どんな通信教育なんですか?。」

   「部門のチーフやサブチーフを対象にした通信教育で、スーパーの知識
   なども分かりやすく、数値面の勉強にもなるものだ。どうだ。」

  「わかりました。こういう機会でもなければ勉強する機会が無いので、受けさ
  させてください。」

  ダメ元で声をかけてみたが、申し込むとは思わなかった。

 学ぶ機会とは、そこらじゅうに転がっているが、それを掴むか、掴まないかは
 本人次第。

  本から学んだからと言って、即実践で通用するものではないが、学んだ事を
  実践で応用する事で、どんどん自分の引き出しに収まり、知恵として身につ
  いたものは、絶対に逃げない。

  そしてそれが、その仕事での、自分の能力として、他人との差となって現わ
  れる。

 そこには、男も女も、社員もパートも、職位も給与も関係無い。
 学ぼうとして、行動した者だけに与えられる能力だ。





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2010年4月 3日 (土)

ぶりにチャンス

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ぶりの売れるお店だなぁ~、とは思っていた。

 赴任当初から、鮮魚のぶりの動きが良いとは思っていた。
 ぶりもそうだが、鮮魚の生切身の売れ行きが良かった。

 以前から、夕市での「ぶりの照り焼き用」の味付けの切り立て販売も、アッと言う
 間に、50切れ程度が売り切れてしまう。

 先日、毎週土曜日の築地直送フェアで、入荷が少なかった為、
 天然ぶりの切身の「ざる盛り」販売を勧めた。

  一尾8~9Kの大型のぶりが入荷していたので、半身切りにて3切れ500円の
  価格で、切身を裸のまま、ざるに乗せて、販売した。

 それが、売れる、売れる。

 夕市の、照り焼き用の味付け販売も含めて、入荷の6尾分を出し切った。
 
  サイズ的に、切身の厚さと大きさ、そして脂の乗り等に、商品的魅力があった
  のだろう。

 そして、翌日に、1尾4Kサイズの「わらさ」が入荷した為、同様にざる盛りで
 販売したが、昨日のような動きは見られなかった。

  “価格ではなく、価値なんだ”

 特に、その商品が強い、と言う事は、商品価値を知っているお客様が多い、と
 言う事。

 商品価値を知っている、と言う事は、価値ある商品ほど、購買される、と言う事だ。

  好きだから、目利きが利く。
  目利きが利くから、良し悪しがわかる。
  良し悪しがわかれば、良いものが売れる。

 そして、それは「ぶり」だけの問題では無い。

  いい「ぶり」が売れれば、いい「和牛」が売れる。
  いい「和牛」が売れれば、いい「古漬」が売れる。
  いい「古漬」が売れれば、いい「地場野菜」が売れる。

 そんな風に連鎖していくもの。
 そして、各々の分野で、売れ筋を追求していけば、強いお店になる。

  組織で強い、と言う事は、組織のコンセプトが一本通っている、と言う事だ。
  揺るぎない、筋の通ったコンセプトが、大きな柱となって、拠り所となっている。

  その各部門の強みを知る事が、まずもって、リーダーの仕事となる。
  それ分からずして、店長として、店舗運営など司るべきではない。

 しかし、それは意外に、時間がかかるもの。
 計6部門、11カテゴリーで、強みを知り、筋を通すことの難しさ。
 そして、それを組織として束ね、強い組織をつくる事の難しさ。

  「ぶり」という1単品から、どう仮説を立て、検証していくか?。
  仕事とは、実におもしろいものである。




 

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2010年4月 2日 (金)

レジ の推奨販売

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗異動して、早2ヶ月。

 販売面に関しては、ある程度の情報が入り(日々の経験から)、販売計画面も
 52週計画のおかげ?で、より積極的な展開が軌道に乗ってきた。

 しかし、「人」という部分では、まだまだ、私の支配下には無い。

  「支配下」というと語弊がある。

 人を、私の「指示・命令下」に置き、腕力でコントロースする、と言う事では無い。
 一人一人のパートさんまで、本人の気持ちを知り、個人に対応したマネジメント
 が出来るレベルでは無い、と言う事だ。

 そんな中で、先日、休憩室で食事を摂っていると、レジのパートさん達の会話が
 聞こえてきた。

  「このお店は、イベントで何か催し物とかしないのかねぇ~。」

 「えっ、なんか、やりたいの?。店長に言ってごらん。」

  “んっ、なになに!”

 そして、そんな会話をしていたパートさんが、同じ休憩室にいた私に向かって
 言った。

  「店長、この人が、お店のイベントが無いね、って言ってますよ。」

 「よし、わかった。それじゃ今度の週末に、金髪のカツラをかぶって試食販売
 でもやってもらうか。題して、“謎のUSA ミセス○○が現わる” でどうだ。」

  「えぇ~、なんですか、それぇ~。それはいやだなぁ~。」

 半分冗談だが、半分は本気だ。

 当店も、当社も、レジさんを巻き込んでの販売支援が少ない。
 だから、そういう「文化」を築いていきたいとは、思っていた。

 それに、レジという業務は、レジの知識、接客の知識だけを習得すれば良いか
 というと、そうでは無い。接客には、人間性が大いに出るものだ。対人関係その
 ものだから。

  だから、レジの外に出る必要がある。

 レジの外の仕事を知る事によって、最終のレジ業務の奥が深まるとも思ってい
 る。
 
 販売面で、試食販売の手伝いをする事によって、より多くのお客様と、商品を
 通して面識を持つ。その事が、後日、商品を通しての会話につながる。
 
  我々の仕事は、全て商品を通して、お客様に喜んでもらう事がメインだ。

 だから、レジ従業員も、商品に携わることは、悪いことではない。

 そう言う意味で、そろそろ、この店舗のレジ従業員にも、販売面での広がり
 を持たせる時期なのかも知れない。



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2010年4月 1日 (木)

春の駅弁祭り

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、半期に一度の、「駅弁祭り」があった。

 以前のブログで「“駅弁祭り”に想う」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-b7e1.html

 しかし、新天地で初めての「駅弁祭り」で、かっての余裕も無く、状況も分からず、
 チーフの計画そのままに進めていた。

 とりあえず、展開場所だけは、前回のマイナーな入口での展開から、メジャーな
 青果側の入口での展開へ切り替え、多少は前回よりもマシかな、と思いつつの
 初めての駅弁祭りを迎えた。

  前日の夜に売場を設置した。

 前回と同数の机を持っていって設置していたが、販売計画の数量が、かっての
 お店の半分以下だと聞いて、設置スペースが見えてきた私は、一つを外し、よ
 りコンパクトな売場を確保した。

 一緒に設置していた担当者が、以前の展開を記憶していたのだろう。
 私に言った。

  「店長、このスペースでは足りないですよ。やはりもう一つ加えましょう。」

 「460パックだろう。このスペースで十分だ。狭い分、商品を積め。」

  このように、アイテムが豊富な販売に関しては、スペースを広げてダイナミッ
  クさを演出するより、スペースをコンパクトにまとめ、積んで高さを出して演出
  するほうが、より量感が増すものだ。それに、コンパクトな分見やすく買い回
  りしやすい。

  逆に、売場までお客様を誘導する仕掛けは、より派手に仕掛ける。
  売場での派手な演出よりも、そこに導く為の演出が大切だ。

 この日も、この売場の直前の「風除室」に、駅弁祭りの垂れ幕を垂らして、
 入店されたお客様が、「ドキッ」とするような媒体を設置して、気を引かせた。

 更に、カセットテープで「音」の賑わいを出し、後は、商品が積まれれば完璧だ。

翌日出社してみると、前日の担当者が、すでに商品を陳列し終えていた。

 「これで全てか?。」

  「はい。十分収まりましたね。」

 狭い分、弁当を積み上げた結果、高さが出た。
 私は、これでも広い、と思った。
 
  “もっと、コンパクトに出来る”

 そして、開店。

  流石に、かってのお店のように、開店前にお客様が並ぶ、と言う事は無かった
  が、品切れを恐れたお客様は、すでに車で到着していた。

  その後は、魚系の弁当から売れていった。
  それも地域性なのだろう。

  鮮魚が精肉より圧倒的に強い店舗だけあって、弁当も魚系が断然強い。
  午前11時前後には、魚系はほぼ完売だった。

   完全な、品切れ状態である。

  しかし、肉系は、たっぷり残っている。
  これほど、差のでる買われ方も、めずらしい。
  どうしても、魚系は割高感があるため、なかなか売れないのだが。

   “やはり地域性が、出るんだなぁ~”

 前述の担当者が、大方終了した後に、私のところに来て言った。

  「店長、次回は500パックの予定でいいですか?。」

 「だめだ。600だ。新店の場合は、我々の予測以上にイベントに対して意識は
 成長していくものだ。今回の結果から次回を決めるのではなく、成長率を掛けて
 数量決定するんだ。だから、次回は600だ。」

  「ええぇ~。本当に良いですか?。店長を信じて600にしますよ。」

 「当然だ。」

  まあ、なんとかなるだろう。


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