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2010年3月30日 (火)

追随する者

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで、「利用されると言う事」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-2f31.html
 今日は、その続編。

 言ってしまってから、後悔した「スウィートポテト」の30ケース。
 15万分の在庫を出し切って、「ひな祭り」を終え、
 当初、1日50個ずつ販売し続けて、ようやく日付オーバーを免れるという
 危うい状況だった。

  この単品の1日の売れ数は、なんと5個。

 その10倍売り続けなければ、廃棄ロスが出てしまう。
 言ってしまってから後悔しても遅いが、仕入れたら、売切るだけだ。

  そして、こんな時ほど、意外な力を得るのである。
  
 以前の「トマトスープ」の時もそうだが、いろいろな人が「支援」してくれるものだ。

  そして今回も、バイヤーが作成した媒体が到着した。
  計4つの媒体が送られてきた。

 15万分の大胆売場作りで、1日80個はコンスタントに売れていた商品が、
 その取り付けで、1日なんと、150個の売れ数に化けてしまった。
 それは、「ひな祭り」を経過した後も、どんどん増していく。

  “日付オーバーの廃棄だけは、避けられそうだ”

 との、危機感から一転し、

  “早急に追加発注しなけば”

 という現状に急変してしまった。
 そして、3月月間の販売目標を、1500個から3000個へ大きく修正した。

  そして、例のバイヤーが来店した。
 
 「すごい事になってますね。こんなに売れるとは思いませんでした。」

  「誰が売っていると思ってるんだ。」

 そして、それを聞きつけた基幹店舗の店長(かっての部下)が反応した。

  私同様、まずは30ケース納品し、ダイナミックな展開を開始した。

 翌日のデータで、基幹店舗は、80個程の売上を記録した。
 そして、その翌日が、100個。着実に近づいてきている。

  私は、即、反応した。

 「スウィートポテト」を、多面展開した。
 青果の焼き芋の売場、ギフトコーナーにも展開した。

  翌日の結果は、当店147個、基幹店舗141個。

 かろうじて、勝った。

  そして、翌日、あっけなく当店は負けた。

 基幹店舗150個に対し、当店は80個。息切れしてきた。

  私は、基幹店舗(かっての部下)に電話を入れた。

 「いやぁ~、スウィートポテトは負けたよ。どんな売り方をしている?。」

  「えっ、昨日のデータを見てないのですが、てっちゃんに勝ちましたか?。」

 「完敗だよ。うちのダブルスコアの販売数量だ。どんな売り方をしている。」

  「バイヤーから聞いて、てっちゃんの売り方を真似しているだけですよ。」

 流石だ。
 この、反応が大切なのだ。

  「他人に出来て、自分に出来ない訳がない。」

 そこから、挑戦とは、始まっていくもの。

 更に私は、お彼岸にチャンスあり、と見て、
 6個入りの、お彼岸お土産パックをつくって展開した。

  それが、彼岸入りにヒットし、その日は171個のレコードを樹立した。

 しかし、その翌日から、「スウィートポテト」は、急速に終息していった。

  追随する者。

 一方で、追随する者を育て、その一方で、追随を逃れようとする。

  “自分を追い越す人材を育てる”

 なんと、楽しい事か。

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