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2010年3月19日 (金)

ある、メーカーさんの来店

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるバイヤーから電話が鳴った。

 「てっちゃん、明日、あるメーカーさんがお邪魔しますので。
 先日、てっちゃんが送ってくれた部門合同でのあらびきフランクの売場が
 とても素晴らしいと評判になりまして、是非見てみたいとの事なんですよ。」

 これは、このバイヤーから要請されていた、メーカー協賛でのインセンティブの
 かかった商品を、私の販売情報から各店へ働きかけ、企業といて量販していこ
 うとのことで、まずもって自分のお店で展開事例を作成し、バイヤーへ送付した
 ものだった。

 フランクフルトを、朝食用パンで食べる関連と、パスタで食べる関連に二つの
 提案で、売場作りをしてバイヤーで送付、全店へ送付したものだ。

  しかし、私からすれば、大いに不満の残る結果となっている。

 それは、肝心の「あらびきフランク」の販売数量が伸びてこないのだ。
 他店は、どんどん販売数量を伸ばしているにも関わらず、私のお店は
 販売情報やコラボ展開をしているにも関わらず、数量が低迷していた。

  理由は、察しがついていた。

 自分でも、カッコ良い売場だと思う。
 私が思うぐらいだから、メーカーさんは絶賛の雨あられだった。

  「こんな売場は見たこと無い。完璧ですね。」

 “そこまで、言うか?” 思わず、苦笑してしまった。

 そして、私は、彼らに言った。

  「この売場じゃ、駄目なんですよ。」

 彼らは、きょとんとしていた。
 私が言っている、意味がわからなかったのだろう。

  「この売場は、カッコは良い。しかし、肝心のあらびきフランクが売れない。
  売場には、バランスがあって、主力品は絶対的に目立たなければならない。
  この売場は、どの商品も中途半端で、主役が見えない。だからどれも売れて
  いない。後日、レイアウトを変更して、貴社の単品をもっと目立たせますから」

 メーカーさんから見れば、「我が社の商品」のスペースがダイナミックに拡大され
 量販されている売場が従来の「いい売場」だったのだろう。

 そこに、部門関係無く、食卓やメニュー用途に応じて、部門の縦割りの無い
 売場に遭遇し、感動したのだろう。

  しかし、実績が伴っていない。

 この世界、いくらカッコ良くても、結果が伴わなければ、価値は無い。
 私は、この売場を造っていて、何となく見えていた。
 しかし、各店への販売事例として、カッコ良い売場を情報として送りたかった。

  だから、何となく、売れないだろう、とは思っていた。

 “コラボをしながら、単品量販出来る売場へ、変更だ”

  いよいよ、「実」を取っていこう、と決めた。


 

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