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2010年3月 1日 (月)

新三郷エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


前日の女房との会話から、明日の休日、新三郷の「イケア」へ行く事とした。

 越谷レイクタウンを少し過ぎ、新三郷のニュータウンへ入ると、「イケア」が見えて
 きた。
 
 そして、Uターンして「イケア」へ向かおうとした私達の眼前に、「ららぽーと」なる
 魅力的なモールが姿を現した。
 
 血が騒いだ我々は、暗黙の了解で、車を「ららぽーと」へ滑らせた。
 結局、ここでお昼まで食べてしまうとは思わなかった。

 それだけ、我々40代の人間にとって、居心地の良い空間だった。

  規模の大きさにこだわった「レイクタウン」。
  質感の良さに価値を求めた「ららぽーと」。

 結果として、私的には、後者の空間に共感を覚えた、ということだ。

 しかし、

  食品スーパーだけの存在として見ると、

   「I社」の戦略店舗として、レイアウト上の工夫と品質志向の存在
   「J社」「M社」連合の、役割分担で共に存在価値を高めた存在

  で比較すると、私的には、後者のレイクタウンに軍配を挙げたい。

 理由は、食品ゾーンだけの集客を見ると、圧倒的に後者が勝っているから。
 そしてその理由は、「J社」の価格と「M社」の商売上手が噛み合っていることだ。

 「J社」という企業は、価格志向を前面に打ち出しながら、生鮮3部門のキメの細
 かさに欠け、基礎商圏の集客を得られてこなかったが、南相馬エリアのお店等、
 どんどん生鮮での進化が見られる。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-2c48.html

 この進化を、いち早く全社へ波及させられるか、それともその前に崩れていくか、
 そのスピードによっては息を吹き返すのだが、分社化した後の効率主義が壁に
 なってくるのではないだろうか。

まず、「I社」については、

 これだけこの中のモール自体に人が溢れているのに、このスーパーだけをと
 れば、異質の空間なのだ。
 それだけ、集客されていない、という事。

  なぜか?。

 関連会社の「Y社」に学んでいるからだろう。
 これだけ集客力のある施設を備えながら、このスーパーに集客されないのは、
 あまりにも基礎商圏にこだわる品揃えと、基礎商圏を引き付ける価格をほと
 んど意識していない売価設定にある。

 このようなモール内のスーパーは、ジョイフルHの中にある、「Jミート」に
 学ぶべきなのだ。全てを学べとは言わないが、考え方を学び、「Y社」から
 技術を学ぶ方向に向かないと、こうなってしまうのだろう。

そして、1K圏内には、「MD」社が団地内に存在する。

 この「MD社」は、徹底して「I社」を意識している。
 良くも悪くも、その姿勢が大切だ。
 その姿勢に、お客様は支持をするからだ。

 決して居心地がいいとは言えない。快適、爽快、買いやすい、行きやすい、
 そんな言葉とは無縁の「MD社」だが、背に腹は代えられないお客様志向を
 十分に考慮した戦略であり、背に腹は代えられない私も、利用する頻度が
 高まっているのが現実。

 これで、接客力と清潔さが付いてくれば、今後脅威の企業なのだが。

最後に、本来の目的だった「IKEA」(イケア)。

 スェーデンから来た、家具屋さんだそうだ。

 ホームセンターや家具屋さんといった、住雑貨の巨大店舗は、ニュータウンに
 は必須の存在だ。

 それは、新しい暮らしに必要な、新しい道具は、必ず一度は揃えなければなら
 ない。
 
 だから、ニュータウンに出店した巨大住雑貨店は、10年間は持つ。
 
  ニュータウンがほぼ埋まり、街が完成すれば、そこから先は、食品スーパーの
  出番。

 一度揃えた家具は一生持つが、衣住が安定すれば、その先は胃袋だ。
 その胃袋も、経年とともに変化する。そして、品揃えも変化する。

 この日の「イケア」も、若いカップルやベビーカーを押した20代男性の姿が目立
 っていた。

 そして、4月までこの勢いは続くのだろう。このお店は、まさに今が「旬」と「ピーク」
 を同時に迎えた店舗と言える。

PS
 「新三郷エリア」の写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/sinnmisatomr/




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