「規模」のメリット
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日、「彼岸商戦2010」を記した。
本日は、その続編。
新しい店舗での「春彼岸」。
以前の店舗で、毎年春彼岸を経験してきた、
今年は、初めての店舗での春彼岸。
定位置を変えずに、変化をみる事を、「定点観測」というとすれば、
定点観測ほど、わずかな変化に気づくものだ。
それは、定点観測を止めた時に、はっきりと気づくものなのだ。
今回は、仮説を立て、販売計画を立案し、部下と共有し、実現した春彼岸。
しかし、打ったものの、響かない。
売上金額が小さいと言う事は、「響き」に大きく影響してくるものだと、思った。
かってのお店では、これだけの「手」を打てば、これだけの「響き」が戻ってきた。
しかし今回は、その予測が立たないばかりか、「響いた」のかどうかも見えない。
額が大きくなればなるほど、その変化も大きく。
額が小さければ小さいほど、その微妙な変化を感じ取らなければならない。
要は、売上の大きいお店にいると、アンテナが鈍感になってくると言う事だ。
常に、敏感に張り巡らせておかないと、変化が流されてしまう。
「規模のメリット」とは、そんなところにも現われてくるのだ。
大きいから、発言力が増す、と言う事だけでなく、
大きいから、変化が見えやすく、今後の行方を予測しやすい。
しかし、それも、慣れ。
「規模」に、慣れる。
規模と言うよりは、その「動向」に慣れる、と言う事だ。
要は、「変化」である。
そして、何より大切なのは、その「微妙な変化」に応じて、
我々も、「微々たる変化」を、し続けなければならない、と言う事だ。
大きく変えることは、意外と簡単な事。
頭を変えれば、済む事だから。
「微々たる変化」とは?。
周辺地域のお客様が、一気に大きく変わるか?、と言う事。
地域お客様の嗜好が、一気に大きく変わるか?、と言う事。
年を重ねるごとに、少しづつ少しづつ、微妙に変化していく、と言う事。
それに合わせて、我々の商売も少しづつ少しづつ、変えていかねばならない。
その事が少しづつでも出来ていれば、ある突然、大きく変えなくて済むのだ。
毎年、毎月、少しづつでも、良くなっていく事。
商品部バイヤーにも、店舗運営者にも、同様の事が言える。
PS
久しぶりに、にゃんにゃんの写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyannnyann103/
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コメント
スーパー大好きママさん、コメントありがとうございます。
今の時代、ママさんの姿が、全国の主婦のスタンダードな存在だと思います。
決して自己嫌悪を起こさぬように。
それよりも、ママさんのブログからいろいろな事を学んで、自社の店舗運営に活かしている企業がわんさか存在しているのも事実です。
私の周りに、そんな話が溢れているんです。
これからも、自信を持って、全国スーパーの手助けをしてやってください。期待しています。
投稿: てっちゃん | 2010年3月28日 (日) 22時33分
てっちゃん店長へ
いつも楽しく拝見しています。
消費者としてお彼岸とか季節の行事にお金をあまりかけなくなってきたことを反省しています。
楽しさや目の前の出来事を優先させてしまう。
お彼岸って何だったっけ?何をするんだっけ?何を食べる日だっけ?
そんなことをスーパーのチラシに教えてもらっています。
食育だけじゃなく、日本の文化についても食を通してスーパーのチラシやPOPで教えてもらうことが唯一の情報源という方も多いと思います。私はいつもアテにしています。
実家に行くと、おはぎや散らし寿司が必ず用意してあって、お仏壇には花とお供えがある。
「今日はね~」と孫たちにお彼岸の意味を教える。
子どもが大きくなると、そんなことも少なくなりました。
おはぎ一つ作れない。
日本の母としては危機感を持たなくては。
意味も含めて若い母たちに教えていただくと食卓にもっと季節感が出せるようになるのではと思います。
日本の母たちのために、子どもたちのためにこれからもよろしくお願いします!
ずぼら主婦代表より
投稿: スーパー大好きママ | 2010年3月28日 (日) 14時30分