貸していた本
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近、副店長に貸していた本が返ってきた。
酒井 穣 著 「はじめての 課長の教科書」
それは、副店長が赴任早々の事だった。
毎年、新入社員に課している読書感想文。
それは、何度もブログで記しているが、http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-760c.htmlそれを見た副店長が言った。
「店長、私にも、その本(土井英司著 伝説の社員になれ)を貸していただけ
ますか?。」
「この本は新入社員向けに読ましている本だ。君にはもっとふさわしい本が
あるから、それを読め。」
そして、副店長に貸した本が、上記の「はじめての 課長の教科書」。
私は、どちらでも良いと思っている。
それだけ、読んだ人間にとって、インパクトの強い本であり、共に働く部下に
仕事観を共有していくのに必要なエッセンスが凝縮している内容だからだ。
それでも、彼に、「はじめての 課長の教科書」を勧めたのは、
対象者を課長に絞っていることだった。
以前のブログで「今読んでいる本Ⅱ」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_a0ed.html
課長を店長に置き換えれば、この本はまさにスーパーの店長を対象とした
人々に読んでほしい内容だ。
更に、店長といえども、組織上は「中間管理職」。
店舗運営者としての「経営的視点」と、
中間管理職としての「実務的視点」で
自らの立ち位置を図るに、わかりやすい本だったのだ。
それから、半年以上経過し、彼もいよいよ店長として昇格し、他店への異動。
「読んだ感想は、どうだった?。」
「はい、すごくわかりやすくて勉強になりました。もう一度読みたいので、
一冊買いました。副店長になる惣菜チーフも、買って読むと言ってました。」
勉強に仕方には、いろいろある。
社内のマニュアルに目を通し、社のDNAを刷り込む学習も大切だが、
社外の出版本で、方向性を共有する事も、大いに大切な事だ。
問題は、どの本を選択するか?、という事だが、
こればかりは、読んでいる人間には、敵わない。
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コメント
ふるたさん、コメントありがとうざいます。
自ら買って、読んで感動するのか。
読んでから感動して、買うのか。
ちなみに、副店長は後者でした。
同じ本を読むという事は、同じ「ⅮNA」 で仕事が出来ると言う事。
だから、同じ本を読ませ、同じ感動をさせ
同じDNAを植え付ける。
これが、「あ、うん」の呼吸を植え付ける
最速の手法だと思っています。
だから、副店長には、具体的なノウハウなど伝えた事が無い。
伝えたいのは、同じ本から感じた感覚を
共有することなんです。
店長と副店長の関係は、それでいいと思っているのです。
店長とチーフは、また、別。
それは、また、後日。
ふるたさん、また、コメントください。ありがとうございます。
投稿: てっちゃん | 2010年2月 4日 (木) 01時11分
僕も異常に本を読んでます。
ただ、『その本を貸してください』と言われたら、『自分で買ってよんだらいいよ』と言います。
そうじゃないとビジネス本は、とことん読む事も少ないし、身につかないと思っていますから。
知識だけで、頭でっかちになってもいけないけど、知識として自分の中に取り入れて自分なりに消化・吸収することは、大切ですよね。
投稿: ふるた | 2010年2月 3日 (水) 19時33分