商販の人事交流
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今回の人事異動では、店長仲間の3人が、商品部バイヤー、トレーナーとなる。
そして、商品部バイヤー、トレーナーが販売部へ異動となる。
十数店舗の企業にしては、大きな人事異動だ。
同じ店長仲間としては、懇親会仲間でもあり、大いに寂しい限りである。
逆に言えば、話しの通る仲間が、
商品部に存在する、という環境に変化するという事だ。
これは、私が入社してい以来初めての事であり、
思い入れの深い人材が、商品部へ移り、商販の連動が密になると言う事だ。
商品を仕入れ、販売する。
商売の基本中の基本であり、本来は役割は違えど、一人で担当していた。
だから、思い入れを持って仕入れ、思い入れを持って販売していた。
だから、仕入れた商品は、思い入れを持って売切られ、利益に還元されていた。
いつしか組織が拡大し、仕入れ担当者と販売担当者が分かれ、
仕入れて販売するダイナミズムが失われていった。
仕入れの想いと販売の想いが重なった部分だけ、異常値が叩き出される。
商品部と販売部の人材が交流される、ということは、
上記のような異常値が、容易に叩き出される可能性が高いと言える。
何故か?
人への「想い」が重なるから。
「あいつの為に、徹底して売ってやろう。」
商品の思い入れ以上に、我々販売サイドの思い入れは複雑だ。
商品に対して、お客様に対して、従業員に対して、そして更には、
商品部の誰誰に対して、「あいつの為に、量販してやろう。」
それも一つの、ダイナミズムだ。
販売サイドの「想い入れ」、要因はいろいろあれど、販売サイドの想い入れが
いかに高まるか、そこに商販の交流が高まれば、それも良しだ。
私が入社当初、認めたくない店長仲間もいた。
そんな彼らと共に、店長職をこなし、店長会議や販売会議を通して、
更には、販売情報の交換等を通じて、徐々に認めていった店長も多い。
そんな彼らに協力してやりたい、そして助けてももらいたい。
そんな想いを通して、企業が固くなっていく、まとまっていく、強くなっていく。
逆に、商品部から店舗へ異動してくる仲間もいる。
商品部時代には、随分と迷惑をかけ、言いたい事を言った相手もいる。
しかし、今後は、同じ販売部としての仲間である。
共に一つになっていこう、情報を共有しよう、助け合おう、そして、認め合おう。
彼らにしてみれば、久しぶりの現場だ。
少なからず、戸惑う場面も多いだろう。
それに対しての、支援は惜しまない。
同じ販売部、営業の仲間だから。
そして、今回、3人の新任の店長。
彼らを、あらゆる場面でバックアップしていく事が、私のもう一つの顔。
それは、また別の機会に。
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コメント
けんたさん、コメントありがとうございます。
「人は、人で磨かれる。」
より多くの人との巡り逢いが、人を成長させるものです。
お互いに、新天地での新たな出会いを求めて挑戦していきましょう。
投稿: てっちゃん | 2010年2月 1日 (月) 21時59分
こんばんわ
見過ごされがちだけれど大事な『異動』の
ひだにスポットを当てるのはさすがですね
引き継ぎ 交流 一新 いろんな側面が
ありますが 意外とあまり大事にされて
いない面もあるかと思います
私も節分が明けたら異動です どんなドラマが
待っているか不安でもあり 楽しみでもあり
ですが 私も領域を広げながら多くの仲間を
巻き込んで新しい流れをつくれたらと思います
投稿: けんた | 2010年2月 1日 (月) 01時23分