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2010年2月19日 (金)

お店の顔

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


異動前の以前のお店では、開店前に必ず、ある儀式をしていた。

 青果入口から鮮魚へ向かうコンコースを見ながら、今日一日に想いをめぐらす。
 
  「お客様は、必ずここで買物カゴとカートを拾い、買物をスタートさせる。その段階
  でここに立ったお客様は、今日のこの場で、何を感じるのだろうか?。」

 異動前のお店では、日々の日課から、

  “今日は、売れるな。”
  “今日は、苦戦しそうだな”
  “今日は、諦めるか?”

 決して、諦めるわけにはいかない。
 そして、そこから行動を開始する。

 新天地で、ようやく、そんな眼で青果前の入口に立てる事が出来るようになった。

  自分のお店という決意が、体に刷り込まれてきた事と、
  お店全体の、身体感覚を持ててきた事が大きい。

 お店の入口、青果の前に立つ事によって、目には見えない他部門の売場が
 感覚として感じられるようになってきたということだ。

  “そんなごっ、わがるわげあんまい!”

 ベテラン店長ほど、共感してくださると思うが、感じるのだ。
 そして、そんな余裕が出てきたのも事実。
 
 よく、“お店の顔” として、青果売場を言われるが、
 私としては、この場に立ってお店全体を感じる為の
 お店の縮図として、毎朝、ここに立って、感じる場なのだ。

  だから私は、この「場」を、人一倍大切にしている。
  この「場」だけは、絶対に人に譲らない。
  
 このお店を預かる店長として、このお店の「トーン」を決める場と決めている。
 そして、そこにたまたま、「青果」という部門があっただけの事だ。

  よって、赴任当日から、この場にはこだわっていた。
  赴任二日目の、均一祭の早朝。
  
   レイアウトを変えた。

  従来は、青果平台と並行して、横長に構えていた特設売場を、
  来店されたお客様が、少し右に体を傾けただけで、正面に位置
  するレイアウトへ、思い切って変えてみた。
  それも、二段構えの島で迎えた。
  だから、遠近感も大切だ。

   商品がお客様に対して、「正面」を向く。
   私は、この事以上の陳列技術は、無いと思っている。
  
  腰の低い手前の島と、腰高の向こう側の島、更に向こうには多段ケース。
  瞬間的に、手前の島、向こうの島、多段の売場、が視野に入る。
  
  私は、この感覚が好きだ。
  否応無しに、向こう正面の「多段ケース」が飛び込んでくる。
  こうして、向こう正面の多段ケースに収まっている「きのこ」が強くなっていく。

  更には、青果平台へ向かう道も塞がない。
  ストレートに、青果平台左側へ直進できる。
  
  だから、平台正面の「いちご」が、そのままほほ笑んでくれる。

 お客様が通る道と、常にお客さまに正面を向く商品。
 
  私の中の、「原理原則」だ。



 
  

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