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2010年2月28日 (日)

カーリングという競技

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、バンクーバーオリンピックの影響で、「カーリング」にハマっている。

 この「カーリング」という競技。
 かっては、氷上のゲートボール(失礼!)と思い込んでいた。
 しかし、クリスタルジャパン?の影響から見始めたカーリングが、こんなにも
 奥の深い競技とは思わなかった。

 まず、クリスタルジャパンの初戦の「アメリカ戦」での、わずか数ミリの勝利から、
 イギリス戦での、手に汗握るスーパーショットの連発の末の勝利など、その魅力 
 にとりつかれてしまった。

  そして、決定的になったのが、昨日のカーリングの決勝戦

 地元「カナダ」と、前回トリノでの金メダル獲得の「スウェーデン」戦だ。

 この勝負は、それこそ人生の縮図のような戦いであり、この大会で一番感動した
 といってもいい(全ての競技を見たわけでは無いので、私的感想です)。

  前半の第5エンドまでは、前回優勝のスウェーデンが主導権を握っての展開。
  常に、相手の先手を打ち、相手のミスにつけいって、得点を有利に重ねた。

   形成が逆転したのは、第7エンド。

  スウェーデンのスキップが決定的なミスによって、逆転した。
  その後、スウェーデンの歯車が狂い始め、地元カナダに活気が戻った。

  カナダは笑顔で、有利なゲームメイクで先行し、
  スウェーデンは敵地の盛り上がりにも押され、後手後手に回った。

   しかし、この逆境にあっても、スキップのノルベリだけは諦めていなかった。

  第9エンドでは、2点差にありながらも、第10エンドで後攻を選択し
  第10エンドで逆転を狙うという、「姿勢」を取り続けた。

  常に、相手へプレッシャーのかかる状況を創り出すべく戦術の選択。
   
   それは、絶体絶命のピンチで迎えた、第10エンドの7投目に凝縮される。

  作戦タイムを取り、コーチと確認した戦術を曲げてでも、
  相手へのプレッシャーのかかる戦術を選択した。

   そして、カナダの8投目。

  ここで、カナダのスキップのバナードが、相手のストーンをはじき出しさえすれ
  ば、金メダルが手に入った。

 ここでくしくもアナウンサーは、こう言った。

  「さあ、今、金メダルは、カナダの目の前に置かれています。
   それを、掴み取るかどうか?。」

   目の前の金メダルを目にし、更に相手スキップのノルベリに与え続けられた
   プレッシャーもあったのだろう、カナダのバナードの手元が微妙に狂う。
   逆に、逆境とはいえ、常に精神的に主導権を取り続けてきたノルベリ。
  
  第10エンドの最終8投目で、確実に2点を獲得しエキストラエンド(第11エンド)へ。

 この段階で、このゲームは振り出しに戻った。
 カナダが後攻とはいえ、スウェーデンは絶体絶命のピンチを凌ぎ、カナダは
 目の前の金メダルを取り損なった。

  私は、この段階で、どちらが勝ってもいいと思った。
  それほど、このゲームは、この段階でも素晴らしいものだった。

 しかし、神は、エキストラエンドで、最大のドラマを用意していた。

  そして、ここでも、最後の最後に、スキップ同士の戦いが待っていた。

  しかし、そこに行き着くまでに、プレッシャーを与え続けたスェーデンの
  スキップ、ノルベリと、そのボディーブローを再三再四受け続け、最終
  第8投で見えた金メダルを、もう一度もぎ取る気力を失っていたカナダ
  スキップ、バナードの姿があった。

  この複雑なカーリングという競技。
  精神的には「ボクシング」のタフさを要求され、
  身体的には「アーチェリー」の正確さを要求され、
  頭脳的には「将棋」の読みの深さを要求され、
  組織的には「駅伝」のつながりを要求され、
  展開的には「オスロ」の一発逆転が期待できる。
 
 更に、昨日のこのゲームには、人間としての「生き方」が凝縮されていた。

  どんな逆境にあっても、常に、前を向く。
  どんな逆境にあっても、常に、諦めない。
  どんな逆境にあっても、常に、可能性を見出す。

 それは、目の前の数値や状況にとらわれず、常に相手へプレッシャーを
 かけ続け、正確なプレーを要求する状況を創り出し続ける戦術が、最後の
 最後に勝利をもたらすということ。

  リーダーとして身につけるべき資質として大切な要素である、ということ。

 第7エンドからのこのゲームは、何度繰り返し見ても、胸が熱くなってくる。

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コメント

けんたさん、コメントありがとうございます。
たまたま休日で、午前中にチャンネルを回したら放映されていました。
カーリングという競技。エンドの前半も、ゲームの前半も「淡々」と進んでいくのですが、その中に密度の高い「駆け引き」と「プレッシャー」の掛け合いがあって、その流れで最終スキップ同士の、精度の高い技術を引き出していくものだと知りました。
とにかくこの試合の最後は、本当に熱かった。スェーデンスキップ、ノルデリの前向きの姿勢と執念は圧巻でしたよ。

投稿: てっちゃん | 2010年3月 1日 (月) 07時20分

こんにちわ


残念ながらなかなかじっくりカーリングを
見る時間はなかったですが てっちゃんの
このブログを何度も何度も読み返しました
そんなドラマがあったんですね
前述の織田くんもそうだけど 諦めない
ひたむきな姿勢に人は感動するんですね

投稿: けんた | 2010年2月28日 (日) 13時22分

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