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2010年2月18日 (木)

あるシステム関連の方の来店

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるシステム関連企業の方が来店された。

 私の友人の情報を通して、来店したと言う。

 販売情報などの「POSデータ」が中心の企業と思いきや、
 現在では、顧客情報と連動して、商圏調査等にも大いに役立つシステムへ
 発展しているらしい。

 とうてい、現場の店長レベルには落ちてきていない(個人情報もあろう)データ
 ではあるが、顧客情報もマップに落とし込んで、競合店との関係やチラシ影響度
 が図れる総合的な有価情報として、どんどん進化しているらしい。

  彼との会話の中で、いろいろな事が見えてきた。

 私の友人の企業では、上記のように商圏調査に活かし、吸引率を高めるための
 対策から、客数増、売上拡大へ結びつけているという。

 私も、現在のデータ活用に関して、現在使用しているデータや、こうあってほしい
 データなど、ユーザー側の要望なども話しはしたが、現在のデータの在り方には、
 あまり深い要望は無い。

  結局は、どんなに金をかけたデータでも、どんなに進化したデータでも、活用す
  る側の問題で、全てが決まるからだ。

  「POSデータ」そのものが、新たな情報は生まない。
  そこに、使う側の「仮説」があって初めて、POSデータが「検証」のツールとして
  有意義にユーザーに意味を持ってくるかだら。

 “現場に行かなくても、データで現場がわかる”

  そう、豪語する企業トップもいるが、本末転倒だと思っている。

 “現場の問題は、必ず、データに現れている”

  だから、現場、売場を見る「眼」を養わない限り、データは意味を持たない。

  そして、「仮説」という意志を持った現場にこそ、データはより有効に“結果”
  という、「検証」の場を与えてくれる。

  まず、「いくつ売る」という仮説をたてた意志が、初めに無ければならない。
  そしてその「いくつ」を決定する一つの情報としても、「POSデータ」は有効だ。

  更に、実際の売場から、結果としての「POSデータ」によって、「検証」に至る。
  そこで、仮説が正しかったのか、何が今後の課題として残ったのかが見える。

 「POSデータ」だけ見ていても、何も生まれてこない。
 「仮説」という前提があるから、データがより有効に語りかけてくるのであり、
 仮説に導かれた現実の売場があるから、「検証」としてのデータが説得力を持つ。

  そんなこんなの話しをしながら、小一時間経過した。

 そして、顧客情報から商圏マップ、更には吸引率の拡大の話しになった時、
 彼に一つの要望を出した。

  「現場でほしいのは、競合対策、吸引率改善に対して、カテゴリーの強化策で
  はなく、単品を武器にした対策がほしい。」

 競合対策に対しては、押すボタンは「広く浅く」よりは、「狭く深く」のほうが、
 効果は抜群であり、現場もわかりやすく、動きやすい。

  「このボタン(単品)を押せば、確実に競合Aに対し有効であり、このボタンを
  押せば、Bエリアの吸引率が確実に改善出来る。」

 “こんな、魔法のツールがあったら、さぞかし仕事も楽しいだろうなぁ~” と。

  彼は、そんな私の夢のような話しを、真剣にメモっていた。
  
 “やってくれるかも?”

  彼との別れ際、こう、言われた。

  「てっちゃんブログは、いつも見てますよ。」

  彼とも、長い付き合いになりそうだ。



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