日本の気候
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
この季節、出勤で店に向かって歩きながら、いつも思う事がある。
“この冬の最中に、なぜこの地域は、こんなに快晴なのだろう”
日本が「冬型の気圧配置」になると、かっての私は、
“大雪にさいなまれる、緊張感のある天気”
東北で生まれ育った私は、冬型の気圧配置は、ある意味恐怖すらある。
しかし、現在の私は、冬型の気圧配置を天気予報で確認すると、
“少し風が強いが、快晴の、気持ちの良い天気”
の認識だ。
同じ日本で、なぜ、こうまで違うのか?。
初めて、この地に越してきて、ひと冬越した時に思った。
“なぜ、冬なのに車の冷房を入れなければならないのか?”
東北では絶対にあり得ない事だ。
冬型の気圧配置で、太陽を拝むことは、絶対にあり得ない。
当然、車のエアコンは、最強レベルで暖房だ。
それも、フロントガラスのデフロスターを最強に設定しなければ、雪でフロント
ガラスの内側が曇ってしまうので、やっかいだ。
そして、冬の気候の違いが、食文化に色濃く現れるのだろう。
海岸沿いの冬の煮魚は、黒カレイや、なめたがれい、しかし、
山間部の冬の煮魚は、ギンダラやぼう鱈、更にはカスぺや塩クジラなど。
そして、私は、冬の味覚はむしろ、北国のアクセス上不利な地域の味覚の
ほうが、舌が肥えているのでは?と思う事がよくある。
乾燥した食材の戻し方や、味付け、作り方など、手間もかかるが、味は絶品。
冬の交通が閉ざされる地域では、保存食=御馳走 ゆえに美味なメニューが
豊富なのだ。
そして、それは、そのような地域での、唯一の冬の楽しみでもあるから、尚更
一軒一軒の味が競われるのだろう。
毎年毎年、確実に進行していく、温暖化現象。
その都度、地域地域の食文化が、失われていき、
更に、世代交代も進み、地域の食材メニューが消えていく。
その事によって、我々中小スーパーの強みであった地域密着が
どんどん弱みに変化していくのか?。
益々、人材力が問われる時代へ突入していくのだろう。
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コメント
田舎の店長さん、コメントありがとうございます。
新潟の山間部は、特別の豪雪地帯ですからね。そこで久しぶりの大雪なのだから、相当な積雪なのでしょう。
今年のスキー場は例年の倍の積雪量と聞きました。それだけ下界の雪も半端じゃないのでしょうね。
手作りのたくあんも、気候に大いに左右されるのでしょう。やはり寒暖の差が大きければ、味も良くなるのでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2010年1月10日 (日) 22時23分
お久しぶりです。我が新潟の山間地は今年
大晦日から1月5日までずっと大雪でした!
本当に温暖化なの??というくらい久しぶりの大雪が続きましたね~。とにかく寒いので
煮魚等はやはり売れますね!
それと我が家で漬けた今年の「たくあん」は
例年より旨く感じます!
投稿: 田舎の店長 | 2010年1月10日 (日) 15時42分