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2010年1月10日 (日)

日本の気候

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


この季節、出勤で店に向かって歩きながら、いつも思う事がある。

   “この冬の最中に、なぜこの地域は、こんなに快晴なのだろう”

 日本が「冬型の気圧配置」になると、かっての私は、

   “大雪にさいなまれる、緊張感のある天気”

  東北で生まれ育った私は、冬型の気圧配置は、ある意味恐怖すらある。

  しかし、現在の私は、冬型の気圧配置を天気予報で確認すると、

   “少し風が強いが、快晴の、気持ちの良い天気”

  の認識だ。

   同じ日本で、なぜ、こうまで違うのか?。

  初めて、この地に越してきて、ひと冬越した時に思った。
  
   “なぜ、冬なのに車の冷房を入れなければならないのか?”

  東北では絶対にあり得ない事だ。
  冬型の気圧配置で、太陽を拝むことは、絶対にあり得ない。
  当然、車のエアコンは、最強レベルで暖房だ。
  
  それも、フロントガラスのデフロスターを最強に設定しなければ、雪でフロント
  ガラスの内側が曇ってしまうので、やっかいだ。

 そして、冬の気候の違いが、食文化に色濃く現れるのだろう。

  海岸沿いの冬の煮魚は、黒カレイや、なめたがれい、しかし、
  山間部の冬の煮魚は、ギンダラやぼう鱈、更にはカスぺや塩クジラなど。

  そして、私は、冬の味覚はむしろ、北国のアクセス上不利な地域の味覚の
  ほうが、舌が肥えているのでは?と思う事がよくある。

  乾燥した食材の戻し方や、味付け、作り方など、手間もかかるが、味は絶品。

 冬の交通が閉ざされる地域では、保存食=御馳走 ゆえに美味なメニューが
 豊富なのだ。

 そして、それは、そのような地域での、唯一の冬の楽しみでもあるから、尚更
 一軒一軒の味が競われるのだろう。

  毎年毎年、確実に進行していく、温暖化現象。
  その都度、地域地域の食文化が、失われていき、
  更に、世代交代も進み、地域の食材メニューが消えていく。

 その事によって、我々中小スーパーの強みであった地域密着が
 どんどん弱みに変化していくのか?。

 益々、人材力が問われる時代へ突入していくのだろう。


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コメント

田舎の店長さん、コメントありがとうございます。
新潟の山間部は、特別の豪雪地帯ですからね。そこで久しぶりの大雪なのだから、相当な積雪なのでしょう。
今年のスキー場は例年の倍の積雪量と聞きました。それだけ下界の雪も半端じゃないのでしょうね。
手作りのたくあんも、気候に大いに左右されるのでしょう。やはり寒暖の差が大きければ、味も良くなるのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2010年1月10日 (日) 22時23分

お久しぶりです。我が新潟の山間地は今年
大晦日から1月5日までずっと大雪でした!
本当に温暖化なの??というくらい久しぶりの大雪が続きましたね~。とにかく寒いので
煮魚等はやはり売れますね!

それと我が家で漬けた今年の「たくあん」は
例年より旨く感じます!

投稿: 田舎の店長 | 2010年1月10日 (日) 15時42分

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