勧めたい「一冊」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、いきつけの書店で、「桜井章一」さんの新書が出ていたので、
ペラペラめくってみたら、腑に落ちる内容が満載だったので、即購入した。
桜井章一 著 「負けない技術」 (講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062726068/tetu0358-22
桜井章一さんの著書は、このブログの「おすすめ」でも
「勝負哲学」を勧めているが、組織を率いるリーダーとしての店長としても
本当に参考になる「考え方」や「生き方」が、わかりやすい言葉で書かれている。
そして、この「負けない技術」は、わかりやすい言葉で書かれているが、
内容は、結構、難しい。
この境地に行き着くまでに、相当の経験、それも、修羅場を経験しないと
見えてこない境地なのだ。
私でも、そこまでの境地か、と問われれば、否だ。
しかし、わかりやすい言葉故に、書いてある内容は、どんどん吸収できるのだ。
そして、書いてある内容は、全てがその通りであると思う。
この世の原理原則。
・勝ちたいという欲が、「自滅」を誘う。負ける原因の99%は、「自滅」から。
・この世に「答え」など何も無い。「答え」を求めるから、弱くなる。
・静や動を越えたところに「流れ」がある。「流れ」を軸に出来れば、強くなる。
・最大のピンチが「勝負所」。その「勝負所」で、人は磨かれる。
・決断に時間をかければ「邪念」が入る。即決で決める訓練が決断力を高める。
書いていけば、切りが無いほど、頷かざるを得ない言葉の数々。
プロフィールに記してある桜井章一さんの著書
「勝負哲学」
そのコメントに
「勝負哲学」からは、競合店と戦う店長としての「覚悟」を学ぶ。
と記した。
桜井章一さんの著書からは、
一人の人間としての生き方を、おおいに学ばせてもらっている。
そして、その言葉の数々から、自分への激励や叱咤を燃やしている。
更に、その言葉の数々から、この世の原理原則を学び、実践している。
「俺が俺が!」 という、生き方から
「勝ちを譲る」 という、生き方への変貌。
彼の言葉には、そんな生き方が、「最後に負けない人生」への方向性を示す。
この世は、あらゆる動植物の連鎖で成り立っている。
自分から出ていったものは、必ず、自分に戻ってくる。
自分に滞留するものが多ければ、死へ向かい。
自分を通り抜けるものが多ければ、生を得る。
それは、人も、金も、物も、情報も、
全てのものが、その原理原則で成り立っている。
だから、得る事ばかりを考えると、結局は全てを失い、
与え続けることが、最終的には、向こうから全てが寄ってくる。
この本の「おわりに」の最後に、こんな事が書いたあった。
「人生で負けないためには、“下の者から学ぶ” 姿勢がいかに大切か」
上司を騙すことは簡単だが、部下は騙せない。
なぜなら、部下はいつも上司の背中を見続けているからだ。
自分の背中は弱点だらけだ。だから、絶対に「ウソ」をつけない。
だから、部下には「ウソ」をつけない、ウソをついてもすぐに見破られる。
だから、背中を見て育つ「部下の姿」は、自分の「鏡」なのだ。
その部下の姿から、「上司の在り方」を学ぶ。
“下の者から学ぶ”
とは、このような事なのだろう。
この本は、是非、読んでいただきたい「本」です。
(別に講談社のセールスマンでは無いが)
私の「人生観」が、全て集約されていると思っています。
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