社内ネットワークから
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログで「領域を広げる」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-bbcd.html
今日は、その続編である。
販売情報を、店長視点からとらえ、店長自ら作成し、他店へも波及させる。
11月中旬から、スタートし、年末まで続けてきた。
そして、12月の店長会では、生鮮部門の年末情報を私が担当し、
他店店長との情報共有を図るべく、事前情報を作成、報告した。
店長会での報告は、別にしても、毎週の情報共有は、店舗へのファックスである。
よって、各店には白黒で、更にはファックスでの表現になるため、写真情報などは
全くもって、伝わらない情報になっていた。
だから、ファックスを先行情報とし、更には、コピーしてメーラー便でも送付してい
た。
この作業を、わずか2週続けただけで、私は、総務部長に相談した。
「とても効率の悪い作業なので、社内ネットワークを使えないか?。」
そんな内容だった。
せっかくの、情報共有のパソコン。
整備された社内ネットワークこそ整っていないが、
それに順ずる共有機能は、多少存在していた。
私は、その機能に目をつけた。
社内メール機能は無いが、共有フォルダにて、店舗毎に入力した情報が、
全店で見られる機能を、有効に活用できないか?、と言うもの。
それが受け入れられ、店舗共有のフォルダを作成していただいた。
私は、そのフォルダの中に、私が作成する週間販売情報と、店別フォルダ
を作成し、各店の展開事例を乗せられるフォルダを更に付け加えた。
その旨を、各店舗へ連絡し、年末展開の写真事例を収納できる店別フォルダ
に事例を作成し、入れ込むようにコミュニケした。
さすがに、年末の慌しさの中で、全店が同様に敏感に反応してくれはしなかっ
たが、その中でも、数店舗の店長からは、クリスマスからの売場展開事例を
入れ込んでくれた。
従来は、このような機能もなく、他店の店長の売場造りも、リアルタイムで見る
ことは無かったが、こうやって、同じイベントの他店展開を、写真で明確にチェ
ックできるというのは、計り知れない可能性を秘めているなぁ~と感じた。
更に、自店の売場展開というのは、そうそう他店舗と比較できないため、
このように、リアルタイムでの展開を比較すると、それぞれの店長の視点の
違いが明確であり、更には自分の視点では思いつかなかった発想と展開が
他店舗の店長の事例から学ぶ部分も大きい為、自らの売場展開を更にバ
-ジョンアップしていけるメリットが、相当大きいなぁ~、と言う気付き。
自分の売場を、写真を撮り、全店へ情報発信する。
まずは、全店へ発信するのに耐えうる売場なのか?というプレッシャー。
だから、どうせなら、立派な売場を作成してから、写真へパチリ。
その繰り返しが、どんどん売場造りに磨きがかかる。
次に、その為に、部門チーフとのコミュニケーションが必然的に図られ、お店
の連帯感と競争意識が生まれる。
最後は、こうやって情報発信する事により、他店舗展開にも意識が拡大し、
他店舗展開をチェックすることにより、更に大いなる気付きを得られ、自らの
売場造りに磨きがかかると言う、上昇スパイラルへつながる。
まだまだ、そんな私の、この機能へ向けての妄想が大きい中、今年1月の目標
を、この社内ネットワークの基礎固めとしていきたい、と考えている。
それを、店長だけのネットワーク、売場造りを飛び越え、部門チーフへも情報
を開放し、部門チーフの販売技術の磨きこみへつなげていきたいと考えている。
さて、このネットワークから、今後どのような展開へ広がっていくのか?。
大いに楽しみな、これからの進展である。
但し、注意しなければならないのは、これもバランスが大切だと言う事。
情報発信が、店長のメイン業務では、無いと言う事。
大手になればなるほど、このような社内ネットワークが進んでいる。
そして、そのネットワークに振り回されている企業が、多いと言う事だ。
社内ネットワークの本来の主旨は、あくまでも、情報共有。
その主旨を離れ、それに振り回される、日々の業務になるのであれば、
無いほうがましだ。
それを承知しつつも、可能性を秘めた今後の展開を切り開いてみたい。
須賀川南エリアのMR写真です。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/sukagawaminami/
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