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2010年1月 7日 (木)

おせち料理

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで元旦休日を記した。

 全国の読者の方から、非難を浴びそうな内容で、すみませんでした。
 更に、敢えて今日は、元旦に食した「おせち」について。

 おせちと言っても、品数は少ない。

  「かまぼこ」「数の子」「たまご焼き」「ぶりの煮付け」「煮物」「茶碗蒸し」等々。

 そして、感じること。

  “年々、品数は、減ってきているなぁ~”

 逆に、こうも思った。

  “しかし、一品一品が、良い味をしているなぁ~”

 アウトパックで購入した、「かまぼこ」「数の子」は、廉価版の商品だが、 
 手作りの「たまご焼き」「ぶりの煮物」「いもの煮物」「茶碗蒸し」等は、
 素材一品一品が、本当に良い味を出していた。

  たまごは200円前後のものを購入、ぶりも一切れ300円前後の脂の乗ったもの、
  いもは親戚から頂いたもの、こんにゃくは「鹿沼こんにゃく」、しいたけは国産、

 丁寧に煮込まれたり、つくられたりした料理は、やはり絶品。

 そして、この流れは、今年の商品動向とも連動している。

  決して大型パックでは無いが、少量でも高品質商材の堅実な人気。
  逆に、昨年まで人気だったセット物、鍋セットやオードブルセット等のなんでも
  揃った大型盛り合せよりも、食べたい高品質の単品の買い回り。

 実際に、おせち食する立場になってみると、思う事。
  
  “いろいろ食べるよりも、品数は少なくとも、一品一品が感動する美味しさ”

 お正月を、より低コストでも、より豊かに迎える手段として、上記のようなおせち
 の方が、食卓の話題と食する方の満足感が得られるなぁ~、と感じた。

 そんな視点で、今後のイベント提案、お盆の提案を行っていこう。

  普段よりも、ちょっと贅沢なまぐろが入った盛り合せ。
  とろけるような脂の乗った、大型のぶりの切身。
  しっかり味の凍みた「鹿沼こんにゃく」や「立子山凍み豆腐」の煮物。

 我々は、まだまだ食材に対しての、知識が足りない。

  売る事に関しては、多少、知識、知恵もついてきた。
  しかし、売った商品が、どう、消費されているのか?。
  年々変化していく消費活動に対して、どれだけ真剣に学んできたのか?

 これは、競合との戦いの領域では無い。
 ここから先は、お客様と己との戦いだ。

  これが、次回イベントでの、大いなる課題となろう。



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