「求心力」と「遠心力」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
組織の「求心力」と「遠心力」。
いろいろなマネジメント本に、いろいろな解釈で記されている言葉だ。
「求心力」 と 「遠心力」。
簡単に考えると、
組織を考えた時の、「中央集権体制」と「個店経営」という、組織形態を指して、
「求心力」、「遠心力」と捉えがちになるが、・ ・ ・ 。
そして、よく出てくる「問い」として、
今の時代は、どちらを優先すべきか?、と。
しかし、私は、想う。
“二者択一の問題か?!”
そうじゃ、ないだろう!。
組織としてどちらも大切な要素であり、状況に応じてどちらかを優先するという
問題では決して無いという事だ。
求心力
前述の通り、中央集権体制でもなければ、本部主導でも無い。
その事をもって、組織の構成員全てが、そこに集約していく「力」の事だ。
要は、その事によって、まとまると言う事だ。
その「力」が、求心力。
それは、人でもあり、理念でもある。
構成員が、仕事上、その事によって仕事の喜びを享受する「本質」。
それが、「人」なら、カリスマとして存在し、
それが、「理念」なら、経営理念として存在する。
そして、構成員が、理屈抜きに、そこに集約していく「人としての道」でもある。
その事に、構成員は人としての道を磨き、更に自らの使命を求めていく存在。
それが、「求心力」。
それは、いつの世でも、この難局だろうが、好調時だろうが、求心力は
企業として、組織強化にはなくてはならない「力」だ。
それがあるから、安心して「遠心力」を働かせる事が出来るのだ。
「遠心力」とは、求心力の鏡でもある。
戻るところがあるから、「遠くへ飛んでいける」のだ。
戻れなければ、そんな不安があれば、遠くへは行けまい。
そういう意味では、今、求心力が求められているのだろう。
それは、決して、本部集中とか、中央集権体制と言う事ではない。
そんな、単純な、低レベルの話しでは無い。
組織として、構成員を引き寄せる、理念の事だ。
そして、その事を構築する事のできる「人」の事だ。
だから、強い組織には、いつの世でも、「強い求心力」が存在するのだ。
そして、「強い求心力」の存在が、「強い遠心力」を生みだすのだ。
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