お客様からの「通信簿」Ⅱ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
いよいよ、12月も後半戦だ。
1年で一番長い2週間を迎える。
そして、毎年言っている言葉、
「お客様から、1年間の商売に対する“通信簿”を頂く時期」
それは、昨年も同時期に記している。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-d3b5.html
もう、お客様は、迷ってはいない。
賞与も支給され、クリスマス、年末の暮らしが決まり、
食事を調達するお店はほぼ決定している。
それは、1年間の、更には、お盆後の半年間の我々の商売に対する
お客様の評価が、クリスマス・年末のここ一番での、地域での一番の信頼
を得たかどうかの判定を下される、と言う事だ。
だから、ここ数ヶ月の数値以上も、以下でもない。
その数値通りの結果が待っている、と言う事だ。
過去数ヶ月の数値通りのお客様が来店され、
そのお客様の期待された売場通りであれば、過去の売上数値が達成される
だけの事だ。
あまりにも冷酷な判定だが、これは決して覆されない。
年末の買物ほど、お客様は買い回りをしないからだ。
決めたところで、決めた買物をする。
だから、年末商材ほど、毎年数値はブレない。
後は、期待された「売場」を造る、と言う事だけなのだ。
そして、昨年との違いは、
生鮮の相場が大きく下落してきた、と言う事。
しかし、それも、先手を打った企業、店舗は、布石を打ってきた。
全ては、この時の為に。
布石を打ち続け、階段を登りつめ、本番を迎える。
布石を打った店舗は、更に高みの階段に到達し、
布石を打たない店舗は、更に相場下落の階段を下りる事になる。
ここから先は、熱い戦いは残されていない。
それは、すでに、過去の事。
ここから先は、冷酷な判断をされたお客様を、システマティックに誘導する
店内レイアウトに沿って、システマティックに買物されるお客様の通る道だけ
残されているのだ。
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コメント
ふるたさん、コメントありがとうございます。
ふるたさん達のプロジェクトを利用して、店舗がどう業績を改善させていけるか。
協働作業の最たるものが、その裏には隠れていると思います。
ふるたさん達の支援から、店舗が従来の視点を切り替えて、利益という視点から、在庫管理、人員管理、時間管理、コスト管理を通して、利益体質の改善。
私は、これから(次年度は特に)はこの観点で利益体質を固める事が、店舗の競争力を高め、競合店対策の最たるものだと考えています。
なぜか?
相手の、自滅を誘うから。自店も厳しいが、競合店は更に厳しい。いま利益体質を固める事が、最大の競合店対策になると信じています。
投稿: てっちゃん | 2009年12月16日 (水) 10時00分
こんばんは・・・・
僕もバイヤー時代には、年末年始は、一年の仕事の評価だと思って仕事をしてました。
そして、年末年始は、新しい一年に向けての仕掛けの時だとも考えながら仕事していました。
今は、直接的に売り上げにかかわる仕事をしていないので、そういう想いを持った従業員が少なくなったのを寂しく感じています。
投稿: ふるた | 2009年12月16日 (水) 00時11分