“整理整頓” 私の流儀
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
“整理整頓”
いつの間にか、たまってしまう資料や書類。
私の机は、比較的(他の整理整頓の苦手な店長を比較して)整理されている。
それでも、書類を重ねて貯め込むと、どんどん仕事が後回しになってしまう。
机の上が整理されているということは、最大の「見える化」だと思っている。
書類を重ねるということが、見える化を妨げる最大の要因でもある。
だから、私に回ってきた書類は、極力、その場で処理をするようにしている。
自分でやるべき事は、自分でやり、
部下へ振るべきことは、部下へ振る。
更に、本部、外部へ連絡すべきことは、即電話して処理する。
意識して、そうする事により、仕事のスピードも上がる。
先手必勝にもつながっていく。
更に、コミュニケーションも密になる。
部下は、情報が早ければ早いほど、受け入れるスピードも速くなるものだ。
結果、机の上はいつも緊急を要しない書類のみ置かれるようになる。
しかし、・ ・ ・ 。
ここからが、問題だ。
昨日、CDセミナーの件を記したが、村井さんがスーパーの課題の一つに、
「重要だが、緊急では無い課題に対してのの仕事がされていない」
こんなことを提言されていた。
緊急で重要な課題に対しては、どんなお店、現場でも対応する。
しかし、コスト削減や、人材育成、長期戦略などについては、
現場はどんどん先送りをして、基本を固める行為に着手しない。
着手しない以前に、考えると言う事も先送りしてしまう。
この事が、食品スーパーをして、強くなれない要因であると言われている。
そして、それは、ごもっともな「指摘」なのだ。
従業員の躾、身だしなみ、に始まり、
店舗の清掃、整理整頓、や備品の修繕、
更には、販売以外のコスト改善の仕組み作り、
長期的な店舗戦略の策定と再構築。
日々の販売。
それ以外は、どうしても、スピードはおろか、着手しなくても日々が過ぎる。
それにかまけて、緊急で重要な課題に追われて、達成感を味わう。
結果、どんどん、お客様が逃げていってしまっている。
上司は、部下より先を見据えながら、更に現実の緊急でない課題も直視し、
重要な課題に踏み込む視点を大切にしていかなければならない存在なのだ。
自戒を込めて、本日の記事でした。
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コメント
ふるたさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
お互いに、違う視点から、スーパーマーケットを見ていきましょう。
投稿: てっちゃん | 2009年12月 2日 (水) 20時23分
勝手にリンクさせていただきました。
まずい場合には、メールでお知らせくださいね。
よろしくお願いします。
投稿: ふるた | 2009年12月 2日 (水) 13時53分
ふるたさん、コメントありがとうございます。
「部下を育てる」ということで、最近思うのは、部下が、育てられるということに対してどう受け取っているのか、と言う事です。
部下が、素直に上司の言葉を受け止める信頼関係とは、上司が、「自分を越える存在」として部下を認めた時に結ばれるのではないかと。
上司が自分を越える存在に育てようとして、部下に厳しく接していることを、部下が理解できれば、上限無く成長していくのではないかと。
個人の能力と組織の能力が連動して向上していくということは、このようなことなのかなと思い始めています。
投稿: てっちゃん | 2009年12月 2日 (水) 13時02分
おはようございます。
長期的な店舗戦略とか、会社の方針とか方向づけは、一般社員レベルの僕では、そういう会議には、参画できないですからね。
まあ、参画したからと言って、何が変わるわけでもないんだけど・・・・
ほんとに急いで、根気強くやらないといけないのは、人を育てる事ですね。
一番の効率化は、個人のスキル・レベルが、むちゃくちゃに高いって事だと思いますから。
投稿: ふるた | 2009年12月 2日 (水) 12時24分